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ちょっと短い作品を発表せよ

1 :ななな:04/02/09 04:10
ゆるい批評をします
長すぎ厳禁

104 :名無し物書き@推敲中?:04/02/18 22:47
―――夢を見た猫

猫には未来を予知する能力がある。

走行中の車の目の前で猫が立ち止まって、そのまま撥ねられた……とか、
あれは『死ぬのが分かってるから、あえて無駄な足掻きはしない』のだよ。
ちょっとした美学だな、うん。

……んで、俺は今その状況にあるわけで、目の前に車が迫っている。
言うのを忘れていたが、俺は猫だ。
『我輩は猫〜』と語るとカッコイイのだが、少々問題があるのでな。
それはともかく、車はだんだんと迫ってきている。
運転手は……最悪だ、脇見運転してやがる。
一瞬脳裏に浮かんだのは車に撥ね飛ばされて横たわる自らの姿。
つまり、助からない未来が見えたわけだな。
そして俺の目の前に迫った車はそのまま……

105 :名無し物書き@推敲中?:04/02/18 22:47
目の前で止まった……どういうことだ?
困惑する俺の目の前に、
「わ〜、猫たんだぁ〜〜」
車の助手席から女の子が降りてきた。

・・・

要約するとこうだ。
女の子が突然、運転していた母親に
「気分が悪い……」
と伝え、それを心配した母親が助手席にいる娘の顔色を見て、すぐにブレーキを踏んだ。
脇見運転で撥ねられそうになったのも、母親がブレーキを踏んで俺が助かったのも、
全部この子が原因であるわけだが……。
んで、顔色が悪かったはずの当人はやけに元気に、俺をオモチャにしている。
ここで騒いだり引っ掻いたりするのは美学に反する。
やはりスマートに、ハードボイルドに……って、ヒゲを引っ張るなコラ。

……結局『車に撥ねられたときと同じくらい』もみくちゃにされて、やっと開放された。
結構楽しかったと思ってしまう自分がちょっとだけ可愛いのはさておき、
何だかんだで、死の覚悟をした俺はそのまま生き残ったわけで……格好悪い。

106 :名無し物書き@推敲中?:04/02/18 22:48
それから何ヶ月か経ち、飽きもせず女の子は俺のところに遊びに来る。
……いや、『俺を遊びに来る』の間違いだな。
ヒゲを引っ張られるのも慣れてきたぞ。
というわけで今日もいつもと同じように遊びに来て3時間が経過。
そろそろ母親が迎えに来る時間だな。
「あ、ママだ!!」
と、いつもと同じように女の子が道路に向かって駆けてゆく。

その時、凄い嫌な感じがした。
何だか分からないが走っていた。
そして女の子に思いっきり体当たりして、突き飛ばす!
あ、ちょっとヒザを擦りむいたかも……ゴメンな、加減でき

宙に舞っていた。

いやはや、予感的中。
女の子は反対側で転んでるものの無事。
それを一瞬、確認できたと同時に俺は地面に叩きつけられた。
あ〜、予感も的中したけど予知もバッチリだったわけか。
俺はしっかりと車に撥ねられて横たわってるよ。
ナイス俺、予知能力の精度も最高だ。
ビューティフル&グレート&ワンダホーって感じだな。

うん。

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