5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

挿花学会員or強酸党員を主人公とした小説

1 :実香 ◆c0RZqMDFxs :03/12/21 08:58
書いてみたら?
意外と面白くなりそうじゃない?

10 :名無し物書き@推敲中?:03/12/22 04:43
【とある日曜日の物語】

「ドアを開けろ!」
激しく俺の家の扉を叩く音がする。揺さぶられる、ノブを回される。
俺は必死に扉を押さえる。

外からは、
「君、扉を開けてくれないか?」
荒っぽい男の声。続けざま、
「ねえ、何も変なことをしようって訳じゃないの」
猫なで声の中年女の声。俺は構わず中から扉を押さえ続ける。

「○君、少し話だけでも聞いてくれないかな?」
甘ったるい作り声。誰が騙されるものか。俺は押さえ続けた。

11 :名無し物書き@推敲中?:03/12/22 04:51
【とある日曜日の物語2】

・・・どうしてこんな事になったんだろ?
 俺はのんびりとたまの日曜日をごろごろと寝そべりながら
テレビでも見ていただけなのに。くそっ!

額から汗が噴き出る。脇の下が気持ち悪い。嫌な汗だ。

 思えば、昨日のA子からの電話からだ。

「○○○クン。久しぶりだね」
A子、高校時代の彼女。俺が初めてつき合った女。
周りがちゃらちゃらとしたケバイ女ばかりの中で、
A子だけが違っていた。純で、本が好きで。
すぐにはにかみ、顔を真っ赤にするところがまた
俺は大好きだった。


12 :名無し物書き@推敲中?:03/12/22 04:56
【とある日曜日の物語3】
A子とは高校生時代、半年程つき合って別れた。
・・・すべては俺が悪い。俺は自分勝手で、
彼女の気持ちなんか何一つ分かってやれなかったし、
分かろうともしなかった。

そんなA子からの電話。あれから五年もたつ。
彼女は親密な挨拶の後、俺に言った。

「会いたい」

13 :名無し物書き@推敲中?:03/12/22 05:06
【とある日曜日の物語4】
A子は明日、俺に会いたいという。俺は少しぶっきらぼうに
了承した。けれど実は内心俺の胸ははちきれんばかりだったんだ。
俺は小躍りしたい気持ちを抑えつけ悟られぬように
わざとそう言ったんだ。
 
 扉は何度も叩かれ揺さぶられた。俺は必死に押さえる。

「○○○クン、なんで開けてくれないの?
昨日約束したじゃない?」
A子の声が聞こえてくる。自分の為すことに迷いなど全くない声。
・・・抑揚のない声。
 確かに俺は約束した。約束したが、挿花学会の選挙協力お願いの
地区委員まで一緒に連れてくるなんて、俺は聞いてない。 

14 :名無し物書き@推敲中?:03/12/22 05:17
【とある日曜日の物語5】
男が激しく扉を叩く。喚き立てる。これが善意の地球市民の
やることなのか?だとすれば地球という星に暮らす人類とい
う物は相当に自分勝手で野蛮なのだろう。
 もし宇宙開発が進んだときは真っ先に火星にでも移住する
としよう。

「小作先生は素晴らしいお方なんです!
なぜあなたはそれを拒絶されるのですか!?」
扉の向こうで中年女が泣きわめいている。
 俺は心底恐くなった。しかも所構わず大声で喚き立て物音を
出されると、大変困る。大家がうるさい人なのだ。

俺は困惑した。

15 :名無し物書き@推敲中?:03/12/22 05:24
【とある日曜日の物語5】
それから数時間後。

・・・俺は今こうしてのんびりとビールを飲んでいる。
今日の出来事が嘘のようだ。まるで何か、悪い夢でも見ていたかの
ごとく。

 だが、あれは夢ではない。

なぜなら、俺の手元には、十枚の紙切れがあるからだ。
それは盛況新聞半年間定期購読の契約書、十部なのだから・・・

                          完

25 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)