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初心者のためのミステリ用語辞典

1 :名無しのオプ:02/02/13 22:13
ご協力お願いします。

2 :名無しのオプ:02/02/13 22:16
ここじゃあダメなのか
「初心者もミステリーの世界に入りたい」
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1012194030/l50

3 :名無しのオプ:02/02/13 22:38
ご親切にありがとうございます。
ですがこのスレッドは、皆様に「ミステリ用語の解説」をしていただき、
ゆくゆくはスレタイトル通り辞典として活用できるようになったらいいなァ、
と思いつつ立てたものなので……いやはや、すみません。

4 :アリバイ:02/02/14 10:39
その時刻、その場所にいなかったことの証明。現場不在証明。
家に宅配便が来たとか、遠く離れた飲み屋で札ビラきっていたとか。
あまりに堅固だと捜査側を発奮させてしまい、結果的に裏目にでることも多い。

こんな感じでいいの?

5 :犯人:02/02/14 10:47
犯罪行為の主体。
犯罪とはいえない場合(カレーを焦がしたとか)でもこう呼ぶことが多い。
註1 人間でない場合もある。
註2 いないときもある。

こんな感じでいいの?

6 :毒薬:02/02/14 10:52
生物を死に至らしめる薬品。
ある時期まではストリキニーネと青酸カリしかないと思われていたが、
他にもあるらしい。
(この項、現在も調査中)

こんな感じでいいの?

7 :安楽椅子探偵:02/02/14 10:53
アームチェア・ディテクティブとも言う。
現場に赴かずとも、人から伝え聞いた話などだけで
事件を解決してしまう探偵のこと。

アームチェアは「肘掛椅子」なのに
なぜかか「安楽椅子」。

とか?

8 :密室:02/02/14 10:56
外部からは入り込めない、あるいは、
内部から出て行けない閉ざされた空間。
多くの場合は建築物の内部の部屋とされ、
死体が発見されたり、いるはずの人間がいつのまにか不在となり、
幻想的な謎を捜査陣および読者に喚起する。

註 完全に密閉すると窒息するため、隙間の存在は認められている。

こんな感じでいいの?(飽きてきた)

9 :怪盗:02/02/14 11:01
泥棒のことであるが、怪人二十面相やルパンのように
一種の騎士道精神を持つかっこいい人を指す。
時に探偵役を買って出、経験を生かした味のある活躍をする。

註 江戸川乱歩によれば「怪盗ジゴマ」というのがいたそうだが、
  私にはなんのことだかサパーリ。

こんな(略

10 :三大奇書:02/02/14 11:11
日本の本格探偵小説史上、
結果としてターニングポイントとなった
夢野久作「ドグラマグラ」
小栗虫太郎「黒死館殺人事件」
中井英夫「虚無への供物」     のこと
埴谷雄高氏らはこれに、
久生十蘭などの異色作家を含めて、「黒い水脈」とも読んだ。
また、竹本建治「匣の中の失楽」を含めて「四大奇書」と呼ぶ人もいる。

註 奇書の奇は、奇妙だとか、怖いとか、珍しい、という意味に近い。
   「新本陣殺人事件」のような駄書とは一切関係ない。

11 :ハードボイルド:02/02/14 11:13
ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラーらによって確立されたジャンル。
感情を抑えた筆致と独特の抒情感を特徴とする……はずが、日本では「エロとグロと
バイオレンス」というよく分からない理解で広まってしまった。何故だ。
主人公は中年以上の男性である例が多く、ミステリの探偵としては例外的なまでに
行動的。そして大抵後頭部を殴られて気を失う。でも死なない。フィリップ・マーロウ
の頭蓋骨は途轍もなく頑丈らしい。
チャンドラーの生み出した主人公、フィリップ・マーロウはミステリ史上有数の人気を
誇る探偵である。彼を評する言葉「卑しい街の高潔な騎士」を以ってハードボイルドの
真髄とする意見も根強い。

ハメット、チャンドラーにロス・マクドナルドを加えた三人を「ハードボイルド御三家」と
称する。

……こんな感じ?

12 :地雷:02/02/14 11:40
1、接近した人や車両を破壊するために地面に埋められた兵器。
コストの割には効果が高いが、紛争が終わっても殺傷力を
維持したままなので回収に苦労する。指向性のもある。

2、読んだ後触ったことさえ後悔する本。ミステリに留まらな
いが、ミステリの駄作を指すことが多い。

13 :密室:02/02/14 11:55
実際の事件ではほとんど見られないがミステリでは
日常的に見られる現場の状態。解明されても
事件解決につながらないことが多いが、探偵は犯人
特定をそっちのけにこの謎に挑むこともある。

14 :名無しのオプ:02/02/14 16:44
ダシール・ハメットもしくはビル・プロンジーニ
の小説シリーズの主人公が劇中で名前を呼ばれないことから、
こう称される。
ダシール・ハメットは探偵社の名前(コンチネンタル探偵社)から
「コンティネンタル・オプ」と呼ばれることも多い。

こんな感じでいいの?


15 :執事:02/02/14 17:02
最も胡散臭い人物。
絶対に犯人ではない人。または犯人であってはいけない人。
これを犯人しているものは駄作とされる。
戦前の作品には多かった。
アジア系であることが多い。
しかし、何らかの秘密は握っている。

よく見かける「羊バンター」とは無関係。


16 :中国人:02/02/14 17:08
シナ人とも呼ばれるが、そちらは現在のデフォルト漢字変換では出てこないことが多い。
西洋では、中国人は神秘的な存在であり、魔法を使うと思われていた。
そのため、ノックスの十戒(別項)では、執事(別項)とともに、
合理的な解決を望むミステリーでは真犯人にしてはならないと規定された。

エラリィ・クイーンの傑作「チャイナオレンジの秘密」とはあまり関係ない。

17 :名無しのオプ:02/02/14 17:11
これもはっとくか
「ミステリーの定義って?」
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1006352277/l50
類似スレ「ミステリーに何を求めますか?」
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/979905337/l50


18 :死亡推定時刻:02/02/14 17:19
1 死体の状態を様々な医学的角度から調べて、割り出された時間のこと。
捜査関係者が判断することが多いため、信頼される反面、
(医者や検死官などの)自作自演である可能性もあり、予断を許さない。

2 作家によっては後になって唐突に「間違っていた」といわれるだけのこともあるので恐ろしい。

19 :倒叙:02/02/14 17:30
倒置叙述の略。
もともとは、ミステリーの基本形(既に起こった事件の真相を、名探偵が
捜査、解明していく)をひっくり返して、逆に事件が起こるまでの経過を
描いていくものを倒叙ミステリーと呼んでいた。(例:「伯母殺人事件」)
しかし現在では、上記の基本形を踏襲している作品などほとんどなくなった
こともあり、単に冒頭から犯人が誰なのか明らかにされている作品を指して
倒叙と呼ぶことが多い。(例:刑事コロンボ)

ミステリーの形式が多様化した今となっては、死語となりつつあるようだ。

20 :ネタバレ:02/02/14 17:52
ミステリー好きの夫婦(友人、恋人)が、トリックをばらしてしまったため、
殺人事件(絶交、離婚、破局)に発展したという神話がある。
このスレッドもある意味相当危ない。

註 しかしいろんな半端なメディアでこのことを知ったので、
この神話の典拠はよくわからない。

21 :名無しのオプ:02/02/14 18:30
そのアホ夫婦は以下のスレそのものだ

「ミステリ好きは人生の敗北者」
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1009276160/l50

22 :1:02/02/14 18:38
皆様、ご協力ありがとうございます。引き続きこんな感じでお願いします。
別に、『著名な作家とその代表作』、だけでも構いませんので。
(出来れば作品名に出版社名等を付記していただければ非常に助かります)

それから皆様>20にはくれぐれもお気をつけ下さい(汗

23 :流水大説:02/02/14 21:27
清涼院流水氏の作品を指す呼称。
信者じみたファンが喜んで使い始めたのかと思いきや、ご本人が最初にこの呼称を使いだしたと
いうのだから凄まじい。その理由は、なんでも「小説という定義には収まりきらないから」だとか。
事実、ミステリという枠を超越しきった作品が揃っており、波長が合うととことん楽しいが波長が
合わないと殺意を覚えるほどつまらない。激しく人を選ぶ作品群であると言えよう。
その特性から、「中身を見ずに買ってはいけない作品」の筆頭としてしばしば挙げられる。
立ち読み、もしくは図書館などを利用して自分に合うかどうか見極めた上で買わないと激しく
後悔する危険性あり。しばしば地雷(別項参照)の例として挙げられるが、ファンが多数いる
ことも事実であり、客観的に駄作と断じることもできない。よくも悪くも扱いにくい作品である。
現代ミステリを読むのであれば、一度は目を通しておきたい作品と言えよう。ただし二度読む
価値があるかどうかは人による。ちなみに編者は一度読んで精魂尽き果てた。

なお、「これはもはやミステリではない」との主張が擁護派・否定派の双方から頻出している
ことも付記しておく。

24 :パスティシュ:02/02/14 21:35
パロディ。ある作品を元に、ファンが想像を膨らませて作った二次創作物。
元になった作品の主人公を登場させ、原作中で語られなかった挿話の一つという
形をとって書かれることが多い。
パロディとパスティシュの差は曖昧だが、ミステリでは「原作の雰囲気をそのまま
模倣したもの」をパスティシュ、「原作を茶化したり戯画化したもの」をパロディと
いう傾向がある。


25 :メタミステリ:02/02/14 22:10
途中まで書いたところでプロットの破綻に気づいた作家が
用いる非常手段。「そこまでの部分は実は作中作だった!」
ということにすれば、たいていの場合はごまかせる。

26 :叙述トリック:02/02/14 22:34
作者自らが読者に仕掛けるトリック。
フェア、アンフェアで賛否が分かれる場合が多い。
また、多くの政治家も、叙述トリックの名手といえる。
(例)
「私は確かに言ったが、命令した覚えはありません。
それは相手が勝手に命令と受け取ったのです」


27 :名無しのオプ:02/02/14 23:15
今日、ついに「コズミック」買っちゃいました。
ブックオフで700円でした。今から読んでみます。

28 :名無しのオプ:02/02/15 02:32
「ミステリ的には」を多用する人は、自称ミステリ通である。

29 :京極夏彦:02/02/16 19:13
何故か同人界で圧倒的な人気を誇るミステリ作家。
有栖川有栖と並ぶ「日本で最も同人作品を創られているミステリ作家」である。その同人人気は
半端なライトノベルなど足元にも及ばない。
本人の作風は特に耽美めいているわけでも美青年が登場するわけでもなく、何が腐女子の心を
それほど掴んだのかは一切謎とされている。「京極作品の最大のミステリは、あの異常なまでの
同人人気」と言われる所以である。
なお、ご本人の名誉のために書き添えておくならば、純粋にミステリとして良質の作品を発表
し続けている作家でもある。(純粋な謎解きとしては、卑怯に思われる点もあるが)

30 :無惨:02/02/16 22:55
むごたらしいこと。残酷なこと。いたわしいこと。ふびんなこと。

一般的に日本初のミステリーと称される黒岩涙香の1889年の作品。

31 :ノックスの十戒:02/02/16 23:32
ロナルド・A・ノックス(1888〜1957)が「1928年度傑作探偵小説集」の
序文の中で提唱 した、ミステリ作家が読者に対してフェアであるために
守らなければならないルール。

 1・犯人は小説の初めから登場している人物でなくてはならない。又、
   読者が疑うことの出来ないような人物が犯人であってはならない。
   (例・物語の記述者が犯人)

 2・探偵方法に超自然力を用いてはならない。(例・神託、読心術など)

 3・秘密の通路や秘密室を用いてはいけない。

 4・科学上未確定の毒物や、非常にむつかしい科学的説明を要する毒物を
   使ってはいけない。

 5・中華人(中国人≫16)を登場せしめてはいけない。

 6・偶然の発見や探偵の直感によって事件を解決してはいけない。

 7・探偵自身が犯人であってはならない。

 8・読者の知らない手がかりによって解決してはいけない。

 9・ワトスン役(探偵の助手)は彼自身の判断を全部読者に知らせるべき
   である。又、ワトスン役は一般読者よりごく僅か智力のにぶい人物が
   よろしい。

10・双生児や変装による二人一役は、予め読者に双生児の存在を知らせ、
   又は変装者が役者などの前歴を持っていることを知らせた上でなくて
   は、用いてはならない。

江戸川乱歩(別項)「幻影城」(別項) より

ノックス曰く、探偵小説(別項)とは、作家と読者という二人の競技者間のゲーム
にほかならないので「専門的なルールが必要」ということらしいが、どこまで
本気だったかは定かではない。

ノックスは、あまりにも有名な密室トリック(別項)が出て来る「密室の行者」(1925年)
という短編の作者でもある。

32 :1:02/02/17 00:28
少々早いですが一応、途中経過。目次です。

>>4 アリバイ(ありばい)
>>5 犯人(はんにん)
>>6 毒薬(どくやく)
>>7 安楽椅子探偵(あんらく‐いす‐たんてい)
>>8 密室(みっしつ) 追加記事 >>13
>>9 怪盗(かいとう)
>>10 三大奇書(さんだい‐きしょ)
>>11 ハードボイルド(はーど‐ぼいるど)
>>12 地雷(じらい) 参考例 >>27
>>14 名無しのオプ(ななし‐の‐おぷ)
>>15 執事(しつじ)
>>16 中国人(ちゅうごく‐じん)
>>18 死亡推定時刻(しぼう‐すいてい‐じこく)
>>19 倒置叙述(とうち‐じょじゅつ)
>>20 ネタバレ(ねた‐ばれ)  参考スレッド >>21
>>23 流水大説(りゅうすい‐だいせつ)
>>24 パスティシュ(ぱすてぃしゅ)
>>25 メタミステリ(めた‐みすてり)
>>26 叙述トリック(じょじゅつ‐とりっく)
>>28 自称ミステリ通(じしょう‐みすてり‐つう)
>>29 京極夏彦(きょうごく‐なつひこ)
>>30 無惨(むざん)
>>31 ノックスの十戒(のっくす‐の‐じっかい)

現在23項目。書き込みして下さった皆様、ご協力ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
このスレに目をとめられたその他の方々も、
新規項目、補完レス、スレの感想等なんでも結構ですので、是非ともご参加くださいませ。

33 :名無しのオプ:02/02/17 03:04

おお、まとめたんだ〜 ごくろうさん。
用語解説じゃ無いのでsage

34 :メフィスト賞:02/02/17 19:09
講談社が主催する新人賞。
メフィスト賞の募集する作品は「広義のエンターテイメント」とされており、厳密には
ミステリに限った賞ではないのだが、ミステリ作家を多く輩出していることからミステリ
作家を対象とした新人賞として認識されている。
枚数制限なし、賞金なし、選考は全て編集者によって直に行われる(下読みが行われない)、
という特異な形式を採っているため、一般受けする「優等生的な作品」以外の個性的な
作品がしばしば受賞する。だがその反面、清涼院流水氏や蘇部健一氏など極めて個性が
強すぎる作家を輩出したことから「色モノ志向」とも評されている。
ミステリ系新人賞としては最大級のブランドの一つだが、「メフィスト受賞作は名作か色モノか」
と言われるアクの強さのため、敬遠する読者も少なくない。

35 :百円ミステリ:02/02/17 19:16
百円ショップ・ダイソーが発行しているミステリ文庫(?)。第一弾として30冊が刊行された。
百円ショップ内で販売されており、一般の書籍流通には乗っていない。
「百円でミステリ小説が読める!」を売りにしたシリーズだが、中古書店が隆盛している
影響か、あまり売れ行きは芳しくない様子。つーか、そもそも売ってる店舗をなかなか
見かけねぇ。内容はピンキリで、なかなかの力作もあるらしい。

参考スレッド:「ダイソー100円ミステリスレッド」
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1003152950/

36 :34を要約すると・・:02/02/17 19:53
【富士見ミステリ文庫】
メフィスト賞の中にたまに紛れ込んでいる、極めて色モノ思考の強い作品群の名称。

37 :後期クイーン的問題:02/02/17 20:11
作家エラリークイーン(別項)がぶつかった壁。
探偵小説(別項)空間内における”探偵の存在の根拠の希薄さ”に関する問題。
物語の最後に偉そうに自らの推理を披瀝することに、必然性はあるのか。また、
物語内で中立的立場、つまり、”事件の構成要素と足り得ない探偵”などは存在するのか。

クイーン自身がどこまでこの問題に自覚的だったかは定かでないが、現代の探偵小説
には必然的に関わってくるものである。
九八年刊行された笠井潔『探偵小説論I・U』も、『U』の第八章をその言及に費やし、
その発生を「探偵小説形式は避けることはできない」と定義付けして見せる。
「後期クイーン的問題」を最初に問題視したのは誰だったのか、判然としないけれど、
『探偵小説論』でも引用されるように、エラリィ・クイーンが『十日間の不思議』や『九尾の猫』
で直面した問題を、柄谷行人らのポストモダニズム的言説を用いて説明づけたのは、
法月綸太郎ではなかったろうか。法月自身もミステリ作家としておおいに悩んでいる(らしい)。

38 :壁本(かべほん):02/02/18 00:32
読了後、壁に投げつけた本のこと。
具体例は枚挙にいとまがない。
価格が高いほど、壁に飛ぶ速度が速くなる。
地雷の類語。
英)throw a book

39 :コージーミステリー:02/02/19 18:03
狭義には、家庭内を主な舞台に、夫婦・親子・隣人問題などを扱った推理小説

40 :36を更に要約すると……:02/02/19 18:08
【富士見ミステリ文庫】
そろそろ誰か止めてやれ。

41 :新本格:02/02/19 18:26
80年代後半より、講談社ノベルズを中心に登場した新人作家たちによるムーヴメントのこと。
87年に綾辻行人が『十角館の殺人』で登場したことを嚆矢とする。
#ちなみに「新本格」の名前が商業的に初めて用いられたのは同作家の『水車館の殺人』の背表紙から。
翌88年より、斉藤肇、歌野晶午、法月綸太郎、我孫子武丸、黒崎緑らが続々と登場。
さらに平行して東京創元社より折原一、山口雅也、有栖川有栖、北村薫らがデビューを飾った。

これらの作家のの傾向を一言で言い表すのは不可能であるが、無理に総括すれば、
「謎解きを最重要課題に置いたミステリーらしいミステリーの復権」を目指したと言えるだろうか。

70年代後半には竹本健治、笠井潔、島田荘司らが登場しているものの、
書店を制していたのは、社会派やトラベルミステリーの類であり、これら先輩たちも沈黙を余儀なくされていた。
こうした状況を打破したのが、新人作家たちの大量デビューであり、「新本格」は商業的なレッテルとして多大な効力を発揮した。
反面、こうした枠組みに入れられることを当の実作者たちは困惑をもって受け入れていたようである。

「新本格」は、95年以降、京極夏彦が、西澤保彦、森博嗣らの登場により、実質的な終焉を迎えた。
この世代交代に絶えられなかったのか、綾辻、法月、我孫子らは一様に寡作となっていった。

さらに現在においては、清涼院流水、乾くるみ、高田崇史、霧舎巧、殊能将之らの登場により、
「新本格」という言葉が体現していた理念や商業的パッケージは完全に解体してしまっている。




ちなみに「新本格」という言葉自体は、森村誠一がデビューした当時にも用いられており、決して新しい用語ではなかった。



42 :時刻表トリック:02/02/23 11:37
アリバイ(>>4)トリックのひとつ。というより、アリバイトリックの代名詞といっていいかもしれない。
交通機関をうまく利用して、犯行現場と別の場所の移動時間を常識的に考えられる移動時間より短くすることで、
犯行時刻に犯行現場にいることができなかったと思わせるもの。

43 :早業殺人:02/02/23 11:42
密室(>>8)トリックの一種。殺害時間を錯覚させる方法。

密室状態におかれたまだ生きている被害者を目撃者に見せ死んでいるように思わせた後でドアを破るなどして“密室”に入り、その時に目撃者に気がつかれないようにして被害者を殺害する。これによって、被害者は密室状態で殺されていたように錯覚させることができる。

被害者が密室状態で死んだように見える状態でいるとか、目撃者に気がつかれないように被害者を殺害するというのは、非常に都合がよすぎる感も否めないので、それを改良した次のような変形もある。

1.共犯者が被害者を装って密室内にいる。犯人は、それを目撃者に見せた後、目撃者を誰かを呼びにやるなどして遠ざける。その間に本物の被害者を運び込む。
2.1で共犯者=被害者の場合。

44 :プロバビリティの殺人(犯罪):02/02/23 12:01
probability。多分そうだろうという可能性の程度。確率。公算。
〜の殺人――殺したい相手を直接殺すのではなく、何らかの仕掛けで死ぬ可能性を高め、結果として死にいたらしめるという方法。
谷崎潤一郎「途上」は世界初の「プロバビリティーの犯罪」モノとして有名な作品で、後に乱歩の「赤い部屋」などを生み出すことになる。

45 :名無しのオプ:02/02/23 13:52
>>44
山風にもあるね

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