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黒い百合

1 :名無し物書き@推敲中?:03/12/15 23:38
雑ここ! ─18─ のスレで要望があったので、
単なる百合では無い、ダークな百合小説をこのコーナーで作ろう。

422 :名無し物書き@推敲中?:04/01/19 20:15
解ったような、解らんような…
「壊れたおもちゃの痛み」みたいな「最初から存在しないもの」を
イメージ優先で比喩として使うのは確かにアリだな。
壊れたおもちゃの傷みなんか「誰も知らない」のに。

っていうか作者は
>無知の罪悪
というか、子供の無知の怖さみたいなのを表現したかった訳で
ひょっとしなくてもソレは伝わってるよな…
乱暴な話になるが、…と……みたいに
正しい正しくない以前に「伝わればなんでもok」って気もしてきた。
(漫画の手法を取り込んだラノベが面白かったりするし)

423 :名無し物書き@推敲中?:04/01/19 20:46
怖いか?
どちらかというと馬鹿らしい意味合いに使っていると思うが。
ぶっちゃけ>>419が正しいだろ。つまりキャラの馬鹿らしさの表現。
その後も馬鹿らしい会話が続くし。厨房なみ。

424 :名無し物書き@携帯:04/01/19 20:59
あ、スレあぼーんしちゃうんだ…。
初期に少しだけ参加した身としては残念…。

425 :名無し物書き@推敲中?:04/01/19 23:00
続けとけ

426 :1からやり直し:04/01/20 00:36
まだ消えていないようなので覗いてみたら、何だか為になる会話が・・・。
実はもともと修行用にとやっていたスレなんだけど……、その甲斐は二十分に在り。
いやいや、なんか、どうも。 色々と経験に……少なくとも成長材料には成ったわ。
いつ消えるとも知れないスレですが指導願いますです。 

427 :1からやり直し:04/01/20 00:46
取り消してきたので ひょっとしたら 続くかも知れない。
 そこで、良ければ続けてみようと思うのです。
 勿論、「一から」という事で、指摘は貴重な添削として取り入れていこうと
思うですが・・・。
 特に418から422までのやりとりを見ていてこう思ったとです。
 その二人の名無しさん辺りにも指導願えると有難いです。
 どうでしょうか?

428 :名無し物書き@推敲中?:04/01/20 00:58
>削除対象アドレス:
>http://book.2ch.net/bun/index.html#15
>削除理由・詳細・その他:
>そんなわけで、黒い百合のスレを削除してください。
>立てた本人です。はい。
> なんか色々あったし、荒らされたりしたので、あの作品も惜しいし・・・
> もう削除しちゃってくださいな。 さっぱりと! 

ドコから突っ込めばいいのか…
とりあえず自作自演で荒しをするような輩はこの板にふさわしくないので消えてください
”このスレはあなたの私物ではありません”

429 :1からやり直し:04/01/20 01:00
そこをなんとか

430 :1からやり直し:04/01/20 01:32
無反応。
・・・わかった。 出ていく。

431 :百合リンガーF:04/01/20 11:50
うおっ!
ひ、人がいない…。
荒れたっちゅーか、皆が積極的に頑張りすぎたっちゅーか…。

わたしゃね、思うわけですよ、201さん。いろんな人が読んだんだから、そりゃいろんな意見が帰ってきますよ。自分には納得いかない反応もありますよ。
でも、それで腹が立ってもね、怒っちゃいけませと思いますよ。
すみませんと謝って、少し気にしながら文の続きを書く。それで、認めてもらう。
書くしかないんですよ。
小説なら、読み手に楽しんでもらってなんぼ。
自分の思い通りの文を書くのも重要。けど人様の目につくときは、そりゃもう自分一人の小説じゃないんじゃないですかねえ…。
自演やってるとは思ってましたが、そんなんはどうでもいいんですよ。201氏や他の人が文を書いてることが大事なんですたい。


432 :名無し物書き@推敲中?:04/01/20 17:51
まぁ、何にしてもとりあえず続き読みたいんだが・・・

433 :百合リンガー:04/01/20 18:56
うい。まず書くのが大事かと…

434 :名無し物書き@推敲中?:04/01/20 22:55
少し修行と反省して それから戻ってくる。


435 :名無し物書き@推敲中?:04/01/21 07:21
434って誰?
201か?

436 :名無し物書き@推敲中?:04/01/21 20:00
もしもそうだとしたら、反省も修行も、
少しで済むようなもんじゃないな。

437 :百合リンガー:04/01/21 22:19
誰か、書きなよ。
私もおよばずながら、書かせていただきましょうかと…。
ここは創作文芸板なんですから。

438 :名無し物書き@推敲中?:04/01/22 02:32
冷却期間

スレが下がりきった頃に
じんわりと動き出すくらいでいいよ

439 :名無し物書き@推敲中?:04/02/01 20:47
オンドゥルルラギッタンディスカー!!

440 :百合リンガー:04/02/05 19:34
ひさびさに自分の文書を読むと、ダメさがよくわかりますな…。 キャラの様子がよくわからないし、文書も変だし、書くべき部分がかかれてないし…。 しかしこのスレどこまでしずむんでしょ。

441 :名無し物書き@推敲中?:04/02/10 16:10
久しぶりにきたけど、停止中なんだね。
201のプロットの縛りがきつくて書かなくなってしまったんだけど、麻利亜と菫を勝手に登場させたのは漏れです。
もうちょい菫を活躍させてほしい。
いいキャラだと思うんだよね。できればお金持ちのお嬢様という設定にしてほしかったが……

442 :名無し物書き@推敲中?:04/02/10 21:21
初めて来たんだけど、このスレって奥泉光の「葦と百合」とは関係無いの?

443 :名無し物書き@推敲中?:04/02/12 15:35
関係ないと思うよ。

444 :名無し物書き@推敲中?:04/02/18 15:38
保守

445 :名無し物書き@推敲中?:04/02/22 06:26
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/net/1077397760/

446 :ユリスレウォッチャーレット :04/02/23 00:04
いつになったら続きが出るんだ?微妙な所で終わっているんだが…… やる気無いのか。>>201の御乱心振りに プッ・・・。 ヲマエイラネ。
 このジエンのせいで中断してるようだ。 吊っとけ

447 :名無し物書き@推敲中?:04/02/23 03:08
>>1
>雑ここ! ─18─ のスレで要望

どこのスレのこと?

448 :ハングドマン:04/02/23 22:31

 「吊られる人」という言葉遊びがある。
 それはつまりこういう遊び。

 PM9:00
 Deed...


「D?」

 彼女はボクにそう言った。
 ボクは"D"というスペルを、素早く赤インキで描く。
 四つの言葉のうち一つ。インキは彼女の口のなかから。
 とても、とても、彼女は綺麗な子だったけれど。
 今ではもう原型を留めていない顔。
 ボクの握る金属バットも、ボコボコにへこんでいた。

 ボクは一回目、硬い縄を彼女の首にかける。
 まるでお姫様にネックレスをつけてあげるような厳かな気分で。
 ボクはとても嬉しい気分で、思わず笑みをこぼしながら、彼女に言った。
「あと、三回だね」
「そうね」
 彼女が口を開くとその喉からパッと赤い血がボクに降りかかる。
 唾まじりで。
 ボクはそれを飲み込んだ。地面――廃工場の床、積み重ねられた黒い埃に隠れる前に、
 それもすくって飲み下す。落ちてしまって、埃に染み込んだものは、埃ごと食べた。
 これは彼女の聖水。イコール。とても、とても、美味しい。


449 :ハングドマン:04/02/23 22:32

「E」

 再び彼女はボクにそう言った。
 ボクは"E"というスペルを、素早く赤インキで描く。
 四つの言葉のうちの二つめ。ハングドマンのスペルは四つ、制限も四つ。
 完成すれば、縄を解く。
 もしも完成しなければ、首に縄をかけられたまま足は宙ぶらりん。
 そうなったら。そうなったら? 今は血だらけでもまだ生きているけれど。
 あと二つの言葉。それがDeadに繋がるかもしれない。

 ボクは二回目、彼女の首の縄に、クレーンをつけた。
 犬の首輪みたい。逃げられない。逃がさないための。首輪のロープ。
 ああ。どうして。どうしても。
 ボクは彼女のことが、大好きだ。
「あと、二回だね」
「そうね」
 深く押し殺したような声だった。ボクはあまり耳にしたことのない声。でも。
 昔、ボクが彼女を「大嫌い」と言ったとき、こんな風な声を聞いた。
 ボクの目の前で。
 そのとき、彼女は泣いていた。 

「A」

 三度彼女はボクにそう言った。
 ボクは"DE"の隣に、"A"を書き足す。やっぱり同じ赤インクで。
 これで三つめ。あとハングドマンに残された文字は、一つ。
 ここまで作れたのだから。彼女も、何か、ある程度見当がついているはず。 
 あとは、彼女がそれを言うかどうか……。


450 :ハングドマン:04/02/23 22:33
 ボクは三回目。クレーンを起動させる。ブルブルブル。大きな音。
 響く。心まで響く。心地よい音が。気持ち良い音が。
 その音に交じって、何かが聞こえた。
「……ねえ」
「ん?」
「喉が、渇いたわ」
 彼女はそう言った。縄に締められている、その細くて美しい喉が渇いていると。
 血を吐き出して、乾いたのかもしれない。

 彼女……お姉ちゃんは……キスの味を知っていたのだろうか。
 他人の唾を飲むことを知っていたのだろうか。ボクはそのことが、ずっと疑問だった。
 一緒に暮らしてきて。ボクは。
 ボクは人を恋する気持ちを、お姉ちゃんに教わった。
 ボクはお姉ちゃんだけに、人を恋する気持ちを教わった。
 自分の恋心を性欲に転化することで。ある程度は抑えられるということを、その気持ちから学んだ。
でもそれだけじゃ不十分だった。
 だってボクの恋心は性欲なんかじゃないんだもの。
 女同士。実姉。たとえセックスをしたって駄目。恋心を抑えることは出来ない。この面白い気持ち。
壊したい。殺したい。殺されたい。狂わせたい。狂ってみたい。ボクは真面目すぎて。そしてボクは、
こうも思っている。そうすることが、お姉ちゃんにとって仕合せだって。
 ボクにこんなに思われているお姉ちゃんは仕合せだろうって。


451 :ハングドマン:04/02/23 22:35

「喉が、渇いたわ」
「……」

 ボクは何も言わなかった。

「ねえ、喉が――」
「最後の文字は?」

 ハングドマン。
 今の時刻は、12:00。 

「耳を貸さないのね」
「……」

 DEA_.

「でも、私にとって見れば、あなたは」
「最後の、文字は?」

 ボクの言葉に。
 苦笑して、彼女は。静かに。静かに。静寂を共として。
 まるで聖夜に、寝床へと横たえる真夜中の恋人たちのように。
 清く優しく、暖かな声で。ボクに、その文字を囁いた。

452 :名無し物書き@推敲中?:04/02/23 22:42
>>446
その手があったか!
とりあえず適当に書いてみたけれど。
ハングドマンのルールについてはWEBで適当に調べてくれや。

453 :名無し物書き@推敲中?:04/02/24 03:20
>>1
>雑ここ! ─18─ のスレで要望

どこのスレのこと?




454 :女の子と人形:04/02/24 18:44

 昔々、あるお屋敷に、人形しか友達のいない女の子がいました。
 二人はおそろいのリボンをつけていました。
 女の子は、綺麗な指と綺麗な足と綺麗な髪と綺麗な瞳と、あまり綺麗ではない心を持っていました。
 その友達である人形は、醜い指と醜い足と醜い髪と醜い瞳と、とても醜い心を持っていました。
 女の子はお屋敷で、毎日ピアノのお稽古をしていました。人形はそれを傍で見ていました。
 人形は、けれど醜い身体なので、とても小さな身体なので、いつも車椅子の上に乗せられていました。
 ピアノが鳴ると車椅子も、きぃ、きぃと鳴りました。
 でも、ピアノよりもずっと汚い音でした。

 あるとき女の子はピアノの練習をすることに飽きてしまいました。
 そこで女の子は、どこか他のところへ遊びに行きたいと思い望みます。
 しかしピアノのお稽古は誰かがしなくてはなりません。
 そこで女の子は、車椅子の上にいた人形に頼んで、身代わりになってもらうことにしました。
 人形は車椅子の上ではなく、ピアノの鍵盤の前に立って、ポロンポロンと太い指で鍵盤を鳴らしました。
 女の子は身代わりを人形に任せて、自分は屋敷の外へ遊びに行きました。

 屋敷の外はとても面白くて、女の子は楽しく、楽しく、遊びました。
 しかしやがて日も暮れると女の子は身代わりにしてきた人形のことが心配になり、屋敷へと戻りました。
 屋敷に戻ると、ピアノの鍵盤の前に人形がいました。けれど人形の弾く鍵盤はとても稚拙な音だったので、
屋敷にいた他の人々からは、とても怪しまれていました。女の子は大慌て。
 夜になってから、人形を車椅子の上に戻すと、女の子は人形をめっと叱りつけました。
 しかし人形はこう答えました。
「私の指はとても太くて、醜い。だから上手く弾けないの。あなたの指をくれるなら、きっと見事に身代わり
をできるわ」
 そこで女の子は人形の言葉にうなずき、自分の綺麗な指と、人形の醜い指を交換しました。

455 :女の子と人形:04/02/24 18:45

 さて、女の子の髪の毛はとても綺麗だったので、女の子に言い寄る男の子はとても多いのでした。
 はじめは気分がよかったけれど、女の子は髪の毛しか褒められないのを、すごく嫌に思いました。
 でも女の子はあまり綺麗な心を持っていないので、それしか褒められるようなものがないのです。
 けれど女の子はそれでも、髪の毛だけ褒められるのが嫌で仕方ありません。
 そんな風な毎日を過ごし、あるとき。その日。女の子のために屋敷でパーティが開かれて、男の子たちが
たくさん、たくさんくることになりました。
 女の子はまた髪の毛だけが褒められるのが嫌で、逃げ出そうと思いましたが、しかしそういうわけにも
いきません。
 そこで女の子は、人形を身代わりにすることにしました。
「ねえ、お人形さん。この髪とあなたの髪を交換して、パーティに出てくれないかしら」
「わかったわ。じゃあ、交換しましょ」
 そういって人形は、そのボサボサの醜い髪と女の子のサラサラした髪とを交換しました。
 女の子はパーティを抜け出して、人形はパーティに出ました。
 でも、女の子は人形のことが心配になって、日が暮れる前に屋敷へと戻りました。
 するとそこで人形は、男の子たちに囲まれて、髪を褒められながら、笑っていました。
 女の子はどうしてか、胸がずきっと締めつけられました。 

 ところで女の子は人形と指を交換して以来、たびたび屋敷の外へ出ることができるようになりました。
 色々なものを女の子は見ました。綺麗なもの、醜いもの、変なもの、愉快なもの。女の子はとても目が
よかったので、本当に様々なものを見ることができたのです。
 昼間、ふと女の子は屋敷へ戻って人形に、自分の見てきたものを見せてあげようと思いました。
 一緒に、屋敷の外へ出ようと誘いました。
 人形は断りました。
「どうして?」
「だって私の目は、ガラス玉で、何も見えないのですもの。あなたが目を交換してくれるなら、たくさんの
ものが見えるようになるのでしょうけど」
 女の子は人形と自分の瞳を、交換しました。
 そして人形の喜ぶ声を聞きながら、人形のリボンと自分のリボンを繋げて、はぐれないようにしながら、
一緒に屋敷の外へ出て楽しみました。
 とても、とても楽しい一日でした。

456 :女の子と人形:04/02/24 18:46
 目の見えなくなった女の子は、足元も見えなくなり、あるとき躓いて、細い足を挫いてしまいました。
 痛みに泣く女の子へ、人形は優しい、優しい声で語りかけ、もしもよかったらこの痛みを感じないけれど
歩けない足と、あなたの足を交換しない? と言いました。女の子は涙ながらにうなずきました。
 やがて、取り替えた人形の足は治りました。

 女の子は、人形のリボンに自分のリボンをくくりつけられたまま、人形の膝の上で、弾かれているピアノの
音を聞いていました。美しい、美しい音色を聞いていました。
 そのとき車椅子は鳴っていませんでした。ただ、ピアノの音が鳴っていました。
 膝の上は暖かいのだと、女の子は知りました。
 ピアノの音が鳴っていました。

 恋する二人の四つの耳に、ピアノの音だけがいつまでも聞こえていました。

457 :名無し物書き@推敲中?:04/02/24 18:48
>>453
雑談はここで! の18スレ目じゃないかな。多分。


458 :名無し物書き@推敲中?:04/02/27 00:28
>>女の子と人形
ゾクッとしましたでも恋をしてるんですかね?
殆んどパーツが自分のものだったものになってしまった人形に恋をする
ま、それもありかも
それならもっと濃く恋心の描写も欲しかったです

459 :名無し物書き@推敲中?:04/02/27 02:02
女の子ははじめから恋をしていますよ〜。
だから、それほど怖い話じゃありません。むしろほんわかした静かな話。
「あまり美しくない心」は人形を離したがる、幼い恋心のことです。
人形と比較すると、これは"まだ醜くない心"になりますね。
髪を交換したときに初めて自分の心に気づき人形と一緒に居たいと望みます。
まあ、心だけは交換できないという変な教訓の入った童話なので。

460 :名無し物書き@推敲中?:04/03/06 14:52
保守

461 :名無し物書き@推敲中?:04/03/12 18:38
201さん召喚呪文・・・

462 :名無し物書き@推敲中?:04/03/13 14:21
ゴゴゴゴゴゴ………
何処からともなく音が響いてくる。
201が現れた。 201の攻撃。
「上げ〜」
上げるだけ上げて201は帰っていった。

463 :801:04/03/15 23:53
201が801に進化した! 属性が百合からやおいに変化した!

464 :名無し物書き@推敲中?:04/03/16 00:32
ここって…201のネタスレだったのか
タイトル通り素直に反応して覗いちゃったじゃんか

465 :ハングドマン2:04/03/21 03:20

 最近、お姉ちゃんがボクを見なくなった。
 どうしてだろう。ボクはお姉ちゃんに嫌われているのだろうか。
 ボクは、ただお姉ちゃんとセックスしたいだけなのに。
 もしもお姉ちゃんが処女ではないとしても――少しその相手に腹立つけれど
――ボクはそんなこと、気にしないのに。
 それともお姉ちゃんはボクをセックスしたくないのだろうか? 小さい頃から
ずっと同じだったお姉ちゃんが、このことは一致しない? そんなことは考えら
れない? ボクはお姉ちゃんを信じている! そう? ボクはお姉ちゃんとセッ
クスしたいから。つまり。
 きっとお姉ちゃんもボクとセックスしたいはず。
 今日の夜はお父さんもお母さんもお出かけだ。ボクはお姉ちゃんとずっと。
 いっしょ。


 小さな頃、ボクは性欲の意味さえ知らなかった。エッチという言葉は知って
いたけど、その中身までは、まるで分からなくて。裸を人前に晒すことが恥ず
かしいことだということ。コンビニエンス・ストアや狭い書店の、誰もその前
では立ち読みしていないコーナーがエッチな本の置いてあるところだ、と知っ
ていただけだった。
 お姉ちゃんもセックスの意味なんて、まるで知らないようだった。

 知らなかったから、なのかもしれない。
 ボクは時々お姉ちゃんとキスをした。抱き合った。手を繋いだ。ボクはお姉
ちゃんと何度も胸がドキドキすることをしていた。お姉ちゃんとそういうこと
をするのはとても勇気がいて、気持ちよいこと。
 けれど、いったいどこで。ボクはそれを止めてしまったんだろう。気がつくと、
ボクの掌からお姉ちゃんの温もりは消えていた。ボクはあの気持ち良い感覚を
忘れていった。あんなに気持ち良いことを。失くしていた。

466 :ハングドマン2:04/03/21 03:22
 小学生の頃だと思う。ボクが始めてエッチな本を読んだのは。クラスメートに
誘われて、コンビニエンス・ストアの店員に見えない位置にある本棚から、そっ
と取ってその本を覗いた。
 その本では男と女の人が抱き合って性器を擦りあっていた。ボクは男の股間に
生える陰茎を見たとき、それが男性の性器であることを知った。ボクには無いもの
だった。もちろんお姉ちゃんにもないものだった。ボクはそれを見たとき。
 
 醜い、と。
 おぞましく醜悪で卑しいものだと感じた。そして嫌悪した。一緒にいたクラス
メートははしゃいでいたけれど、ボクは嘔吐すらしかけた。黄色い吐瀉物をあた
りに撒き散らしそうだった。こんなものに、ボクのお姉ちゃんが取られるのかと
思うと――。 
(ああ)
 ボクはお姉ちゃんを。
 こんな醜いものをつけた男などに奪われるのだろうか。お姉ちゃんはこんな
ものに自分の身体を差し出すのだろうか。美しい身体を、この醜いバケモノに。
そんなことが許されるのだろうか? 許されていいのだろうか。
 そして男性器などというものを笑って許せる女ども――こんな奴らにも、
ボクのお姉ちゃんの身体を触る資格はない。そんな権利があっていいはずが
ない。
 たとえ世界中の人間がお姉ちゃんを狙っていようと。
 お姉ちゃんの肉体はボクだけのもの。

467 :ハングドマン2:04/03/21 03:24

 ――セックスしたいよ。

 ――分かる? 今、濡れているんだよ。お姉ちゃんを思って。

 ――お姉ちゃんも濡れているんだね? ボクに知られるのが恥ずかしいんだね? 
 ボクが「スカートを脱いで」って言ってもお姉ちゃんは脱いでくれないもの。

 ――でも、ボクは見せてあげる。お姉ちゃんが、ほら、目を逸らしても。
 だってボクはお姉ちゃんとセックスしたいから。ねえキスをしてよ。小さい頃
はしてくれたでしょ? 駄目なの? いいよ。だったらボクから勝手にするから。

 ――お父さんも、お母さんも、いない夜は。ふたりきりだね。

 ――お姉ちゃん、セックスしようよ。ボクは性欲が溜まってどうしようもないの。


 ねえ、お姉ちゃん。
 今日学校で面白いことを聞いたよ。セックスは好きな人とするんだって。
 だからなんだね。何度も、何度も、セックスしたってボクはお姉ちゃんを好きな
まま。ずっとずっとボクはお姉ちゃんを好きな人。お姉ちゃんもボクを好きな人。
 ねえお姉ちゃん。抱いて。もっと強く。ぎゅって。
 何もかも、お姉ちゃん以外の何もかも手放したいくらい、いい気持ち。
 この手綱だけは離さないけれど。たとえ明日世界の車輪がボクたちを轢き殺しても。

 死が二人を別つまで。ボクとお姉ちゃんは恋人同士 
 ――お月さまがきれい お星さまがきれい
 お姉ちゃんの白い肌を ボクの肌を 黒いクロイ クルクル廻る瞳を
 きらきら照らしてる――

468 :名無し物書き@推敲中?:04/03/21 03:28
前設定無視ですよっと。

469 :名無し物書き@推敲中?:04/03/21 20:31
いいね!

470 :名無し物書き@推敲中?:04/03/22 21:42
なんじゃこりゃ。ここって百合スレだろ?
それとも主人公がボク女とか?
ああ、そんなら納得。直接的に男の部分が書かれてないし。
よし、ボク女ケテーイ。

471 :名無し物書き@推敲中?:04/03/23 11:58
>470

>ボクは男の股間に生える陰茎を見たとき、それが男性の性器であることを知った。
>ボクには無いものだった。もちろんお姉ちゃんにもないものだった。

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