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【連作短編劇場】メフィスト学園6期目です!

1 :名無しのオプ:03/04/29 09:45
濃いキャラクタばかりが集まるメフィスト学園。
ここはそんな彼らの日常(?)を描くスレである。

運動会・文化祭・スキー合宿・遠足と、学園生活は絶好調。
今の展開は何やら不穏、謎のシリアルキラー登場か?

小ネタ大ネタどんと来い!
そこに文三とメフィストがある限り!
名無しのPTA役員たちがいる限り!
メフィスト学園は終わらない!!

前スレ・関連スレは>>2

詳しいキャラ紹介、過去の思い出については
公式HP(>>2)をご覧下さいませ。

2 :名無しのオプ:03/04/29 09:45
前スレ
メフィスト学園・開校です!
http://book.2ch.net/mystery/kako/999/999959666.html
メフィスト学園・2年生です!
http://book.2ch.net/mystery/kako/1032/10321/1032164105.html
【まだまだ】メフィスト学園3期目です!【2年生】
http://book.2ch.net/mystery/kako/1038/10384/1038403799.html
【ますます】メフィスト学園4期目です!【絶好調】
http://book.2ch.net/mystery/kako/1042/10425/1042543989.html
【連作短編劇場】メフィスト学園5期目です!
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1045212961/l50


公式HP・私立メフィスト学園
http://finito-web.com/mephisto/index.html

Locked Room (支援サイト)
http://mystery.adam.ne.jp/

関連スレ
メフィスト賞と講談社ノベルズの愉快な仲間達7
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1047111403/l50

3 :名無しのオプ:03/04/29 09:56
乙。

4 :名無しのオプ:03/04/29 10:52
一。

5 :名無しのオプ:03/04/29 14:04
生垣「ワオ。ミスター古泉はなかなか強いのだね。アクションものでも撮ろうかな」
石崎「だよなあ。これまではずっと瞑想してるかアッラーアッラー言ってるだけだったもんなあ」
乾「何事も無かったかのように出てきたな、生垣…」
関田「意外でしたね。古泉さんって体格が良いってわけじゃないのに」
高田「最近じゃ冷蔵庫に入ってまで修行してたから、ある意味ただ者じゃないとは思ってたけどねえ。
   まあ、ようやく起きてくれたし、僕としても肩の荷が下りたかな」
中島「無駄な脂肪がなく、余分な筋肉がない。修行の賜物なのか?
   ただ目ェ閉じて座ってるだけだと思ってたぜ」
殊能「精神的にも鍛錬されている、俗に言う僧兵だね」
石崎「お。そういう風に言うと何か格好いいな」
生垣「フム。僧兵、ね。なかなか魅力的で興味深いな題材だ。
   チーム古処の次はミスター古泉に密着といくかな。フフ、良い画が撮れそうだ」


高里「遠くて良く聞こえないけど…
   ソーヘイが魅力的?…犀川創平?森くんのことかしら?
   でも古泉くんに密着って言ってるみたいだし…生垣くんって、浮気性なのかしらっ」

6 :名無しのオプ:03/04/29 14:34
生徒たちの遠足中、学園周辺で同時多発的に通り魔事件が発生していました。
ハサミを使って腹を切り裂きメフィスト賞受賞作を入れるという残忍な手口です。
残されたメモからは、入学試験不合格者を臭わせる内容が書き記されてたそうです。
犯行は浦賀君の五作目を境に一時ストップしていたものの、
ついに我等がクラスメイト積木鏡介という被害者を出してしまいました。
どうやら犯人は作者本人をターゲットに定めたようです。
犯人は順番に受賞者を狙ってきます。
はたして新堂君は七番目の犠牲者となってしまうのか。
事件はいつまで続くのでしょうか。
名探偵の出番はあるのでしょうか。
アクションはあるのでしょうか。
ラブシーンはあるのでしょうか。
いやー、楽しみですね。
以上、生垣でした。

一同「楽しみなんかい!」

7 :名無しのオプ:03/04/29 14:56
朝の登校風景はものものしい空気に包まれていた。
昨夜学校にいったん集まっていた生徒達は、
自分達が帰った後に積木が襲撃されたと聞いて複雑な心境になっていた。
また、本人の都合で連絡がつかなかった者や連絡を無視した者、
そして事態を軽く見て来なかった者も、
クラスメイトが重体という事実に少なからず動揺していた。
そして依然、姿を現さない者もいる。

浅暮「俺がちゃんと目を離さずにいたら……」
氷川「僕があのとき帰りましょうと言い出さなければ……」
秋月「どうして僕は残らなかったんだ。目立てたかもしれないのに……」
石黒「むう。年甲斐もなく酔っ払って、電話に気づかなかった。不覚だ」
竹 「うにー。きょうちゃんかわいそうなんだよ」
西尾「僕らがいたところで別に意味ないだろうと思ってたけど……
   やっぱりあのとき学校に行くべきだったかもね」
蘇部「舞城君、来ないなあ。どうしちゃったんだろう」

石崎「ああー、くそっ! この暗い雰囲気をどうにかしなければ!!
   おいなみへい、何か一発芸はないのか!?」
関田「えっ。僕は四コママンガを描くくらいしかできませんが」
そこへ、ガラリと扉が開き、磯の臭いが教室を満たした。
殊能「みんなー。カニが茹であがったよ。よかったらどうぞ」
高田「ちなみに毒が入ってないのは検査済みですからご安心を」

みんながホッと和んでカニをつついている頃、
新堂は裏庭で木に吊るされたプチアンジェを発見していた。

8 :名無しのオプ:03/04/29 15:10
プチアンジェは胴体に縄を巻かれ、ジタバタとぶら下がっていた。
新堂は慌てて木によじ登る。
新堂「うおおおおお!! プチアンジェ、今助けるからな!!」
プチ「キャウン、キャウン」
新堂「くそっ。いたいけな俺の天使にこんなむごい真似しやがって!!」
プチ「くぅーん…………キャンキャン!!」
大きな黒目を潤ませて鼻を鳴らしていたプチアンジェは、
急に激しく吠え出した。
新堂「おい、大丈夫だ。今ほどいてやるから、じっとして……」

ぐさ、と肉を断つ音が響いた。
新堂「お……?」

小犬を前に我を忘れた新堂の背中を狙うのはたやすかっただろう。
木の上に潜んでいた犯人は、いったん新堂を木の下に突き落とすと、
容赦なく腹を切り裂いて『血塗られた神話』を捻じ込んだ。

新堂「俺の……俺のプチアンジェに手を出すな……」
霞む目をこらして黒づくめの犯人に新堂が震える手を伸ばす。
ここまでされても意識を失わない新堂に敬意を表してか、
プチアンジェは無事解放された。
小犬の悲痛な叫びを聴きつけ中島がようやく駆けつけたとき、
血塗られた主人を気遣って懸命に頬を舐める小犬の姿があった。

9 :名無しのオプ:03/04/29 22:18
メフィ学ヲチャの漏れには面白い事に、舞城スレと殊能スレは福井の話題が出てくると、両スレで同時に語られますな。

10 :名無しのオプ:03/04/29 23:05
おついちー

11 :名無しのオプ:03/04/29 23:06
石崎「舞城がいないのは、まさか福井に帰ってるからじゃないだろうな」
乾「変な集団が出たりしたみたいだしね」
関田「取材に行ったんでしょうか?」
石崎「そうそう。『俺の故郷で誰の許可もらってはしゃいでんじゃゴラァ』ってな」
乾「……それを言うなら殴りこみだろ」

12 :名無しのオプ:03/04/29 23:07
絶叫が響き渡った。
生垣の反応は早かった。
ハンディカム片手にグレイトとかジーザスとかファックとかなんか言いながら教室を飛び出す。
そして一同もそれに続いた。
森「あーやられちゃいましたか(笑)」
西尾「冷静ですね委員長。」
森「予測できた事ですから。それに森にかからない火の粉なぞ存在しないも
同じです(にっこり)。それはそうと君は行かないんですか?」
西尾「どうせ代わり映えしないハラキリが転がっているだけでしょう。
サイクルはサイクルし続ける為にサイクルしなければ成らないのですから
今回見逃しても次が見れますし次が未然に防がれたとしても積木先輩のが見れましたしね。
第一僕には他人の哀れな姿を見てあーだこーだ言う探偵じみた悪趣味はありませんし。
僕の戯言みたいなものです。」
森「研究もそうですね(苦笑)」
教室には取り残された速筆コンビ(別名友達いなくて無問題)の薄気味悪い笑いと
食べる人がいなくなり煮詰まる事を運命付けられた蟹鍋の湯気が気怠く立ち籠めていた。

森「しかし生垣氏は実に見事ですねあの器用さは、見ていましたか西尾君?」
西尾「ええ。あれには僕も感心しました。ハンディカムで蟹鍋やクラスメイトの表情を映しつつ
蟹もちゃんと食べてまめに曇りも拭いてましたからね。」
森「僕なんか蟹の味は好きなのですが殻からみを出すのが不得意で・・・
みんながいなくなったおかげでゆっくり食べれます(笑)」

13 :名無しのオプ:03/04/30 03:03
頼むよ…

14 :名無しのオプ:03/05/01 16:01
小路は再び校門に立っていた。
今度こそクラスメイト達に新入生として挨拶するために。
リラックスするために、空を見上げて古い歌を口ずさむ。

ズキュゥゥゥウン!!

……発砲された。
津村「不審者発見!!」
古泉「怪しい呪文を唱えていたな。どこの宗派の者だ」
小路「いや、僕は怪しいものではありませんよ。昨日もご挨拶のために蟹を……」
中島「お前が蟹野郎か!! よくも新堂を!!」
凄い剣幕でクラスメイトらしき人物達が走ってくるので、小路は逃げた。

小路「ふう、今日も学校に入れなかったな。もしかして蟹がいたんでたのかな?
   それで新堂という人がお腹を痛めたとか。……お詫びの品を用意しよう」

15 :名無しのオプ:03/05/01 16:29
新堂、確かにお腹は痛めたな。
ところで石崎のコレクションはどうなった?

16 :名無しのオプ:03/05/01 17:00
ここにこんなこと書いていいのか分からんが、
今日図書館で初めてノベルズに載ってるソブタンの写真見た。
イメージと違ったよ・・
文庫版「とんかつ」の装丁のような髭もじゃサブ系だと思ってたのに

17 :名無しのオプ:03/05/01 17:12
動かぬ証拠のソブタン

(´・ω・`)

18 :名無しのオプ:03/05/02 17:21
新堂はベッドの上で『血塗られた神話』を読んでいた。
己の腸に挟まれて文字通り血塗られた著作をである。
医務室に担ぎ込まれ、縫合手術を施した高田に絶対安静を言い渡されて暇なのだ。
ちなみに傍にはプチアンジェがいる。
初めは「衛生的にムニャムニャ……」と渋った高田だったが、
新堂がにっこりと微笑んでお願いした(つもり)のが効いたのだろう。
小犬は隣のベッドによじ登り、積木の頭髪をはむはむと噛んで遊んでいる。
新堂「次は浅暮だな。俺がいなくても大丈夫だろうか。相手は弱点をついた
   卑怯な手を使う輩だからな。紳士どもで太刀打ちできるかどうか……」

その頃浅暮は、古処と二人で教室に戻っていた。
新堂の騒ぎと蟹男の出現に、みんな外へ散り散りに飛び出して行ってしまった。
教室にいるのはまったりとどうでもよさげに話をしている森と西尾だけだ。
古処「今動くのは危険である。また陽動作戦かもしれない。それに、我々の隙を
   つくのがうますぎる。もしかしたら学内に共犯がいるかもしれん」
浅暮「疑いたくはないがな。とりあえず、よく鼻を利かせておこう」
しかし煮詰まった蟹の臭いにやられ、浅暮の嗅覚が使い物になるかは微妙だった。
浅暮「これも犯人の思惑通りだったら恐るべき相手だな……」

19 :名無しのオプ:03/05/03 16:02
佐藤は太田教諭の資料室、通称Jの小部屋にいた。
机に向かって作業しているJの背後に、うつむいて立っている。

J「新堂がやられたらしいな。お前、こんな所にいていいのか?」
佐藤(……それは、ここから出てけと遠回しに言ってるのだろうか)
J「さてと。ファウスト組の授業案を作らなきゃな……」
佐藤(独り言に切り替えた……やっぱり僕は邪魔ってことだろうか)
J「いやあ、俺もついに担任か。委員長は西尾ってところかな」
佐藤(西尾……先生に期待されてるんだな、僕と違って)

佐藤は新クラス発足の噂を聞いて、いてもたってもいられずここに来た。
まだ存在価値があると思ってくれているのなら、自分を選んでくれるだろうかと。
姉妹校『群像』では舞城と違って浮きまくり、居心地の悪い思いをした。
しかしメフィスト学園ですら、Jに身を売っていると疑われる始末。
佐藤(どうしてデキてるなんて言われるんだ。こんなに冷たくされてるのに)
とはいえ、自分を入学させたことでJが肩身を狭くしているのではと
密かに気にしている佐藤である。
一人暮らしの孤独や悩み事を打ち明けるのもクラスメイトでなくこの教師だった。
佐藤(迷惑に思われてるかもしれないけど、他に話せる奴いないしな……)
自嘲の笑みを浮かべる佐藤に、Jがようやく振り向いた。
J「なんだ? お前そんなに暇なのか? だったらホレ、宿題でもやろう」
佐藤「えっ。これって西尾が竹さんと組んでやってた情報処理の課題じゃ……」
J「なかなか好評だったらしいぞ」
佐藤(その後に僕がやるなんて……もしかして嫌がらせ? とどめを刺す気とか?)
J「なんだ? やりたくないなら一向に構わないが」
佐藤「あ、いえ、やります。やりますです、はい」
佐藤(もしかしたら先生は僕に期待してくれていて、チャンスをくれたのかも。
   うん、たまには前向きに考えてみよう。失敗したら先生を恨めばいい……)

20 :名無しのオプ:03/05/03 17:16
関田はいつのまにか校内で迷子になっていた。
「おかしいな。みんなを追いかけてたつもりなのに。ここどこだろう?」
とぼとぼと廊下の角を曲がると、ようやく人影を発見した。
Jの小部屋の前で、扉の隙間から中を覗く高里。
「放置プレイっぽくてイイ……J×ユタヤン……ハァハァ」
消火器の陰に隠れて(隠れてない)高里を見つめる霧舎。
「高里さん……君は僕が守るからね……」

なんとなく邪魔してはいけない(というか関わりたくない)と思い、
関田は黙って方向転換し、保健室を目指すことにした。
「お見舞いでもしておこう。僕って気が利くクラスメイトだな」
時折、清涼院の残骸や、復讐に燃えて包丁を研ぐ浦賀をうっかり目撃しつつ、
関田はようやく保健室を見つけることができた。
見つけはしたが、入れなかった。
なんと扉の傍に怪しいダンボールが置かれていたのだ。
『蟹はお気に召さなかったようなので』という謎のメッセージカード付きだ。
誰か頼りになる人(石崎さん?)を呼ぼうと思ったが、
みんながどこにいるかわからない。
探しに行くにも、また迷ってしまう可能性がある。
「えい」
そんなわけで、関田は非常ベルのスイッチを押してしまった。
それが浅暮を危機に陥らせる羽目になるとは夢にも思わず。

21 :名無しのオプ:03/05/03 17:33
(ぬはぁ、今書いた浅暮編被った……>20は続きある?)

22 :名無しのオプ:03/05/03 17:39
その頃、津村は校門前の調査をしていた。
津村(逃げた蟹野郎の痕跡が残っているかもしれない)
そして、『それ』を発見した──

 ・・・

その頃、小路はお詫びの品のことを気に掛けていた。
小路(『あれ』。咄嗟に校門前に置いて来ちゃったけど、気に入ってくれるかなぁ)
そして、住居が決まるまで居候することになった石崎宅への帰途についた。

 ・・・

浅暮が鼻の調子を確かめていると、津村が教室に飛び込んできた。

津村「隊長! こんなものを校門前で発見しました!」

津村は不格好な金属製ボールのようなものを持っている。
掌大の大きさ、アルミと思われる材質、剥げた表面塗装。いかにも怪しい。

古処「む。今話題の不発弾の類かもしれん。浅暮、頼む」
浅暮「まだ本調子じゃないが、やってみるか」

不発弾。という単語に森と西尾が敏感に反応する。
無言のまま立ち上がると、蟹鍋のお椀を持ったまま教室から出て行ってしまった。
浅暮は気にせず、その不発弾らしきものの匂いを感じ取る。

浅暮(この匂いは……爆発物の類ではないな。毒物……似てるが違う。
   なにか気体のようなもの……ガス? 毒ガスの類か? いや。これは……!)

23 :名無しのオプ:03/05/03 17:39
浅暮は気付いた。これが何か。そしてどういうものか。
                                   、 、 、 、  、 、 、 、 、 、
浅暮「くそっ! やばい……これは『限界まで発酵しきったシュールストレミング』だ!」

そのとき、学園に非常ベルが鳴り響いた。
突然の警報音に驚いた津村は、シュールストレミングを落としてしまう。
     、 、 、 、
   「爆発する!」

瞬間、彼らの視界が白に染まった。
飛び散った内容物が3人の鼻孔を直撃し、津村は臭気に耐えきれず昏倒した。
古処は直撃にはなんとか耐えたものの、目をやられてしまったため視界をふさがれた。
何より、シュールストレミングの驚異的な臭気は浅暮の超嗅覚をダウンさせていた。

浅暮(く……! 罠か! どこだ、どこからくる!)

薄れ行く意識の最後に、浅暮は黒いガスマスクを被った黒ずくめの影を見た──

 ・・・

小一時間後、森と西尾が教室に戻ったとき、気絶した津村と古処、
切り裂かれた腹に『ダブ(エ)ストン街道』がねじ込まれている浅暮を見つけた。

 ・・・

その頃、小路は石崎の家で、彼のメフィストコレクションを読みつつのんびりくつろいでいた。
小路(喜んでくれたかなぁ。秘蔵のシュールストレミング)
その棚の中からは、『ダブ(エ)ストン街道』が無くなっていることに彼は気付かない。

24 :20:03/05/03 17:57
続きあったけど、22−23の方が面白いのでいいです。
矛盾しない形でちょっぴり補足。

ちなみに関田の見つけたダンボールの中身はとうもろこしだった。
校門に置いた贈り物とは別に、小路が新堂にあてた見舞いの品である。
『蟹はお気に召さなかったようなので』というメッセージカード付きだ。
医務室には浅暮と古処も寝かせられ満室状態となったため、
元気だと言い張る新堂がベッドを降りることにした。

中島「くそっ。蟹男はどこまで俺たちをおちょくるつもりだ」
蘇部「でも美味しそうだよね」
殊能「……指をくわえて見ても駄目だよ、蘇部君」
高田「あ、一応毒物反応はありませんでしたよ」
津村「次は高田、お前だな。隊長がダウンした今、俺が何とかしなければ……」
高里「津村×高田!? どうしよう、注目すべきカップルが多くて目移りしちゃう」

そんな現場の混乱を、生垣はひたすら嬉しそうに撮り続けていた。

25 :名無しのオプ:03/05/03 20:58
高里もそろそろやばいんだが(w

26 :名無しのオプ:03/05/03 21:29
>>23
漏れにシュールストレミングの解説をキボンヌ。

27 :名無しのオプ:03/05/03 21:37
ttp://www.jah.ne.jp/~heiryou/stranger/
個人ページにつき、直リンは止しておく。

28 :名無しのオプ:03/05/04 21:42
石崎「にしても、やっぱり特待生だと厳しいよなあ」
関田「何がですか?」
石崎「同じ『腹を裂かれてデビュー作をねじ込まれる』でも
   ノベルスとハードカバーとじゃ大違いじゃないか?多分痛いぞ、ハードカバーの方が」
氷川「腹部を切り裂かれている時点で、既にそういう問題じゃないと思うんですが」
石崎「いやあ、良かったな氷川!旦那や日明や石黒の痛みを思えば、俺たちはまだマシだ」
乾「悲観的なのか楽観的なのかわかんねえよ」
石黒「石崎君、僕や日明君はまだ無事なんだが…」

29 :名無しのオプ:03/05/06 22:48
医務室前。石崎達が今回の事件について話している。

氷川「犯人って、どんな人なんでしょうね」
乾「蟹にシュールストレミング、とうもろこし……何考えてるんだろうな」
関谷「贈り物に共通点でも……」

石崎「そうか!」

手を叩き、声を挙げる石崎。

石崎「これら贈り物の共通点といえば『北』、つまり北海道。
  北海道をネタにしている作家といえば、佐藤のトモヤしかいない!」
乾「トモヤって誰だよ! でも、北海道っていうのは案外……」
石崎「そうと決まれば早速冷やかしだ。行くぞ、新・微妙トリオ!」

そう言って石崎は佐藤を探しに行ってしまった。

乾「冷やかしってなんだよ!」
関谷「新・微妙トリオ……」
氷川「まあ、間違ってもないというところが悲しいですね」

さらりと酷いことを言われつつ、愉快なトリオ達は石崎の後を追いかけていった。

30 :名無しのオプ:03/05/06 23:50
医務室内。眼部に包帯を巻いた古処がベッドに座っている。

古処「男一匹、不覚であった」
高田「しょうがないさ。あんなものを用意してくるとは予想もつかない。
   でも浅暮君の嗅覚を潰すための化学兵器とは、犯人はこちらを熟知しているね」
津村「俺がついていながら……」
古処「津村──自責するのは事件が収束してからで遅くない。
   今は紳士隊の隊長代理として、次なる事件の阻止に専念するのである」

ベッドは全部で3つ。積木、浅暮、そして古処が使っている。
高田と津村はデスクの近くに、新堂はドア近くの椅子に腰を下ろしていた。

新堂「弱点ねぇ……それなら高田、お前の弱点はなんだ?」

その時、耳障りな甲高い音が医務室に轟いた。
窓硝子を砕き、長髪を振り乱して飛び込んでくる黒い影。

新堂「なんだァ?」
津村「て、敵襲!?」
古処「待て、津村。まずは敵を確かめるのである」

そして、奇声が挙がった。

謎の影「セイリョーイーーーン!!」

31 :名無しのオプ:03/05/06 23:51
高田「び、びっくりしたぁ。清涼院さんですか。
   てっきり黒ずくめの蟹野郎が飛び込んできたのかと……」

ぐさり。

高田「え?」

気付いたときには高田の腹部はハサミによって切り裂かれていた。
更に、その切り裂き跡に『QED 百人一首の呪』を捻り込まれている。
バックステップし逃走を図る黒い影に対し、高田は咄嗟にその長髪を掴んだ。
ずるりと落ちる長髪カツラと仕込まれた携帯プレーヤー……

新堂「津村ァ! そいつは清涼院じゃねえ、偽物だ! 黒ずくめの蟹野郎だ!」

咄嗟に発砲する津村。しかし黒ずくめの影は既に破られた窓から外に出ている。

津村(高田は治療役だった。その高田がやられた。誰が治すんだ……
   このまま蟹野郎を追いかけた方が良いのか? どうすれば……)

逡巡する津村。黒ずくめの影はもう視界の右端へ消えていった。

津村(どうすればっ!)

 ガララララッッ

舞城「ヘイヘイヘイ、しけた面してんなや津村。あの黒装束マザッファカ野郎はおめえ
   の獲物やろ。しっかり追いかけろや。そこの死にかけは気にすんなや。もうとっく
   に自分で麻酔飲んでピンピンしとるわ。後は俺がチャッチャッと刻んでチャッチャ
   ッと戻しといたる。行ってこいって。おめえはブラッディスナイパーなんやろうが」

32 :名無しのオプ:03/05/07 01:38
舞城キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!

……今まで何してたんだろう。

33 :名無しのオプ:03/05/07 03:56
秋月「舞城君……僕のつけたコードネームを使ってくれたんだね。
   でもまた目立つタイミングを失ってしまったなあ……」
中島「おい。俺について来るなよ。巻き込まれてもしらないぞ」
秋月「むしろそれを望んでいるのさ……ふふ……」
高里「まあ、今度は秋月×中島? それとも秋月君の誘い受け? なんて積極的!!」
中島「誤解はよしてくれ」
秋月「どんどん誤解していいよ! そしてどんどん僕に注目してくれっ!!」

霧舎「ああ、高里さん。次のターゲットとなる中島の傍に行くだなんて。
   その次は君なんだよ? 二人いっぺんに襲われたらどうするんだ」
石崎「お前まで加わったら一気に三人襲えるな」
霧舎「そして僕とハニーは手を取り合って……うわっ!? いつからここに」
氷川「佐藤君を探していたところです。別に君に用があったわけじゃないよ」
乾 「ていうかお前、いつからストーカーになったんだ?」
石崎「そうそう。お前がそんなだから微妙トリオ解散の羽目になるんだぞ」
関田「そうですよ。あなたがそんなだから新微妙トリオだなんてものが」
霧舎「何の話だかさっぱりわからないよ!」 

34 :名無しのオプ:03/05/07 16:47
いまいち強烈な個性のないメンバーが、階段の踊り場で一堂に会していた。

霧舎「新・微妙トリオって……氷川、地味トリオはどうなったんだ?」
氷川「もうとっくに。浅暮さんはいまや超感覚を持つ渋味あるアル中オヤジキャラですよ」
乾「氷川と石崎はスキー合宿で大活躍だったしな」
氷川「ええ。でもやっぱり地味というか、微妙なままだったのは否めませんしね」
霧舎「それで新・微妙トリオ入りってわけか。新入りの関田は……」

ちょっとした、間。

霧舎「…まぁ、しょうがないか」
乾「しょうがないな、うん」
石崎「しょうがないだろう」
氷川「しょうがないですね」
関田「……しょうがないですよね」 ……哀。

氷川が乾いた笑みを浮かべながら自嘲気味に口を開く。

氷川「こうなったら北山さんと小路さんも加えて、微妙クインテットでも新結成しますかね」
乾「でも北山はこれからキャラ立ちしそうだよな。あいつの作品結構独特だし」
石崎「小路なら会ったことあるけどな、天然系で今までいなかったタイプだったぞ」
霧舎「まあでも、一番微妙で地味でキツイのは間違いなく──」

   一同「黒田(さん)……」

彼らは、孤高の茨の道をゆく黒田に思いを馳せた。

35 :名無しのオプ:03/05/07 20:51
そのころ黒田はというと、
メロン記念日のライブDVDに見入っていた。
「うおー! 感動だあ!」
まあ幸せなようだ。

36 :名無しのオプ:03/05/07 22:45
厨房では殊能がプレゼントのとうもろこしを茹でてふるまっていた。

森「蟹の次はとうもろこし、森は北の味覚を堪能できて幸せです(笑)」
西尾「本当に北海道産かは疑問だけどね」
蘇部「これ、美味しいからきっと北海道産だよ」

がらり、と廊下に繋がるドアが開く。
そこには黒い和服を着ている京極が立っていた。

西尾「京極先生、そんな黒装束着てるとスカラー波にやられますよ」
森「森はツッコミが苦手なのでそんなボケには突っ込みません(笑)」
殊能「どうしたんですか、まさか先生がシリアルキラーってわけでもないでしょう」
蘇部「先生も、とうもろこし食べに来たんですか?」

京極は巨大冷凍庫を見ながら、

京極「とうもろこしは後でいただくよ。まず、古泉君に二三確かめたいことがあるからね。
   やっと、『なぜ古泉君が目覚めたか』について考えがまとまったよ」
西尾「そういや、そんな謎も残ってましたね。で、どんな解決が得られたんですか?」
京極「まあ、たいした謎でも無いから演出する必要もないな。古泉君にも聞こえるだろう。
   ──簡単に言えば、『冷凍庫に住むようになったから』、古泉君は目覚めたということだ」
森「そう言えば、古泉君はピクニックの後は冷凍庫に安置されてました(笑)」
京極「雪山の凍死体験で、自分への『呪い』──自己暗示にかかったんだろう。
   『アッラーとの合一体験を得るには寒冷状況でなければならない』、とでもね。
   つまり、寒冷でないときは古泉君の心身が無用と判断するため、ある種の冬眠に陥いるんだ」
殊能「なるほど。でもさっき、清涼院くんと校庭のあたりで遊んでましたよ?」
京極「あれは大麻の向精神作用だろう。覚醒状態を保つために使用していたはずだ」
蘇部「そういえば、お香を新堂君にわけてもらうって言ってたね」

京極は冷蔵庫の方に向き直る。

京極「──これが真相ってところだろう?」

37 :名無しのオプ:03/05/07 22:47
冷凍庫の中からくぐもった声が聞こえてくる。

古泉「アッラーアッラーアッラー……」

京極「否定では無さそうだ。これで些細な謎も全て解けた、か。やれやれ」
森「些細でない謎の方はまだ続きそうですけどね(笑)」
京極「ああ、そうそう。そっちにも大きな進展があったな。
                  、 、 、 、 、 、 、
   ──連続切り裂き魔の犯人が捕まったとの連絡があった」
一同「!」
京極「学園の試験に落第した作家ワナビたちの集団犯行だったそうだ。
   まあ、そっちの詳細はともかくだ……
                       、 、 、       、 、 、
   ──こっちの学園にいる犯人は便乗犯、もしくは模倣犯だった、ということになる」

緊張が走る室内。

殊能「確かに。作家本人を狙うというのは通り魔の方とは明らかに方向が違う」
西尾「一般人に被害を出している時点で分かっていたことだけどね。戯言だけど」

突如、ひときわ大きな音が響いた。ドアが再び開く音と、

津村「ここか! よし、追いついたぞ蟹野郎! さあ正体を見せ……、あれ? 京極先生?」

ともあれ、この事実は津村を介してすぐに学園内に広まることとなった。

38 :名無しのオプ:03/05/08 01:50
おお、新展開にワクワク。

39 :名無しのオプ:03/05/08 08:09
モー娘板みたいに生徒の公式AAつくってくれる暇な人はいないかね

40 :名無しのオプ:03/05/08 16:41
実物に似せるかここのキャラクターイメージに沿わせるかがむずかしいんじゃないか?


41 :名無しのオプ:03/05/08 17:07
教室には、重傷者を除く生徒たちが集まっていた。
殊能の茹でたトウモロコシをほおばりながら思い思いに雑談している。

乾 「そういえばお前、いつ戻ってきたんだ? 何か確かめに行ったんじゃ」
石崎「ああ。そういえばそうだったか。途中で小路に会って家にあげて
   やったりしてる内に、新堂の事件の話を聞いて帰ってきたんだよ」
関田「居候させてあげるなんて、石崎さんって新入生思いなんですね」
乾 「先輩風きかせたいだけだろ」
氷川「小路君と早く会ってみたいですね。どんな人なんだろう」
高里「小路君を早く見てみたいわ。受けと攻めどっちなんだろう」
森 「学園が騒がしいから来ないなんて、随分奥ゆかしい人ですね(笑)」
西尾「面倒を避けるタイプか……気が合うかもしれないな。戯言だけどね」
津村「確かに今は新入生が来ても歓迎できる状態じゃないな。連続通り魔が
   捕まったことで、学内の切り裂き魔が模倣犯ということが判明したんだ」
殊能「つまり『ピクニックというアリバイがあったからクラスメイトの犯行
   ではない』という定説が崩れたんだね」
黒田「それってこの中に犯人がいるかもしれないってこと?」
佐藤「だとしたらお腹を痛めてない最初の五人って怪しいよね。便乗するなら
   自分が傷つかないで済む方がいいにきまってる……」
それは誰もがチラリと考えていたことだった。
秋月「くそっ、先に言われた……そうやってわざとみんなの気分を害すような
   セリフを言えば、僕も目立てていたかもしれないのに……」
森は苦笑し、清涼院は「リュ?」と小首を傾げ、蘇部はおろおろと周りを見渡し、
乾は憤慨し、浦賀は無言で包丁を研いでいる。クラスは嫌なムードに包まれた。
生垣「……このムード、イイですね。実にイイ表情……アウチ!」
生徒達の顔を順繰りに撮っていた生垣は、舞城をアップにしようとして殴られた。
舞城「へいへいへい。誰か仕切る奴はおらんのかー? このままくっだらない
   お喋りを続ける気か? ここはどっかのサロンかっつーの」
新堂「同感だ。俺は探偵ごっこは向かないからな。名探偵さんが出てこないんなら
   俺なりの方法で一人一人に白か黒か吐かせていくまでだぞ」
プチアンジェが同意するようにクゥーンと鳴いて、しばし静寂が訪れた。

42 :名無しのオプ:03/05/08 17:08
以前、こんなのがあったぞ。

(=゚ω゚)ノぃょぅ

/=゚ω゚) 男一匹古処だ。

43 :名無しのオプ:03/05/08 19:06
ちょっと考えてみた。難しい…

(●´・ω・`)ノ ( ̄ー ̄)    凸(゚Д゚ #) マザファッカ!
川●◇●) リューーースイ!
(⌒∀⌒)   委員長
(▼Д▼メ)  新堂
从◎∇◎)  高里  
&◎゙_◎)  日明

誰か全員分作ってくれんかのう。

44 :名無しのオプ:03/05/08 21:50
>>43
(●´・ω・`)ノ は蘇部で
( ̄ー ̄) は殊能?

45 :名無しのオプ:03/05/08 23:04
蘇部「ぼ、僕、疑われてるの?」
殊能「大丈夫。クラスメイトが犯人と決まったわけじゃないよ」
氷川「そうですね。そんなことをするメリットのある人がいるかどうか」
石崎「弱酸性の奴を探せってことだな」
乾 「そっちのメリットじゃねえよ!」

46 :名無しのオプ:03/05/08 23:48
>>45
お茶吹いたじゃないか!

47 :名無しのオプ:03/05/09 20:14
>45
石崎はどこまでも石崎で安心(ワラ

48 :名無しのオプ:03/05/10 14:23
/=゚ω゚) 男一匹古処だ。

↑これって敬礼してるの?

49 :名無しのオプ:03/05/11 19:41
黒田「そういえば知ってるか?」
石崎「なにを?」
黒田「ハロプロメンバー全員、ミステリ作家に置き換えることができるんだぜ」
蘇部「へえ、例えば?」
黒田「えーとだな、
   なっち=京極夏彦
   のの=法月綸太郎
   あやや=綾辻行人
   てな感じだ」(黒田研二のサイトの5月の日記参照)
氷川「へえ」
黒田「で、提案があるんだが、
   これからは京極先生を「なっち先生」という風に、
   先生の名前をハロプロのメンバーの呼び名で……」
一同はそれを無視してトウモロコシをほおばっていた。

50 :名無しのオプ:03/05/11 20:38
>48
俺はフリッツヘルムかぶってるのかと思ってたけど・・・
敬礼か、なんか納得。

51 :名無しのオプ:03/05/11 21:21
>>49
それって前に年齢を明かした上で雑談スレでも出た話題だよね
なっち=霧島那智という説も出てたけどw

52 :名無しのオプ :03/05/14 15:25
もし、犯人がこの5人の中にいるとしたら……。
委員長は、金にならないことは滅多なことではやらないし、
清涼院は、そんなことやる労力があったら、
もっと無駄なことするのに回すだろうし、
蘇部は、ああいう奴だから出来っこないだろうし、
浦賀は、ハサミよりも愛用の包丁を使うだろうし……。
………一番怪しいのは俺かよ!!
いかん、このままじゃ犯人にされる。
何とかせねば……。

トウモロコシを食べながら、乾は必死に考えていた。

53 :名無しのオプ:03/05/15 00:48
「石崎君、乾君に好かれるチャンスよ!」

>>52を見た高里はそう思った。

54 :名無しのオプ:03/05/15 20:14
このスレどうしたー?
最近元気ないぞー

55 :名無しのオプ:03/05/15 22:56
やはりミステリ風の続きものをやろうとする最初の奴は
他の職人がついてこないことだってあるから
一応の展開とオチは考えておくべきなのかもな。
雪山のときは解決編の職人がいたからこそああまでまとまった訳だし。

ところで何かいいネタはないのか

56 :名無しのオプ:03/05/15 23:11
乾 「京極先生、山本周五郎賞おめでとうございます」
京極「ああ、ありがとう」
乾 「舞城君、三島由起夫賞受賞おめでとう」
舞城「どーも」
乾 「古処君、残念だったね」
古処「……うむ」
乾 「ところで舞城君。三島由起夫といえば、君の作品に
  『僕のお腹からはたぶん「金閣寺」が出てくる。』ってのがあったよね」
舞城「ほやな。それがどうした」
乾 「『九十九十九』でもお腹から本が出てきたよね」
舞城「だったらなんだっつうの」
乾 「ふっふっふ。どうしてみんな指摘しないんだい? 最も怪しいのは
   お腹を切り裂いて本を入れる描写を好む、この舞城君じゃないか!!」
舞城「なんやとー!!」

石崎「乾……嫌疑から逃れる為に、無謀な推理に出たな。血を見ても知らんぞ」

57 :名無しのオプ:03/05/17 00:59
無理矢理続けることもないんじゃない?
正直、つまんないネタをいつまでも引っ張られても痛々しいだけだし。

もちろん戯言だけどね。










竹「うん、やっぱいーちゃんは毒舌吐いてこそだね♪」



58 :名無しのオプ:03/05/17 19:09
、、
悲劇とは、このようにして突然に起こるものなのであろう。

もしも私にあのとき予知能力があったなら……
いや、そんな大それたモノは必要ない。
あと少し、ほんの少しばかり注意を払ってさえいれば……

、、
悲劇は防げたはずである。 


そして……悲劇は幕を開けた。

こんなハズではなかった……
あの事件に関わった者たち、その大勢がそのような感想を抱いた。

前代未聞、空前絶後の事件。

そう、誰が名付けたが知らないが……

『薔薇の悲劇』は静かに幕を開けたのである。

59 :名無しのオプ:03/05/17 23:23
>>58を読んだ高里は期待に胸を膨らませた。
「まあ、『薔薇の悲劇』だなんて、薔薇族的関係の中で悲劇が起きるのかしらッ」

60 :名無しのオプ:03/05/17 23:57
>>58を読んだ笠井はまんざらでもない表情を浮かべた。
「駆シリーズの中ではあまり語られない『薔薇の女』をネタにするとは、犯人もやるな」

61 :名無しのオプ:03/05/18 09:04
関係ないが、薔薇の女は好きだなあ。本当に関係ないのでsage。

62 :名無しのオプ:03/05/18 10:07
舞城にボコられながら、痛みを意識しないようにするため
全く別のことを考えた。
ところで、蘇部といえば、殊能は彼のことを
ポジティブシンキングで全て良い方に解釈して受け入れているが、
それに疲れることはないのだろうか。
殊能が「受け入れ続ける」せいで、蘇部はどんどん幼児退行起こしているし。
別に悪いと言っているわけではない。
ただ、ストレスが溜まりすぎないかどうか気になっているだけだ。
人間、ストレスが溜まるとろくな事無いし。

乾「別のこと考えていても痛い・・・」

63 :名無しのオプ:03/05/18 20:52
舞城は笑いもせず、怒りもせず、何も言わない乾を蹴り続けている。

乾「……うぅっ。もう限界……たすけ、て…」
舞城「ほうかほうか。血ぃ見る根性ないんやったら適当なこと言うなや!
   ほやから、おめえにはいつまでたっても個性が生まれへんのやぞ。
   作家やろうが。ほうなら少しは頭使えや。考えて適当なこと言えや」
乾「ううう……」

乾はほとんど泣きそうな顔になっていた。

舞城「まぁええわ。冗談やしな。──ほうな、解決編はじめよか」
乾「か、か、解決編!? つうか、冗談でボコったのかよ!」
舞城「きにすんなや。おめえはキャラたっとるって」

舞城はニヤニヤ笑いながら大仰に皆の方へ振り返る。

舞城「さて、と。ここにいるんが、容疑者候補オールスターズやな。それがここに揃っとる。
   で、やることゆうたらそれしかないやろ。くだらん茶番は終いや。おめえら名探偵の
   出番やろ。チャッチャと推理してみせろや! なぁ」

森「ここには名探偵じゃない人も多いですけどね(笑)」
石崎「推理するにもたいしてヒントのない現状じゃなあ」

64 :名無しのオプ:03/05/18 20:56
                           、 、
舞城「ヒントが無い? くだらん。ヒントはもういるやろうが。もう呼んどいたわ」

コンコン。とノックの音に続き、入り口のドアが開かれる。

積木「失礼しますっと。おーい、舞城、なんの用だ? ──っ、てイテテ……」
舞城「おう遅かったな、目ぇ覚めたんやからおめえも役に立てや。胡散臭い力で事件の流れ、
   全部解ってんのやろ? ほれ、ここにいる名探偵のお歴々に喋ったれ。ご所望や」
積木「……たく、腹かっさばかれた後の病み上がりなんだぞ。うう、傷む……」

かくして、謎に満ちていた事件の真実の形が、積木の口から分かりやすく説明されていった。
蟹野郎──小路の誤解がやっと解けることとなる。

 …

一方、小路は。

小路「この生垣さんが撮ったピクニック記録映画、面白いなあ」

この上なくまったりとしていた。

65 :名無しのオプ:03/05/18 22:14
積木の証言をまとめる──。

 第一事件 − 積木刺傷未遂の場合
  確実なアリバイ: 浅暮・積木・日明・浦賀

 第二事件 − 積木刺傷事件の場合
  確実なアリバイ: 中島・新堂・古処・津村
             浅暮・積木

 第三事件 − プチアンジェ吊し事件/新堂刺傷事件
  確実なアリバイ: 氷川・秋月・石黒・竹・西尾・蘇部・石崎・関田・殊能・高田・森・生垣・乾
             浅暮・積木・新堂

 第四事件 − 関田警報誤押下事件/浅暮刺傷事件
  確実なアリバイ: 佐藤・太田・高里・小路・霧舎
             新堂・浦賀・関田・津村・浅暮・古処・森・西尾・積木

 第五事件 − 高田刺傷事件(及び同時刻、アッラー冷凍庫の謎)
  確実なアリバイ: 舞城・古泉・京極
             古処・高田・津村・浅暮・積木・新堂・森・西尾・蘇部・殊能
 現時点──
  確実なアリバイ: 京極(5)・森(3,4,5)・清涼院(なし)・蘇部(3,5)・乾(3)・浦賀(1,4)
             積木(全て)・新堂(3,4,5)・浅暮(全て)・高田(3,5)・中島(2)・高里(4)
             霧舎(4)・殊能(3,5)・古処(2,4,5)・氷川(3)・黒田(なし)・古泉(5)
             石崎(3)・舞城(5)・秋月(3)・佐藤(4)・津村(2,4,5)・西尾(3,4,5)
             北山(なし)・日明(1)・石黒(2)・生垣(3)・関田(3,4)・小路(4)
             竹(3)・太田(4)

                    ── Who done it ?

66 :名無しのオプ:03/05/20 03:14
石崎「サンキュ、舞城・積木。これで名探偵も登場しやすくなったというもんだ」
乾「他人任せかよ!」
積木「とりあえず私と浅暮君は容疑から外してもよいと思うのだが」
氷川「反対に、全てのアリバイのない人は清涼院君、黒田君、北山君ですか……」
秋月「微妙な面子だね」
北山「君に言われたくないよ」
石崎「まあまて、単独犯かどうかはまだわからない。もし事件ごとに実行犯が
   違っていたとしたら、ややこしいことになるぞ」
森「協力し合ってまでこんな馬鹿げたことをする人がいるとは思えませんがね。
  少なくとも森には理解できません(笑)」
日明「ホント、動機は何なのかしら。浅暮君は第一の事件のとき、犯人から
  『歪んだリスペクト』を感じたらしいけど……?」
西尾「そこまでクラスメイトに執着してる暇があったら自分の作品を書けって
   話だね。それともそれができない奴なのかな? ま、戯言だけどね」
高里「歪んだ尊敬……執着……きっとこれは激しい求愛なのね!! ハァハァ」
霧舎「高里さん……こんな時にもはしゃいでられる君に萌えだよ……」

67 :名無しのオプ:03/05/21 17:44
ttp://mystery.adam.ne.jp/up/img-box/img20030521015127.jpg

68 :名無しのオプ:03/05/21 19:45
森「くだらない悪戯ですね」
>>67を見た森は鼻で笑った。
そして全員、特に舞城には見せないようにそれを捨てた。

69 :名無しのオプ:03/05/22 08:17
偶然68を見てしまった人がいた。

日明「確かに下らないわね、ラブレターだなんて」
高里「そんな…誰が書いたのかは解らないけれど、一生懸命書いたラブレターを捨てるなんて委員長ヒドイと思いません?」
日明「でも迷惑じゃない?
彼には好きな人がいるのよ」
高里「黒が似合う美人を悲しませないために、人知れずラブレターを捨てる委員長ね…確かに迷惑かも…」

霧舎「違うんだ高里さん、日明さんが思い浮かべているのは京極先生じゃなくて日明さん自身なんだよ」

70 :名無しのオプ:03/05/23 07:32
霧舎って独り言つっこみばかりで可哀想な人みたいだね。

71 :名無しのオプ:03/05/23 12:43
>>70
霧舎がやらずに誰が(ry

前まではユヤタンがこのポストだったんだがね。
いいんじゃない?

72 :名無しのオプ:03/05/23 19:08
>71

孤独なメタ発言の元祖は積木だよ。

73 :名無しのオプ:03/05/24 00:59
教室は混沌とざわめいている。

浅暮「やはり、歪んだリスペクトがヒントじゃないのか?」
積木「そうか! 密かに私にリスペクトする作家がこの中に……いる!?
   歪んだ──受賞タイトルまでもじって、そこまで私のことを!」
石崎「作品じゃなくって、キャラ立ちに関して妬んでる、とか」
関田「ああ、ありえますね」
乾「そうなると、ピクニックで活躍してない人物か?」
秋月「やっぱり北山……」
北山「君に言われたくないってば! どうでもいいけど君、新作遅いね…」
秋月「く、…いくら早くても、3冊出したら終わるかもな」

ガン、と何かが叩きつけられる音。吹っ飛ぶ蟹鍋。

舞城「ああ、くだらん! だまれ黙れだまれだまれくだらん雑談すんなや!
   何のためにここに集まったんやおめえら。はよ名探偵出てきて解決しろや!」

石崎「しかしだなぁ、積木情報は役に立つがこれじゃ特定はできんぞ舞城」
舞城「あん?このボケサラリーマンが。そんなくだらん心配はいらんやろうが。
   特定できんからって仕事さぼるなや。それっぽいヤツ指さしてヒツジにしとけばいいやろが。
              、 、
   それともおめえ、それすらわかっとらんちゅうん違うやろな」
石崎「ううん……浅暮んときの時間的証拠だろ? でもあれじゃあ」
乾「え、……犯人分かってんの?」
石崎「? あたりまえだろ? 浅暮んときに限れば。…もしや分かってない、乾?」

その瞬間、乾と数人の気付いてなかった人物がピクッと震えた。

舞城「あんなクソみたいなもん、分かってて当たり前やろうが。
   ほれ、さっさと初めろや石崎名探偵サマ」ニヤニヤ
石崎「名探偵とかやめたつもりだったんだけどなあ……」

74 :名無しのオプ:03/05/24 01:00
石崎が説明を始める。

石崎「簡単な話だな。単に実行可能性の問題。
   浅暮のときの缶詰は小路の気まぐれだったんだよな。つまり、
   あれが浅暮用の目つぶし──鼻つぶしか?
   になるなんて、小路以外は分からなかったことになる。
   でも、犯人はその瞬間を狙って襲ってきている──」
積木「缶破裂の直後に浅暮を切り裂けるということは、
   その近くに犯人が潜んでたってコトになるな」
石崎「全くだ。更に浅暮は気絶前に影を目撃しているんだから、
   これはもう、直近にいたとしか言うしかない」
乾「じゃあ! ……って、結局偶然通りすがった人物でしかねーじゃねーか!」
北山「いや……違う。そうか! そのタイミングで通りすがっているなら、
   出ていった西尾と森委員長に出会ってなきゃおかしい!」
秋月「もしや……それがないってコトは……」

皆の視線が集まる。

石崎「ハサミを使って腹切り裂くのは、メスや刀や包丁なんかとは訳が違う。
   ……そんなことができるメフィ生徒なんて、始めっから2択だったんだから、な」
                       、 、
舞城「つまりはおめえやちゅうことや、西尾。
   殊能はそんなことせえへんしな。意外なのは森委員長の共犯やなー」ゲラゲラ

75 :名無しのオプ:03/05/24 10:02
乾 「そ、そうか!! ハサミといえば"ハサミ男"か"自殺志願"じゃないか。
   くそっ、それに気づいていれば舞城に殴られなくて済んだのにっ」
高里「西尾君と森君ですって!! 意外だけど何となくお似合いだわ!!
   ああもう、どうしてこのカップルに今まで気づかなかったのかしらっ」

霧舎「高里さん、力いっぱい悔しそうだね……的外れだけど」

76 :名無しのオプ:03/05/24 22:07
教室内。森と西尾は意味ありげな表情のまま、様子を伺っている。

西尾「名指しされてしまいましたね。でも他の事件もぼくの仕業だと?」
竹「うにー。いーちゃんにはアリバイがあるんだよ」
森「森も、この解決編がどういう展開をするか少しは楽しみです(笑)」

氷川「浅暮さんの時の犯人は西尾君で決まり──だとしても、他はアリバイあり、ですか」
秋月「しかも西尾が『積木に対する歪んだリスペクト』とか……ありえないものなぁ」
積木「ああそうさ! そうとも! 俺はメフィ学で一番読まれてないさ!」
高里「……きっとピクニックでのパートナー生活で、西尾君の友情が愛情に…きゃっ」
霧舎「嬉しそうな高里さんはいいなぁ……ぁぁ」
石崎「どうだ? 浅暮は解けてるか、そのへん?」

浅暮「ああ、第一事件についての問題は解けてるよ」

石崎「よっ! さすがは日本推理作家協会賞作家!」
浅暮「この調子でダブ(エ)ストンも……まぁいいか、今は推理だな。
   注目したいのは、この事件だけ『未遂』だってところだ」
日明「それは浦賀君が助けてくれたからじゃないの?」
浅暮「そうとも。だからこそ、見えにくくなっていたんだ。
   重要なのはこの事件では実際に腹は切られていないという点に尽きる。
   俺を切り裂いたときや新堂の時は、熟練の早業、まさに神業だったよな。
   ──では、なぜこのとき積木は助かった?
   浦賀は、襲撃の時に間近にいたわけじゃない。積木は隙だらけだったんだよ。
        、 、 、 、 、 、 、 、
   浦賀が駆けつける迄の隙になぜ犯人は腹を切り裂き、本をねじ込まなかったのか?」
乾「だから……それは浦賀が」
石崎「飲み込みが悪いなぁ乾。つまりこういうことだろ?
   『神業のハサミ使いのはずの犯人が、隙だらけの積木に逃げられてる』とな」
関田「このときだけ犯人の技巧が稚拙すぎるのは不自然だ、と言うことですね?」
石崎「お、上手いまとめだ。いいぞなみへい!」
関田「……なみへいじゃないですよ…」

77 :名無しのオプ:03/05/24 22:07
浅暮「まあ、つまりはそういうことだ。その結果、何が導けるか?
    、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、
   このときだけ犯人が違っていたと考えるとすんなり来るだろう?
   ──そう。この事件は、作家志望の連続切り裂き魔である犯人たちが、
   捕まる前に最後に起こしていた、そして未遂に終わった切り裂き魔事件だったんだよ」

積木「じゃあ、歪んだリスペクトってのは……」
浅暮「当然、彼らの複雑な感情のことだな。
   受賞者への尊敬と、受賞者への嫉み……アイツが受かってなんで俺が……とでもな」
舞城「あいつらにとっては神聖に崇め奉るべきメフィスト賞なんじゃろうからなー。
   積木のオッサンがわけわからん作品で受賞してんのがむかついとるんやろ?」ゲラゲラ
積木「……そうだよなあ尊敬なんてされるはずがなかったんだ…アハハ」
北山「積木さんも落ち込まないでください。このメフィ学でメタといえば積木さんなんですから」
清涼院「リュースイリュースイ!」
蘇部「積木君、清涼院君も励ましてるよ!」
殊能「蘇部君……清涼院君の言ってること、わかるんだ…」

石崎「まあアイツらもメフィスト賞に必死だったんだ。未遂事件だって起こすよな。

   『メフィスト(Mephist)も未遂(Misui)もMで始まる』ってな」

乾「それが言いたかったから浅暮に解決をふったんだろアンタ!」

78 :名無しのオプ:03/05/25 13:57
>殊能「蘇部君……清涼院君の言ってること、わかるんだ…」
高里「殊能君たら嫉妬してるのねっ! ハァハァ」

>乾「それが言いたかったから浅暮に解決をふったんだろアンタ!」
高里「乾君も石崎君への独占欲丸出しなのねっっ!! ハァハァハァハァ」
霧舎「た、高里さん……ちょっと興奮しすぎじゃ……」
高里「それに、積木君を励ます北山君と清涼院君にも愛を感じるわっ。
   森君と西尾君の妖しい関係も気になるわ。クールな仮面の裏にどんな愛憎が!
   ああもう私、この展開に萌え死にしそ……う……プシュウ」
霧舎「ああっ、やっぱり倒れてしまった……」
舞城「しょうもないな、このヤオイ姉ちゃんは。よっこらせ」
霧舎「ああっ、お姫さま抱っこだなんて……」
日明「やあね。か弱い女の子の演出? それで男の気を惹いてるつもりかしら」
霧舎「ああっ、嫌味を言われている……天然なのに」
高田「はいはい、ちょうど対古泉用スペシャル気つけ薬がありますよ」
霧舎「ああっ、そんな危険な薬を彼女に……」
乾 「そんなに心配なら柱の陰で実況してないで傍に行けよっ!!」

79 :名無しのオプ:03/05/25 23:32
>乾 「そんなに心配なら柱の陰で実況してないで傍に行けよっ!!」

霧舎カワイイ!

80 :名無しのオプ:03/05/26 02:57
気絶した高里は、結局霧舎の脇に安置されることになった。

霧舎「さながら、復活を待つ女神様だね……」

ガッ。うっとりしていた霧舎が頭を殴られる。

舞城「気色わりぃんじゃ、霧舎。おめえもちぃとは謎解きに参加しろや、ボケ」
霧舎「そうはいっても、謎っていうか……
   そもそも西尾には新堂の時も高田の時も、アリバイがあるじゃないか」
石崎「おっ! いいところに目を付けたな。パンチラなだけはある」
乾「……どう突っ込んで欲しいんだよ、それは!」
北山「積木さんのメタ能力は『事実』ですからね、動かしようがない」
氷川「新堂さんの刺傷時に、蟹を食べてるという『事実』ですか……厄介ですね」
関田「蟹……蟹になにかトリックが……」
秋月「それは無理あるだろ」

積木「お取り込みのところ悪いんだが、……正直スマンかった!」

清涼院「リュースイ?」
浅暮「なんだいきなり? まさか、俺の秘蔵の酒が無くなってたのは…」
石崎「俺の家から『ダブ(エ)ストン街道』が無くなってたのも…」
関田「僕が微妙なのも…」
秋月「俺が人気ないのも…」
霧舎「高里さん……あぁ」
蘇部「関田君、蟹おいしかったよねー」
古泉「アッラーアッラー……」
乾「なんだよ! ボケばっかりかよ!」
氷川「で、どうしたんです? メタ能力でも狂ってましたか?」

積木「いや『事実』は確かだ。ただ、アリバイ確認時にミスを犯していたんだよ。
   多分これで、新堂刺傷の際のアリバイは一変してしまう」

81 :名無しのオプ:03/05/26 02:59
舞城「ほんま、しょーもないミスやなー。積木らしいといえばらしいのぅ」
中島「やっぱり積木が間違っていたか。俺もおかしいとは思っていた」
古処「うむ、これですっきりしたのである」
津村「……どういうことです?」
            、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、
新堂「つまりはな、俺は悲鳴なんてあげてねぇってことさ」

生垣「──ザッツライツ!」
氷川「悲鳴ですか。なるほど、そういえば矛盾してますね」
積木「新堂は刺されたとき(>8)、悲鳴どころか声も殆ど出していない。
   しかし発見時(>12)、悲鳴が響き渡っているんだ。これは明らかに偽の悲鳴となる」
中島「俺はアイツの悲鳴を聞いていない。子犬のか細い鳴き声を辿ったんだからな」
浅暮「となると、悲鳴時に確実なアリバイのあったはずの生垣、西尾、森は──」
石崎「本当はアリバイなんてどこにもなかったわけだ。
   悲鳴の方は、大方積木の時のヤツでも録音してたのかもな」
関田「ということは」

積木「西尾にアリバイはなくなる。充分、犯行は可能だったというわけだ」

北山「これで、残るは高田さんの事件の謎だけですか」
秋月「はぁ、また積木が活躍したよ……」

謎が解けたざわめきが起こる中、乾は、
乾(……今回の謎解き、ミスした積木の単なる自作自演じゃねーか!)
心の中で突っ込むのであった。

82 :名無しのオプ:03/05/26 14:11
職人さん乙
良い流れですな

83 :名無しのオプ:03/05/27 02:58
おうおうおう。やっぱり解決編は良いね。
がんがってください。

84 :名無しのオプ:03/05/27 18:55
うまいもんだみゃ〜。
感服でございます。

85 :名無しのオプ:03/05/27 22:36
生の乾はともかく、ここの乾は好きだよ。

86 :山崎渉:03/05/28 12:15
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

87 :名無しのオプ:03/05/28 17:38
     
ピュ.ー 川●◇●) <リューーースイ 。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      清涼院流水

なんとなく。

88 :名無しのオプ:03/05/28 18:29
ピュ.ー (●´・ω・`)ノ <殊能くーーーん。 ピュ.ー( ̄ー ̄) 
  =〔~∪ ̄ ̄〕             =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎  ・            = ◎――◎        

凸(゚Д゚ #) マザファッカ

89 :88:03/05/28 18:30
スマン。調子に乗りすぎた。

90 :名無しのオプ:03/05/28 22:10
割とイイ。

91 :名無しのオプ:03/05/31 19:30
>>87-88を見て。
黒田「あ、コラッ!! 勝手に俺のインラインスケートに乗るなぁ!!」
乾「お前のかよ!! てかあれインラインスケートか!?」

92 :名無しのオプ:03/05/31 20:14
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93 :名無しのオプ:03/05/31 20:14
すいませんばけましたいってきます

94 :名無しのオプ:03/05/31 20:56
>>93
このメフィ学スレでその長文。何を書こうとしたのかが気になる

95 :名無しのオプ:03/06/03 19:54
〜職員室〜
清涼院「J先生お呼びですか?」
J   「僕はJじゃないです。ヤバ井勝士です(笑)。
    ところで『ヤバ井でSHOW』の写真が来てますよ」
清涼院「ファウスト内の僕の企画『ヤバくない写真を無理やりヤバイと
    でっち上げる』コーナーですね」
ヤバ井「説明臭いなあ。まあいいやさっそく一枚目の写真です。
    福井県のサトウセシルさん。『こんにちは、これは僕の同級生の写真です』
    ですかぁ。どれどれ……」

絶句するヤバ井(J)。その顔は青ざめていた。
写真を清涼院は覗き込む。

清涼院「全然ヤバクないじゃないですかぁー」
ヤバ井「い、いやヤバイ。これヤバイ。発禁ものですよー。
    清涼院さんの著者近影だって本当は十分ヤバイんですよー。
    こんなもの表に出たら、せっかくの賞も剥奪されてしまうかもしれな……
    ヤバイヤバイ。ほんとの意味でヤバイ……。
    これは無かったものにします。あぁ冷や汗かいた」
清涼院「……」

ヤバ井は写真をゴミ箱に捨てた。


96 :名無しのオプ:03/06/04 16:40
なんだろう……ふわふわする……。

舞城「しょうもないな、このヤオイ姉ちゃんは。よっこらせ」
霧舎「ああっ、お姫さま抱っこだなんて……」

えっ? 私がお姫さま抱っこされてるの? 舞城君に?
それにしても、霧舎君たら何て慌てた声出してるのかしら。
もしかして嫉妬してるの? ………………私に。
そっかぁ。霧舎君、舞城君のことが好きだったんだ。気づかなかったな。
よーし、舞城君にお姫さま抱っこされる霧舎君を想像してみちゃおっと。

舞城「しょうもないな、このパンチラ(…)兄ちゃんは。よっこらせ」
霧舎「な、何するんだよ! 重いだろ? いいからおろせよっ」
舞城「バーカ。おめぇの一つや二つ、屁でもねぇよ」
霧舎「僕が二人もいるわけないだろ……この馬鹿力……」

そして霧舎君は頬を赤らめて、大人しく体を任せるのね……ハァハァ。
舞城君は普段ぶっきらぼうで怖い分、優しいときのギャップにときめくのよっ。
この二人、案外お似合いかも……。
あれ。
なんか今、ちくっとした。
おかしいな。楽しい801シーンのはずなのに。
何で私、寂しくなってるんだろう…………。

そこで、高里の意識はフェイドアウトした。

97 :名無しのオプ:03/06/04 22:18
イイ!!自分も似たようなこと考えてたけど、断然良いな。
解決編もだが、最近進んでなかったが続きが楽しみになってきたや。
職人さんφ!!

98 :名無しのオプ:03/06/04 22:43
学園HPに逝けないYO(泣)
なにがあったんだー!

99 :名無しのオプ:03/06/05 12:49
正直、舞城の喋り方が酷すぎ。もうだめぽ。

100 :名無しのオプ:03/06/05 18:56
>99
それは時期的にどのあたりからをさしているのですか。参考までに。

101 :名無しのオプ:03/06/06 01:50
>>100
最近のじゃないの?
どの辺りからなんてのは知らんけど、まあ数回前まで辿れば違和感も沸きそうな。
読んでる人はね。

102 :名無しのオプ:03/06/08 14:59
眠る高里の夢(!?)に反応して、浅暮は鼻をひくつかせた。

浅暮「これは……嫉妬か? しかしどちらに対してかは自分でもわかっていない。
   この恋愛未満の感情は、どんなきっかけでどちらに転ぶのか……」
石崎「何だ、浅暮。高田のことで何かわかったのか?」
積木「西尾が誰に嫉妬してるって? 色恋絡みの事件なのか?」
浅暮「あ、いや。高里がなかなか興味深い夢を見てるから、つい……クンクン」
霧舎「おいちょっと。高里さんに寄るなよ! ね、狙ってるのか!?」
日明「そうよ! 女の子の臭いを嗅ぐなんて、あなたそれセクハラよ!」
西尾「なんだかなあ。時間の無駄だよ。話が進まないなら帰ってもいいかな」
乾 「ああっ、西尾ホントに帰っちゃうよ! 誰か解決始めてくれ!」

103 :名無しのオプ:03/06/08 16:20
もうそろそろこのスレも終わりかなぁ。

104 :名無しのオプ:03/06/08 18:38
ネタスレって進行遅いもんだと思ってたから別に…。
今までのペースがすごかったからなぁ。
マターリよろ。

105 :名無しのオプ:03/06/08 18:52
あー西尾が去って行くよ。いいのかなぁなんかいったほうがいいのかなぁ?
でもなあ。僕は目立ちたいんだけど目立とうとどれだけがんばっても結局目立てないし
目立てないだけならまだしも恥かいちゃったりするからなー。だからでしゃばらずに成り行きを
見届けますか。
まぁでも高田さんの件は黒田さんだろな。アリバイもないし。面白くもないけど。
動機は彼も僕と同じでいじられキャラで、僕の場合は存在感のなさ、彼の場合は体型、
あでも黒田さんも全然目立ってないよね。ま、いいやともかくそんな感じで
黒田さんは僕と同じようにインラインスケートとか始めたりなんかしちゃったりして
彼なりに努力はしているんだけどあんまりダイエットの進み具合、芳しくないみたいだし。
だから遠足の時の僕みたいに乗っちゃったんだろうな委員長と西尾の悪巧みに。
まぁでも本をお腹の中にいれたってちょっとぐらいしかお腹出っ張らないよな・・・
でも僕もちょっとでも目立ちたいとか思うからちょっとだけでもよかったのかな?
デブはデブの中に隠せ!すべてがデブになる!ぷぷ、僕のギャグ石崎さんのより高等かも。

106 :名無しのオプ:03/06/08 18:53
でも確かすんごい速さで動いたんだよね?たしか。保健室で。リュースイ!って。うーん黒田さんそんなに
身が軽いかなぁ?あ、でもダンスゲームとかタンバリンとかうまいんだよね・・・
うーんどうなんだろう。でもスケートはいてたなら多分追っ手からも逃げ切れただろうな。
あ、清涼院!そうだ清涼院は身体の大きさなんかあってないような実体のない妖怪みたいな奴だし
僕らは清涼院の大きさなんか気にしないもん!だからこそあの変装だったんだ!体型が誤魔化せる!現に
みんなあの変装は誰だったのかってことに手間どってるもんね。あえて清涼院だった事が黒田さんを怪しく見せるなあ。
てあれ?学園で怪しまれないなら学園の生徒に成り済まさなきゃいけないから
意味不明な奇声で、なおかつ身体のサイズがない清涼院が選ばれるのは必然?
こうなると黒田さんじゃなくて他の人の可能性もでてくるんだよなー・・・
しかし凄いよなあのメンバーが揃った保健室に特攻するなんて。決死隊じゃん!
あの勇気は紳士倶楽部にはいれるなー。それともよっぽど追いつめられてたのかな遠足の僕みたいに
まあでも保健室の外で黒田さんがインラインスケートしてて何かの拍子で清涼院の格好に
なっちゃって覆面かなんかで前が見えなくて、ぱにくってるうちに保健室に突っ込んでしまって、せっかく高田さんがいるからと
偶然持ってたQEDと偶然持ってたハサミでお腹の中に入れちゃったって可能性も・・・ないな。
まあいいや、いつもみたいに見事な解決を誰かしてくれるだろうから終わるのを待っとくか。
秋月は思考を止めた。


107 :名無しのオプ:03/06/08 18:55
秋月、ネタ、京極先生と被ってるよ。

108 :名無しのオプ:03/06/08 22:15
教室には気まずい空気が溜まってきていた。
その空気におされてか、軽口や雑談は交わされない。
静かだ。

西尾「さて、ぼくたちはどうすればいいんでしょうね。森委員長」
森「名探偵も忙しいんでしょう。そのわりには働いてない人もいますけどね(笑)」

浅暮「……誰も考えはないのか? 秋月、どうだ。今なにか考えてるだろ?」
秋月「え、え。僕!?  えっと、す、す、全てがデブになるっ!?」
京極「……」
石崎「……まあ、頑張れよ。ゲイの道も百戦危うからずだ」
乾「芸の発音が違うだろっ! つうか、意味わかんねえよ!」

積木「そもそも、だ。高田のケースでは、西尾、殊能共にアリバイが存在する」
氷川「それが一番の問題ですね。ハサミ使いである二人は厨房にいたんですから」
関田「森委員長は一枚噛んでるらしいので共犯だとしても、
   蘇部さんに京極先生が確認しているとなると……確かなアリバイであると認めるしか」
北山「犯行を終えた西尾が、最短ルートで戻った…こういう物理トリックも有り得るんじゃないかな?」
津村「無理だ。途中で見失ったとはいえ、全力疾走で俺は犯人を追跡した。
   西尾がいくら速く厨房に帰ろうと、トウモロコシを食べられるほどの時間的余裕は無い……」
蘇部「西尾君も殊能君も結構前から厨房にいたよ」
京極「そうだな。これに関しては結論づけても良いだろうね。
    、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、  、 、 、  、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、
   高田君の事件に関しては、西尾君、殊能君両名の犯行ではありえない、と」

再び、沈黙が教室を包む。


109 :名無しのオプ:03/06/08 22:18
新堂「……俺はずっと考えていた」

唐突に、新堂が口を開く。

中島「なんだいきなり?」
新堂「高田の弱点は何なんだろうな…」
浅暮「『今までの被害者は弱点をつかれている』という推理のことか?
   でもあれは、缶詰が小路の仕業である以上、成り立たないと思うが」
新堂「そんなことはどうでもいいんだよ。
   別に俺は名探偵ってわけでもない。単に気がかりを話しているだけだ」

新堂は語りを続ける。

新堂「積木は、単独行動中に狙われた。俺は、愛しのプチアンジェを餌にされた。
   浅暮は、鼻が利きすぎる点をつかれた──個性そのものが狙われてると、思えないか?
   犯人は標的の個性──弱点を狙いすまして、犯行に及んでいると、俺は考えている」
石崎「なるほど。犯人は個性を逆利用してるってか。面白いな。
   じゃあ高田は医務室で治療をしているところを狙われたことになるのか?」
新堂「高田の特徴は、医者であることか? 違うな。もっと限定的なものだった。
       、 、 、 、 、 、 、
   そう、薬に詳しいことだ。俺もちょくちょく利用させてもらってたからな、よく覚えてる」
氷川「薬に詳しいということが、どう弱点に繋がるんでしょう?」
秋月「薬は使われてないものな。高田が自分で麻酔薬飲んだぐらいか?」
関田「弱点の符号は偶然かもしれませんが、高田さんの時だけ曖昧なのは変かもしれませんね」

一息入れる新堂。語りは佳境にはいる。

新堂「繰り返すが、俺は名探偵じゃない。これは推理でもなんでもない。   、 、 、 、
   ただな、気になっていた。高田の時は弱点を狙われていないのか──いたのか。
   そして気付いた。薬だ。高田の個性が『薬』だと思いつけば、すぐに思い出せた。
    、 、 、 、  、 、 、 、 、
   薬を常用していた奴がこのメフィスト学園の中にいるってことにな!」

110 :名無しのオプ:03/06/08 22:20
京極「そうか! そういうことだったか!」
    、 、
新堂「古泉! お前だな! 高田を殺ったのは!」

京極「──これまでの切り裂き事件で、犯人はいずれも符号を残していたのか。
   『犠牲者の特徴を狙って犯行を起こす』というサインを。
   積木君は、単独でキャラが立っているが故に──単独行動時に襲われた。
   新堂君は、子犬を可愛がるというキャラが故に──子犬を狙われた。
   浅暮君は、鼻が利くという個性故に──鼻が潰された時を襲撃された。
              、 、 、 、 、         、 、 、 、 、 、
   そして高田君は、薬に詳しいが故に──薬漬けの犯人が実行犯──
   そういうことか……!」
石崎「アリバイの件は──検証するまでもない、か。
   冷凍庫の中から声が聞こえただけだもんな。それこそなんとでもなる。
         、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、
   それに、そもそも防音も効いている冷凍庫の中から声が聞こえるはずがない」
京極「あの冷凍庫の中には誰もいなかったのか……」
中島「あの清涼院との戦いは、古泉が身体の調子を確かめていたのかもしれないな」

氷川「そういうことだったのか……」
高田「あの黒ずくめ動物的な動きは……ドーピングされていたのか」
津村「くそっ、薬が入ってたから追いつけなかったのか」
古処「意外な真相である」
北村「古泉さんを薬で操りつつ、古泉さんのアリバイも確保しているなんて……」
積木「古泉にアリバイを持たせつつ、自分達でそれを監視していたのか」

秋月「……そうだったのか。積木は単独でキャラが立っていたから出番が増えたのか!」
乾「お前だけそれかよ!」

111 :名無しのオプ:03/06/08 23:03
おみごとです

112 :名無しのオプ:03/06/09 02:29
新堂が解決に口を出してくるの、珍しくてイイ!
しかも古泉の冷凍庫ネタがこんなところで活きてくるとは……。
おみそれしました。

113 :名無しのオプ:03/06/12 23:54
新堂達に問い詰められ、古泉はぶつぶつと呟いた。
古泉「私は……アッラーの声に従っただけだ……アッラーの……」

やがて教室に静寂が訪れ、西尾と森に視線が集中した。
森は反論もせず意味のない微笑みを浮かべたままで、
西尾は自分には関係ないかのようにあらぬ方向を見ている。

竹「いーちゃん……」
竹は戸惑ったように西尾を見つめた。
西尾は竹の邪気のない瞳から顔を背けている。
竹「本当に、いーちゃんが……?」
西尾「だったらどう思う?」
こちらを向かぬまま、平板な声が返ってくる。
竹は花見の夜のことを思い出していた。

114 :名無しのオプ:03/06/13 00:00
花見の後。西尾のアリバイがないとされる時間帯。
カラオケの後、西尾が自宅まで送っていってくれたことを竹は思い出していた。
その間に積木の未遂事件が起き、西尾にも携帯に連絡が来ていたが、
西尾は酔って具合の悪くなっていた竹の傍にいることを選んだ。
西尾「……眠りなよ。何も心配はない。僕はここにいるからね」
竹「うん……ありがとだよ、いーちゃん……」
差し出される薬を何の疑いもなく飲んで、竹は眠りについた。
ずっと西尾が傍にいてくれていることを信じて。
翌日学校に来て積木が襲撃されたことを聞いても、西尾と自分は何の関わりもないと思っていた。
次々とハサミによる事件が起きても、西尾を疑ったことはなかった。
だから突然西尾が犯人だと名指しされたとき、
竹は西尾にはちゃんと積木の時にアリバイがあるのだと言おうと思っていた。
しかしクラスメイト達によって西尾の疑いは濃くなる一方。
最早何を信じていいのかわからなくなっていた。
あの朝、寝ぼける自分を起こしてくれた西尾の優しい顔を思い出す。
あの笑顔は、ゲームが成功したゆえのものだったのだろうか。
自分が寝ている間、本当は黒い衣装を着て、ハサミを持って学校へ……?
そして新堂と浅暮の事件の実行犯も西尾であり、古泉を薬で操って……?
竹の瞳から、涙がこぼれ落ちた。

115 :名無しのオプ:03/06/13 00:11
どう思うかって?
そんなの決まってる。
何も教えてくれないことが寂しい。
時おり自分の知らないところで自分の知らない顔を見せているのが寂しい。
でも、痛いことや怖いことは嫌いだけど、
自分には絶対に痛いことや怖いことをしないのはわかってる。
だから、思いは変わらない。
竹「あのね、そんないーちゃんが、竹はだいすきです」

乾「そんなってどんなだよ! つうか認めるのかよ!」

116 :名無しのオプ:03/06/13 07:55
乾ワラ。

117 :名無しのオプ:03/06/13 19:22
黒田の顔がしかめっ面になっている事に誰も気がついていない。
黒田(――なんで全てにおいてアリバイ無い俺が犯人として指摘されないのだ?
   まあ犯人じゃないけど。でもいいなあ西尾のヤツ。竹ちゃんにあんな台詞言われて。
   まったく、存在感無いからってないがしろにされる身にもなってみろ!
   くそぉ! ならなんか事件起こしてやる! 
   ・・・・・・なにをしよう。
   噂の蓮画像でもばら撒くか?
   それとも誰かの頭ん中に憑依しようか?
   インラインスケートで颯爽とスカートめくってパンチラGETs!!でもするか?
   まさか! 霧舎のやつじゃあるまいし。
   ――まあ、ゆっくり考えるか)
黒田のしかめっ面は真顔に戻った。でも、その変化には誰も気づかない。

118 :名無しのオプ:03/06/13 20:31
あわれ、黒田・・・。

119 :名無しのオプ:03/06/14 02:29
霧舎「いいなあ、竹さんは。堂々とみんなの前で好きとか言えて……」
高里「うう〜ん、むにゃむにゃ……好き……」
霧舎「えっ!? い、今好きって!! だ、だ、誰のことっ!?」
高里「舞城君……好きだ……」

霧舎「……う、う、うわああああああああああああああっ!!
   やっぱりそうなのかあ、そうだったのかああああっ!!」

霧舎は泣きじゃくりながら舞城に突進した。
石崎「なんだなんだ、霧舎が発狂したぞ」
秋月「目立つためなら状況を選ばない……僕に足りないのはこれか」
浅暮「ん? 待て、続きがあるぞ。『舞城君、好きだ』『俺もだ、霧舎』
  『嘘だ! 君は殊脳君のことを』『昔のことだ。忘れろや』『でもっ』
   ということで、彼女は単に801の夢を……って聞いてないか」
舞城のカウンターをくらった霧舎は、悲愴な表情のまま失神していた。

120 :名無しのオプ:03/06/14 10:00
霧舎がんがれ

121 :名無しのオプ:03/06/14 12:29
霧舎がんがれ

122 :名無しのオプ:03/06/14 21:17
失神て・・・(藁

123 :名無しのオプ:03/06/14 23:08
(なぜ『黒田がんがれ』の声はあがらない?)

124 :名無しのオプ:03/06/15 00:44
霧舎は気絶からすぐに目覚めたが、ショックはひきずったままだった。

霧舎「…………」
石崎「霧舎、元気出せって!お前を応援してくれる人達がいるんだってさ。な、積木?」
積木「ああ、まあ…今のところ二名だけなんだが……『頑張れ』、と。>>120-121でな」
石崎「ひゃくにじゅう…??……まあいいや。
   とにかく!二人もいるなんて、お前は幸せ者じゃないか!」
霧舎「……そうかな…」
石崎「そうそう!いやー羨ましいよなー。どんな娘なんだろうなー」

そのとき乾は「いたとしても確認出来るの積木だけだろ!」
と、ツッコミたくなったが結局口には出さなかった。


125 :名無しのオプ:03/06/15 00:54
そりゃあ(以下略

126 :名無しのオプ:03/06/15 01:31
このまま事件が大団円、もしくは悲劇を迎える前に、何とか話に絡めないだろうか。
でも僕は……推理にも参加できない。
恋愛の相手もいないし、特殊な趣味も特技もない。
特定の味方もいなければ、敵もいない。
だいたい、人数が多すぎるんだよ。わかりやすい奴だけ目立つのは仕方ない。
せめて僕の番まで事件が続いてくれたらよかったのに。
どのみち、僕の前が舞城だから見込みは薄かったけどさ……。
あーあ。西尾認めちゃうのかな。このまま事件終わっちゃうのかな。
でも、本当に西尾と委員長が犯人だとして、そもそも動機は何なんだろう。
理由はなんであれ、僕だったら被害にあっても全然恨まないけどな。
だって、わざわざ目立つ機会を与えてくれるんだからね。
そろそろクラスが二つに分かれるらしいし、
こうやって全員で何かするって機会も減ってくるだろうな……。
ん? 待てよ?
そういえば、新クラス「ファウスト組」のクラス委員長って、
西尾になるって噂だったよな(ちなみに担任はJ)。
そして現クラス委員長は森……その二人が手を組むのって偶然だろうか。
あ、あ、何か僕いま、凄く推理っぽいことしてるぞ!
ようし、ちょっと意味ありげに発言とかしてみちゃおうかな〜。

関田「西尾さんと森さんが手を組む理由って何なんでしょう。性格的なもの以外に、
   何か特殊な接点がありそうですよね」
石崎「おっ、なみへい。いいとこついてんな。やっぱアレか? 委員長繋がりか?」
秋月「ぐああああああ!! それは今、僕が言おうとっ!! しかもそんな軽くぅっ!!」

127 :名無しのオプ:03/06/15 12:34
>125
あの、変な所があれば次から気をつけるし
自分が向いてないと思えばもう書きません。
だから文句があるなら
書いた本人しか意味がわからないような書き方ではなく
はっきりそう書いてもらえますか

128 :名無しのオプ:03/06/15 14:57
>125は >123へのレスでしょ。

129 :名無しのオプ:03/06/15 15:17
それにしても……
西尾、そして森か。
彼らは「メフィスト賞作家」の肩書きはいらないよな。
「ベストセラー作家」と呼ばれる存在だ。

むしろ邪魔になる?
それが今回の事件に関係してるのか?

だが……

彼ら2人だけじゃないとすると?

他にも今更「メフィスト賞作家」の肩書きはいらない連中は存在する……

なるほど……

そういうことか……

黒田は今まさに真相に到達しようとしていた。



130 :名無しのオプ:03/06/15 15:26
−−−その瞬間、彼の脳裏に閃いたことがある。

「しまった!ハロモニ録画するのを忘れてた!」

一瞬、頭の中が真っ白になった黒田研二であった……

もはや真相どころでない。

脱兎の如く走り出す黒田!

彼の向かった先は……誰も知らない。


131 :名無しのオプ:03/06/15 15:53
??「そのとおりだ。石崎」

ざわめいていた教室に、凛とした声が突如響いた。

   「J!」

石崎「Jってあれだよな。ワニフェノク」
乾「なんで仮面ライダー、しかも555なんだよ!」
石崎「俺の作品の中の石崎に倣ってみたんだよ」
乾「中の人も大変だな!」

関田「それで、J先生……どういうことなんです?」
氷川「委員長という答えは、どういう意味なんですか?」

J「なに。これは期末テストだったんだよ」
秋月「 な ん だ っ て ー ! 」

J「事件を起こし、その事件に対する反応を見る試験だったんだ。
   問題作成と試験官に、クラス委員の森と西尾に協力してもらったという算段だ」
秋月「 な ん だ っ て ー ! 」
津村「しかし、それでは探偵ではない俺達が不利になるのでは……」
高田「被害者というのも、マイナスされてしまいそうな……」

132 :名無しのオプ:03/06/15 15:53
J「ああ、それは問題ない。別に解決だけがポイントじゃないからな。
   この事件から出発した全ての行動が評価対象になる。
   便乗犯や、ボディーガード、ギャグ、ネタ、被害者、会話……総てだ」
秋月「 な ん だ っ … …ゴホ ゴホ 」
積木「事件発生以降の俺達は監視、記録されていたということか……
   その具体的方法は? メタでログを読める俺でも、『総て』を知ることはできない」
新堂「どういうことだ?」
積木「あくまで俺が後から読めるのは『物語』としての部分なんだ。
   細かい行動内容や思索、たいした重みも意味もない枝葉末節は記録されていない。
   小説において、登場人物の日常生活を総て描写しないのと同じことだ」
中村「確かに、積木のメタが完璧なら名探偵なんかいらねえもんな」

J「ふむ。君たちもよく知っている方法だよ。前に西尾が使っていただろう?」
秋月「 な ん だ っ け … ? 」
森「……偏在する清涼院ですね(笑)」
生垣「……グレイツ…」
積木「知らない人はスキー合宿のこたつ組の事件を参照だ」
乾「誰に説明してるんだよ!」

清涼院「セイリョー─────インッ!」

133 :名無しのオプ:03/06/15 15:53
ばっ、と黒マントが翻り、清涼院は水玉模様から瞬時に着替えを終了していた。
いつもの黒ずくめ、長髪。しかし、今回はなぜか微妙に異なった印象を受ける。

北山「どことなく……違うような……」
乾「いつもはもっとこう、尊大だったよな。でも今のは少し神経質そうというか……」
         ツッコミ
清涼院「流石は突込推理の乾氏だ。気付いてくれたか。
    そう、此度の私はいつもの九十九プラス竜宮だけではない。氷姫宮が加わっている」
秋月「 な ん だ ! … … (喉をやられた…)」
石崎「よっ、突込推理探偵『乾』!」
乾「俺もMDCかよ!」
西尾「データ推理の氷姫宮氏が、御大の人格にプラスされているということは、
   その手に持っているタマゴ型のノートパソコンにデータが詰まっているのですね?」
清涼院「うむ。このノートパソコンに私が見知りした連続切り裂き事件……
   ──そうだな、こう命名しよう──この『ブック・ザ・リパー事件』に関与した、
   メフィスト学園全生徒の、全行動、全思索、全変化がこの中に記録されている」

J「そのデータを利用して、我らがアルファベット一文字教師陣が評価していきます。
   面白かったかどうか。活躍しているかどうか。その他様々な点から、詳細に」
秋月「(……声が潰れた)」
佐藤「(どうせJ先生は僕を……)」

殊能「京極先生は知っていたのですか?」
蘇部「そういえば冷凍庫の件とか、京極先生も驚いてたねー」
京極「試験が開始されているのは知っていたよ。
   多分、この事件がその試験だということも感づいてはいた。
   だから、積極的に推理はしなかった。付随する細かな謎を追ってはいたがね」
秋月「! ! ! ! (!)」
浅暮「(秋月……頑張れ。次の作品を出せばお前も、
   その『目立てないキャラ』を返上できるかもしれん……
   ……なんど言ったかわからんが……頑張れよ)」

134 :名無しのオプ:03/06/15 15:54
一方その頃、黒田。

黒田は必死に走っていたが、もはや間に合うはずもなかった……
黒田「ちくしょう……ちくしょう!」


一方その頃、石崎宅。

小路「あー、ピクニック編ビデオ終わったー。面白かったなあ」
ピ。彼はビデオの電源を落とすことにした。

 :::

二つのビデオの終わりと共に、今回の『ブック・ザ・リパー事件』、
いや、『西尾維新の期末試験』はここに終了ベルを告げた──

135 :名無しのオプ:03/06/15 18:31
黒田「そいえば>58でこの事件を『薔薇の悲劇』って誰かがつけたってあったけど、
   どこに薔薇がでたんだろ?」
黒田は結局諦めて電話で友人にビデオ録画を頼んで、黒田は学園に戻る事にした。
黒田「(最初からこうしときゃよかったなあ)」
事件が終結した事は電話で知らされた。
学園までちと遠いので、どうでもよさそうな事を考えて歩く。
黒田「薔薇ねえぇ・・・・・・、そうだ。腹を裂かれて内臓がばら撒けられるのバラかなあ。
   あ、そうか。腹を裂かれて血が散って、その血痕が薔薇に見えるからってことなのかもしれない」
これはいい考えかも! などと思いながら、黒田は歩く。

136 :名無しのオプ:03/06/16 00:56
一気に進んだなあ。
期末試験乙!
秋月よりも、すっかり忘れられている石黒あたりが失格の予感……。

137 :名無しのオプ:03/06/16 08:23
石黒は森とかぶるキャラを捨てて新しいキャラを開拓するといいと思うんだけど

138 :125:03/06/16 21:04
>127

キャー!!!
すみませんすみません!!
128さんの書かれているとおり、
125は123へのレスです。
全然リロードせずに書き込んじゃったので・・・。
大変失礼いたしました。

139 :127:03/06/16 22:32
>138
いや、こちらこそやたら攻撃的で失礼しました。
少々神経質になってました。気にしないで下さい。

しかしどこへのレスかも落ち着いて推察も出来ないとは
ミス板住人失格だー

140 :名無しのオプ:03/06/16 23:59
積木「>>136……だそうだ、石黒先生。今まで何してたんだ?」
石黒「試験? 知らんな。私は火山の講義やサイン会で大忙しだったのだ。
   この学園では理解が足らんようだが、世の中には火山に興味を持つ
   見識豊かな人々が私を支持している。そもそも火山とは(以後演説)」
秋月「ううっ。そう考えると、僕が一番役立たずのような……」
北山「秋月さんは目立とう目立とうとウジウジしてたログが残ってる分
   いいじゃないですか。今回は僕の奥ゆかしさが災いしましたね」
乾 「自分で言うな!」

141 :sage:03/06/18 08:34
くろけん氏の日記に
石崎さん乾さん霧舎さん氷川さんと飲み屋で騒いだ。
との記述が。

ついメフィ学を想像。




 

142 :141:03/06/18 08:35
間違えたあげちゃった逝ってきます

143 :_:03/06/18 08:40
http://homepage.mac.com/hiroyuki44/

144 :名無しのオプ:03/06/18 10:03
石崎と飲みてぇ……

145 :名無しのオプ:03/06/18 11:52
>>141
どんぴしゃりのメンバーですな。
リアルでも親しいのか……。
ここになみへいも加われば完璧。

146 :名無しのオプ:03/06/18 21:25
えっと、>>141は本格ミステリ大賞の関係の集まりのときだったから
たまたまああいうメンバーになっただけのはず。
水を差すようで悪いけど。
でもたしか去年は霧舎は来てなかったけどね。

147 :1/3:03/06/19 08:42
石崎「ふふふ、みんなまだ気付いてないようだな。》141が重要な事実を示唆しているのを」
乾「重要な事実?」
石崎「ああ、よく見てみろ。四人の名前の並べ方を」
霧舎「石崎、乾、霧舎、そして氷川──別におかしくないよ?」
氷川「ああ、わかりました。僕たちにとってあまりにも違和感がなさすぎる。そういうことですね、石崎さん」
乾「何がそういうことだよ! わかりにくいのは冗談だけにしとけよ氷川」
石崎「ああ、リアル黒田のHPを確認したが、順番はまさしくこの通り。しかも霧舎とは初対面だと注釈までついてるのにな。普通なら初対面の人間を最初か最後に持って来るもんだろ? この並べ方は明らかにおかしいよ」

148 :2/3:03/06/19 08:43
氷川「受賞順でないことは一目瞭然ですね。年齢順、といっても僕はともかく他の三人は同じ63年生まれだし」
乾「単純に飲み屋についた順番ってのはどうだよ」
石崎「13日の金曜日だぞ。武蔵の39歳サラリーマンの俺が、自由業者の連中より先に到着してるはずがない」
霧舎「そりゃあやっぱりまどぎ……むぐっ」
石崎「中の人は違うんだよ。ともかく、最初に一番人気の俺」
乾「誰が一番人気だよ、っていうか自分で言うな!」
石崎「次にツッコミの乾、微妙トリオで霧舎。一息置いて俺と探偵コンビの氷川。学園に慣れ親しんだ奴なら、多分こういう並べ方をするだろうな。つまりだ、リアルくろけん氏はこのメフィスト学園をチェックしてるってことなんだよ」


149 :3/3:03/06/19 08:44
関田「あのー……」
石崎「おうなみへい、仲間はずれにして悪かったな。本格ミステリクラブに入ったらおまえも誘ってやるからな」
乾「だからリアルの話だって言ってんだろ!」
関田「いえ、そうじゃなくて。……五十音順って、どうですか?」
石崎「へっ?」

 いしざき→いぬい→きりしゃ→ひかわ

乾「あってんじゃねーかよ!」
石崎「いやあ、俺の冗談はわかりにくいからなあ。わははは」
氷川「それは僕のセリフですってば」


150 :名無しのオプ:03/06/19 11:40
>>147-149
ナイス!(・∀・)

151 :名無しのオプ:03/06/20 00:31
高田「おや、西尾君。手のひらなんか見つめちゃって、怪我でもした?」
石崎「何だ?働けど働けど我が暮らし楽にならざり、ぢーっと手を…」
乾「まさか。西尾に限ってそんなわけないだろ」
西尾「いえ…。ただ、さっきそこで浦賀先輩と握手をして」
北山「握手?何でまた」
西尾「さあ。僕も知らないよ。先輩の方からだったからね。おまけに先輩、無表情で」
高田「心温まるのか、肝が冷えるのか、良くわからないシチュエーションだね」

石崎「あ、あれだろ。人喰いつながり」
西尾「え?………ああ、そうか」
北山「そうか。西尾君の新刊。えーと、ヒトクイ…何だったっけ」
西尾「ヒトクイマジカル」
乾「で、同志だと思って握手したってのか?浦賀が?」
石崎「そうじゃなかったら『俺のキャラにかぶせるつもりなんだなーよくもー今にみておれよー』な宣戦布告」
北山「石崎さん、飛躍しすぎです」
石崎「はは、冗談冗談。ま、あんまり気にすんな」
乾「推理するだけして無責任な奴だな」
西尾「最初からそんなに気にしてないですから、平気ですよ」

西尾(握手、右手だったし)

152 :名無しのオプ:03/06/20 01:17
高里が目覚めたときには騒ぎはもう終わっていた。
医務室のベッドから起き上がると、日明が気づいて声をかけてくる。
日明「私達、試されていたのよ。あれは私達がどんな反応をするかっていう
   J先生の試験だったんですって。森君と西尾君はその手伝いよ」
高里「そんな! 森君と西尾君の愛と狂気の皆殺し計画じゃなかったの?
  『ようやく二人っきりになれましたね(笑)』と手に手を取って……」
日明「あなた一体どういう夢見てたのよ……。違うことで怒りなさい。
   そんな馬鹿げた理由で女の肌が傷つけられようとしていたのよ?」
高里「夢……? もしかして霧舎君が舞城君にお姫様抱っこされたのも?」
日明「当り前でしょ。現実はあなたが舞城君に抱きかかえられてたのよっ。
   まったく、そういう見せ場は私のためにあるはずなのに……ブツブツ」
高里「なんだ。じゃあ二人が恋人になったのも夢だったんだ」
何故か、ほっとため息をついていた。
夢の中で、高里は二人の愛の邪魔者だった。
霧舎は舞城の想い人である殊能を気にし、舞城は昔の彼女である高里を意識して、
二人は嫉妬を繰り返すもどかしい恋愛をしていたのである。
高里「夢でよかった……」
霧舎が辛そうなのが悲しくて、舞城に疎まれるのが寂しかった。
どうしてそんな風に思うのかはわからないけど。
ふと、今さらのように日明の言葉が甦る。
私が舞城君に抱きかかえられてた……?
何故か、頬が熱くなるのを感じた。

153 :名無しのオプ:03/06/20 17:31
舞城♥高里キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!

154 :名無しのオプ:03/06/20 20:37
西尾「梅雨ですね、御大」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「と言うことは、もう夏ってことですよね」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「一般的に、一年の内で夏というのは六月七月八月の三ヶ月間でしょうね。
   『十二』ヶ月を単純に『四』季で割るなんてのは、無粋かもしれませんが」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「ところで、少し前に『彩紋家は夏刊行』って話が出ましたね」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「とりあえず、今月…つまり六月ではなかった。
   来月七月、新刊を出すのは高田先輩と関田君と僕の三人だけみたいです」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「すると、彩紋家は八月に出るんでしょうか、御大?」
清涼院「リュースイ」
西尾「そうですか」


[設問]会話中の「リュースイ」の意味を推測しなさい。(時間無制限、配点10点)

155 :名無しのオプ:03/06/21 11:32
かわいそうな御大( w

156 :名無しのオプ:03/06/21 17:32
紙切れを持った蘇部が、殊能のもとへやって来た。
蘇部「ねえねえ、殊能君。こんなの見つけたよ」
殊能「リュースイ? ああ……これは」
蘇部「また試験問題かなあ。殊能君、わかる?」
とそこへ、目を血走らせた秋月が脱兎の如く駆け寄り、紙を奪い取った。
秋月「よ、寄越せぇっ。これはきっとJ先生からのボーナス問題に違いない!!」
その言葉に、先日までの期末試験で活躍できなかったと自覚する約数名が反応する。
秋月「きっとそうさ。あんな試験で僕の評価はできっこない。先生はそれに気づいたんだ。
   僕は本当はできる子なんです。信じてください。ブツブツ」
古処「落ち着け、秋月。紳士たるもの他人から横取りするのは……」
秋月「五月蝿い! キャラの立った奴に僕の気持ちがわかるかぁ!!」
逆ギレして子供のように振り回す秋月の手から、勢い余って紙が離れる。
紙は風に乗って教室内を漂った。無数の手が伸びる。
日明「渡しなさい、レディファーストよ!!」
佐藤「……J先生は僕を試している……いつだってそうさ……」
北山「あの、僕がコピーしてきます。だからそれをこっちに」
黒田「お前等、僕に譲れ! ハロモニを録画できなかった可哀想な僕に!!」
石崎「お、なんだか知らんが面白そうだぞ。目の前で奪って泣かしてやれ」
乾 「いじめっこかよ!!」

その様子を冷めた目で見ていた殊能は、同じく静観している西尾に声をかける。
殊能「あれは、君が竹さんに遊びで出したクイズだろう」
西尾「うん。さっきゴミ箱に捨てたはずなんだけどなあ。まあ、ああして
   希望を持ってる人を裏切っちゃ悪いから、言い出す気はないけどね」

一方、扉の陰では同じようにこっそり話し合う二人の影。
小路「あれ? てっきり捨てちゃいけない物だと思ってゴミ箱から出して
   おいたのはいけなかったのかなぁ」
生垣「いいえ、ナイス判断ですよ。お陰でクラスメイトの和気あいあいとした
   画をフレームに収めることができました……クスクス」

157 :名無しのオプ:03/06/21 22:14
「リュースイ」が万能の相づちに思えてきた。

158 :名無しのオプ:03/06/21 22:36
リュースイ

159 :名無しのオプ:03/06/21 22:39
リュースイ作品は万能の金づちですよ?

160 :名無しのオプ:03/06/22 00:05
>>157-159
ワラタ

161 :名無しのオプ:03/06/22 00:11
石崎「小路、この前顔合わせはしたけど、まだきちんと紹介してなかったよな。
   こいつはきよしだ。言っとくけど氷川じゃないぞ」
氷川「石崎さん、『きよし』と『氷川』の箇所が逆で…」
小路「ええ!そうだったんですか。今まで氷川さんだとばっかり…
   失礼しました、きよしさん」
氷川「……いや、氷川で合ってますから。………石崎さん」
石崎「わはは、いや悪い悪い。小路、今のは冗談だからな、ジョーダン」
小路「あ、そうなんですか。ビックリしました」
石崎「そうそう。で、こいつは酒好きの論理好きで本格属性。
   そして作家だけに、サッカー好きでもある!」
小路「え。小説家だとサッカー好きなんですか?
   じゃあ僕もフリークにならないといけないのかなあ…」
氷川「小路君、今のは『作家』と『サッカー』をかけた石崎さんの駄洒落です」
小路「あ、そうなんですか。あはは、面白いですね」

乾(何だ!?ノスタルジックキャラってのはあんなのなのか!?)

162 :名無しのオプ:03/06/22 19:21
ノスタルジック 【nostalgic】

(形動)
懐旧の念を起こさせるさま。郷愁にふけること。

きょうしゅう きやうしう 0 【郷愁】

(1)故郷を離れている人が故郷をなつかしく感じる気持ち。ノスタルジア。
「―を覚える」
(2)古いものをなつかしむ気持ち。
以上goo検索

黒田「これらによってわかる事は、
   ノスタルジックキャラとは、
   郷愁を覚える癒し系キャラという意味なのだ!」
乾「本当か?」
黒田「テキトーだっつうの」

163 :名無しのオプ:03/06/22 20:49
公式で久々にピクニック読んだら面白かった。
黒田がんばれ。

164 :名無しのオプ:03/06/22 21:22
>163
そういえば、ピクニック最後で
小路が犬の本当の飼い主だというネタがあったな。

「ピクニック編集済みビデオ」はこれからの展開に絡んでこないのかな。

165 :名無しのオプ:03/06/22 22:39
北山「あ、生垣君。難しい顔してどうしたの」
浅暮「録画ビデオの編集中か?花見の…映像じゃなさそうだな。何だこりゃ」
生垣「お花見のフィルムならもう編集したさ。これは次の新作になる予定」
北山「もう新作?精力的だね……でもこれ、古泉さんしか映ってないみたいだけど」
生垣「前にミスター古泉が流水と互角に戦っただろ?なかなか良い動きだった。
   だから今度はアクションものを撮ろうと思ってね、一日彼を追うことにしたんだが…」
浅暮「さっきから瞑想シーンばかりだな」
生垣「イエス。まったく動きがない。何度かアクションを頼んだんだが、効果なしさ」
北山「それにしても凄いね、全然動いてない。静止画像みたい」
生垣「先に言っておくと、五倍速で再生中だ」
浅暮「確かに周りのものは恐ろしく速く動いてるな」
北山「で、生垣君はまったく動かない古泉さんをずーっと撮ってたんだ?」
生垣「まあね。途中で撮影を投げ出すなんて、俺の映画スピリットに反する。
   …しかし、最初のイメージと違うものになりそうなのは確かだね。
   フーム、次はもう少し気楽な感じの画を撮るとするか。コージあたりを追うかな…」

言いながら生垣は停止ボタンを押し、立ち上がる。
北山「あれ、編集作業やめちゃうの?これはお蔵入り?」
生垣「ノンノン。そんなことはしない。ちょっとミスター古泉のコーランをサンプリングしにね」
浅暮「そんなもの録ってどうするんだ」
生垣「勿論、このフィルムのBGMにするのさ。この画にはあれしかない。
   ま、完成したらまた見てくれよ。シーユー」

北山「生垣君、楽しそうだなあ…」

166 :名無しのオプ:03/06/22 23:59
>162
石崎「ほほう。郷愁を覚える癒し系か。郷愁ねえ…」
氷川「また妙な駄洒落を言わないで下さいね。教習とか強襲とかにかけて」
石崎「あのなあ氷川、俺は別にダジャレ製造機じゃないぞ」
氷川「それはわかってますけど、でも隙あらば何か面白いこと言おうとしてませんか?
   まあそれは置いておいて、確かに小路君は、作品も今までになかったタイプですからね」
石崎「そうだなあ。しかし故郷が恋しくなるって…『おふくろー!』って叫びたくなるってことか?」
氷川「…間違ってはなさそうですけど」
石崎「やっぱり故郷と言えばお袋の味が王道だろ?あ、小路、ちょっとちょっと」
小路「はい、何ですか?」
石崎「郷愁オーラを醸し出すのは良いけど、程々にしとけよ。
   一人、『家族』をキーワードにしてキレる奴がいるからな。酷い目に遭うぞー」
小路「ええっ、そうなんですか?気をつけます………でも、あの、その前に郷愁オーラってどうやって出すんですか?」
石崎「………さあ。…あ、威圧オーラを放つ新堂あたりに訊けば良いかもな、なーんて…」
小路「わかりました。訊いてきます!」
氷川「あ、小路君!……石崎さん、行っちゃいましたよ。オーラなんて言って、また妙なこと吹き込んで…」
石崎「いや、冗談だったんだけどなあ…」

167 :名無しのオプ:03/06/23 21:07
アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー
アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー

北山「完成したんだね、生垣君…」
乾「何だよこれ!映画じゃなくて古泉のプロモビデオじゃねえか!」

アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー
アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー

秋月「声が頭の中でグルグルする…ふ、フフ、あ、アッラーアッラー」
石崎「秋月が洗脳されかかってるぞ。おーい、高田ー気付け薬一丁」

アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー
アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー

中島「むむ、これはある意味、精神鍛錬になるかもしれんぞ」
森「なかなか面白い映像ではありますね。ですが、森はこのへんで失礼します(笑)」

アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー
アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー

蘇部「ぐー…(眠っている)」
殊能「蘇部君、こんな所で寝たら風邪をひくよ」

アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー
アッラーアッラーアッラーアッラーアッラーアッラー

生垣真太郎新作フィルム、24時間ノンストップ上映中。

168 :名無しのオプ:03/06/24 13:32
日明「何よこれ……。どうせならもっと意義のあるものを映して欲しいわね。
   24時間ノンストップにも耐えうる美貌とか、美人秘書の仕事ぶりとか」
浅暮「酒かっくらって悪態吐いたり、休み時間のたびに血走った目で化粧を
   なおす様を延々見せつけられてもなあ……」
日明「きいっ! それ誰のことよ!!」
浅暮「いてて。誰のことだとは一言も言ってないだろが! まあお前なんだけど」

霧舎「コホン。た、高里さん、そんなのずっと見てると頭が痛くなっちゃうよ」
高里「駄目……目が離せない。だってこれはきっと古泉君に対する生垣君の
   溢れんばかりの愛情と執着の結果なんだもの。何て狂おしい情熱……」
舞城「おめえの頭もいい加減狂おしいな」
霧舎「た、た、高里さんに何てこと言うんだ! この野蛮人!!」
舞城「あ?なんやて?おめえ人に喧嘩売るときは目ぇ見て言えよ、うんこ」
高里「あ。いつのまに二人肩を抱き合って(霧舎「掴み合ってるんだよ(泣)」)
   もしかして私がいると邪魔なのかな……えへへ、ごめんね」
霧舎「ああっ。そんな誤解をして、しかも何故か寂しげな微笑みを浮かべたまま
   行ってしまわないでぇ〜!! ゴフ、ベグゥッ」

高田「……みんな殺気立ってて喧嘩が絶えないんだけど。薬の在庫が切れる前に
   あれ止めてくれないかな」
生垣「フフフ、素晴らしい効果ですネ。もう少しみなさんの様子を撮らせてください」

169 :名無しのオプ:03/06/24 22:48
*********************************

清涼院流水「JDC」トリビュートに続くメフィストトリビュート企画!!

今度はなんと秋月涼介 「迷宮」 トリビュートだ!!

<第一弾> 森博嗣「迷宮百年の睡魔」

以下続々刊行予定、お楽しみに!

*********************************

森「こんな宣伝ビラを屋上からばら撒いたのは誰ですか?(にこにこ)」

蘇部「森くん、新刊を宣伝して貰って嬉しそうだね」
乾「いや、良く見ろ。目が笑ってない」

170 :名無しのオプ:03/06/25 20:20
霧舎は黙々と手を動かしている。
黒田「・・・・・・なにやってんだ? 霧舎」
霧舎「舞城にフクシュウするのだ」
黒田「折り紙でか?」
霧舎は>169の宣伝ビラをひたすら折っていた。
霧舎は鋭い眼光で黒田を睨むと、
霧舎「折り紙といえどコイツだ」
と言って黒田の目の前に突きつける。
黒田「え? 紙ヒコーキじゃねえか。
   ・・・・・・あっ! 針が前の部分についてる!!」
霧舎「そうだ。針はちょっとした毒を塗っててな、
   効果はヒミツだ・・・・・・。
   コイツをたくさん舞城にめがけて投げつけてやるのだ。
   コイツはけっこうスピードが出る紙ヒコーキでな、
   一度に大量にやられたら舞城とて逃げられん」
黒田「地味に恐ろしいな」
そうこう言っているうちに誰かが来た。
黒田「あ、舞城だ」
霧舎「なにい!!」
舞城がゆっくりとこっちへ歩いてきていた。

171 :名無しのオプ:03/06/25 20:31
霧舎「この野郎、食らえ!!」
叫ぶやいなや霧舎は紙ヒコーキを投げる。
ヒュッ、ヒュッ、ヒュッ、
と音を立てながら風を切り裂いて飛ぶ。
黒田(意外と早い!! これじゃあ避ける事も叩き落とす事もできない!!)

舞城はいきなり飛んできた紙ヒコーキに面食らった。
しかもそのヒコーキの先には針がついている。
ヤバイと判断した舞城は思いっきりのけぞった。

霧舎「なにい!!」
霧舎は唖然とした。
なんと舞城はのけぞって全ての紙ヒコーキをよけたのだ。
それはまさに――

黒田「マトリックスのあのシーンだ!! ネオが弾丸を避ける所!!」
黒田が叫んでいる時に霧舎は舞城のドロップキックを食らっていた。

172 :名無しのオプ:03/06/25 22:31
>170-171
霧舎の口調が別人のようだ…まさか叙述トリックか?

173 :名無しのオプ:03/06/25 22:48
漏れも霧舎別人かと思った。
なんか映画パロやってるし、……さては生垣演出?

174 :名無しのオプ:03/06/25 23:29
古処「…伝単か」

空から降ってきた紙片を拾い上げ、文面に目を走らす。

「迷宮」トリビュート。

何かに惑わされながらも同時に魅了された者たちの、その何かへの賛辞。
そのような意味として考えればなかなか良さそうな企画である。

いや、このビラにそこまで深い意味などないのだろうが、
それでも第一弾に森の新刊を持ってくるあたり、一応考えてあるらしい。

メフィスト作家による「迷宮」トリビュート…

古処「…少年たちの迷宮」

そう呟いてから、すぐに軽く頭を振った。まったく全然イマイチである。

古処「そんなことよりも3LDKなのである」
ひとりごちて、古処は去っていった。

175 :1/3:03/06/26 10:42
綾辻「……」
法月「綾辻さん、何悩んでるんですか?」
我孫子「法月君に心配されるようじゃおしまいやね。館シリーズに使うアイデアでも考えてるんですか? そういや、夏合宿用の館を綾辻先生に用意してもらおう、なんて話も」
綾辻「それを言わないでくれよ……(溜息)」
法月「綾辻さんがそんなふうじゃ、生徒に示しがつきませんよ。読んだでしょ、北山君の『アリス・ミラー城』」
我孫子「館シリーズならぬ城シリーズか。下手すると講談社ノベルズの看板シリーズを取られるってことにもなりかねへんなあ」
法月「笑い事じゃありませんよ。新本格第一世代としては、是非綾辻さんに頑張ってもらわないと」
我孫子「法月君、他力本願って言葉知ってるか?」
綾辻「二人とも少しは黙って……そうだ!」
法月「なにかいいアイデアでも思いついたんですか?」
綾辻「ああ、これで次の館はバッチリだ!」

176 :2/3:03/06/26 10:46
綾辻「ああ、北山君」
北山「あ、綾辻先生。何ですか?」
綾辻「君を見込んでちょっと頼みがあるんだけど。暗黒館の次の館で使うトリックを思いついたんだ。メインじゃなくて、君の好きな物理トリックの方なんだけどね」
北山「ぶ、物理トリックですか!?」
綾辻「うん。それで良かったら、君にそれを検証してほしいんだ。引き受けてもらえるかな」
北山「はっはい! もちろん! 是非やらせてください!」
綾辻「ああ、よだれはちゃんと拭いて。じゃあ放課後、ちょっとそこの教室に来てもらえるかな。仕掛けを作るのに時間がかかるから。いいかい、君だけに見せるんだからね。絶対に一人で来るんだよ、いいね」


177 :3/3:03/06/26 10:48
(放課後)

北山「綾辻先生の物理トリックかあ……(うっとり)一体どんなんだろう。ふふ、楽しみだなあ。……ああ、ここだ。入りますよー、綾辻先生。あれ? 物理トリックは?」

 パシャン。

北山「え?」
 北山の背後で教室の扉が閉まった。
北山「あれ、開かないや……綾辻先生? ねえ、開けてくださいよ、綾辻先生! 綾辻先生!?」

法月「これで教室を密閉、っと」
綾辻「ふっふっふ、物理トリックを餌に獲物をおびき寄せる、これぞ北山ホイホイ! あとは彼に、次の城のアイデアを吐かせれば──」
我孫子「思いついたアイデアって、これやったんですか(泣)」

178 :名無しのオプ:03/06/26 15:41
綾辻達の企みは順調かと思われた。
しかし北山を捕らえたまさにその瞬間、一人の生徒が目撃していた。

日明「まだ帰らないの? ぼーっとして。また男と男の変な夢でも見たのね」
高里「夢じゃないわ。あんな凄いこと……あ、駄目。言いたいけど言えない」
日明(な、何よこの子。意味深に頬を赤らめちゃって。何があったのかしら。
   美人秘書である私を差し置いて、そんなに興奮するような出来事が?)
高里「実は私、さっき、空き教室で……」
日明「き、聞きたくないわっ!! 不潔よっ!!」
何を妄想したのか、激しく取り乱した日明は最後まで聞かずに走り去った。
高里はドキドキする胸を両手で抑えて、そっとため息を吐く。
高里「やっぱり黙っていようっと。綾辻先生と北山君の禁断の逢引きのことは。
   ちょっと危険な雰囲気だったけど、あれをきっと監禁愛って言うのよね。
   人の恋路を邪魔しちゃいけないわ……」

というわけで、北山ホイホイはまだ順調だった。

179 :名無しのオプ:03/06/27 13:58
放課後、幾人かが誘い合って小路の歓迎会を催していた。
最初の乾杯を済ませたところで、浅暮が学園方向へ鼻をひくつかせる。

浅暮「ふむ、陰謀の臭いがするな」
石崎「陰毛に臭いなんてあるのか?」
浅暮「綾辻先生の悲哀を感じる……」
石崎「綾辻先生は陰毛まで寂しいのか。気の毒だな」
乾 「どこからつっこめばいいんだよ!! ていうか変な想像させるな!!」
霧舎「アーヤのパイパン……高里さんがこの場にいれば喜んだかな……」
蘇部「ねえねえ、綾辻先生はパイパンっていう病気で悩んでるの?」
殊能「君が気にすることじゃないさ。それよりこの唐揚げ美味しいよ」
浅暮「……北山らしき奴の困惑も感じ取れるなあ。さほどの危機感はないが」
高田「そういえば彼、来てませんね。ひねくれ者の誰かさん達と違って、
   こういう場はちゃんと出てくる人だと思ってましたが」
石崎「つまり話を総合すると、北山は綾辻先生の陰毛を植毛させられている、と」
乾 「どこをどうしたらそんな推理になるんだよ!!」
小路「みなさん仲がよいですねえ。あ、店員さん。豚キムチ炒めお願いします」

その後、何故か臭いのきつい料理ばかりが注文され、いい加減酒も回り、
浅暮達は学園から漂ってきた陰謀の臭いを忘れていった。

180 :名無しのオプ:03/06/29 16:23
北山「僕はどうなっちゃうんでしょう」

181 :名無しのオプ:03/06/29 18:28
二重の放置プレイなわけだ

182 :名無しのオプ:03/06/29 19:47
北山「本当なんですよう、アリスミラーに全部つぎ込んじゃってアイデアなんてもうこれっぽっちも残ってないんですから」
法月「綾辻さん、もうやめにしません? 生徒からネタを脅し取るなんて」
綾辻「そうだなあ、こっちもいいかげん疲れてきたし」
北山「放してくれるんですか?」

 綾辻がくるりと背中を向ける。

綾辻「ちょっと休憩」
北山「そんなあああ!」

 北山の声を背に、綾辻は空き教室を出た。すると。

??「ああっ綾辻先生、どいてください、どいて、どいて――!」
綾辻「――!」

 綾辻がよけるやいなや、人影が猛スピードで壁に激突する。
 インラインスケートを履いた黒田だった。

黒田「ああ良かった。探してたんですよ、綾辻先生」
綾辻「(まさかこいつ、北山のことを……?)どうした黒田君、廊下でインラインは禁止のは

ずだろう」
黒田「大目に見てくださいよお、この時期外で滑るとアマガエル踏み潰しちゃってたいへんな

んですから。そのかわり」

 黒田がごそごそと茶封筒を取り出した。

183 :2/2:03/06/29 19:49
綾辻「それは?」
黒田「やだなあ忘れたんですか? 以前掲示板に出てたでしょ、YAKATAトリビュートっ

て。以前書いたやつをリライトしてみたんですけど」
綾辻「……いいのかい? 使わせてもらって」
黒田「メフィストの生徒の中でも一、二を争う受験回数を誇る僕ですよ。受験前に書きためた

ネタが腐るほどありますからね」
綾辻「じゃあ、早速見せてもらうよ」

 綾辻がいそいそと封筒を開ける。
 表紙に黒々と書かれた、そのタイトルは――

『イヤンバ館の殺人』

綾辻「……」

 ビリッ

黒田「ああっ何するんですかっ、綾辻先生!」


184 :名無しのオプ:03/06/29 20:45
ぶははは、久々に爆笑させてもろた(藁

185 :名無しのオプ:03/07/01 06:27
>183
くろけんなら本当にそのタイトルで書きそう >イヤンバ館

186 :名無しのオプ:03/07/01 13:38
>185
『 イヤンバ館 』でぐぐってみそ。

187 :名無しのオプ:03/07/01 21:04
>186
見てきた。笑った。

188 :名無しのオプ:03/07/02 00:40
マジで書いていたのか
くろけん恐るべし!

189 :名無しのオプ:03/07/02 20:39
あーやっと意味分かった(藁

190 :名無しのオプ:03/07/02 23:57
黒田研二ブレイクの予感?

191 :名無しのオプ:03/07/03 00:07
奴はブレイクなどしない。

192 :名無しのオプ:03/07/03 00:40
むしろブレイクする。

193 :名無しのオプ:03/07/03 00:54
なんか知らんが、黒田はいつも楽しそうでいいな。
悪い奴じゃなさそう。


黒田になりたいとは思わないけど。

194 :名無しのオプ:03/07/03 02:18
くろけんはそのうちひっそりと傑作を書いてくれそうな気がする

195 :名無しのオプ:03/07/03 13:08
そう言われると、もう既にひっそりと書かれていそうな気がする罠。

196 :名無しのオプ:03/07/03 13:21
しかし黒田はいかんせん文章力が……ゴニョゴニョ。
このままじゃ雑談スレだ。職人カモン〜。

197 :名無しのオプ:03/07/03 18:24
黒田「僕についての雑談はこちらでで話してくださいな。
   [黒田研二ペルソナ探偵]http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/975745344/l50
   カキコミえらく少ないんでよろしくぅ!!(半泣き」
北山「半泣きって・・・・・・」

198 :名無しのオプ:03/07/03 22:12
http://ikinari.pinky.ne.jp/

ここに殊能蘇部舞城の名前を入れて遊んでみた。
霧舎高里舞城でも可。

199 :名無しのオプ:03/07/03 22:14
『七人の迷える騎士』関田 涙
美少女探偵、ミスコンの惨劇に立ち向かう!
学園祭のミスコン会場が戦慄の殺人現場に。(以下略)


乾「女子高生探偵だけに飽きたらずミスコン…お前も好きだな」
関田「え。いや、一応『惨劇』がついてるんですけど…」
石崎「照れなくてもいいぞ、なみへい。俺たちはやっぱり仲間なんだなー」
関田「一体何の仲間ですか…」
霧舎「ねえ、このミスコンに水着審査はあるの?」
関田「………」
佐藤「……へえ。で、今回も姉萌え?」
関田(何で佐藤さんまで…)

200 :名無しのオプ:03/07/04 17:31
>>199
ワロタ(w
みんな良いキャラしてるなあ。

とかいいつつ200(σ・∀・)σゲッツ!! 

201 :名無しのオプ:03/07/05 14:23
殊能「日本って、月と日がゾロ目だと何か特別な日だったりするよね」
生垣「一月一日はお正月だな。まあ、この日は日本以外でもフェスティバルだろう」
蘇部「二月二日は節分だよ。年の数だけ豆を食べるんだ」
殊能「三月三日は雛祭り」
生垣「四月四日…向こうじゃイースターだが、こっちは何かあるのかい?」
蘇部「えーとね、三月の桃の節句と五月の端午の節句の間だから、
   『オカマの日』なんて言うことがあるよ」
殊能「誰が言い出したのか知らないけど、面白いね。で、蘇部君が今言った通り、五月五日は子供の日」
生垣「六月六日…黙示録じゃ『666』は忌み嫌われる数で、それがモチーフの映画もあったな」
蘇部「うーん、特に何の日とか言わないね。……あ、雨ザーザー?」
殊能「一月ぐらい何もなくても良いかな。気を取り直して、七月七日は…」
古処「七月七日、小説すばるにて連載中なのである。ヨロスク」
殊能「…七月七日は、七夕だね」
生垣「年に一度しか会えない男女…フム、悲しくもロマンチックだ。
   さてそれで、八月八日は何の日なのかな、蘇部?」

蘇部「勿論、僕らの京極先生待望の新刊、『オンモラキのヒマ』の発売日だよ!」


石崎「蘇部、ヒマじゃなくてキズだぞ。漢字似てるけど。それじゃ宣伝にならないだろー」
乾「ていうか前フリなげえよ!」

202 :名無しのオプ:03/07/05 16:19
霧舎「あれ、節分って二月三日だったような…」
高田「確かに最近は三日に節分がくることが多いね。」
霧舎「あ、高田君…。」
高田「でも年によっては二日だったり四日だったりすることもあるんだよ。
   節分というのは立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいうからね、
   これらの日にちによって節分の日にちも変わるということさ。」
霧舎「へ、へぇ、そうなんだ。」
高田「ちなみに一般には単に「節分」といえば春の節分を指すものとなっているね。
   これは立春が一年の初めと考えられることから、その前日である
   春の節分を最も重視しているからで……(略)」
霧舎「え、えっと…」
高田「(略)……だが節分とは本来そんな呑気な行事だはないんだ。
   騙りと言ってもいいね。節分に限らず、日本の行事は裏の顔を持つものが多い。
   例えば正月は……(略)」   
霧舎(高田君…話が長いよ…)

203 :名無しのオプ:03/07/05 18:10
ああ、節分は二月二日じゃなかったっけ。しまった。

204 :名無しのオプ:03/07/06 02:58
霧舎「やれやれ。とんだ目にあったよ」
関田「高田さんって京極先生並みに薀蓄が得意なんですね」
石崎「あとは酒とクスリだな」
生垣「ヒュウ! 意外にもダーティーなんだね」
新堂「ああいう奴に限って裏の顔を持つものさ」
小路「人は見かけによらないんですねぇ」
乾 「ああほら、誰かさんが誤解を生む言い方するから!」

205 :1/3:03/07/06 23:02
綾辻「全く最近は、館の美学を解さない若者が多くて困る……あれ?」
 
 教室に戻ろうとして、綾辻は小柄な人影を見つけた。
 氷川が分厚い紙の束を抱え、きょろきょろとあたりを見回している。

綾辻「あーコホン。氷川君、ひょっとして君も、YAKATAトリビュートに応募しに来たのかな?」
氷川「あいえ、僕はそういう芸風じゃありませんから。それより、法月先生知りませんか?」
綾辻「(ちっ、法月信者かよ……)彼に何か用かい?」
氷川「レポートを見てもらう約束をしてたんですけど。こんなことなら、小路君の歓迎会についていけばよかったかなあ……」
法月「いやあごめんごめん、悪かったね。ちょっと野暮用で」

 声を聞きつけた法月が、氷川の手からレポートを取り上げる。
 そして読み始めた。


206 :2/3:03/07/06 23:05
綾辻「野暮用ってねえ君、仮にも先輩に向かってだな」
法月「……」
綾辻「っておい法月君、聞いてないだろ」
法月「……」
我孫子「ああっ綾辻さん、なんで止めへんのですか!」

 飛び出してきたのは我孫子だった。

綾辻「どうしたんだい我孫子君、そんなに慌てて」
我孫子「なにすっとぼけたことゆうとるんですか! 氷川透が法月綸太郎に見せるレポートゆうたら、あれしかないでしょう!」

 あれ。
 綾辻の脳裏を嫌な予感が掠めた。

綾辻「氷川君、一体これは何についてのレポートなのかな?」
氷川「後期クイーン問題ですけど」
我孫子「やっぱりぃぃ!」

207 :3/3:03/07/06 23:15
法月「……どんな形式的体系も、それが無矛盾である限り、不完全である……」

 法月の声が響いた。
 さながら終末を告げる、黙示録の天使の喇叭のように。
 
法月「すなわち探偵が、唯一無二の真相に辿り着く事は絶対に不可能である……ふ、ふふふ」
綾辻「なっ、なんなんだ一体!」
氷川「ゲーデルの不完全性定理ですね」
我孫子「そう言う問題と違う! ……って綾辻さん、なんで人を盾にしてんですか!」
綾辻「いいだろ、君はろくに小説の仕事してないんだから! 僕にはまだ暗黒館の連載が――うぎゃああああ」

 悲鳴、長い静寂――そして。

氷川「あれ北山君、どうしたんですかこんな所で」
北山「ひっ氷川君! 助けにきてくれたんだね!」
氷川「助けに……? なんだかよくわかりませんけど、みんなは居酒屋ですよ。小路君の歓迎会だそうです。行きませんか?」
北山「う、うんっ!」

 その後綾辻たちと暗黒館がどうなったのかは、誰も知らない。

208 :名無しのオプ:03/07/07 22:31
蘇部「ねぇねぇ殊能君。もうすぐ夏休みだけどどこか行こうよ!」
殊能「どこか?うん、いいよ。海かな、山かな」
石崎「お前ら何言ってんだよ。夏といえば海!!水着のオネイちゃんに決まってんだろ!」
浅暮「海か…川もいいが、海釣もいいなあ」
小路「いいですね。ぜひ参加させて下さい」
古処「うむ。男一匹、海で燻し銀である」
霧舎「水着かァ…高里さんもモチロン…いや、彼女の場合、上には白いTシャツ…ハァハァ」
乾 「俺にも突っ込めねえ妄想すんなよ!!」
中島「海といえばサバイバル。奴との決戦のときが来たな…」


氷川、北山登場
氷川「わあ、何の話ですか?」
石崎「おっ来たな。夏に海に行く話だよ。お前も行くだろ?」
氷川「うーん。どうですかね…この学園で海に行くのは危険じゃないですか?
   今でのことから考えますと…」
北山「大丈夫ですよ。僕、海なら別荘持った知人がいますよ。全然孤島とかじゃないし、
   きれいなとこです」
石崎「そこはモチロンオネイちゃんがイッパイいるんだろうな?」
北山「さあ、そこまでは…」

その後、海の話で盛り上がるメンバー

殊能(蘇部君と行くんだったのに…)
蘇部(殊能君と行くんだったのに…)
  


209 :名無しのオプ:03/07/08 13:30
黒田「沖縄にしようよ!! 『行こうよおいでよ沖縄県』に!!」
氷川「沖縄ですか・・・・・・」
石崎「じゃあにしおもて島に行こうじゃないか」
乾「いりおもてだって!!」
黒田(しまった先に言われた!!)

210 :名無しのオプ:03/07/08 13:39
殊能「ちなみになぜ“にしおもてじま”と書いて“いりおもてじま”と読むのかというと、
   沖縄では、西のことを“いり”と読むんだ。これは、西に日が入るからだとのことだって。
   その反対に、東は、あがりと読むそうだ。東崎は、“あがり”さきと読むんだって」
蘇部「よく知ってるね」

211 :名無しのオプ:03/07/08 16:01
生垣「みなさん、海に行くのなら長崎なんてどうです?」
関田「え? 微妙じゃない。それって」
生垣「みんなで長崎の軍艦島に……」
氷川「それだけは勘弁してください」

212 :3/3:03/07/08 19:11
>211
MBRUってかw

213 :名無しのオプ:03/07/08 23:58
石崎「おっ。女達も行く気満々のようだぞ」
霧舎「じゃ、じゃあ、高里さんの水着(Tシャツ着用)期待できるかも!?」

日明「青い海に白い雲、そして眩しい太陽の下で輝くビキニの私! 
   夏の日差しに心と体が解きほぐされ、美人秘書は普段よりも大胆に……。
   そして男達の心を惑わせてしまうのだわ! なんて罪な季節なの!!」
高里「熱い砂浜や岩場の陰、そして海中で蠢くビキニとフンドシの男達!!
   裸と裸、筋肉と筋肉の触れ合いで、男達は普段よりも親密に……。
   そして男達はある一線を越えてしまうのね! まさに801の季節だわ!!」

石崎「向こうはビキニとフンドシを期待してるようだな。ちなみに俺はごめんだ」
乾 「僕も嫌だね。いい年して恥ずかしい」
関田「頑張ってくださいね、霧舎さん」
霧舎「あははは、はは、は……」

214 :名無しのオプ:03/07/09 00:59
佐藤「(僕は泳げない……)」

215 :名無しのオプ:03/07/09 10:05
用務員「森さーん。ファンの方からお届けものですよ。」
森「机の上に置いてください。」
用務員出て行く。
森「また森に貢物ですかね(にこにこ)」
開けると中からは大量のチケットと一つのソフトが出てきた。
森「おやおや(にこにこ)」

石崎「やっぱ沖縄でしょ!」
氷川「うん。もうそれで決定で良いですか?」
生垣「ノゥ! やっぱり長崎に……」
氷川「だからそれだけは勘弁してください」
森「森も長崎に賛成ですよ」
乾「い、いつの間に……」
森「実はファンの方から長崎にあるテーマパークのチケットを貰いましてね。
  そのテーマパーク専用のビーチもあるみたいだし他のレジャー施設も揃って
  いるみたいですよ。どうです?(にこにこ)」


216 :名無しのオプ:03/07/09 10:14
用務員「森さーん。ファンの方から郵便物が届きましたよ。」
森「森の机の上において置いてください」
用務員出て行く。
森「いったい何の貢物でしょうかね。(にこにこ)」
中からは大量のチケットと一枚のゲームソフトが入っていた。
森「おやおや(にこにこ)」

石崎「やっぱ沖縄にしようぜ」
氷川「うーん。そうしましょうか」
生垣「ノゥ! やっぱり長崎に……」
氷川「だからそれはまずいですって」
森「森も長崎に賛成ですよ」
乾「委員長。いつの間に……」
森「実は森のファンの方から長崎にあるテーマパーク内のホテルのチケットを貰い
  ましてね。そこなら海にも行けるしレジャー施設でも楽しめる。どうです?
  みんなで行きませんか(にこにこ)」

217 :名無しのオプ:03/07/09 18:01
黒田「まってよ委員長!! 沖縄がいいよぉ!!
   みんなよく考えてよ!! よくよくさぁ!!
   じゃあさ、カステラとゴーヤチャンプルどっちがいい!?」
蘇部「カステラがいいなあぁ・・・・・・」
黒田「――――――蘇部―――――!!(半泣き」
北山「黒田さん。半泣き気に入ってるの?」

218 :名無しのオプ:03/07/09 19:09
なぜ沖縄に拘るんだ黒田

219 :名無しのオプ:03/07/09 21:17
朝暮「>>218だそうだがなにゆえ沖縄にこだわるのだ? 黒田よ」
黒田「なんでって? 沖縄はいい所だからだよ!! めんそーれだよめんそーれ!!」
蘇部「メンソール?」
乾「違うって」

220 :名無しのオプ:03/07/09 21:30
>219
くろけんだし、ハロプロ絡みに100ペソ

221 :名無しのオプ:03/07/09 21:36
そういえば黒田はいつ居酒屋に……?

222 :名無しのオプ:03/07/10 11:33
石黒「私は、宮崎がいいですね。今の季節、霧島はいい景色のはずです」

そう呟くと、周りは恐々とした視線を石黒に投げる。

生垣「YES! それでもいいですよ。キャメラさえあれば、僕はどこだってオーケイです」

空気を読めなかった生垣の言動に、周りはさらに表情を硬化させた。
火山研究家とカメラマンという組み合わせが、石黒の作品と連想させたのだ。
つまり――

(やばい、日本が滅ぶ)

黒田「や、やっぱり、沖縄が最高だよね!」
殊能「そ、そうだね。沖縄料理のレシピを見て、い、一度本場の料理を食べたいと思っていたし」

223 :名無しのオプ:03/07/10 14:25
ゴメン、219訂正
朝暮×→浅暮○

224 :名無しのオプ:03/07/11 11:51
>朝暮×→浅暮○

このネタなつかしー。(ネタじゃないか)

225 :名無しのオプ:03/07/11 20:27
津村「津山じゃないよ、津村だよ。か……」

津村は過去の栄光(?)に浸っていた。

226 :名無しのオプ:03/07/11 23:49
石崎「というわけで、海だ!」
氷川「海ですね」
舞城「ほやな、海やな」
高田「海だねえ」
古処「うむ、海である」
佐藤「とりあえず暑いんだけど」
古泉「アッラーアッラー」
蘇部「わーい、海だーうみー」
殊能「ああ、蘇部君、服を着たまま海に入ったら…」

関田「何だか、皆さんテンションがあまり上がってませんね。
   はしゃいでるのって石崎さんと蘇部さんくらいですよ」
乾「考えてみれば、作家と夏の海って似合わないことこの上ないよな」
黒田「まあいいじゃないか!細かいことは気にしない気にしない!さ、滑るぞー!」
乾「泳がずにインラインスケートかよ!ていうか、砂浜じゃ無理だろ!おい!」
北山「あ、早速こけてる」
関田「……。言い直しますね、はしゃいでるのは石崎さんと蘇部さんと黒田さんです」

227 :名無しのオプ:03/07/12 00:12
メフィ学の黒田は……そうだ、アレににてる。
スーパースターマン(目立たがる)。

228 :名無しのオプ:03/07/12 00:31
日明「やだ、日射しが結構強いじゃない。日焼け止め足りるかしら。
   高里さん、あなた日傘か何か持って来…」
高里「海…砂浜…うふふふ…(目が輝いている)」
日明「本当にもう、この娘は…
   さあ、こんな所に立ってないで日陰に行くわよ。紫外線はお肌の敵でしょう」
高里「もう少し待って…ほら、殊能君が溺れる蘇部君を救出しようとしてるのよ!
   いきなりドラマだわ!これだから夏の海には期待しちゃうのよね!」
日明「波打ち際ではしゃいでるだけじゃない」
高里「『何やってるんだ!死にたいのかい!?』『僕が死んだって、誰も悲しまないよ…』
   『馬鹿なことを言わないでくれ。君がいなくなったら僕は、僕は…』『殊能君…』」
日明「一体何の物語が始まってるの…もう…勝手になさい」

関田「はしゃいでいる人、結構いるみたいですね」

229 :名無しのオプ:03/07/12 00:38
秋月「くそっ、黒田め。ここぞという時にくどいほど何とかスケートを使いやがって。
   僕にはわかっているぞ。”黒田キャラ立ちキャンペーン実施中”ってわけだな?」

爽やかな夏の空の下にそぐわぬ暗い表情で、秋月は拳を握り締めた。

秋月「モー娘。だけじゃキツイって気づいたんだな。しかもスケートを利用することで、
   ぐっとアクションシーンへの参加率も高まった……。くそっ、黒田のくせに!!」

最早、石崎や蘇部などと張り合おうという気はない。
秋月が最も恐れるのは「最下位」だ。
最も目立たないメフィスト作家……。
それだけは嫌だ。毎晩夢にうなされるほど、秋月はそれを恐れている。
新入生が立て続けに来て自分が見下せる相手が出来たと思いきや、
彼らはいともあっさり強固なキャラを獲得してしまった……。
今も生垣は恍惚とした表情でクラスメイトを撮影しているし、
小路も天然ボケだか計算づくだかわからない態度でクラスに溶け込んでいる。

秋月「このままじゃ駄目だ……僕も新しいキャラを習得しなければ……」
歯軋りをする秋月。その背後で、誰かが苦笑をもらした。

230 :名無しのオプ:03/07/12 00:44
北山「秋月さん。無理矢理新しいキャラを捏造したって駄目ですよ」
秋月「うわっ!! き、聞いてたのかよっ」
北山「作品や作家性とあまりに関連性のないものは、受け容れてもらえない。
   例えば僕の捨て身の女装ネタとかね(遠い目)。
   秋月さんには生かすほどの個性はないんだから諦めた方が……」
秋月「うわーん。お前、言ってはいけないことを言ったな!!」
北山「まぁまぁ、落ち着いて。僕がアドバイスをしてあげますから」
秋月「くっ、偉そうに。お前だって最初は目立たない奴だったくせに……。
   如才なく石崎達の輪に加わったりして姑息にも出番を増やしやがって」
北山「それですよ。秋月さん、友達作ったらどうですか?」
秋月「なにっ。僕が友達いない奴みたいに言うなよ! その通りだけど!!」
北山「誰かと絡むことでキャラが生まれることもありますよ。乾さんみたいに」
秋月「そ、そうか。蘇部だって殊能や舞城とゴチャゴチャしてる間にあんな奴に
   なったわけだしな……」
北山「誰か相性のいい人と絡むことで、秋月さんの知られざる個性が発掘されるかも」
秋月「つまり愛と友情の化学反応……ケミストリーになれってことだね!?」

秋月は目を煌めかせた。この中に、僕を輝かせてくれる人がいる……。
こうして秋月の”夏の海で相方を捜せキャンペーン”が始まった。

231 :名無しのオプ:03/07/12 08:19
>>229
>今も生垣は恍惚とした表情でクラスメイトを撮影しているし、
>小路も天然ボケだか計算づくだかわからない態度でクラスに溶け込んでいる。

関田……(涙

232 :名無しのオプ :03/07/12 17:00
>231
ギャグ?(w

233 :名無しのオプ:03/07/12 18:12
蘇部「わあ!! 見て見てーナマコだよー」
殊能「ナマコ酢にしてみようか」
石崎「いいねえ。それで一杯いこーか!!」
蘇部たちは海で戯れていた。
蘇部「あれ? なにこれ」
透明なガラス瓶がぷかりと浮かんでこちらにきていた。
中には手紙らしきものがあった。石崎がそれを取った。
氷川「海流瓶ってやつですね」
殊能「瓶に手紙を入れて海に放す・・・・・ロマンチックだね」
蘇部「なんて書いてあるんだろうね」
石崎「カネオクレとか」
乾 「電報じゃあるまいし」
石崎「じゃあ読むぞ。
  『この手紙を拾ってくれたあなたはとてもすばらしい人なんでしょう。
          (どくどと長いから中略)
  ですからお願いします!! 僕の相方になってください!!
                          秋月涼介』」
一同「・・・・・・」

秋月「いい人に届くといいなあ」
秋月は”夏の海で相方を捜せキャンペーン”の第一作戦、
その名も『ロマンチック漂流瓶大作戦』を実行した後、水平線を眺めながら呟いた。

234 :233:03/07/12 18:14
スンマセン。訂正でつ。
どくどと長いから→くどくどと長いから

235 :名無しのオプ:03/07/12 18:40
竹「あ、たろちゃん。ボートに乗るの?いいなー」
生垣「ああ、ちょっと沖の方へね。良かったら乗るかい、リトルレディ?
   君一人くらいならまだスペースに余裕がある」
西尾「生垣君、僕は無視?」
生垣「違う、レディファーストさ。そんな怖い顔しないでくれよ。…で、どうする?」
竹「ふふ、遠慮しておくんだよ。でもいーちゃんと二人で乗りたいから、後で貸してねー。
  それより、そのたくさんのクーラーボックスは何なの?釣りでもするのかな?」
生垣「いや、これには準備のために必要なものが入っているのさ」
西尾「準備?…また映画スピリットの基づいて何かするの?」
生垣「イエス!海と言って思いつくものがあるだろう?それを撮ろうと思ってね。何だかわかるかい?」
西尾「さあ。船幽霊かな」
竹「柄杓の底を抜いておくといいんだよ。たろちゃん、持った?」
生垣「ノーノー。何を言ってるんだ。海と言えばあの名作『ジョーズ』に決まっている!」
西尾「ふうん。鮫ね。ということは、そのクーラーボックスの中身は鮫用の餌?」
生垣「さすが維新、察しが良いな。そう、これでジョーズをおびき寄せるのさ」
竹「エサを撒いたくらいで来るかな?普通のお魚が集まるくらいじゃないの?」
生垣「フフン、この餌はスペシャルだよ。カズから買ったものだからね。
   それじゃ、完成したらまた上映会をするから楽しみにしててくれ。シーユーレイター」
竹「ばいばーい、行ってらっしゃーい」
西尾「え、カズって誰………まさか、浦賀先輩…」

236 :名無しのオプ:03/07/12 18:59
森「うーん。よく寝ました」
高田「あれ、森さんやっと起きてきたんですか?」
森「森はみんなと違って忙しいからね(にこにこ)。ところでここはどこですか?」
高田「船頭多くして船山に登る。長崎が良い、沖縄が良い。いや、北山君の別荘だ。
   はたまた宮崎に行け。そんなこんなでいたら……」
森「いたら?」
高田「さあ? この島に人が要ると助かるんですけど……」
森「そうですか(にこにこ)。じゃあ森はヘリコプターでも飛ばしてきます」
高田「さすがメフィスト学園。もうそんな事じゃ誰も動じない」

237 :名無しのオプ:03/07/12 19:25
霧舎「ね、ねえ。さっきの生垣君の話聞いた? ガクガクブルブル」
石崎「あ? 聞いた聞いた。あはははは」
霧舎「笑い事じゃないだろ? でも高里さんは無事みたいでよかった」
関田「そ、そうですね……ぷっ」
霧舎「誰か一人減ってるかも。森委員長、点呼取った方がいいんじゃないかな」
森 「にこにこ(無視)」
霧舎「みんな他人事だなあ。今までの経験上何か起きるかもしれないのに!」 
乾 「お前の格好で言われても緊迫感ないんだよ!」

霧舎は高里の気を惹くために、きわどい黒のビキニパンツをはいていた。
しかも金の鎖でヒモパン状態の、大変ホモホモしい水着である。

霧舎「店員さんに、高里さんの喜びそうな水着を選んでもらったらコレに……」
舞城「おめえ、それはかつて三島由紀夫が着用していたのと同タイプじゃん。
   へぇぇ。おめえが三島ファンとは気づかなかったな」
霧舎「え? いや、その」
舞城「好きな作家に近づきたい気持ちはわかるけどさ、方向性が違うやろ」
霧舎「そ、そういうつもりじゃ……」
舞城「ほんじゃ何か? 三島賞獲った俺に何か含むところでもあんのか?」
霧舎「あ、いや、その、えっと」

高里「そっか、霧舎君たら舞城君の気を惹くためにあんな水着を……。
   二人共ラブラブね……どうしたの私……喜んであげなきゃ……」

238 :名無しのオプ:03/07/12 22:49
>>236がよくわかんない

239 :名無しのオプ:03/07/12 22:57
殊能「残念だなあ。絶対に『引田天功は』の続きは『自転車に乗れない』だと思ったのに」
黒田「ふふん。昔アイドルだったのは知ってたもんね。引田天功の娘だってのは大間違いだっていわれたけど」

石崎「おっ、珍しいコンビだな。ちなみに二代目引田天功、朝風マリ時代は特撮モノにもよくゲスト出演してたんだぞ。『宇宙刑事ギャバン』とか、『電子戦隊デンジマン』とかな」
乾「なんでおまえがそんなこと知ってんだよ! それ以前になんの話してんだよ、殊能に黒田!」
蘇部「『トレビアの泉』に出てきたんだよね。二人ともホームページの日記で書いてたし」
氷川「あ、そういえば僕のHPのアクセスが20万を越えました。みなさんありがとうございます」
乾「誰に向かって喋ってんだよ氷川!」


240 :名無しのオプ:03/07/12 23:54
>>239
乾「ちなみにトレビアじゃなくてトリビアだからな!」


241 :名無しのオプ:03/07/13 00:01
トリビア〜トリ〜ビア〜(裏声)

242 :239:03/07/13 00:02
>ツッコミサンクス。

後で気付いたが遅かった……

243 :名無しのオプ:03/07/13 00:08
西尾「海ですね、御大」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「もう七月も半ばです。夏を無粋に六月七月八月とすると、もうその約半分が終わっていることになる。
   夏休みが始まる前にこんなことを言うのは、戯言でしょうか」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「それはそうと、来月、京極先生の新刊が出ますね。あと、高里先輩も出すみたいです」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「彩紋家、出ないんですよね…」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「いえ、非難するつもりなんて毛頭ないですよ。その分、良い作品になるのなら。
   京極先生の新刊だって、予告から約五年、経っているんですから」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「でも、一応訊いても良いですか。…彩紋家は、秋に出るんでしょうか、御大?」
清涼院「リュースイ」
西尾「そうですか」

[設問]会話中の「リュースイ」の意味を推測しなさい。(時間制限:秋が終わるまで、配点10点)


竹「うに。いーちゃん、またクイズ?…うーん、やっぱり全然わかんないよー」
殊能「…わかりようがないと思うんだけどね」

西尾「ちなみに、前回(>>154)の正解は『いや。夏には出ないよ、西尾氏』でした」

244 :名無しのオプ:03/07/13 00:55
秋月「さて、手紙は流したけどその結果を待っているだけじゃ駄目だな。
   今度は一人一人に声を掛けて回ろう。ローラー作戦だ!」

“夏の海で相方を捜せキャンペーン” ローラー作戦その1

森「ラジコンでも一通り遊びましたし、森は屋内へ戻るとします。
  この暑さの中、ずっと外にいても体力を消耗するだけですからね」


北山「え?近づいて声を掛ける前に逃げられた?誰に?…森委員長?
   確かに委員長はコンビにもトリオにもカルテットにも入ってないけど…
   あ、いきなりそんなに落ち込まないで、元気出してよ。まだ一人目じゃないか。
   委員長だって別に逃げたつもりはないんだよ。あの人マイペースだし。ね?」

キャンペーン対象者=あと27人

秋月(でももう挫けそうだ…)

245 :名無しのオプ:03/07/13 01:43
石崎「何だよ!水着のオネエチャンなんてどこにもいないじゃないか!」
小路「そうですね。でも後で高里さんや日明さんが泳ぐんじゃないですか?」
石崎「かもしれないけどさあ…俺が期待してたのはそんなのじゃなくてだなあ…
   くそう…よし、こうなったら、ここは一つ華麗な波乗りを披露して場を和ませろ、なみへい!!」
関田「何で僕なんですか…僕、別にサーフィンなんてしませんよ」
石崎「ほら、なみへいだけに、波に……いや、今月二作目も出て波に乗るお前がだな!」
乾「後半、今思いついただろ」
関田「僕の名前は涙ですよ。波は関係ないです」
石崎「いや、そもそも長身のお前は海が似合ってるんだよ!この身長百七十センチ台め!」

乾「石崎のやつ、あれテンション上がり過ぎだろ。もつのか?もういいトシなのにな。俺もだけどさ」
霧舎「僕がこんな格好をしてる時に年齢の話を出すなあ!」
乾「嫌なら着替えろよ…」

246 :名無しのオプ:03/07/13 09:45
>>154
>>243
ワラタ

247 :名無しのオプ:03/07/13 16:17
石崎「なみへいの波乗りが駄目なら、棒倒しをするぞ!」
関田「棒倒しって…砂山に棒を立てて、砂を取っていって棒を倒した人が負けっていうあれですか?」
乾「なんかガキっぽいな」
石崎「いいだろ、せっかくの砂浜がなんだし。で、負けた奴は罰ゲーム」
氷川「どんな罰ゲームですか?」
石崎「へへへ。ここにその罰ゲーム用のクジがある!負けた奴はこれを引いて書いてあることを実行するのだ!」
乾「お前、最初から棒倒しやる気満々だったろ…」
関田「ちょっとクジの中身を見ても良いですか?」
石崎「おう、見ろ見ろ。この罰ゲームが子供の遊びとは一線を期してる」

248 :名無しのオプ:03/07/13 16:18
関田「………『新堂、中島、舞城の三人に喧嘩をふっかけてくる』」
氷川「『殊能の前で真矢みきの悪口を言う』…ハサミが襲ってきませんか?これは」
乾「『高田の一日専属助手になる』……これ、高田の字じゃねえか!」
関田「『浦賀の前でピンクレディの透明人間(フリ付き)をフルコーラス歌う』」
氷川「『浅暮と一緒に酒を呑む(浅暮が満足するまで)』…あ、これは良さそうですね」
乾「『古処の鍛錬に一日つきあう』…地味にきつそうだな」
関田「『石崎のために女子高生を連れてくる』……何ですかこれ……」

氷川「石崎さんが負けてもちゃんとやるんですよね?」
石崎「もちろんだ。まあ、俺は負けないけどな!」
乾「どっから来るんだ、その自信は……
  危ねえ罰ばっかりだけど、ま、負けなきゃ良いんだよな。よし、勝負しようぜ」
石崎「ふふふ。俺のために女子高生を連れてくるが良いー」
関田「………」

249 :名無しのオプ:03/07/13 18:39
秋月「ようし、めげずにローラー作戦その2だ。……でもどこだろう」
竹 「誰をさがしてるの?」
秋月「清涼院先輩なんだけど」
竹 「りゅーちゃんならそこにいるんだよ」
秋月「うっ」
竹は砂浜を指差していた。どうやら清涼院は埋まっているようだ。
砂から髪の毛がはみ出している。窒息しないのだろうか。
秋月(うわぁ、理解できねぇ。この人と友達になるのってキツそうだなぁ〜。
   でもその分、振り回してくれて目立てるかも。健気系キャラって感じ?)
西尾「珍しいね。御大に何か用?」
秋月「いや、その、親交を深めてみようかなって……」
西尾「ふうん、それならこのクイズ解いてみる?」
西尾は>>243のクイズを手渡した。

十分経過。

秋月「駄目だ、僕にはやっぱり理解できないっっっ」
西尾「コミュニケーションも取れないのにあの人と仲良くできるわけないだろ」
竹 「いーちゃん、ちょっと意地悪ー」
高里「まあ。西尾君ったら独占欲丸出しね!」

キャンペーン対象者、残り26人。

250 :名無しのオプ:03/07/13 19:26
佐藤「あ、浦賀先輩…先輩は泳いだりしないんですか?」
浦賀「いや、ここで昼寝」
佐藤「暑いのとか、苦手なんですか?……僕はどうせなら北海道が良かったですよ。ここは暑いし…」
浦賀「……夏バテ。食欲がない。秋口…十月くらいまではおとなしくしておこうかと思って」
佐藤「食欲がない…え、そうなんですか?本当に?」
浦賀「そう。だから昼寝」
佐藤「じゃ、じゃあその傍らの肉切り包丁は一体…」
浦賀「これがあると良く眠れる」
佐藤「そうですか。………。えーと…」
浦賀「……寝る」
佐藤「あ、おやすみなさい…」

251 :名無しのオプ:03/07/13 20:37
生垣「ヘイ、リトルレディ」
竹「あ、お帰りたろちゃん。サメは出た?」
生垣「オフコース。良い画が撮れたよ。やはりカズに肉を手配して貰ったのは正解だったね」
西尾「肉…やっぱりか…」
生垣「それにしても、さすが本物は迫力が違う。フフ、帰って編集するのが楽しみだ。
   さて。俺がいない間に何か面白いことはあったかい?」
竹「うにー…あ、そーだ。さっきね、ざっきゅんがふゆくんに撃たれてたよ。
  何だか知らないけど、ざっきゅんが怒らせちゃったみたい」
西尾「何考えてるのか、全然わかんないよ」
生垣「ワオ。それは惜しいことをした。やはりコージは何かやってくれる」
西尾「どうもまだ続きがあるみたいだよ。『あとは中島と舞城だな』って、乾先輩が後ろで言ってたから」
竹「ざっきゅん、泣きが入ってたけどねー」
西尾「ホント、何やってるんだろうね、あの人たち」

生垣「こうしてはいられないな。一刻も早くそのシーンをキャメラに収めなければ!彼らはどこだ?」
竹「あっちの方だけど…でもたろちゃん、その前にたかちゃんかしーちゃんのとこへ行った方が良いよ」
生垣「ん?なぜだい?」
西尾「左腕から血が出てる。鮫に噛まれたんじゃないの。というか、よく噛まれただけで済んでるね」
生垣「オウ、これは気づかなかった。…しかし、こんなものよりもアクションシーンだ!」
竹「あ、たろちゃん……行っちゃったね」
西尾「映画スピリットって大変だね。…じゃ、竹ちゃん、ボートが戻ってきたし、二人で乗ろうか」
竹「うんっ」

252 :名無しのオプ:03/07/13 23:38
秋月「あ、いたいた。蘇部健一発見!ローラー作戦その3開始!」

蘇部「あれー、秋月くん。どうしたの?」
秋月「いや、その。えーと…蘇部さんは今何を…」
蘇部「ぼく?ぼくはね、殊能くんの料理のお手伝いだよ。ねー」
殊能「うん。さっき蘇部君がナマコを捕ってね…そこの瓶に入ってるんだけど。
   それでナマコ酢を作ろうと思ってね」
秋月「海の浜辺ででナマコ酢…?」
殊能「はは。まあ、これは酒飲みさんたちへのおつまみと言うことでね。
   他の食材も持ってきたし、いろいろ作る予定だよ」
蘇部「見て見て殊能くん!ワカメを取ってきたよ!」
殊能「ああ…じゃあ、それはおみそ汁かサラダにでもしようか」
蘇部「他に手伝うことはある?」
殊能「それじゃあ、そっちのボールの中身をかき混ぜてくれるかな」
蘇部「はーい。…秋月くん、出来たら呼ぶから、楽しみにしててね!」
殊能「腕によりをかけて作るからね」
秋月「…………はい」


秋月「駄目だ!蘇部さんの所へ行くと必ず殊能さんが現れる!割り込めないっ!!
   そう考えると、舞城は何気に高度なことをやってたんだな…
   いや、しかし殊能さん一人だとまだ望みはあるかも…あとで再挑戦だ、僕は負けない!」

キャンペーン対象者、残り25人

ちなみにナマコの入れられていた瓶が自分の放った瓶だということに、秋月は気づいていない。

253 :名無しのオプ:03/07/14 20:46
氷川「新堂君にプチアンジェの悪口を言うとは命知らずですね」
乾 「あとは中島と舞城だな。あれだけ大口叩いたんだから逃げるなよ」
石崎「くそー。涙目になるのはなみへいの役目だと思ってたのに……」
乾 「そんな理由で自信満々だったのかよ!」
関田「あ、中島さんならあそこで瓦割りしてますよ。一気に十枚。凄い破壊力ですね」
石崎「なみへい……お前、無害そうな顔して俺の命を弄ぶのを楽しんでるな」
氷川「ところで生垣君が流血しながらにじり寄ってくるのは気のせいでしょうか」
乾 「それより俺は、石崎と生垣の血の臭いに浦賀が反応しないことを祈ってるよ……」

254 :名無しのオプ:03/07/14 20:54
佐藤は眠ってしまった浦賀から離れ、手持ち無沙汰にしていた。
佐藤「暇だな。いい年した男達と海で仲良しごっこなんてくだらないし。
   J先生に提出する『鏡姉妹の飛ぶ教室』でも書いてようかな……」
どうせなら北海道がよかった。
わざわざ暑い時期に暑い所へ行くなんて馬鹿げてる。
と、そこへ何やら郷愁を誘う匂いが漂ってきた。
佐藤「これは……まさか?」
匂いを辿ると、小路が歌を口ずさみながらトウモロコシを焼いていた。

255 :名無しのオプ:03/07/14 22:27
船を沖に出した所で、竹は水面を覗き込んでいた。

竹「わー、水が透明で綺麗だね。あ、そこに魚がいる。かわいー」
西尾「竹ちゃん、あまりはしゃぐと海に落ちるよ」
竹「大丈夫なんだよー。でももしも落ちちゃったら、いーちゃん、助けてくれる?」
西尾「そりゃ、助けるよ。水が冷たくても、鮫が泳いでいても、僕は海へ飛び込む」
竹「えへー。嬉しいなー」

そんな二人が乗る船にゆらゆらと近づく影。

??「ヒ………ク……」
竹「ん?……ねえ、いーちゃん。何か聞こえない?」
西尾「新手のスタンド使いか!?、なんてね」

256 :名無しのオプ:03/07/14 22:28
??「ヒシャ……ク……シャ……ヲ……クレ」
竹「違うよ、やっぱり何か言ってるんだよ…柄杓って聞こえる…」
西尾「まさか。確かにさっき生垣君に船幽霊の話はしたけどさ」
??「ヒシャク……ヲ…オクレ……ヒシャク…ヲ…オクレ-」
竹「やっぱり柄杓をくおれって言ってるよ。どーしよ、いーちゃん。底なし柄杓なんて持ってないよ」
西尾「落ち着いて、竹ちゃん。実は、こういう時はお祓いの呪文がある」
竹「どんなの?」
西尾「えーと、ポマード!ポマード!ポマード!」
竹「それはふゆくんだよー!」
西尾「……。出来れば『それは口裂け女だよ!』って突っ込んで欲しかったんだけど」
??「ヒシャク-……ヲオクレ……ヒシャク……ヒシャク……」
竹「ふえええ…怖いよ、いーちゃん…」
西尾「大丈夫、大丈夫だから………もうそのへんで止めて下さい。怒りますよ?」
??「…………ヒシャク…」
西尾「砂が耳や鼻に入って気持ち悪くなったのはわかります。それで海に入ったのもわかります。
   でも、船幽霊の真似をして竹ちゃんを必要以上に怖がらせるのは、どうかと思いますね」
??「…………ヒシャ……」
西尾「彩紋家!彩紋家!彩紋家!」
??「!!!!!!!」
水面を漂っていた影は恐ろしい速さで二人の船から離れて行った。

西尾「まったく。僕だって無闇に『彩紋家いつですか』とか言いたくないのになあ…」

257 :名無しのオプ:03/07/14 23:24
石崎「折れた。折れたに決まってる。絶対に骨が折れてるって!な、だからもう勘弁してくれ」
乾「おっと逃げんなよ。さて次は、と。舞城はどこだ?」
氷川「大丈夫ですよ。中島君も一応はスポーツマンですから、力の加減を知ってます」
関田「傍目から見ても、あれは手加減されてましたよね。組み手みたいだったから」
乾「あれは喧嘩って感じじゃなかったけど、そのへんは大目に見てやるよ」
石崎「お前らはこのアザの数々が見えないのか!?それと!この!銃創が!」
氷川「かすっただけでしょう」
石崎「何を言う!皮膚が裂けて、血がどばーっと出たじゃないか!」
乾「…ああ、確かに裂けてるな。何針か縫わないと駄目かもな」
石崎「だろ?この際贅沢は言わない、高田の所へ…」
乾「それこそ舞城だろ。チャッチャッチャッと縫って貰え」
石崎「何でそうなるんだー!……くそう、お前ら見てろよ!二回戦は勝ってやるからな!」
氷川「そんな状態でもやる気なんですね、棒倒し二回戦目を」

生垣「さすがコージだ、良い画が撮れた。しかし、次の相手は陰のヒーロー、王太郎か。
   フム…前に許可無く撮るな、と忠告されたが。さて、どうするかな…」
関田「生垣君、大丈夫?血が止まってないんだけど…」

258 :名無しのオプ:03/07/15 00:23
>>258
お見通しの西尾にワロタ

259 :名無しのオプ:03/07/15 01:41
佐藤「258じゃなくて256かな?。
 小路、トウキビは秋口に取れたのを茹でた方がうまいと思うよ」

 そういえば忘れていたけど、今時期の北海道は、海水浴は水が冷たくてできなかったな…

260 :山崎 渉:03/07/15 10:26

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

261 :山崎 渉:03/07/15 13:37

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

262 :名無しのオプ:03/07/15 17:46
 ______
 |川●◇●) <リューーースイ 
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         清涼印流水
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

263 :名無しのオプ:03/07/15 18:08
訂正(泣
 ______
 |川●◇●) <リューーースイッ
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         清涼院流水
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

264 :名無しのオプ:03/07/15 21:23
>>263
ほほえましい。リューーースイッ

265 :名無しのオプ:03/07/15 22:11
“夏の海で相方を捜せキャンペーン” ローラー作戦その4

秋月「…楽しそうだね、何やってるの?」
乾「お、秋月か…石崎の果敢なチャレンジを見守ってんだよ」
秋月「(石崎絡みか…やっぱりなあ…)
   果敢なチャレンジって?それよりも、なぜ血だらけ?」
石崎「これはあれだ、いわゆる身から出たカラシ…」
氷川「身から出た錆です」
関田「と言うよりか、ボケるなら身から出たワサビじゃ…」
乾「二段ボケ出来るんなら大丈夫だな。さ、立て立て」
石崎「くう…血も涙もないやつらめ」
関田「涙ならここにいます」
石崎「お約束だー!このなみへいがー!」
氷川「石崎さん、突っ込みがわかりにくいですよ。落ち着いて下さい」

266 :名無しのオプ:03/07/15 22:12
秋月(また割り込めない…いや、ここで諦めるな!まずは他愛のない会話だ!)
乾「じゃな、秋月」
秋月「あ、ちょっと待って」
乾「ん?何だ?」
秋月「ええと、もし良かったら…」
乾「良かったら?」
秋月「僕も仲間に入れてくれないかな、なんて」
乾「あ、なんだ。お前も後で入るか?棒倒し」
秋月「え?そんなあっさり……って棒倒し?砂山作って棒を立てるあれ?」
乾「そうそう。さっきやったんだけどな、後で第二回戦をする予定でさ。
  人数が多い方が確率も低くなるし。何だったら入って…」
秋月「本当!?」
乾「ああ。…何でそんなに嬉しそうなんだ?棒倒しだぞ?…まあ、好きずきか。
  じゃあ、石崎のあれが終わったら声かけるから、後でな」
秋月「オッケー!」


秋月「やったぞ!きっかけゲットだ!まだ四人目なのに、幸先良いなあ。
   この調子でどんどん行くぞ!」

キャンペーン対象者、残り24人

秋月「それにしても、結局石崎は何にチャレンジしてたんだ?
   それとさっき確率がどうこうって言ってたけど何のことだろう。…まあ、いいか。次次!」

267 :名無しのオプ:03/07/15 22:22
石崎「お前の母ちゃんでーべそっ」

一瞬、砂浜に静寂が訪れた。

舞城「なんやとゴルァァァッ!!!」
氷川「流石は石崎さん。古典的でありながら効果的な一言です」
乾 「誉めるのかよ!」
関田「石崎さんって実はマゾなんですね。親近感おぼえるな」
乾 「お前もかよ!」
生垣「生き急ぐ生命の輝き……ファンタスティック!」
乾 「どこがだよ!」
舞城「おめえどうして俺の母ちゃんの秘密を知っとるんや!」
乾 「本当なのかよ!」
石崎「やーい、マザコン」
乾 「追い討ちかよ! 死ぬって!」

白い砂浜に飛び散る血飛沫。ぶち切れた舞城。
顔が変形しても意地でヘラヘラ笑っている石崎。
そして怒涛のように突っ込み続ける乾……。
秋月は目の前に繰り広げられる光景をただ呆然と見つめるしかなかった。
秋月「な、何やってんだあいつら。ぼ、棒倒しとは関係ないよな……?」
早まったかもしれないと思ったが、約束を取り消す隙はなさそうだった。

268 :名無しのオプ:03/07/15 23:14
関田「……大丈夫なんですか?まだ続いてますよ。何だか本気で心配になってきた…」
乾「ああ…あれは石崎が悪い。『母ちゃん』とか言うから」
氷川「舞城君に家族関係の話は厳禁ですからね。石崎さんは冷静さを欠いていたようですね」
関田「二人ともやけに冷静ですね…」
氷川「まあ、初めて見るわけではありませんから。
   …あ、小路君。前に石崎さんの言っていた話(>>166)の人物とは舞城君のことです。
   くれぐれも、彼の前で家族の話をしないように。ああなります」
小路「はあ……石崎さんは身体を張って示してくれてるんですね、凄いなあ。
   あ、皆さん、トウモロコシ焼いたんですけど、どうですか?」
乾「お、いいね。やっぱり夏の海といえば焼きトウモロコシだな」

269 :名無しのオプ:03/07/16 00:03
氷川「ところで生垣君、その砂地の迷彩服はどうしたんですか?」
生垣「これかい?さっき大急ぎでセージに借りてきたのさ。
   前に王太郎に『許可無く俺を撮るな』と言われたことがあって、その対策にね」
乾「そうまでして撮りたかったのか?凄い執念だな」
生垣「いや、実際にその価値はあったよ。もっと間近で撮影できれば尚良かったが…
   しかし、さっきの君達の話だと、これはゲームの罰だったんだろう?デンジャラスなゲームだな」
関田「罰ゲーム考えたの、石崎さん本人なんだけどね…」
生垣「そして、また第二セットが始まる、と。これを撮らない手はない。是非キャメラに収めたいんだが」
乾「別に構わないだろ。もし負けたら記録が残って余計恥ずかしいけど」
生垣「イエス!それならコージが回復し次第、早速撮影に…」

古処「生垣」

関田「あ、古処さん」
生垣「オー、セージ。さっき借りた迷彩服、大変役に立ったよ。サンキュー」
古処「それは良かったのである。それで、アクションシーンとやらは無事に撮影できたのか?」
生垣「お陰様でね。服はまた後でちゃんと返すよ。……さて、それじゃあ次の撮影の準備を」
古処「待て、生垣」

270 :名無しのオプ:03/07/16 00:05
立ち去ろうとした生垣の右腕をつかむ古処。

古処「その左腕の怪我を放っておくなと、さっきも言った筈だ」
生垣「これは単なるジョーズのキスマークだ。そんなことよりも、今はこのキャメラにデンジャラスゲームの第二セットを…」
古処「先程は『あのシーンを撮り逃がしたら男として一生後悔する』などと言うから止めなかったが、
   今度はそうはいかないのである。きちんと治療をしろ」
生垣「それは後でするさ」
古処「蛆が湧いたらどうするのだ」
生垣「ノーノー、そんなことにはならない。…離してくれ、俺はこのキャメラに真実を…!」
古処「駄目だ。怪我の治療が迷彩服貸与の条件だったはずだ。来い」

生垣「ノーーーーーー!!!」

氷川「……行ってしまいましたね」
関田「まあ、さっきから流血しっぱなしでしたから、治療してもらった方が良いかも」

271 :名無しのオプ:03/07/16 00:24
↑↑
中島に何を言って喧嘩ふっかけたのか気になる。。。

272 :名無しのオプ:03/07/16 11:16
石崎「それ、もしかして空手……?」

273 :名無しのオプ:03/07/16 19:36
石崎「筋肉バカ!」

274 :名無しのオプ:03/07/16 21:35
その頃、浅暮は岩場に座って釣り糸を垂らしていた。
とは言っても傍らに酒瓶があり、その隣では高田と石黒が呑んでいる。

高田「釣れないね、場所が悪いんじゃない?」
石黒「やはり、沖へ出た方が釣れるのではないかな?」
浅暮「沖か…本当はボートがあるにはあったんだが、生垣に先に取られてな。
   まあ、こうやって美味い酒が呑めるのなら今はそれでいいさ」
石黒「生垣君はまた撮影だろうか。彼も熱心だね」
浅暮「熱心なのは結構だが…あいつの持っていたクーラーボックスから嫌な臭いがした。
   中身が何なのか考えたくもないが、大方鮫あたりでも撮影するんだろうな」
高田「生垣君もせっかくバカンスに来たんだから、少しのんびりすれば良いのにねえ」
石黒「そういえば珍しいね、高田君がこういう出先で薬草採取や調合をしていないとは」
高田「ああ、それは後でやるよ、勿論。上手くいけば、後で助手が現れる予定でね。
   だからそれまで美酒を味わいつつのんびり待つわけ」
浅暮「助手が現れる?何だそりゃ」
高田「いろいろとね…と、浅暮君、糸が引いているよ」
浅暮「おっと、きたきた……この手応えは…なかなか…」
石黒「かなり引いてるね、大物なんじゃないのかい?」
高田「はは、それこそ鮫でもかかってたりしてね」

275 :名無しのオプ:03/07/16 21:37
しかし、ふいに浅暮の眉間に皺が寄った。鼻をひくつかせ、溜息をつく。

浅暮「…………またか」

無言のまま、リールを巻き上げる。水面に黒い影が浮かび上がった。

高田「……あれ?」
石黒「まさか…」

そして浅暮の足元にずるずると引き上げられたそれは、

浅暮「何の用だ?清涼院。前に、今度釣りの邪魔をしたらただじゃおかんぞと」
石黒「浅暮君、ちょっと待ってくれ。……清涼院君、どうした?何かあったか?」
清涼院「………リュースイ…」

それは、あまり元気がなかった。

高田「おやおや。鬼の霍乱かな」

276 :名無しのオプ:03/07/16 22:32
リュ

277 :名無しのオプ:03/07/16 22:57
ズタボロになった石崎の顔に消毒液を塗りながら、高里は感心したように呟いた。

高里「凄いわ…あの石崎君が自分からケンカをけしかけるなんて…」
舞城「凄えんやなくて、ただの大アホじゃ。殴っても蹴っても笑いよる。熱射病じゃねえの?」
高里「やっぱり、勝負を挑んだ原因は…霧舎君よね…それしか考えられないわ…
   今まで気にしてなかった彼が離れていって、石崎君は自分の本当の気持ちに気づいた…
   そう、そうだわ!そして彼の心を取り戻すために、正面から舞城君に勝負を………いたっ」
舞城「わけのわからんこと喋ってねえで早よ消毒すれや。……あー、こっちのは結構深いな…」
高里「深いって…でもこれ、舞城君がやったんでしょ?」
舞城「新堂に撃たれて中島にボッコボコにされたらしくてな、俺の前に来たときは既にボロボロ。
   ほやから俺のやったことなんて、全然、かわいいもんやで」
高里「えっ、まさか新堂君や中島君まで絡んでくるの!?じゃあ五角関係ねっ……い、たっ…」
舞城「何でおめえはそうやってすぐ、高速で狂おしい異世界へ飛んで行くんじゃ。
   ……ほれ、縫合終わり…ったく、めんどくせえ」
高里「面倒くさいって…もう、それなら最初からケンカしなきゃ良いのに」
舞城「俺は売られた喧嘩を買っただけ。……あとの傷はおめえが看てやれや。俺はもう行くでな」
高里「…あ、舞城君」
舞城「あん?もう縫うような傷はないやろ」
高里「そうじゃなくて、舞城君の手。血がにじんでるよ。痛いんじゃない?」
舞城「石崎殴ったくらいで拳が壊れるかっつの。大丈夫じゃ。…じゃ、後は任せた」

高里「………もう……いつもそうなんだから…」

278 :名無しのオプ:03/07/16 23:14
>>276
なんかワロタ(w

>>277
ひさしぶりの舞城×高里(・∀・)イイ!!

279 :名無しのオプ:03/07/18 20:57
霧舎「ああっ!舞城の奴、高里さんを気易く叩きやがって!
   石崎!何でお前が彼女に手厚く看護されてるんだあ!羨ましいぞ!」


280 :名無しのオプ:03/07/18 22:34
秋月「浦賀さん、か…。実はあまり出番がないのに、存在感はかなりある人だ。
   でもこの人はなあ…ちょっとどころじゃなく危ないよなあ…
   運動会のときも文化祭のときも雪山合宿のときもカニバリズム全開だったしな。
   最近の遠足と花見は大人しかったけど、でも包丁は持ってたよなあ…あ、今も持ってる…
   この人が相方になるとしたら、僕の役割はなんだ?食べられ役?
   食べられても食べられても復活…なんて、そんなスキル僕にはないしな。
   それこそ清涼院先輩の領分だよ。
   だからって暴走する浦賀さんを止める役ってのも無理な話だし。
   いや、会話する前から役割だの何だのをうだうだ考えたって駄目だよな!
   まずはさりげない会話から入ってみよう!
   …でも、何の話をすれば良いんだ?……やはり…肉関係、とか?それとも」

浦賀「ひとが寝てる横でごちゃごちゃ五月蝿い…」



高里「秋月君?…首筋から血が流れてるよ。どうしたの、大丈夫?」
秋月「いやちょっと……僕にも絆創膏か何かくれない?」
高里「良いけど…自分じゃ傷が見えないでしょう?貼ってあげるね。あと消毒もしないと駄目」
秋月「あ、ありがとう。けど、深い傷じゃないみたいだし、平気だよ」
高里「でもこれ、ちょっとずれてたら頸動脈だよ?危ないなぁ…どこで怪我したの?」
秋月「…………」

キャンペーン対象者、残り23人

281 :名無しのオプ:03/07/18 23:14
竹「よいしょっと、上陸っ。あー、楽しかった!
  途中でユーレイが出たときは怖かったけど、
  いーちゃんがいてくれたから平気だったね!」
西尾「あれ、御大だったんだけどね…さっきはちょっときつく言い過ぎたかな…」
竹「うに、いーちゃん、今何か言った?ボート、降りないの?」
西尾「いや、降りるよ。それより竹ちゃん、お腹すかない?」
竹「ちょっと空いてきたかなあ…」
西尾「じゃあ殊能先輩たちの所へ行って、何か食べさせて貰おうか」
竹「うん!しゅーちゃんのご飯はおいしいから好きー」


佐藤「くそ、西尾の奴…何かっていうと彼女を連れて…
   あーあ、別に西尾と張り合うつもりは全然ないけど、
   僕も笹井さんに声をかければ良かったかな…
   ノベルスの新装版も出たし、飛ぶ教室だって始まったし。
   でも、もし僕が誘ったとして、笹井さんは来てくれただろうか…」

282 :名無しのオプ:03/07/19 22:08
公式でアルバム用の画像募集中の模様
絵心のある人、ひとつどうですか

283 :名無しのオプ:03/07/20 10:43
森「じゃあ、そろそろ帰りましょうか」
乾「もう帰るのかよ!」
森「森はやることが色々あるのです。暇ではありません(笑)」
高田「でも帰るってどうやって?」
森「泳いでに決まってるでしょう(にこにこ)」
西尾「そんな無茶な!」
森「森は、ボートに乗りますね。体力ありませんから」
蘇部「ずるいよー」
森「女性の方もボートへどうぞ」
乾「無視かよ!」
森「海もたまにはいいですね。また来ましょう・・」

284 :名無しのオプ:03/07/20 10:45
流れがまた止まったみたいなので二の舞にならないように終わらせちゃいました。
そろそろ夏休みだし、職人さん新しい事件ドゾー。
↓↓



285 :名無しのオプ:03/07/20 10:59
あの、ちょっとそれはないんじゃないか。
秋月は?棒倒しは?

286 :名無しのオプ:03/07/20 11:03
つーか、一昨日に書き込みあるよな?
それで流れが止まったとか言うか?

287 :名無しのオプ:03/07/20 11:15
舞城「委員長、帰りたいんならお前だけ帰れや。
    ボートくらい借してやる」
古処「うむ。自分も鍛錬の途中なのである。
    今帰るわけにはいかないのである」
秋月「僕まだ、誰ともお近づきになれてない…」
高里「キャーッ、秋月君。今度は誰に
    モーションをかけるの?」
乾「高里は、本当に幸せそうだな…」

288 :名無しのオプ:03/07/20 12:30
石黒「ふむ、成る程。つまり少々悪ふざけが過ぎて、西尾君を怒らせてしまったのだね」
清涼院「セリョ…」
高田「竹さんが絡むと西尾君は本気になるからねえ」
浅暮「まったく、自業自得だろうが。
   しかし珍しいな、お前が落ち込むとは。いつもはケロリとしているだろうに」
高田「まあね、相手が西尾君だから。僕らよりも特別なんじゃない?」
清涼院「イーチャン…イージャン…」

石黒「清涼院君、そういう時は素直に謝るべきだ」
清涼院「………リュースイ…」
石黒「何も今すぐ謝りに行けというわけじゃない。時期を見て、きちんと謝れば良い」
浅暮「そうだな。西尾だってそういつまでも怒ってはいないだろうよ。
   ……まあ、元気を出せ。お前がそんな風だとこっちの調子まで狂っちまう」
高田「その長髪で俯かれると、某ホラーのテレビから出てくるあれを思い出すよねえ…」
浅暮「辛気くさいのは性に会わん。……よし。清涼院、今回は特別だ。お前も呑め呑め」
清涼院「セーリョーイン?」
石黒「そうだね。まあ、とりあえず一杯」
清涼院「……リュースイーーー」

浅暮「ただし、分裂だの巨大化だのは勘弁してくれよ」

289 :名無しのオプ:03/07/20 13:06
乾「と言うわけで、棒倒し第二回戦にあたり、新メンバーの秋月が入る…お前、その首どうしたんだ?」
秋月「いやちょっとね。それよりも。コホン、新・メ・ン・バーの秋月です!よろしく!」
乾「いやに元気いいな。何度も言うけど、棒倒しだぞ?」
氷川「ちなみに石崎さんはドクター(高里)ストップで、今回は棄権です」
関田「舞城さんに挑戦する前はやる気満々だったのに…」
乾「ていうか、石崎いないのに第二回戦やる意味あるのか?…やめるか?」
秋月「いや!是非やろう!!」
乾「そうか?まあいいけど。……それで、と。北山、お前はそこで何やってるんだ?」
北山「僕は撮影係です。気にしないで下さいね」
氷川「それ、生垣君のカメラですよね」
北山「頼まれたんですよ。『僕に代わってデンジャラスゲームをこのキャメラに収めてくれ』って」
関田「それで、生垣君本人は?」
北山「古処さんに怪我の手当をされつつ『もっと身体を大事にしろ』と説教され中。
   あ、そうだそうだ。乾さん、ゲーム開始前にルール説明を、カメラに向かってお願いします」

290 :名無しのオプ:03/07/20 13:07
乾「ルールって言う程のもんじゃないけどな。
  砂山に棒を立てて、順番に砂を取っていって、棒を倒した奴が負け。
  で、負けた奴はこっちの箱からクジを一枚ひく」
北山「えーと、そのクジは一体何ですか?」
乾「石崎考案の罰ゲームが書いてある。これのお陰で、石崎は新堂・中島・舞城にボコられた」
氷川「恐ろしい罰です」
秋月「………え?さっきのあれって……え?」

北山「はい、オッケーです。それじゃ、ゲームを始めちゃって下さい」
乾「よし。それじゃまず砂を取る順番を決めるぞ。言っておくけど、俺は本気で勝ちに行くからな」
関田「わかってます」
氷川「当然ですね」
秋月「え、ちょっと待って、罰ゲームってどんな…」
乾・氷川・関田「じゃーんけーん…」
秋月「ちょっと待ってー!」

291 :名無しのオプ:03/07/20 14:07
ごめんなさい。もうこんなことはしません。

292 :名無しのオプ:03/07/20 15:19
黒田「おや、いーちゃんと竹ちゃんじゃん。どこいくのさ?」
竹 「あっ、えーと・・・・・・」
西尾「ああ、黒田さん。殊能先輩のところでご飯を食べるんです」
黒田「へえ、そういえばもうこんな時間か。僕も練習を切り上げて行くか。
   ところで竹ちゃん」
竹 「な、なにかなー」
黒田「もしかして僕の名前忘れてない? いまの竹ちゃんって、
   知らない人に話し掛けられて、あれ、こいつ知ってる。けど誰だっけ。
   でも思い出せないみたいな焦りを感じるんだけど」
竹 「い、いーちゃん行こっ!! 早くしないとみんなに食べられちゃうっ!!」
西尾「そうだね。では失礼します」
黒田「お、おい、待ってよぉー」
足早に去っていく2人を追おうとして見事にこけた黒田であった。

293 :名無しのオプ:03/07/20 18:44
失敗した…負けるのはなみへいだと思ってたのに、俺としたことが…
でも『新堂・中島・舞城』の三人にしておいてまだ良かったな…
『新堂・中島・舞城・浦賀・古処・津村』の五人にしようと思ってやめて正解だった…
俺の良心もまだまだ捨てたもんじゃない…って、この場合違うか…?

それにしても、ここはどこだ?何も見えないし、何も聞こえないし…死後の世界?三途の川?
もしかして、俺死んだのかなあ…でも無理ないか…

あー、死ぬ前にシリーズの新刊出したかったなあ…俺が死んだら、全国百万人の俺のファンが悲しむよなあ…
ごめんよ、子猫ちゃんたち…って、俺は何のキャラだよ!ナルシストかよ!
……自分でツッコミすんの、空しいなあ…

??「そこに、いるのですか?」

ん?何か聞こえたぞ…誰だ?誰かいるのか?

??「私は、ここにいます…あなたが『そこ』に『居る』のが、おぼろげにわかる…
   あなたは、どうやって『そこ』に辿り着いたのですか?」

辿り着いたって…要するに、俺が死んだ原因のことを訊いてるのか?
これはあれだよ、いわゆる、身から出たバルサミコ酢…なんちゃって

??「…………バルサミコ酢?」

やっぱ普通に聞き返されたか…乾とか氷川みたいにはいかないよなー…
あいつら何してるかなあ…ボケ役たる俺がいないって、寂しくて泣いてるんじゃないか?
あー…もっと別の罰ゲームを考えるんだった…

294 :名無しのオプ:03/07/20 18:45
ん?罰ゲーム?
そういえば、まだ棒倒しは一回しかやってないんじゃなかったか…?
まだ『俺のために女子高生を連れてくる』のクジが残ってるんじゃなかったか?

??「バルサミコ酢とは、一体何ですか?…あなたはそれで、『そこ』に辿り着いたとでも?」

そうだよ!まだあのメインイベントが残ってるんだよ!ここで呑気に死んでる場合じゃないんだよ!

??「教えて下さい…身から出たバルサミコ酢とは、一体どのような意味…」

バルサミコ酢は…二段ボケ第二弾…なんだけど、あんまり面白くないよなー我ながら…忘れてくれ。
誰だか知らないけど…もしかしてエンマ様とかか?
ま、誰でもいいや……じゃあ俺、帰るから!もっとジジィになったときにまた来るからさ!

??「いや…まだ…話を………聞か…せ…て……く…」



石崎「う……」
高里「あ、石崎君。気が付いた?気分はどう?私のこと、わかる?」
石崎「んー…あれ、高里?……あれ?俺、どうしたんだっけ?」
高里「どうしたって…霧舎君を取り戻すために、舞城君に戦いを挑んだんじゃない!」
石崎「そうだっけ?…………いや!違う違う、それは違うぞ!力一杯違う!!」
高里「もうっ!石崎君ったら、意外と独占欲が強いのね!」
石崎「だから違う…って……つ……いてー……痛い…めちゃめちゃ痛い……」
高里「あ、動いたら駄目だよ。体中傷だらけで、縫った所だってあるんだから」
石崎「高里…その切替の速さは一体何なんだ…」

295 :名無しのオプ:03/07/20 18:46
蘇部「あれー?古泉くんが走ってくるよ?どうしたのかな?」
殊能「さっきは向こうの方で瞑想してたのに。珍しいね、僕達に用かな」
蘇部「お腹空いたのかな?」

古泉「殊能、教えてくれ」
殊能「何?突然…僕にわかることなら、答えるけど…」
古泉「このメンバーの中だとお前しか答えられそうにない……今も、料理をしていたな?」
殊能「あ、うん。もうすぐ出来るけど」
古泉「バルサミコ酢とは、何だ?」
殊能「…………は?」
古泉「先程の瞑想中、アッラーとの交信が僅かだが叶ったのだ。
   そのとき、アッラーは『そこ』に到達するには『バルサミコ酢』が必要だと仰った」
殊能「アッラーが、バルサミコ酢??何の話?」
古泉「教えてくれ、殊能。バルサミコ酢とはどういうものなのだ!?」

296 :名無しのオプ:03/07/20 19:33
>295
上手い!


297 :名無しのオプ:03/07/20 20:35
>>293
>『新堂・中島・舞城・浦賀・古処・津村』の五人

石崎!六人なんですけど。

298 :名無しのオプ:03/07/20 20:57
>297
いや、その中に「ヒト」ではないものが一名いるんだよ。おそらく。


299 :名無しのオプ:03/07/20 22:13
>298
その中の誰が人外のモノでも怖いんですが!((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
一番可能性が高いのがうらg(ry

300 :名無しのオプ:03/07/20 23:53
古処「…わかったか?撮影をやめろと言っているのではない、だがもう少し慎重に…」
生垣「イエス…わかった、わかったよ。以後気をつける」
古処「本当か?」
生垣「本当さ。十分過ぎる程わかった。今度からは怪我しないようにキャメラを回すよ」
古処「それならば良し。…ん、腕の方もこれで良いだろう」
生垣「サンキュー。…さてと」
古処「先程言っていたゲームとやらを撮りに行くのか?」
生垣「ああ。一応、猛邦に代理を頼んでおいたんだけどね。セージも見物に行くかい?」
古処「うむ……折角海に来たのだから、遠泳でもするかと考えていたのだが」
生垣「……ソーリー、さっき俺がジョーズをおびき寄せてしまった…」
古処「だったな。……よし、私はやはり一度海へ出てくるとしよう」
生垣「何だって?ジョーズがいるのにかい?」
古処「ずっと鮫がいたのでは他の者も泳げないだろう?
   幸い、麻酔銃も持参している。捕獲してくるのである」
生垣「……凄いな、君は」

301 :名無しのオプ:03/07/21 00:29
>>282
サンクスです。
おかげさまでTOP更新です。

302 :名無しのオプ:03/07/21 00:40
秋月「…………ああっ」
乾「お、勝負あったな」
氷川「秋月君の負けですね」
関田「良かった…」

北山「勝敗が決したようですね。…敗者は秋月君です。あ、秋月君、カメラ見て」
秋月「やめろ!撮るなあ!」
氷川「秋月君、終始ずっと動揺してましたね。どうしたんですか?」
関田「あんなに砂をがばがば取ったら駄目ですよ…」
秋月「動揺って…そりゃ、直前になってから…」
乾「おいおい、暴れてんなよ。ほら、クジ」
秋月「これの所為だよ!直前になってから、罰ゲームとか言うから!」
乾「でもルールだからな。ちゃんとひけよ」
氷川「大丈夫ですよ。石崎さんのあれは酷い部類に入る罰ゲームですから」
関田「ライトなノリのもありましたよね」

303 :名無しのオプ:03/07/21 00:42
ぶつぶつ恨み言を呟きながら、渋々箱に手を入れる秋月。そして一枚の紙片をつかむ。
秋月「よし…これだあっ!」
北山「あ、カメラ寄っていい?…えーと秋月君への罰ゲームは…」

 『浦賀の前でピンクレディの透明人間(フリ付き)をフルコーラス歌う』

乾「………出た」
氷川「酷い部類に入る、罰ゲームですね…」
関田「……。で、でも石崎さんの罰と違って、まだ笑って許してくれる可能性も…」
北山「秋月君、顔が真っ青…そういえば、その首の絆創膏はどうしたの?」

秋月(今度は…頸動脈どころじゃ済まないかもしれない…)

304 :名無しのオプ:03/07/21 00:46
>301
乙一。アルバム見てきたよ。
御大が!御大がかっこよさげに!

305 :名無しのオプ:03/07/21 00:48
一方その頃、酒飲み連中は…

清涼院「セーリョーインッ!リューーッスイッ!セーリョーインッ!」
石黒「はは、どこの踊りか知らないけど、面白いね」
高田「あの髪の毛、くねくね動いてまるで生き物みたいだねえ、あはは。
   何か薬に使えないかなあ」
浅暮「お前はすぐ薬に行くな……いよっ、憎いねこのコズミック!」
清涼院「リューースイッ!セーリョッセリョー!」

清涼院の訳の分からないタコ踊りで盛り上がっていた。

306 :名無しのオプ:03/07/21 01:46
>>いよっ、憎いねこのコズミック!

わけわからんが妙にワロタ

307 :名無しのオプ:03/07/21 12:30
津村はライフルを携えて島を巡回していた。
日が暮れる前に、無人島らしきこの島の全貌を把握しておくべきだと思ったのだ。
海の危険は隊長・古処が取り除いてくれるだろう。
ただでさえトラブルを呼びやすい体質の彼らを守るのは自分達の役目だ。

津村「しかし、ここは結局どこなんだ。ビーチから離れたらまるでジャングルだ。
   ワニはいるしヒルもいるし。慣れない奴が迷ったら面倒なことになるな」
慣れた手つきで草木をなぎ倒しながら突き進むと、急に開けた場所に出た。
そこにはエキゾチックな佇まいの屋敷が建っていた。 

津村「無人だな。どっかの金持ちの別荘か、宿泊施設の名残といったところか。
   夜はキャンプになるかと覚悟していたが、使えそうならみんなを呼ぶか」
その前に安全点検をしなければ、と屋敷の奥に入って驚いた。
そこには意外な人物が長椅子にふんぞり返って待っていた。

308 :名無しのオプ:03/07/21 12:37
津村「新堂。いつのまにこんなところに」
新堂「石崎の野郎、プチアンジェは俺がいなくても別の誰かに可愛がられて
   楽しくやってるなんて言うんだ。俺の天使はそんな尻軽じゃねえ!」
津村「つまり、頭を冷やす為にうろついていたらここに辿り着いたんだな」
寒気のするようなのろけ話を聞かされる気がしたので、津村は先を読んでやった。
新堂「ああ。こんなことなら連れて来てやればよかったぜ。なかなかいい屋敷だ。
   部屋数もあるし、趣味もいいし、天蓋つきベットなんてロマンチックだ」
津村「お前からロマンチックという言葉を聞くと居たたまれない気持ちになる」
新堂「何か言ったか?」
津村「…いや。しかしガスも電気も通ってないようじゃ、キャンプと変わらんな。
   屋根とベットがあるだけありがたいと思うべきか。とりあえず食料だな。
   海の幸は浅暮達に期待するとして、食えそうな獣や果物でも探しに行くか…」
真面目に今後の心配をする津村をよそに、新堂は金目の物を物色している。
新堂「この肖像画は高く売れそうだな。見ろよ、金の食器なんかがあるぞ。
   お、この南国風の人形可愛いな。プチアンジェの玩具に持って帰るか」
さすがにそれはまずいのではと咎めようとして、津村は動きを止めた。
津村「それはな、新堂。インディアン人形というやつだと思うぞ」
新堂「ほう、そうか。たくさんあるし、一つくらい構わないよな」
津村「たくさんというか、俺達と同じ数だけあるな。何故か」
津村は嫌な感じがした。ここを立ち去った方がいいのかもしれない。
津村「ここを出よう。やっぱり持ち主に無断であがるのはよくないと思う」
新堂は何を今さらという顔をしたが、無理矢理押し出して外に出た。
よっぽど差し迫ったことがない限り、ここに来るのはよそう。
あのクラスメイト達をここに連れて来たら、何かが起きてしまいそうだから。

309 :名無しのオプ:03/07/21 13:41
おお、なんか事件の悪寒(゜∀゜;)ドキドキ

310 :名無しのオプ:03/07/21 15:36
竹「ぶーちゃん、ちゃっおー。ご飯を食べにきたんだよー」
西尾「お邪魔します…って、あれ。あそこの二人は何やってるんですか?」
蘇部「うーん、ぼくも良くわかんないんだけど、
   古泉くんが殊能くんに、お料理について教えてもらってるんだ」
西尾「へえ、古泉先輩が?珍しいですね」
竹「うにー、じゃあ、まだご飯出来てないの?」
蘇部「ううん、あとは盛りつけるだけだよ」
西尾「それじゃ僕たちも手伝おうか、竹ちゃん」
竹「そだね。わ、さすがしゅーちゃんのご飯だね。おいしそうなんだよ」

蘇部「あ、そうだ。ねえねえ、浅暮くん見なかった?」
西尾「いや…見てないですよ。釣りかもしれませんね」
蘇部「ナマコ酢、作ったんだけどなあ」
黒田「浅暮たちなら…岩場の方で酒を…飲んでた、けど……ゼエゼエ」
蘇部「そうなの?じゃあ、後で持っていってあげようっと…黒田くん、どうして息をきらしてるの?」
西尾「砂浜でもスケート脱がないからですよ」
黒田「だって楽しいじゃないか!」

311 :名無しのオプ:03/07/21 15:38
石崎「あーあ、それにしてもあいつらも薄情だよなー。さっさとどっか行きやがって」
高里「乾君たちのこと?少し前に、二回戦目をやるって行っちゃったよ」
石崎「あ、そうなのか?…ガキっぽいとか何とか言いながら皆ハマってるんじゃないか」
高里「石崎君がボロボロになってもやるのが凄いよね」
石崎「まあでも、危険度の高い罰が一つなくなったってことだからな。
   あ、危険度が高いで思い出した。…(ゴソゴソ)どうせなら、これ持って行かせればよかった」
高里「?…何?そのメモ」
石崎「見たまんまだよ。ほい」
高里「……見たままってこれ……あ、もしかしてホームズに出てくる暗号?
   私は良く知らないんだけど…ええと、『踊る人形』って言う…」
石崎「あはは、違う違う。これは振り付けの図解だよ。ピンクレディの」
高里「振り付け?」
石崎「そうそう。俺の考えた罰ゲームにピンクレディを歌うってのがあってさ。
   世代的にわからん奴もいるかと思って、書いてきた」
高里「石崎君が?」
石崎「おう、芸がなかなか細かいだろ?」
高里「細かいって言うか、わざわざ偉いね」

高里(でも『危険度が高いで思い出した』って…歌を歌うのが危ないかな?)

312 :名無しのオプ:03/07/21 22:33
静かな波の音。
微かに漂う潮の香り。
頬に当たる心地よい風。
目を閉じていてもわかる日射しの眩しさ。
時間が、ひどくゆったりと流れている気分になる。

世間は夏休みだ。
だから自分も『獲物』を追うのも休んでも良いかもしれない。

こうやって何をするでもなく、ただぼんやりして、
腹が減れば殊能あたりが作った料理を食べるのも悪くない…

313 :名無しのオプ:03/07/21 22:35
「と、思ってたんだけど」

目を開ける。

歌が聞こえる。知らないわけでもない歌だ。
世代的には一つくらい前の、題名は…何だったか。

「さっきも来たよね」

視線をそちらへ向ける。

彼は歌っている。しかもその上踊っている。
表情は強張っている。それでも歌っている。

右手を握り直して

「僕が大人しく寝ていたら、何か不都合がある?」

肺の底の空気を吐き出し

「……ああ、その歌」

地面を、蹴る。

「透明人間?」

314 :名無しのオプ:03/07/21 22:36


関田「うわ、ちょっとマズいですよ!浦賀さん怒ってるんじゃ」
乾「ああもう!だから秋月の奴やめときゃ良かったんだよ!意地張りやがって!」
氷川「中島君、お願いします」
中島「やれやれ…まったく何をやってるんだお前らは…」

315 :名無しのオプ:03/07/21 23:20
黒田「ちわー、殊能亭デリバリーでーす、なんちゃってね」
浅暮「お、酒のツマか。気が利くな」
石黒「色々種類があるね。ありがとう、黒田君」
清涼院「セーリョー!ナマコス!」
高田「良いねえ…でも君が殊能君の手伝いをしてるのも珍しいね」
黒田「そりゃ勿論、この機動力を買われたのさ!
   僕のインライン・スケートがね!」
浅暮「ほう、そりゃめでたいな。どうだ、お前も一杯」
黒田「あ、ごめん。まだ他の所にも届けないといけないんだ」
石黒「そうか、それは残念だね。また後で時間があれば、是非」
黒田「うん。それじゃあね!」

高田「黒田君、生き生きしてるねえ…」
浅暮「結構なことじゃないか。よし、次は黒田に乾杯といくか」

316 :名無しのオプ:03/07/22 00:18
グレさんカコイイ!

317 :名無しのオプ:03/07/22 00:37
アッサグッレでぇーす!の人なのに

318 :名無しのオプ:03/07/22 14:40
日明「あら、珍しい組み合わせね。どこ行ってたの?」
新堂「それがな、ジャングルの奥にいかした屋敷が……」
津村「あーあーあー! 秋月が向こうで痙攣発作を起こしているぞ!」
新堂「ありゃあ踊ってるんじゃないのか?」
日明「どうして浦賀君の前で……高里さんが見たらどんな妄想をすることやら」
新堂「ふん、腰つきがなってねえな。あれじゃあ売り物になりゃしねぇ」
日明「ストリップだか腹踊りだかわからないけど、どうして男が相手なのよ。
   いい女を喜ばそうというサービス精神はここの男達にないのかしら?」

二人が秋月に興味を移して品定めをしている内に、津村はその場を離れた。
あの屋敷のことをは、このまま秘密にしておきたかった。
もしかしたらあの人形は偶然の代物で、取り越し苦労かもしれない。
だが笠井先生のスキー合宿を思い出すと、警戒せずにはいられない。
舞台と材料が揃うことで、起きなくてもいい事件が起きないとも限らないのだ。
そのうえ彼らは探偵の素質と共に、可能性犯罪者の資質も秘めている。

津村「あいつらを妖しい場所に近づけたら何が起こるかわからない。
   せっかくみんな楽しくやっているんだから、黙っていた方がいい」

とりあえず隊長には報告しておこうと、津村は古処を捜しに行った。

319 :名無しのオプ:03/07/22 18:50
イイ感じだねぇ

320 :名無しのオプ:03/07/22 19:55
石崎「やっぱ『透明人間』じゃなくて『君に胸キュン』て歌った方が
   浦賀も喜んで平和的だったかもなあ…」

321 :名無しのオプ:03/07/22 19:59
生垣「フーム…また撮り逃してしまったか」
北山「ごめん、途中から撮影どころじゃなくなったんだ。
   浦賀さんが跳ね起きて、それを中島さんが止めようとして、でも秋月君は歌い続けるし、
   もう滅茶苦茶になっちゃって…」
生垣「いや、途中まででも撮れているのならそれで良いさ。サンキュー、猛邦」
北山「ほんとにごめんね」
生垣「ノープロブレム。……うん、なかなか上手く撮れている。
   …へえ、リョウもなかなかやるな。カズが目を覚ましても逃げていないじゃないか」
北山「だよね。僕も驚いたよ」
生垣「ナイスファイトだ。たかがゲームだと侮っていたな。
   それにしても、このダンスは何なんだい?歌と合っていない気がするんだが」
北山「うーん…元々はピンクレディの歌らしいんだけど、僕はちょっと世代が違うから…
   でも多分、オリジナルからはかけ離れてると思うよ」
生垣「心臓発作と言われたら、俺は信じるな」
北山「僕が子供の頃にそういうオモチャがあったなあ…
   ギターを持った花で、音に反応してクネクネ動くやつ」

322 :名無しのオプ:03/07/22 21:25
黒田「あれえ、ちょっと前にこのへんを走ってたのになあ。どこ行ったんだろ」
森「黒田君。誰か捜しているのですか?」
黒田「あ、委員長。古処見なかった?」
森「古処君ですか?それなら、少し前にボートに乗って沖へ出ていきましたよ。
  …ほら、あそこに見えるでしょう」
黒田「本当だ。あちゃあ…遠いな。…おーい!…って、気づかないか…困ったなあ」
森「彼に何か用ですか?」
黒田「うん。飯を届けに来たんだよ。あいつ、こっちきてずっと走ってたりしてたから。
   あ、委員長もどう?向こうで殊能たちが色々作ってるよ」
森「そうですね。これが終わったら、行くとしましょうか」
黒田「終わったらって…委員長、それ何?」

323 :名無しのオプ:03/07/22 21:26
森「これですか?せっかく海に来たので、コンクリートの暴露実験でもしようかと思いましてね。
  試験体をこうやって、波打ち際に設置しているのです」
黒田「ふ、ふーん??」
森「まあ、あまり大した意味はありませんから、気にしないで下さい(にっこり)」
黒田「そう?…うーん、それにしても古処どうしようかな。飯が冷めちゃうよ。
   速さと機動力がウリの黒田デリバリーだと言うのに!」
森「泳いで届けるとか(笑)」
黒田「うーん……あっ、そうだ、慣性の法則だ!」
森「は?」
黒田「このインラインスケートを履いたまま助走をつけて、海面を滑れば!
   片足が沈む前にもう片足を前に出す、それを繰り返せば古処のボートまで行けるかも!
   良いアイディアだと思わない、委員長!?」
森「……。森は別に止めませんが。しかし、それは慣性の法則とは…」
黒田「助走距離は…これくらいかな。よおし!行くぞー!」
森「聞いていませんね(笑)」

324 :名無しのオプ:03/07/22 21:52
バクロジッケン(・∀・)イイ!

325 :名無しのオプ:03/07/22 23:39
黒田が生き生きしてるのを見てるとほほえましくなるね

326 :名無しのオプ:03/07/23 00:02
黒田は、目立たないがマイペースを崩さず、
秋月は、目立たないことで自らを奮い立たせ、対照的である。

327 :名無しのオプ:03/07/23 08:39
>>324
それでこそ森

328 :名無しのオプ:03/07/23 20:11
積木「よ、秋月。無事で良かったな」
秋月「見てたのか?…まあ、一応フルコーラス歌えってことだったから…
   でも中島が来てくれて助かったよ」
積木「乾たちは止めておけと言っていたみたいだが?」
秋月「まあ、ルールはルールだし」
積木「相手が浦賀なのに?」
秋月「あー…あはは…実は一瞬逃げようかと思った。
   実は、あれをやる前にも一度怒られてたんだ。うるさいって」
積木「それなのに逃げなかった理由は?」
秋月「うーん…参加しておいて、いざ罰ゲームで逃げ出すなんて興醒めかなーと思って」
積木「そうか、なるほどね。
   ここまでお前の行動を“見て”きたが、なかなか頑張ってるな」
秋月「え?」
積木「そして、それは確実に実を結んでいるように、俺には見受けられるぞ。
   その調子で頑張れよ。俺も応援しよう、“陰”ながらね」
秋月「??…言ってる意味が良くわからないけど……ありがとう」

キャンペーン対象者、残り22人


高里「お前だけをずっと見てきたなんて…なんてストレートな告白なのかしらっ」
積木「待て。俺はそんなこと一言も言ってない」

329 :名無しのオプ:03/07/23 23:37
清涼院「セーリョー!ドンブラコ!」
石黒「清涼院君、どうかしたか?……おや、海に何か漂っている」
高田「本当だ。あれは…浅暮君、釣り竿で引っかけられない?」
浅暮「んん?…何だありゃ?…どれどれ………っと」
石黒「おお、さすがだね。一回で引っかけるとは」
高田「肝心の魚の方はまだ一匹も釣れてないのにねえ」
浅暮「うるさい」

石黒「これは…岡持だね」
高田「あれ?これ、さっき黒田君が持ってなかった?」
浅暮「(くんくん)…お、中にまだ食い物が入ってるぞ」
清涼院「リュースイ?」
浅暮「何だってこんなもんが海に浮いてるんだ?黒田はどうした?」

330 :名無しのオプ:03/07/24 20:54
>清涼院「セーリョー!ドンブラコ!」

な、何だか可愛いな…御大。

331 :名無しのオプ:03/07/24 21:11
石崎「あー、腹減った。俺にも何か食わせてくれ」
竹「にはは、ざっきゅんボロボロー」
石崎「何を言う、これは名誉の負傷だぞ。男には傷の数だけ物語があるのだ」
乾「何の物語だよ。わけわかんねえよ」
西尾「死にそうだったって聞きましたけど、全然元気じゃないですか」

氷川「棒倒しのことを少しは後悔しているかと思っていましたけど、全然そんなことないみたいですね」
石崎「おう!俺の元に女子高生がやってくるまで諦めてたまるかってんだ。
   そのために、俺はエンマ様を振りきってまで戻ってきたんだぞ!」
竹「……うに?」
西尾「閻魔って…嘘吐きの舌を抜くあれですか?」
乾「何言ってんだ、お前。大丈夫か」
氷川「もしかして殴られ所が悪かったんじゃ」

石崎「いや、本当だって!ありゃ、臨死体験だな。
   何も見えないし聞こえないのに、エンマ様の声だけが聞こえるんだよ」
西尾「……目がマジですね」
乾「本当に頭打ったんじゃないだろうな」
石崎「ちなみに、エンマ様は俺の高度なボケが理解出来てなかった」
氷川「…………」
石崎「何だ、その困惑と同情が入り交じったような視線は!本当だって!」

乾「………。ま、食べろよ。腹が減ったんだろ。これうまいぞ」
氷川「冷めないうちに食べた方がおいしいですよ。はい、取り皿です」
石崎「急に優しくなるなー!」

332 :名無しのオプ:03/07/24 21:13
石崎「…って、あれ?そういえばなみへいは?」
乾「ああ…実は棒倒しの第三回戦をやったんだよ。で、関田が負けた」
石崎「もう三回目やったのか?二回目は誰が負けたんだ?」
氷川「二回戦は秋月君でしたよ。罰ゲームは浦賀君の前でピンクレディの透明人間を歌う、でした」
乾「秋月の奴、根性あったぜ。逃げなかったからな」
石崎「へえー。…で、なみへいの罰ゲームは?もしかして女子高生か?」
氷川「いえ、彼が引いたのは『新堂に金を借りる(返済は一ヶ月後)』です」
石崎「あー…そういえばそんな罰も考えたっけ…」
乾「考えたっけ、じゃねえよ!返済時期まで指定しやがって、悪どい奴だな」
氷川「特に必要ないのに、一ヶ月は借りっぱなしということですからね。関田君、可哀想に…」
乾「トイチどころじゃ済まないかもな」

333 :名無しのオプ:03/07/24 21:30
>332
次回のサザエさんは 「なみへい、東京湾に沈む」 の一本立てでお送りしまーす

334 :名無しのオプ:03/07/24 22:58
さりげなく氷川が日記で真矢みきを様付けしてますね。「(?)」がついてるけど。

335 :名無しのオプ:03/07/24 23:41
古処「…発見」
低く呟いて、古処は海面を見つめた。

黒い背びれが海面を行き来している。その大きさから見て、それほど巨大な鮫ではないようだ。
だが、元々海は相手の領域である上、こちらはボートで足場が不安定だ。よって油断は禁物。

古処「そして無駄弾を撃つわけにはいかないのである」
そこは物品愛護の精神だ。

鮫はなぜか先程から同じ場所をぐるぐる回っているように見える。
古処はゆっくりと麻酔銃を構え、相手の動きを計算しつつ狙いを定めた。

古処「…ん?」

ふと、黒いはずの鮫の影に何か別の影が重なっているのに気付く。
よくよく見ると、『それ』は時折海面上にもちらついていた。
更に見れば、それは人間の手に見える。
更に更に良く見れば、その『手』は指無し手袋をしているように、見えないこともない。

教師の京極を思い出したが、彼はここには来ていないはずだ。

336 :名無しのオプ:03/07/24 23:41
古処「仕方がない。……威嚇射撃」

このまま撃っても良いのだが、万が一というもある。
一旦麻酔銃を置き別の銃を持ち上げると、海に向かって一発撃ち込む。
それに驚いたのか怒ったのか。一瞬だけ海上に現れた黒い体は、間違いなく鮫のものだ。

それは間違いなかったが。

??「イルカに乗った少年、なんちゃっ……ゴボゴボ」

鮫の背びれに掴まっていた『彼』は、中途半端な笑顔で再び海に潜っていった。

古処「…………黒田か?」

頭にはヘルメットを装備し、肘にはプロテクターも見えた。
少し前に見かけたインラインスケートをしていたそのままの姿だ。

古処「一体何をやっているのだ」

銃を持ったまま、古処は首を捻った。

337 :名無しのオプ:03/07/25 11:54
秋月「くそっ。僕の危惧した通りだ。黒田の奴ここぞとばかりにスケートを
   多用して目立ってやがる……。古処、いいから撃っちゃえー!」

338 :名無しのオプ:03/07/25 23:12
積木「まあ落ち着け、秋月。ここまで『読ん』でみたが、オマエだってかなり目立っている。
   主役といっても良いぐらいだ。だから殊能の飯でも喰って、とりあえず一休みしとけ」
秋月「あ、ああ(やけに親切だな?)」

積木は急ごしらえの食卓に着き、他の生徒とともに殊能御飯を食べていた。
しかも、ヤケににこにこと、にこにこと、にやけた顔をしていて、とても──異様だ。

西尾「積木先輩、何かあったんですか?」
積木「いやだなあ、西尾。お前がそんなこと言うとは。分かってるんだろ?」
西尾「いえ」
積木「まあ、とぼけるなって。西尾の新作だよ、ヒ・ト・ク・イ・マ・ジ・カ・ル」
西尾「それが?」

ちっちっち、と積木は指を振る。

積木「またまた。あの狐面の男の話、俺のメタ能力をモデルにしてくれたんだろ?
   運命を一冊の物語として捉えるとか、読者として読むとか、ほら……まさしく俺じゃないか!」
西尾「モデル? ああ。あの話のことですか。それでしたら、

   全くこれっぽっちも、一切疑いなく、どこまでも完璧に、一片の間違いもなく──違います」

積木「西尾は冗談が上手いなあ……」
西尾「『西尾は冗談が上手いなあ』。違いますって、本当本当」
積木「……。ということはつまりそれは俺が自意識過剰で……」
西尾「無関係。無関係。むーかーんーけーいー、ということです。むー、かー、んー、けー、いー」
積木「……」
西尾「勿論、これは──」

がん、と音を立てて、積木は微笑んでいる表情のまま机に倒れ込んだ。

西尾「──戯れ言ですけどね。……って、聞こえないか」

339 :名無しのオプ:03/07/25 23:17
関田「西尾さんって、ちょっとS入ってますね」
石崎「ああ。あれであいつが女子高生だったら危ないところだった」
乾 「危ないってどっちがだよ!」
氷川「ていうかさりげなくMは認めてるんですね、石崎さん……」

340 :名無しのオプ:03/07/26 00:13
石崎「で、なみへい。さりげなく混ざってるけど、新堂に金は借りたか?」
関田「う……」
乾「借りてないんだな。さっきの秋月の頑張りを見たろ。
  お前も頑張れ。さ、行ってこい」
関田「…皆さん、一緒に来てはくれないんですか」
氷川「大勢で行けば、新堂君が訝しむでしょうから」
石崎「頑張れ、なみへい!漢になってこい!」
関田「ううう…行ってきます…」

341 :名無しのオプ:03/07/26 00:18
秋月「積木はああ言ってくれたけど、ここで甘えていては駄目だ!
   腹ごしらえもしたし、がんがん行くぞ。
   でも積木の次と言えば…血塗られちゃってるあいつだよなあ…
   あいつと仲良くなるには…うーん、やっぱり…」


新堂「金を貸せだと?…おう、構わんぜ。困った時はお互い様と言うからな。
   じゃこっちの書類にサインと…」
関田「よ、用意がいいですね」
日明「ちょっと、関田君。悪いことは言わないわ。彼に借りるのは止めておきなさい。
   お金に困っているのなら私が貸してあげる。勿論、利子なんて頂かないから」
関田「いや、別にお金に困ってる訳じゃないんですけど…」
新堂「おいコラ、ひとの商売の邪魔すんじゃねぇ」
日明「ほら、商売だなんて言ってるわよ」
新堂「黙れ。お前だって利子はいいとか何とか言いながら、別のもんで払えとか言うんじゃねえか?」
日明「……聞き捨てならないわ。それは私への侮辱と受け取っても良いのかしら?」
新堂「さあ。俺はそんなつもりはねえが」
日明「そんな風に笑いながら言われても納得出来ないわね」
関田「ちょっと、あの、お二人とも…すいません。実はこれ罰ゲー…」
新堂「おう、関田。サインはここだ」
関田「いえ…だから、その、本当は僕…」

342 :名無しのオプ:03/07/26 00:19
新堂「あァ?何だ?ほら、ここだよ、ここ」
関田「あの……」

秋月「ちょっと待ったああああ!」

関田「あ、秋月さん?」
新堂「………おい、何でお前がサインしてんだ」
秋月「こ、この借金、僕が貰い受ける!!いいよな、関田!?」
関田「え。……え?」
新堂「意味がわからねえが……お前も金に困ってんのか?ま、それなら良いか。はいはい毎度」

秋月(関田、油断も隙もないな。あやうく先を越される所だった…
   新堂と仲良くなるには、やはりこれだろう!
   上手くすれば『金返せ』『ごめん、もう少し待って』的な会話がレギュラー化するかも!)

秋月「ふふふ…」
新堂「おい秋月、それからここに血判だ」

キャンペーン対象者、残り21人。


日明「止める暇も無かったわ。
   …さっきはストリップもどきで今は闇金融に借金…彼、何か悩みでもあるのかしら?」
関田(でも、秋月さんのお陰で…助かったみたいだ。乾さんたちにはちゃんと謝ろう…)

343 :名無しのオプ:03/07/26 00:45
>上手くすれば『金返せ』『ごめん、もう少し待って』的な会話がレギュラー化するかも!)

なんとなくワラタ

344 :名無しのオプ:03/07/26 00:47
北山「え?相方キャンペーンのために新堂さんから借金した?
   でも最近の新堂さんなら、犬を褒めたりした方が効果あるんじゃない?」
秋月「…ハッ!」

345 :名無しのオプ:03/07/26 01:22
秋月が新堂に金を借りた直後、浦賀が寝ていた海岸にて。

新堂「おう浦賀よ、どうやら近々、新鮮な臓器が手に入りそうだぜ」
浦賀「……手に入り次第、俺のところに届けてくれ。代金は例の口座に振り込んでおく」
新堂「へいへい、毎度ありっと。しかしお前も好きだねえ、まあ俺は金払いさえちゃんとしてれば文句はないけどな」
浦賀「……(ニヤリ)」

同時刻、

秋月「これで新堂と仲良くなれればいいなあ。借金が繋ぐ新コンビ結成、なんちゃって……」
北山「……(秋月くん、君は新堂さんを甘く見てるよ……でも、もう遅いけどね……)」

346 :名無しのオプ:03/07/26 11:08
古処は銃を構えたまま、揺れる海面を見つめていた。
サメは危険だ。しかし黒田は笑顔を浮かべ、助けを求めなかった。
もしやサメと友達なのかもしれない。あるいは何かの鍛錬か……。

古処「うむ、やめよう。個人の趣味にとやかく言わないのも紳士の嗜みだ」

というわけで、古処は黒田を放って陸に戻っていった。

347 :名無しのオプ:03/07/26 11:12
古処「……というわけで、黒田の邪魔をしないよう戻ってきたのだ。
   それにしてもサメにイルカと名付けるとは、黒田も酔狂な男だな」
津村「隊長……それは酔狂でなくマジボケなのでは……」

348 :名無しのオプ:03/07/26 14:59
   アッラー アッラー アッラー アッラー ……

古泉は砂浜に座り込み、ただひたすらにズィクルの行を繰り返していた。

   アッラー アッラー アッラー アッラー ……

古泉(啓示にあったバルサミコ酢は飲んだが……これで神に近づけるのか?)

   アッラー アッラー アッラー アッラー ……

古泉は先程の食卓で、バルサミコ酢を十数リットル飲み干している。
当然ながら、胃のあたりが重くなり、きりきりと傷み、気分も悪く、今にも吐きそうであった。
しかも周囲は太陽の陽射しと砂浜の照り返しで、サウナの如し茹で具合である。

   アッラー アッラー アッラー アッラー ……

古泉(酢を飲み過ぎたか……だが、雑念を捨てて今は行に集中するのだ……)

   アッラー アッラー アッラー アッラー ……

陽光と熱気と酢の相乗効果で、古泉の意識はもはや朦朧としていた。
古泉(この熱さ……雪山の寒さで神に近づけたように、この熱さが私を……)

   アッラー アッラー アッラー アッラー ……
   アッラー アッラー アッラー ア

古泉(──!)

その瞬間、古泉はかつて味わったことのない浮遊感に突如襲われ──

349 :名無しのオプ:03/07/26 14:59
半覚醒状態の古泉は浮遊する感覚を味わいながら、漂っている。

古泉(ここは──)
古泉(──あれは、なんだ?)
古泉(神の使者か? 大きな魚に載った人間が、降りてくる──)

??(──いるか)

古泉(『居るか』? 何が居るというのだ!)

??(──いるか。──れ)

古泉(だから、何が『居る』んだ! 待て、行かないでくれ! 何物だ? お前は神の使者なのか?)
古泉(待て、待ってくれ──教えてくれ──私は──)

──古泉の意識は、深く深く沈んでいった。

   −−−

浦賀「……すごい津波だった」

浦賀は、先ほど海岸に押し寄せてきた大津波のことを思い出した。
あのまま寝ていたとすれば、波にさらわれていたかもしれない。

浦賀「……とりあえず新堂に感謝しておく──? あれは……サカナ?」

波の跡も生々しい砂浜を歩き、浦賀は妙なものを発見する。

そこ──かつて古泉が行をしていた砂浜──には、古泉の姿は無く、
代わりに、大きな鮫と、その背にしがみついて気絶している黒田が打ち上げられていた。

黒田「イルカ、助けてくれ! イルカ! うわああああ大波だぁっ……むにゃむにゃ」

350 :名無しのオプ:03/07/26 18:35
生垣「ン?こいつはさっきのジョーズじゃないか。砂浜に打ち上げられるとは、驚きだな。
   セージ、まさか君の仕業かい?」
古処「いや、違うのである。…生垣、一つ確認するが、撮影の際に現れた鮫は一頭だけか?」
生垣「イエス。一頭だけといっても、迫力は十分だった」
古処「もう一つ。その左腕は、鮫に噛まれたのだったな。確かか?」
生垣「それもイエスだ。まあ、噛まれたというか、牙が当たっただけだろう。
   ハハ、本当は撮影中だったから覚えてないんだ。何故そんなことを訊くんだい?」
古処「実は沖でその鮫を発見したのだが、その際、背に黒田を乗せていたのだ。
   …その鮫、もしや人間に慣れているのではないか?」
生垣「フム、つまりジョーズが二頭いるのではないかと、君は考えたわけだね?
   俺にキスした奴と、打ち上げられたこいつは別だと。フフン、何かのトリックみたいだな。
   しかしそれは違うね。俺がキャメラに収めたのは、間違いなくこいつだ。断言しよう」
古処「そうか。……となると、黒田は短時間で鮫を手なずけたのか?」
生垣「それとも研二にロデオの才能があるのか、だね。…これは、良い画が期待出来るかもしれない。
   後で撮影させてもらうとするか」
古処「私も少々黒田に対する認識を改めるとしよう。なかなか、骨のある男だ」


秋月(何だか知らないけど、黒田が見直されてる!まさか…あいつもキャンペーン実施中なのか!?)

351 :名無しのオプ:03/07/26 18:51
森「やれやれ。せっかく試験体を設置し終わったのに、波に攫われてしましましたか」

一人、ちょっと不機嫌になる森だった。

352 :名無しのオプ:03/07/27 07:41
大波<グレさんたちは無事かー?

353 :名無しのオプ:03/07/27 11:32
中島「しかし凄え波だったな。大自然ってやつもなかなかやるもんだぜ」
高田「中島くんが知らせに来てくれて助かったよ。みんな大丈夫かい?」
浅暮「大丈夫だ。つまみと酒は死守した。清涼院は波にもってかれたが、まあそれくらいだな」
高田「実質的に被害ゼロってことだね。良かった良かった」
中島「……相変わらず容赦ねーな。ところで石黒よ、そんな怖い顔してどうしたんだ?」
石黒「大波といえば津波、津波といえば地震、地震と言えば噴火……(ブツブツ
   いかん……これは破局的噴火の予兆だ!! 日本が、いや、人類が滅亡の危機に瀕している!!
   一刻も早く日本政府に働きかけて緊急対策会議を開かねばならん!!」
浅暮「……いや石黒、あの程度の波ひとつでそこまで騒がずともいいと思うぞ」
高田「石黒くんの火山好きは病気みたいなもんだからねえ。ほっといて酒でも飲もうよ」
浅暮「そうだな。騒ぐだけ騒いだらまた元に戻るだろ。それよりどうだ、中島も一杯?」
中島「しかし本当にお前ら、容赦ねえよな……まあいいけどよ」
高田「おっ、流石は体育会系の中島くん、いい飲みっぷりだねえ〜。それでは私からも一献」
浅暮「おいおい中島、酒ってのはもっとこう、じっくりと味わって飲むべきものであってだな……」
中島「うるせえ。お前こそ女子供みたいなちまちました飲み方してんじゃねーよ」
高田「あっはっは、酒も美味いし、肴も美味い。いやあ、楽しいねえ」


石黒「……そもそも災害には、風水害、地震災害、火山災害等多様な種類、形態、規模
   があるが、その中で特に地震災害は予測が困難で、極めて大きな被害をもたらす
   可能性がある。これを大きく2つのタイプに分けると、一つは、プレートの沈み
   込みにより発生する海溝型地震で、地震の規模が大きく、津波の被害を含めて被
   害が広域にわたるものであり、もう一つは、プレートの運動に起因した内陸域の
   活断層の運動等に伴う内陸直下型地震で、被害は相対的に狭い地域に限られるも
   のの、建物の倒壊率が高く被害は極めて甚大な未曾有の災害になる可能性が……」

354 :名無しのオプ:03/07/27 11:55
関田「みなさん! さっきの大波で、荷物持ってかれたみたいですよ!」
日明「いやああああっ! 私の化粧品は? ブランド物のポーチは!?」
津村「えっ。ということはまさか、テントや寝袋が全滅……?」
浦賀「……古泉も、持ってかれた……」
新堂「馬鹿だな。貴重品は肌身離さずが基本だろうが。俺のは無傷だぜ」
北山「ってことは秋月さんの借用書無事だったんだ……気の毒に」
蘇部「ごめん。せっかく作ってくれたご飯落としちゃった」
殊能「大丈夫、僕の調理器具は無事だからまた作ってあげるよ」
舞城「ちっ、そんな場合じゃないやろが。どうすんだよこれから」
古処「その通りである。風が強くなってきたし、嵐が来るのかもしれない。
   夜のことも考え、どこか安全な場所を確保した方がよさそうである」
新堂「だったらあそこがあるじゃねえか。な? 津村」
津村「え、いや、あの屋敷はしかし……」
石崎「屋敷があるのか? 怪我人がいるんだし、安全第一で行こうぜ」
乾 「マトモなこと言ってるけど、要するにお前が休みたいんだな」
森 「森は賛成です。試作機を乾かしたいので、是非屋内に行きたいですね」
氷川「だったらみんなにも知らせましょう。浅暮さん達は無事かな?」

話し合いの結果、とりあえず負傷者を屋敷に移すことになった。
怪我人の付き添いだけでなく、海に飽きた者や単なる野次馬もついてくる。
津村は気絶している黒田を背負いながらため息をついた。
津村「まさかこんな展開になるとはな……何事もないことを祈ろう」

355 :名無しのオプ:03/07/27 12:07
古処「行方不明者を捜すのである。報告によると古泉と清涼院が波に
   攫われたようだが、他に見当たらない者はいないか?」
高里「……そういえば、霧舎君、しばらく見てないかも……」
浅暮「そういえば、さっきこんなん釣り上げたぞ」
高里「あっ。それは対舞城君用誘惑の黒いビキニパンツ!金の鎖つき!」
西尾「見事に説明的な驚き方だね」
竹 「うにー。たっきゅんって今、パンツはいてないんだー」

砂浜に静けさが訪れた。

356 :名無しのオプ:03/07/27 13:27
>>354
>試作機を乾かしたいので、是非屋内に行きたいですね」
試作機ってラジコンのこと?

357 :名無しのオプ:03/07/27 16:54
>>355
ノーパン霧舎!?ハァハァ

358 :名無しのオプ:03/07/28 12:27
西尾「ノーパン、なんだろうね……やっぱり」
竹 「たっきゅん風邪ひいちゃうかもだね」
高里「凄いわ、霧舎君。そんな捨て身な誘惑をするなんて。まさに誘い受け!」
浅暮「もしもしお嬢さん?」
高里「きっと岩場の陰で愛する人が迎えに来るのを待ってるんだわ。……舞城君を。
   だとしたら私、邪魔者ね。ここから立ち去らなくっちゃ」
古処「何やら寂しげな顔をして行ってしまったのである」
浅暮「おーい、霧舎。恥ずかしいのはわかるが、出てこないと誤解が解けないぞー」   

359 :名無しのオプ:03/07/29 09:50
石崎「そういえばノーパン健康法ってのがあったな」
氷川「ずいぶん古い話ですね」
石崎「効果は一応あるらしいがね。そういえばノーパン喫茶てのもあった」
氷川「古いですってば」

360 :名無しのオプ:03/07/29 16:42
津村の先導で、一行は屋敷に着いた。

日明「あら、結構いい所じゃない。私の大人なムードにぴったり」
北山「廃墟風の感じがいい味出してますね。幽霊でも出そうだな」
小路「どことなく懐かしい感じがするなぁ。初めて来るはずなのに」
高田「さて、黒田君は僕に任せてください。新しい薬を試したいので」
津村「ああ。念のため連れてきた負傷者の方も頼む」
生垣「ノーサンキュー。それより私は屋敷の隅々を撮影したいです」
秋月「治療されてる間は目立たなくなっちゃいそうだな。それより僕は
   黒田が寝ているうちにキャンペーンの続きを……ブツブツ」
関田「僕達は屋敷の探検でもしましょうか」
石崎「コラ、なみへい。お前には傷ついた俺を乾と協力して漫才で癒すという
   重大な使命があるだろう」
乾 「俺達は老人ホームに慰安に来たコメディアンかよ!」
氷川「まあまあ。僕が相手をしてあげますから。共に後期クイーン問題について
   あますことなく語り合いましょう」
高里「石崎君のベッドの傍らで囁く氷川君……さながらそれは睦言のように!」
舞城「またこの801姉ちゃんは。んなしょうもないことを言いに来たんか」
高里「あれっ。何で舞城君ここにいるの? 霧舎君のもとに行ってあげなきゃ
   駄目じゃない。それとも放置プレイなの? そっか、そうなんだ……」
舞城「わけわからん話すんなや。霧舎がフリチンで待ってる? あいつ殴られたいんか」
佐藤「ふう……ここもやかましいな。静かになれる場所を探そう……」

361 :名無しのオプ:03/07/29 16:50
屋敷に入って早々、殊能は厨房を見ていた。
殊能「ガスが使えないのは痛いなあ。蘇部君にご飯を作ってあげたいのに。
   こんな無人島に建てた屋敷なら、自家発電があるはずだけどな……」
蘇部「殊能くーん。変なお人形見つけたよー」
殊能「……それ、どこで見つけたの?」
蘇部「井戸の中を覗いたらぷかぷか浮いてたんだー」
殊能「水の中に二体の人形……海に消えた行方不明も二名……まさかね」

362 :名無しのオプ:03/07/29 22:01
何班かに分かれ、生徒達は屋敷を調べることにした。

関田「しかしジャングルの中に、こんな屋敷を建てるものでしょうかね?」
北山「奇妙だね。なんというか……」
乾「『いかにも』な、館だな」
小路「あ、そういうことですか」
石崎「ん。なんだ小路?」

そして小路は軽く言い放った。

小路「綾辻先生が臨海学校のために手配したという中村青司の『館』、それがこの館なんですね」

──その瞬間、動きが止まった。

一同「(ありうる!!!)」

皆の心は今、ひとつになっていた。

363 :名無しのオプ:03/07/30 02:37
職人さん乙!わくわくしてきた!

364 :名無しのオプ:03/07/30 13:50
中島「お前達は屋敷に行かないのか?」
竹 「それはいーちゃんと夕陽を見てからなんだよ」
中島「……ごちそうさま」
古処「それにしても、これだけ経っても二人が見つからないのは心配である。
   万一のことを考えて外部に救援を頼んだ方がよいだろうか」
西尾「うーん。あの人達なら海底でも生きていけるんじゃないかな」
石黒「それよりも火山を心配するべきだ。先刻の大波は大自然の警告で(ry」
浅暮「屋敷組はどうしてるかな。殊能に夕飯の材料を頼まれてるんだが、
   手袋だのビキニパンツだの変なもんばかり……おっ、今度こそきたか?」

浦賀「………………かつらだな」

西尾「うわっ、先輩いたんですか」
浅暮「お前、こっちに驚けよ……」

365 :名無しのオプ:03/07/30 14:25
現在の状況(積木、新堂は未確認)

屋敷組
森、蘇部、乾、高田、高里、殊能、氷川、
黒田(気絶中)、石崎、舞城、
秋月(キャンペーン対象者、残り21人)
佐藤、津村、北山、日明、生垣、関田、小路

非屋敷組
浦賀、浅暮、中島、古処、西尾、竹、石黒

行方不明
清涼院、小泉、霧舎(ノーパン)

366 :名無しのオプ:03/07/30 15:21
津村はロビーに飾ってある人形の数を数えていた。
津村「24、25、26……やっぱり減ってる。最初見たときは確かに30あったのに」
殊能「この水浸しの人形2体を合わせてもまだ2つ足りないね」
日明「それと同じのなら脱衣所で見つけたわよ。下半身だけ色が剥げてたけど」
高里「……下半身のところだけ塗装が剥げて……まるでノーパン……?」
津村「そういえば霧舎も行方不明なんだったな。じゃあ後もう一体は?」

367 :名無しのオプ:03/07/30 15:24
その頃、新堂は海から離れ、一人ジャングルを歩いていた。
屋敷へ向かうはずだったが、考え事をしている内に迷ったようだ。
しかし構わず奥へと突き進む。まるで自分を苛めるかのように。

新堂(『文藝』で犬を虐待する話を書いてしまった……。
   仕事とはいえ、己から湧き出た表現には違いない。
   もしあれをプチアンジェが読んだら軽蔑されてしまう……。)

犬が文章読めるわけないだろ! と突っ込める人間はここにはいない。

新堂(俺は決してプチアンジェを痛めつけたいだなんて思ってない。
   そういう愛の形もあると思うが……いやしかしとにかく誤解だ。
   くそっ。せっかく「忘れ雪」で女性ファンがついたのに……。
   やっぱり俺と暴力は切り離せないのだろうか……。)

そのとき、茂みから気配がした。
???「ぐるるるる」
新堂「はっ。プチアンジェ!? プチアンジェなのか!?」
そこには白っぽい獣がいた。まだ子供ながら鋭い牙を剥き出している。
しかし新堂が満面の笑みを浮かべたのを見て、慌てて巣へ駆け戻り始めた。
新堂「あ、待ってくれ。俺に弁解させてくれ!!」
そんなところにプチアンジェがいるわけないだろ、ていうかそれ虎じゃん!
しかもホワイトタイガーかよ! ありえねえ! ここどこだよ!!
などと突っ込んでやれる人間は、やはりここにいない。
新堂は虎の巣へと消えていった……。

そして屋敷では、乾達が獣の歯痕のついた人形を発見することになる。

368 :名無しのオプ:03/07/31 15:57
広い居間で、屋敷組の面々は一列に飾られている人形を見つめていた。
その内の数体は、まるでいなくなった生徒を暗示したかのような姿だ。

津村「初めから嫌な予感がしてたんだが、案の定何かが起きているみたいだな」
生垣「フフフ、それでこそ撮り甲斐があるというものです」
蘇部「こわいよー」
殊能「大丈夫だよ。別に死体が出たわけじゃない。偶然の事故にかこつけて
   誰かが質の悪いいたずらをしているだけかもしれない」
関田「でも、もしここが小路さんの言う通り中村青司の『館』だったら?」
氷川「だとしたら、綾辻先生絡みで何かの陰謀が動いているのかもしれませんね」
秋月「あの人は精神的に追いつめられていそうだしね」
乾 「お前に言われたくないだろうけどな」
日明「ねえ、こんな気持ち悪い人形捨てちゃえばいいんじゃない?」
北山「それはあまり意味がないかもしれません。もし推測の通りこの人形が
   意図的な陰謀のための道具としたら、敵は予備を用意してるでしょう。
   詳しくは僕の『アリス・ミラー城』殺人事件を参照ください」
舞城「つまりはおめえが犯人ってことか」
北山「あわわ。違いますよ。ちょっと状況が似てるなって思っただけです!」
石崎「綾辻せんせーい。事件とか面倒臭いからさっさと出て来てくださーい。
   でないと舞城君が屋敷をぶち壊してでも探しに行っちゃいますよー」
舞城「勝手に決めんなや。ま、言われんでもそのうちそうするやろうけど」
石崎「今のうちに出てくればちょっと髪の毛少ないことくらい大目に見ますよー」
乾 「別にハゲは関係ないだろ!」

369 :名無しのオプ:03/07/31 16:05
結局、石崎の呼びかけは虚しく部屋にこだまするだけだった。

石崎「あーあ。乾がハゲとか言うから」
乾 「俺のせいかよ!」
蘇部「綾辻先生、拗ねちゃってるの? 可哀想だね」
殊能「蘇部君は本当に心が優しいね」
関田「あ、あの、舞城君。そんなに拳を握り締めたら痛いですよ……?」
津村「じゃあみんな、とりあえず一人にならないように気をつけることにしよう。
   高田は黒田の付き添いだとして……委員長と佐藤は?」
高里「森君なら屋根裏部屋に入ってたけど……ハッ。まさか二人で愛の密室!?」

370 :名無しのオプ:03/08/01 23:10
きっとアーヤはかつらが脱げたから出てこれ(ry

371 :山崎 渉:03/08/02 02:07
(^^)

372 :名無しのオプ:03/08/03 13:10
(なんだろう……息苦しい……潮の香り……)
霧舎はぼんやりと目覚めた。
しかし何も見えない。目許を何かで覆われているようだ。
(あれ、体が動かない……いったい何が起きてるんだ?)
どうやら手足が縛られているようだ。
動揺した霧舎は何度も立ち上がろうとして転んだ。
硬くて冷たい床に何度も叩きつけられる。そのとき、何かを踏んだ。
???「リュッ」
霧舎「……ん?」
霧舎は、今度は意識的に体をひねって床を探った。
また何かに当たった。
???「……ッラー」

(えーっと…………どうやら一人じゃないみたいだ)

373 :名無しのオプ:03/08/03 13:49
うめき声(?)だけで確実に誰なのか特定できるってのもすごい話だ。

374 :名無しのオプ:03/08/03 20:38
秋月「ねえ、浅暮さんと言えば何を思いつく?」
氷川「そうですね…やはりお酒でしょうか」
北山「超絶感覚とか」
石黒「釣りもあるね。今もしているのではないかな?」
関田「あと推協賞を受賞されましたよね」
高里「それから、最近新刊が出たんじゃなかった?ファンタジーの。
   題名は…ええと、エルサレム…何だったかな…」
石崎「悪魔くんだな」
乾「それはエロイムエッサイムだろ!」

秋月「なるほど。うーん。やっぱり結構出てくるんだなあ…
   羨ましい奴…じゃなくて、取っつきやすそうな事が多いよな。
   これなら、案外簡単に仲良く出来ちゃうかも!
   よし、“夏の海で相方を捜せキャンペーン”その八開始だ!黒田に負けるか!!」

舞城「何じゃあいつ。一人で出ていったぞ」
乾「なーんかアクティブだよな、こっち来てからの秋月」
関田「そういえば、さっきも僕を庇ってくれました。新堂さんが相手だったのに」
石崎「きっとあれだ、あいつは今回のヒーロー大賞を狙ってるんだぞ」
氷川「何ですか、それは」

375 :名無しのオプ:03/08/03 21:03
秋月は最近自分が目立てていることに気づいて…ないんだろうな。

376 :名無しのオプ:03/08/03 21:27
でもこの流れで目立ってもキャラを確立できなきゃ一過性だしな

377 :名無しのオプ:03/08/03 21:35
今回、名作のヨカーン。
でも秋は一過性のヨカーン。

378 :名無しのオプ:03/08/04 01:13
舞城はずっと高里の視線を感じていた。
どこか怒っているように見えるが、心当たりがない。だから無視し続けた。
何か言いたいことがあるなら向こうから言ってくるだろう。
わざわざこっちから話し掛けてやるほど優しくはない。
……しかし、どうにも居心地が悪い。
厨房で蘇部にちょっかいを出してるときも、
殊能にそっけなく追い払われているときも、
その腹いせで石崎のギブスに落書きしているときも、
扉の陰やら机の下などからずっと見られているのだ。
流石に根負けして、舞城はソファの陰に隠れる高里の首をつかんで持ち上げた。
舞城「聞いてやるからはよ言え。何か用なんか?」
高里「…………どうして助けに行かないの?」
舞城「あ? 誰を?」
高里「霧舎君よ!……わかってるくせに。いくら放置プレイでも長すぎるわ!
   彼の身に何か起きたのかもしれないんだよ? きっと舞城君の助けを
   信じて待っているに違いないわ。それなのに色んな人と浮気して……」
舞城「あー待て待て。おめえの話にはありえない前提が多すぎる」
高里「私に言い訳してもしょうがないでしょ! とにかく探しに行くの!」
舞城「行くのって……おいおい、まさか」
高里「私も行く。浮気しないか見張らなくっちゃ! それに、し、心配だし……」
舞城「ほおお。そんなに霧舎が心配なんか。しょーがねえな、行くよ行きますよ」
高里「えっ……あ……うん。ありがと」
(ホントは舞城君を一人で行かすのが心配って意味だったんだけど……)

379 :名無しのオプ:03/08/04 20:28
竹「魚、ちっとも釣れないねー」
西尾「浅暮先輩、さっきから変な物ばかり釣ってますよね。調子悪いんですか?
   まあ、海が綺麗になって良いかもしれないですけど」
浅暮「まったく…海はゴミ捨て場じゃないんだがな。
   それにしても、ここまで釣れないのはおかしい。潮の流れの所為か?」
竹「えー?でもかずくんはバシバシ釣れてるんだよ」
浅暮「あれを釣りと呼ぶな」

浦賀は浅暮達から少し離れた岩場に立っていた。
冷めた眼で水面を眺めていたかと思うと、時折恐ろしい速さで肉切り包丁を水面に投げ入れている。
その柄には浅暮から貰った釣り糸を巻き付けているため、糸を手繰るれば回収できる仕掛けである。
そして、戻ってきた包丁の刃には魚が突き刺さっているのだ。

現在、浦賀の周りには、息絶えた魚たちが無造作に散らばっている。

浅暮「あと一歩で地獄絵図だな、ありゃ」
西尾「食料を調達しようとしてくれてるのは、嬉しいんですけどね…」
竹「でもあのままだと、すぐに傷むんじゃないかな。
  ぐれちゃんのクーラーボックスは使えないし…さっきたろちゃんが使ってたの、借りてくる?」
浅暮「生垣の?………あれが入ってたやつか。やめておけ」
西尾「誰も食べなくなると思うよ。………あ、先輩、糸が」
浅暮「お、今度こそ当たりであってくれよ、っと…」

380 :名無しのオプ:03/08/04 23:08
浅暮「この手応え…大物だな…やれやれ、ようやく調子が出てきたかねぇ」
竹「あ、リールが全然巻けてない。凄い凄い!大当たりかもしれないんだよ!」
西尾「確かに巻けてないけど…もしかすると、岩か何かに針が引っかかってるんじゃ?」
浅暮「いや、それはない。見ろ、ラインがあちこちに動いている。相手が暴れてるんだよ。
   …しかし、かなり重い……一気に勝負をつけるか。西尾、手伝え」
西尾「僕ですか?僕、肉体派じゃないんですけどね…あ、確かにこれは重い…」
竹「いーちゃん、頑張れー」
浅暮「よし、それじゃ一気に引くぞ。いち、にの、…さん!」



秋月「あ!西尾の奴、ちゃっかり浅暮さんと釣りを楽しんでやがる!
   しかも大物が釣れてるっぽいあの雰囲気!
   くそっ、十分キャラを確立してるのに、あいつはこれ以上何を望むっていうんだ!
   待ってくれ、まだ釣れないでくれ、僕もそこに参加させてくれー!!」



381 :名無しのオプ:03/08/04 23:09
次の瞬間、浅暮と西尾は釣り竿ごと後方へひっくり返った。力を入れすぎたのかもしれない。

西尾「うわっ」
浅暮「おっとっとっと…」
竹「わ!いーちゃん、大丈夫!?」
西尾「…ん、大丈夫。尻餅ついたけど。浅暮先輩、大丈夫ですか?……先輩?」
浅暮「……逃げられた」

そう呟く浅暮の手には、針の無くなった釣り糸だけが残っている。

西尾「あー…凄いひきだったですね。かなりの大物だったってことかな」
浅暮「逃がした魚は大きい、と言うがな…」
竹「でも、いーちゃんたちが倒れる直前、何かをちゃんと釣り上げてたような気がするんだよ」
西尾「あ、勢いが付きすぎて魚だけ後ろへ飛んでいった……こともないか。
   ………。向こうに秋月君ならいるけど…砂浜にうつ伏せて、何やってるんだろう?」
竹「うに。一人ビーチフラッグ?」



382 :名無しのオプ:03/08/04 23:10
北山は一人飛び出していった秋月の後を追いかけていた。

北山「もう、無闇に一人になるなって言われたばっかりなのに…
   張り切りすぎだよ……って、あれ?……あ、秋月君!!どうしたの?」

秋月は、砂浜に倒れていた。その頭に大きなたんこぶが出来ている。

北山「秋月君、しっかり!大丈夫!?」
秋月「ふ、ふふふ、海面にひれが…魚のひれが見える…まるで…宝石みたいに光って…」
北山(ちょっと大丈夫じゃなさそうだ…)

見ると、秋月の傍らには、円柱状のコンクリートが転がっていた。少々ひび割れている。

北山「これで殴られたのかな…これって…何だろ、花壇の囲いに使いそうな…
   他にも手頃な石はごろごろしてるのに。わざわざ用意してたのかな…?」

そこでふと、北山は周囲を見回しある驚愕の事実に気づいた。

北山「秋月君の周囲数メートル、砂浜だって言うのに、彼と僕以外の足跡が無い……!
   僕は勿論違うし、彼は被害者。じゃあ、犯人はどこから来てどこへ消えたんだ?
   これは…これは、もしかして密室?それも、物理トリックの匂いがする…!!」

円柱状のコンクリートには何やらマジックで番号が書かれ、
ヒビの隙間に何故か釣り針が引っかかっていることに、北山はまだ気づいていない。


秋月「ふふ…これは…大物のカジキマグロだ…やりましたね、浅暮さん…」

キャンペーン対象者、残り20人。

383 :名無しのオプ:03/08/04 23:55
石崎はベッドの上で乾と関田に好きなように弄ばれていた。
……といっても、ギブスの話である。
舞城によって怖いイラストや卑猥な言葉が書き込まれてしまったので、
それならいっそ「俺も」「僕も」となったのである。

石崎「コラ、なみへい。そんな所に四コマ漫画なんかおっぱじめるな」
関田「ヴィッキーの新作ですよ。ありがたく思ってください」
石崎「なぁ乾、もっといいこと書いてくれよ。ハンサムとか将来有望とかさ」
乾 「歩く誇大広告かよ! 訴えられるぞ!」
津村「お前達、楽しそうだな。今人数を確認しているんだが、氷川はどうした?」
石崎「多分トイレだろ。ちなみに舞城と高里は霧舎探しに外へ出たぞ」
津村「その報告は聞いている。あと、北山が秋月を追っていったのも確認した。
   ところで暇なのなら、隊長達の様子を一緒に見に行って欲しいのだが……」
関田「暇じゃありませんよ。僕は真剣なんです」
乾 「そうそう。今、この男の真実を書くのに手一杯だから」
石崎「おい、どうして俺が痔だってことを知ってるんだ。しかもそんな達筆で!」
津村「やれやれ。早急に屋敷の外にいる者の無事を確かめておきたいんだがな。
   あの人形のことがどうにも気になって……。仕方ない、他をあたるか」

384 :名無しのオプ:03/08/05 08:07
ワクワク(・∀・)ワクワク

385 :名無しのオプ:03/08/05 11:55
現在の状況

屋敷組
森(屋根裏部屋?)、蘇部・殊能(厨房でイチャイチャ)
乾・石崎・関田(落書き中)、高田(黒田を看病?)
氷川(トイレ?)、黒田(昏睡中)、佐藤、津村(見回り中)
日明、生垣、小路、石黒(いつのまにかいる)

非・屋敷組
浅暮・浦賀・西尾・竹(海で釣り)、
中島、古処、高里・舞城(霧舎探し)、
秋月(キャンペーン対象者、残り20人)、北山(秋月ウォッチ)

拉致監禁?
清涼院、古泉、霧舎(まだノーパン?)

不明者
積木、新堂(虎の巣以降不明)

386 :名無しのオプ:03/08/05 12:20
ビデオカメラのテープを新しいものに交換するために居間に戻ってきた生垣は
飾り棚の前で神妙な顔をしている氷川に気づいた。

生垣「ハイ、トール。何か異変でも?」
氷川「ええ、人形にいじられた形跡があるんです」
生垣「リアリ? ああ、これか。頭に何かくっつけられている」
氷川「コンクリートだと思います。まだ乾燥しきってはいないようなので触らない方がいいでしょう」
生垣「ほう、実に興味深いね」
氷川「ふう。どうも僕たちはミステリの神に魅入られてしまっているようですね。先ほどは皆あえて
  口にはしなかったようですけど、これはクリスティをなぞっているのでしょうから」
生垣「ってことはトールはこの人形のように、誰かに何かが起こっているとでも言うのかい?」
氷川「おそらくは」
生垣「ふむ。頭にコンクリート…、ヒロが試験体に頭つっこんでなければいいがな。
  おっと、のんびりしてはいられない。とりあえずヒロの無事を確認してこようっ」

なぜか嬉しそうにカメラを片手に駆け出す生垣を見送り、氷川は飾り棚にもう一度目をやった。
2体の人形が互いに相手を抱き合うような形になって一緒に転がされていた。

387 :名無しのオプ:03/08/05 18:26
次は誰だろう……ワクワク

388 :名無しのオプ:03/08/05 18:34
>>387
秋月のターゲットが?(w

冗談はともかくワクワク(・∀・)ワクワク

389 :名無しのオプ:03/08/05 20:42
霧舎は顔を何度も床にこすりつけて、目の覆いを外した。
辺りを窺うと、二つほど何か(…じゃなくて誰か)が転がっている。
一方は髪の毛が顔に絡みついて表情が見えないが、寝言は妙に可愛らしい。
もう一方はどんな夢を見ているのか、やたら苦悶の表情を浮かべている。

霧舎「それにしても真っ暗な部屋だなあ。窓はないんだな。これじゃあ
   今が昼なのか夜なのかわかんないや」
どうやら地下室のようだ。しかしどことなく潮の香りがするあたり、
かなり海に近い場所と思っていいだろう。
芋虫のように這って扉へとにじり寄るが、当然開きそうにない。
霧舎「ここはどこだろう? こんなコンクリの建物なんか島にあったっけ。
   そもそも僕達はどうしてこんなことになってるんだ……」
霧舎はやるせなくため息をついた。
みんなは自分がこんな目にあっていることを知っているのだろうか。
何も知らないでみんなが楽しくやってる姿を想像して鬱になってくる。
腹がすいているせいか、はたまた下半身が涼しいせいか、悪い想像ばかり浮かぶ。
あまつさえ、自分の知らないところであの二人と仲良くしてたらと思うと……。

「二人」がまさに自分を探してくれているとも知らず、霧舎はそっと涙を流した。

390 :名無しのオプ:03/08/05 22:23
黒田「てなわけでさ、さすがに古処の所までは届かなかったんだけど、
   それでも3…、5メートル……いや軽く見積もっても10メートルは滑ったね、海の上を!」
高田「へえ。それは凄い…はい、これのんでね」
黒田「あ、信じてない!本当だって。森委員長も見てたから、後で聞いてみてよ!」
高田「大丈夫、信じているよ。さすがインラインスケートだ……はい、水。
   それにしても委員長が見てたのは珍しい。外に長時間いる人じゃないのに」
黒田「あー何か海岸に並べてたよ。何だっけ…えーと、秘密でスキャンダルな実験、だったかなあ」
高田「『実験』という単語しか合致してなさそうだねえ…」
黒田「あーあ、でも惜しかったなー…途中でイルカに気を取られなければ、古処まで到達してたのに!」
高田「それは惜しかった……あ、こっちの試…おっと、新薬も一緒にのんでおいて。
   …でもそれ、イルカじゃなくて鮫だったみたいだけど。生垣君なんか噛まれたらしいよ」
黒田「あれ、そうなの?でも楽しかったよ。イルカに乗った少年!ってね。
   あ、でも本当は鮫に乗ったセクシー青年だったわけだけど!あははは」

高田「元気だね。……やっぱり、スポーツをしていて基礎体力があるのかな。
   いやいや、意外な所に適材がいたものだね。良い被験者になるかもしれない」
黒田「え?高田、何か言った?」
高田「いや、別に何も」

391 :名無しのオプ:03/08/07 14:02
屋根裏部屋に突入しようとした生垣は、不機嫌そうな森に追い返された。
生垣「ふう。ヒロは無事でしたねぇ」
氷川「……残念そうですね」
生垣「それではいったい誰がターゲットになったのでしょうね〜。コンクリと
   人体のアメージングなオブジェを映したかったんだけどなぁ」
氷川「もしかしたら屋敷の外の人かもしれませんね」
生垣「ん〜。屋敷の中ならあちこちカメラを設置したことだし、ミスター津村
   について行って外の様子を映してくるとしますか〜」
氷川「隠しカメラですか……いつのまに」
生垣「ヘイ、ミスター津村!」
生垣は津村の姿を見つけると、すぐに話をつけて意気揚揚と屋敷を出て行った。
手を振って見送ってから、氷川ははっと気づく。
氷川「あっ。津村さんに人形の変化について教えるのを忘れてしまった……。
   それに、津村さんがいないとなると屋敷内のまとめ役は誰になるんだろう?」
……委員長は個人作業に夢中。石崎は負傷中。
舞城が出て行った結果、腕っ節の強い者はここにいない。
一番の年長者である石黒は、ミステリには無関心。
となると、実質的に自分の出番ということになるのでは……。
日明「氷川君、虫が入るからいつまでも扉を開けっ放しにしないでちょうだい!」
氷川「えっ? はいっ、すいません」
日明「浅暮君達は来ないし、出て行く人もいるし、ホントにまとまりがないわねぇ。
   男っていくつになってもやんちゃなんだから。誰かまとめる人いないの?」
氷川「あっ。それならですね……」
日明「しょうがないわねぇ。美人秘書である私が仕切ってあげるしかなさそうね」
氷川「えっ、いや、その……」
日明「それじゃあ氷川君、夕飯の支度はどうなってるのか見に行きましょうか」
氷川(下僕決定!?)
氷川のにわかリーダー計画は一瞬で崩れ去った……。

392 :名無しのオプ:03/08/07 19:31
質問。
生垣の口調が安定してないのって何か元ネタがあるんですか?
自分は生垣作品を読んでないので…

393 :名無しのオプ:03/08/07 22:39
浦賀「生臭い…」

包丁に括り付けた糸をたぐりながら、浦賀は一人呟いた。
大漁だが、その所為で周囲に魚の生々しい臭いがたちこめている。
こんな臭いを放つものが果たして本当に美味かったのか、わからなくなり始めていた。

魚を狩るのにも飽きてきた。
再び肉切り包丁を海へ放ろうとしていた手を止め、その刃を見つめる。海水は塩水だ。

このまま魚を狩り続けるとする。
すると塩水の所為で刃は錆びてしまうだろう。刃が錆びてしまえばあれが捌けない。あれが捌けなければ、肉が喰

積木「わーわーわーわー!!」
浦賀「………」
積木「危ない奴だな。そんなストレートな三段論法をするんじゃない。怖いだろうが」
浦賀「……。いつからそこに居た?」
積木「“今”だ」
浦賀「気づかなかった」
積木「ふん、透明人間ばりだろう?」
浦賀「………」
積木「というわけで、クーラーボックスを持ってきた。
   獲った魚はこれに入れろ。後で殊能が美味く料理してくれる」
浦賀「………」

無言のまま、浦賀は魚釣りを再開した。

394 :名無しのオプ:03/08/07 23:03
質問、スルーですか? (涙

395 :名無しのオプ:03/08/08 00:07
職人の間でイメージが一致してないんだろ。<生垣
蘇部なんかも最初と最近じゃ全然違うし……
その内固まってくるんじゃない?

396 :名無しのオプ:03/08/08 08:13
生垣のキャラが変わる元ネタなら、ある事はある。
ひとつはデビュー作ネタ。
もうひとつは現実世界。前評判と実物のギャップがネタ。


397 :名無しのオプ:03/08/08 12:32
ナルホド。
というか同じ人がずっと書いてるんだと思ってました。
何人もいるんですね〜
ありがとうございました。

398 :名無しのオプ:03/08/08 16:37
竹「ねーねー、きょうちゃんがいるよー?」
西尾「ホントだ。積木先輩、今までどこにいたんですか?」
積木「ん? ハハハ。それより屋敷にいる奴等が腹を空かしているようだぞ。
   こっちに向かってる奴等がいるから、クーラーボックス持たせるか」
中島「何で知って……あ、”読んだ”のか。それって便利だよなあ」
西尾「笑って誤魔化されたのが気になるところだけどね」
浅暮「クンクン、確かに誰か来る。一人はカメラ狂いだな。やけに楽しげだぞ。
   もう一人は津村か。何か心配してるようだが、向こうで何かあったか?」

399 :名無しのオプ:03/08/09 01:43
書いている職人さんがどういうつもりで書いているかはともかく、漏れの脳内では
生垣は究極超人あ〜るに出てくるレオナルド根岸ことベンジャミン(w のイメージなので
エセ外人モードと生粋の日本人モードって感じで口調が変わってもあまり違和感なく読んでた。



400 :名無しのオプ:03/08/09 21:12
秋月「アイタタ…あれ、カジキマグロは?浅暮さんとの友情は?…僕は一体」
北山「…というわけなんだ!ね、いわゆる雪の密室だよ!」
生垣「夏の砂浜で雪の密室。フフン、なかなか洒落ている。じゃあここは『現場』というわけだ。
   キャメラに収めておこう。…おっと、リョウ、ドンムーブ!」
秋月「え、え、何?」
津村「いきなり無事でない者に遭遇するとは…」
北山「それで、これが傍に落ちてたんだ。多分これが凶器なんじゃないかな」
生垣「これはコンクリートだね。………ン?コンクリート?」
津村「生垣、撮影が終わったら先へ進みたいんだが。他の者の様子が気になる。
   確か浅暮たちが向こうの岩場で釣りをしているはずだ、そこへ行ってみよう」
生垣「オーケイ、行こう。それじゃ猛邦、シーユーレイター」

401 :名無しのオプ:03/08/09 21:14
秋月「……もう動いてもいい?」
北山「あ、うん。大丈夫?たんこぶ痛そうだね。…で、早速なんだけど何があったか覚えてる?
   殴られたんだよね?というか、犯人の顔を見た?」
秋月「え、犯人?何の?」
北山「見てないんだ。じゃあ、やっぱり何らかのトリックを使って秋月君を昏倒させたんだね。
   どんなトリックだろう。…遠くからコンクリを投げて当てた……いや、それは確実性がない…」
秋月「北山?何をそんなに真剣に?」
北山「…うーん…」

秋月(何だかわからないけど……カジキマグロは夢だったみたいだな…
   うう、やっぱり…都合が良すぎる展開だなと思ったんだよなあ。
   それにしても、さっき北山がたんこぶって…いたた、本当にできてる…いつの間に…)

402 :名無しのオプ:03/08/12 14:17
黒田「・・・・・・くしゅん」
高田「・・・・・・」
黒田(うーさっきから会話が途切れがちだなぁ。とりあえず何か言おう)

黒田「ねえねえ、僕って若作りなんだって。
   実年齢より若く見えるんだって!」
高田「ほう・・・・・・」
黒田「凄くない?」
高田「いや。「若く見える」ことと「若い」ことは別物だよ。
   まして若く見えたからって、「美しい」とか「カッコいい」とかには無関係じゃないか?」
黒田「・・・・・・そういえばそうだね」
高田「まあ若く見えるのは悪いことじゃない」
黒田「うんうん」
高田「だが、単に幼稚なだけという事もありえる」
黒田「・・・・・・そうなの」
高田「だから一概に若作りが良いとは限らない――どうした黒田」
黒田「・・・・・・特に何も」

403 :名無しのオプ:03/08/13 00:06
一瞬、独り言かと思った。

404 :名無しのオプ:03/08/13 10:35
書き手が複数だし、ここは所詮ネタスレだから
キャラがどうだの口調がどうだの、すぐぎゃーぎゃー言うのもどうかという気もするが
それでも敢えて言う。

高田の口調が今までと全然違う。>>402

405 :402:03/08/13 14:22
>404 スマンカッタ('A`)

406 :名無しのオプ:03/08/13 20:00
いつの間にかみんな個性的になったもんだ。

407 :名無しのオプ:03/08/14 20:16
舞城と高里は、屋敷の裏手に広がるジャングルに足を踏み入れていた。

高里「ねえ、どうしてこっちに行くの? 霧舎君は海で消えたんだよ?」
舞城「どうもこっちから血の臭いがしてなー。いいから黙ってついて来いや。
   いや、危ねえかもしんないからおめえ戻るか」
高里「霧舎君怪我してるなら、なおさら私がいなくっちゃ! 薬持ってるし」
舞城「俺かてちゃっちゃと治療できるわ」
高里「あ、そっか。舞城君的には愛する霧舎君の体を他人の手に触れさせる
   わけにはいかないんだよね。私ったら気がきかなくって……痛っ」
しゅんと落ち込んだ高里は舞城に頭を拳骨で小突かれた。
舞城「なんじゃ俺的にって。勝手に俺の感情決めつけんなや。ほら、行くで」
ついでに焦れたように手を引っ張られ、勝手に頬が熱くなる。
慌てて何か文句を言おうとしたら、振り向いた舞城にニヤリと笑われた。
舞城「ほうか。高里さん的には誰かさん以外に触れさせるわけにはいかんかったか」
高里「ち、違うよっ。私、霧舎君とはもう!」
舞城「俺、誰かさんとしか言ってないんやけどー」
高里「あっ……もう、舞城君の意地悪! 馬鹿!」

そんな感じで無意識にいちゃつきながら、高里は何かをパリンと踏みつけた。
高里「こんなところにサングラスが……。あっ、よく見ると血痕が!」
舞城「う〜ん。これどっかで見たことあるんやけど。Vシネマに出てくるよーな
   むちゃくちゃ趣味の悪いファッションセンスの……」
高里「……それ、新堂君のこと?」

新堂が消息を絶った虎の巣穴は目前だった。

408 :名無しのオプ:03/08/14 23:15
新堂、虎に食べられてたりして(笑

409 :名無しのオプ:03/08/15 07:04
むしろ虎と一緒にバターに…

410 :名無しのオプ:03/08/15 10:56
それでそのバターをホットケーキに塗っておいしくいただくと。

411 :名無しのオプ:03/08/15 15:57
新堂だったら虎を捕まえて売っ払うことくらい考えそうだけど(w
アジアの虎って貴重なんでしょ?それに確か漢方薬にもなったような。
と微妙にマジレス。

412 :山崎 渉:03/08/15 16:06
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

413 :名無しのオプ:03/08/16 00:12
舞城「なんや、この赤黒い肉の塊は」
高里「きゃっ! まさか、まさか……」
舞城「よく見ろや、新堂やない。皮がはがされとるけど、なんかの獣じゃ」
高里「動物……なんだろう。この形、猫科かな」
舞城「あー、虎やな」
高里「なんでわかるの?」
舞城「そんなら皮をはぐ理由がわかるやろ。新堂の仕業とするんならな」
高里「虎の皮? ああ、よく成金のお家の床に敷いてある……」
舞城「なんかしらんけど、金になりそうやろ」
高里「そっか、新堂君ならやりかねないね。でもどこに行ったのかな」

大きな肉の塊と白い毛が散乱しているだけで、
虎の巣穴に新堂の姿(そして小虎も)はなかった……。

414 :名無しのオプ:03/08/16 10:09
    (⌒V⌒)
   川●◇●) <リューーースイッ
  ⊂|    |つ
   (_)(_)        流水パン

415 :名無しのオプ:03/08/16 11:07
浦賀「…うまそうだな」

416 :名無しのオプ:03/08/16 19:21
>415
うまそうなのって
虎の肉が?それとも流水パンが!?

417 :名無しのオプ:03/08/17 18:29
ちょうど津村と生垣が来た瞬間、浅暮は魚を釣り上げた。
生垣「ワオ、ナイスタイミング!」
竹 「すごーい、おっきー!!」
浅暮「ははは、これが俺の実力だ。この程度の獲物は朝飯前……んっ?」

浅暮がようやく釣り上げた魚は、両目が糸で縫い合わしたかのように潰れていた。

西尾「へえ、これが日常茶飯事だとしたら確かに凄い実力だね。戯言だけど」
中島「この魚、食えるのか?」
浦賀「……うまそうだな」
西尾「普段……なものを食べてる先輩なら大丈夫かもしれませんね」
津村「浅暮、この不気味な魚はなんなんだ」
浅暮「お薬師様だよ。こういう目の潰れた魚を釣ると祟られるって迷信がある」
生垣「ワオ、ジャパニーズホラー……」
津村「不吉だな。神隠しといい、人形といい、どうなってるんだこの島は」
竹 「なになに? お人形さんがあるの?」
生垣「イエス。屋敷にとてもファッショナブルでミステリアスなドールが……」
竹 「見たい見たいっ。いーちゃん行こうっ」
西尾「あ、ちょっと待って、そんなに走ったら危ないよ……」
西尾は浦賀の釣った魚の入ったクーラーボックスを慌ててつかみ、
竹を追って屋敷の方角へと走り去った。

津村「おい、嘘を教えるなよ。肝心なことを伝え忘れたじゃないか」
生垣「嘘? ノーノー。私のストレートな感想を言ったまでさ」
積木「それよりお前は古処を探しに来たんじゃないのか?」
津村「そうそう、隊長はどこに……って、あんたいつのまに!」
積木「古処は海にいるということになっているが、記録がめっきり少ない。
   はたしてどこで何をしているのか私にも不明だ」
津村「そんな……ということは、まさか隊長も……!? 隊長〜〜っ!!」
中島「落ち着け、津村。いったい何があったんだ!?」

418 :名無しのオプ:03/08/18 00:08
秋月「何でたんこぶが出来たのかは置いといて、これはチャンスだ!
   学園随一の医者的ポジションであるあいつに近づく口実になる!
   しかも変な薬を飲まされてドタバタすること間違いなし!早速ゴーだ!」
北山「うーん…仮にロープを用意してその片端に………あれ?秋月君?
   ちょっと、そんな猛ダッシュしたら頭に響く……ねえ!おーい!」

高田「やあ、いらっしゃい…って別にここは保健室じゃないけどね。どうかした?」
秋月「ゼエゼエ…あ、頭に怪我をして…」
高田「おやおや、たんこぶが出来ている。これは患部を冷やして安静にしておくこと。
   殊能君に言って氷を貰うと良い。あ、氷がなければ冷水でも良いから」
秋月「………」
高田「……。何?」
秋月「えーと…それだけ?いつもの投薬治療は?」
高田「いや、冷やすだけ」
秋月「嘘だ!いつもは打ち身でも何か薬を飲ませてるのに!」
高田「はは、生憎今はそういう薬のストックは無いんだよ。さっき黒田君相手に使ってしまったから。
   いや、彼は体力もそこそこあるし、薬の効果を計るには良い人材……秋月君?」
秋月「……失礼します」
高田「はいはい、またのお越しを」

キャンペーン対象者、残り19人。

秋月「黒田……!!」

419 :名無しのオプ:03/08/18 01:07
ワロタ。黒田がライバルってのも微妙で秋月らしいなw

420 :名無しのオプ:03/08/18 01:18
黒田「それで、助走をつけて海の上を滑ったわけ!ざっと20メートルをインラインスケートでね!」
石崎「マジでか?凄いなあ」
乾「いや、20メートルってのは違うだろ」
黒田「本当だって!……ところで、石崎のその状態は何?寄せ書きでもしてるの?」
関田「ここの部分は僕の四コママンガです」
乾「このへんは舞城。こっち側は石崎の紹介」
黒田「ここのこれは?『異死裂き夜露死苦』…あ。石崎よろしく、か」
乾「ああ、その妙な当て字は石崎考案だからな。俺じゃないぞ」
石崎「英訳するとアナザーデッドリッパー!ふふふ、どうだなみへい。格好いいだろう!」
関田「はあ…でも『裂き』がリッパーなのは無理矢理のような…」
黒田「でもミステリっぽいよね」
石崎「だろ?ちなみに乾は『犬井』で、英訳するとドッグ…
   なあ、井戸の『井』って英語で何だ?」
乾「知らねえよ!」

421 :名無しのオプ:03/08/20 23:15
黒田「ねえねえ、これは誰が書き込んだの?」
石崎「そこは俺からは見えないな。何て書いてあるんだ?」
関田「えっと『そして誰もいなくなる byA』? 僕こんなの書いてませんよ」
乾 「俺でもない。ていうか、Aっていえば……」
石崎「浅暮?」
乾 「いないだろ!」
石崎「阿部寛?」
乾 「関係ないだろ!」
関田「でも、映画版ハサミ男に出演するとかしないとか」
石崎「じゃあ阿部定」
乾 「ますます関係ないだろ!」
石崎「もしくはアナル」
乾 「ついに下ネタかよ!」
石崎「失敬な! 津原泰水の本のタイトルに『ペニス』があるんだから、
  『アナル』があって何が悪い!」
関田「アヌスってマンガだったらあった気がしますけど」
黒田「ねえねえ、綾辻先生のことじゃないの?」
石崎「ふう〜〜。わかってないなあ。ここはもう少しボケるところだろう」
関田「そうですよ。それじゃあ微妙トリオには入れませんね」
乾 「誰も入りたくないだろうけどな!」

唯一入りたいと思っている秋月は、扉の影でもだえていた。
秋月「……く、黒田の奴……僕の名前が出る前に流れを止めやがって!!」

422 :名無しのオプ:03/08/22 23:11
事件が起こってからのほうがおもしろいけど、進み具合が遅いのがネックだ…。

423 :名無しのオプ:03/08/22 23:42
乾 「でも、確かに綾辻先生を表していると思うのが妥当だよな」
石崎「あーあ。お前がハゲとか遅筆とか遅漏とか言うから……」
乾 「そこまでは言ってないよ!」
関田「誰かのいたずらじゃないですか? 先生の姿なんて見てませんよ」
黒田「もしかしたら秘密の通路とかがあるのかも!」
関田「そして○○館の殺人って展開になるわけですか」
石崎「ともかく、アーヤが関わっているか、もしくは関わっていると思わせたい
   何者かがこの館にいることは確かだな。事件を警戒した方がよさそうだ」
乾 「久しぶりにシリアスモードだけど、その格好じゃ様にならないな」
関田「舞城さんなんか『うんこ』とか『マザファッカ』とか書いてますしね」
石崎「おしゃれだろう。ラッパーみたいで」
乾 「どこがだよ! ていうかラッパーの認識おかしいぞ!」

秋月「……結局口を挟む暇がなかった。僕にはもっと素直そうな相手の方が
   相性がいいのかもしれない。そうだ、次は中島君にアタックしよう!」

424 :名無しのオプ:03/08/23 11:47
夕飯の進み具合を見に来た日明と氷川は、戸惑っていた。
厨房にいるはずの殊能と蘇部の姿がなかったのだ。

日明「殊能君達、どこに行ったのかしら」
氷川「さあ……ちょっとこれは異常な事態ですね」
日明「もう、危ないわねぇ! 鍋に火をかけっぱなしだなんて。私たちが
   来なかったら火事になってたかもしれないわ」
氷川「うーん。ちょっと殊能さんらしくない行動ですよね」
日明「野菜も途中までしか切れてないし、茄子なんか変色しちゃってるわ。
   ちゃんと水にさらすなりしてから席を外して欲しかったわ!」
氷川「……それより気になるのは、ちゃんとガスが通っていることですよ。
   津村さんの話では、最初ガスも電気も使えなかったという話ですが」
日明「きっと誰かが自家発電でも見つけたんでしょ」
氷川「そういえば、暖炉で2体の人形が重なり合うように倒れていたな……。
   もしかして二人の身に何かが起きたのかも。つまり……探偵の出番?」
日明「何一人でブツブツ言ってるのよ。仕方ないから私たちで続きを作るわよ!」
氷川「えっ。でも、こういう場合、事件を追うのでは」
日明「事件かどうかわからないじゃない。今切迫してるのは私たちの胃袋でしょ!
   これってやっぱりカレーかしら。ルーはどこ? 立ってないで探して頂戴」
氷川「は、はい! ……って、僕は何をやってるんだ」

こうして氷川の探偵モードは一瞬にして封殺されたのであった。

425 :名無しのオプ:03/08/24 04:04
いきなり乱入でゴメンナサイ。
本日8月24日、「ライトノベル作家最萌トーナメント!」の本戦Iブロック2回戦で
佐藤友哉×J・R・R・トールキン の投票が行われています。

http://ex.2ch.net/test/read.cgi/vote/1060925394/l50

相手は「指輪物語」の作者です。
あなたの一票が勝敗を左右するかもしれません。

426 :名無しのオプ:03/08/24 07:59
よしわかった!トールキンに投票してくるよ!

427 :名無しのオプ:03/08/24 12:35
トールキンはラノベじゃないだろ

428 :名無しのオプ:03/08/24 12:53
いや、アングマールの魔王がManには倒せないというところなど立派な
叙述ミステリさ!(日本語訳だとうまくいってないが)

429 :名無しのオプ:03/08/24 13:12
>>426
そんなジャンル論言ってたらこの学園から転校生が出ちゃうよ!

430 :名無しのオプ:03/08/24 13:23
■■■■■【質問】■■■■■
それは薔薇の名前以外ですか?

431 :名無しのオプ:03/08/24 13:23
ゴメン、誤爆。どこだかわかりやすいな。

432 :名無しのオプ:03/08/24 21:58
高田はモニターを見つめていた。
そこにはギブスだらけの石崎が寝そべるベッドを映している。
その脇にいるのは乾、関田、そして黒田。

「生垣さんが館中に仕掛けてくれたカメラのお陰で観察できるけど、
 何を言っているかわからないのが難点だな。次からはマイクも
 仕込むようアドバイスしておこう。何なら投資してあげてもいいね」

今のところ、黒田に投与した薬の効果は発揮されていないようだ。
しかしいい年した男達がじゃれ合う様を見続けるのは流石に辛い。
飽きてきた高田は、画面を切り替えてみた。
ピッ
「おや、いつのまに台所に日明さんと氷川君が。殊能君達はどこだろう」
ピッ
「委員長は相変わらず屋根裏部屋か。マイペースな人だな……」
ピッ
「今、館を出て行ったのは秋月君かな。一人じゃ危険だって話なのに。
 まあ、彼には事件よりも他に大事なことがあるみたいだからいいのか」
ピッ
「ん? 佐藤君だ。いまいち協調性のない彼が、居間に何の用だろう」
佐藤は人形が並べられた暖炉の前に佇んでいる。
ズームにしてみるが、無表情で動きがない。
「そういえば今までどこにいたんだろう。服を着替えたみたいだけど……。
 おっと、そんな場合じゃないな。黒田君にそろそろ変化が現われる頃だ」
高田は元の画面に切り替え、データ採集に集中することにした。

433 :ぢゃむ:03/08/25 02:31
(゚Д゚)

434 :ぢゃむ:03/08/25 02:32
こっちもぢゃ(゚Д゚)ゴルァッ!

435 :名無しのオプ:03/08/26 22:30
日明と氷川のいる厨房に、何やら生臭い物体が投げ込まれた。

日明「きゃっ! 何よこれ」
舞城「多分虎」
日明「まさかそれを調理しろって言うの? 虎料理なんて知らないわよ!」
氷川「それよりワシントン条約にひっかかりそうですね」
高里「私も止めたんだけど、舞城君が『あいつならできる』と言って聞かなくって。
   暖かい家庭の味を夢見ながらも、冷たく拒絶されることも期待してるのね。
   そういう方法でしか彼に近寄れないんだわ。なんて屈折した恋心……痛っ」

高里を拳骨で殴った舞城は、部屋を見渡してニヤニヤ笑いを止めた。
   
舞城「……ていうか、なんでおめえらがエプロンつけてんの?」
日明「ふふ、気がついたのね。美人秘書がレースのエプロン。レアでしょう」
氷川「そうじゃなくて、彼は殊能君達はどうしていないのかと言いたいのでは」
日明「(チッ、気の利かない男ね)二人ならどっか行っちゃったみたいよ?
   食材と鍋、放ったらかしにしたまま。無責任よね。これだから男は……」
舞城「あぁん? いないやと? この状況で?」
氷川「いや、僕も探しに行くべきだと思ったけど、この通り手が離せなくて」

怖い顔で突っかかられて、氷川は慌てておたまを持った手を振る。
その様子を見て高里は複雑な気持ちに顔を曇らせた。

高里(舞城君、霧舎君がいなくなったときよりずっと真剣なんだね。
   殊能君のこと本当に好きなんだわ。じゃあ霧舎君は?
   何だろう、この気持ち。胸が痛い……)

436 :名無しのオプ:03/08/27 15:40
   /               ヽ   ∧∧∧∧∧∧
 /ノヽ  、、  ヽ) ( ノ     ヽ <     ┏┓  ┏┓ ┏┓   ┏┓  ┏┓┏┓    ┏┓
|::::: ) (   て○ )` ソ' 、/~○ノ  ::| <┏━━┛┗┓┃┃ ┃┃ ┏┛┗━ ┗┛┗┛     ┃┃
|::::::       /' .::::::. ` \   :::::| <┗━━┓┏┛┃┃ ┃┃ ┗┓┏━┓┃        ┃┃
|::::      /  / ̄ ̄ヽ     :::|<    ┏┛┃  ┃┃ ┃┃   ┃┃ ┃┃ ┏━━━┓┃┃
|:::::        |  |||!|||i|||!| |    ::::|< ┏╋┓┃  ┗┛ ┃┃  ┃┃ ┃┃ ┗━━━┛┗┛
|:::::::.      | :| |ll ll !! !.| |    :::| ┏╋┛┃┃     ┃┃   ┗┛ ┃┃         ┏┓   
 \:::::     | :|!! || ll|| !!:| |   ノ ┗┛  ┗┛      ┗┛       ┗┛          ┗┛
   \::::..   | | !     | l  \\V V V V
/         `ー--― 'ノ 


437 :名無しのオプ:03/08/27 23:33
北山「あ、秋月君。あんなに走って大丈夫だった?」
秋月「中島君はどこ!?」
北山「え?彼なら岩場にいたような気がするけど。あれ、また外に行くの?
   …ちょっと、どうしたの?…あ、またそんな走っちゃ……おーい!」

関田「あれ、北山さん。さっき出ていったのにもう帰ってきたんですね」
北山「うん、ただいま。ねえねえ関田君、秋月君って何かあった?」
関田「秋月さんですか?さあ…誰かがついさっき駆け込んできたのはわかりましたけど…
   あれが秋月さんだったのかな。そっちの…僕達がいた部屋には来なかったので」
北山「そっか」
関田「秋月さんがどうかしたんですか?」
北山「いや、別に…それよりも!雪の密室な事件が発生したんだよ!
   氷川さんや石崎さんも興味あるんじゃないかな。二人ともそっちの部屋にいる?」
関田「いえ、氷川さんは席を外したっきりで。そういえばトイレにしては長いな」
北山「じゃ先に石崎さんに話そうかな。関田君も聞きたくない?」
関田「是非。あ、でも僕ちょっと厨房へ行かないとならないんですよ。
   『動けない怪我人の為に食事を持ってきてくれえ』とのことなので。ですから、後でまた」
北山「オッケー。また後でね」

先程の秋月が微かに涙を浮かべていたことを、北山は黙っていた。

北山「涙に涙の話をしないとはこれ如何に、なんてね。……石崎さーん、元気ですかー?」

438 :名無しのオプ:03/08/28 10:38
あからさまなカップルネタがいいかげんウザイのは漏れだけですか

439 :名無しのオプ:03/08/28 12:04
だったら自分で方向修正してみると良いよ

440 :名無しのオプ:03/08/28 12:07
しかし私もちょっとウザイ

441 :名無しのオプ:03/08/28 13:20
正直ウザイのは同意だが、ウザイものをいちいちウザイという方がウザイ。

442 :名無しのオプ:03/08/28 13:25
正直ウザイのは同意だが、ウザイものをいちいちウザイという方がウザイといっちゃう方もウザイ。

443 :名無しのオプ:03/08/28 13:28
じゃあ「ウザイ」じゃなくて

一部のヲタ女が楽しんでるだけだろあからさまなカップルネタなんか。
いい加減にしてくれよ。見ててウンザリだよ。

だから自分で書けてのはなしね。

444 :名無しのオプ:03/08/28 14:00
つーかさー、この館モノな展開いつまで続くの?

もうそろそろ8月も終わりなのだが。

445 :名無しのオプ:03/08/28 16:19
高里(ああ、でも殊能君と蘇部君ったら、二人きりで失踪なんて……
   真夏の海辺が二人を大胆にさせたのかしら。
   殊能『本当は、二人っきりで来たかったね……』
   蘇部『そうだね』
   殊能『今からでも遅くないから、どこか二人になれるところに行こうか?』
   蘇部『えっ、でも』
   殊能『料理なんかどうだっていいんだ、蘇部君がいてくれればそれで』
   蘇部『殊能くん……』
   そして二人は手に手をとって……ああっ、今ごろ何してるのかしら)

舞城は、殊能と蘇部の行方の方が気になるのか、妄想に突入してしまった高里には突っ込みを入れなかった。
その時、氷川が口を開く。

氷川「あの、できれば日明さんと高里さんにここをおまかせして、
   僕と舞城君が行方不明の人達を探しにいったほうがいいと思うんですが」
高里「だめよ!二人が何してるのかぜひとも見に行かなくちゃ!」

そう叫んだ高里は、今度は舞城にぽかりとやられる。

舞城「おめえなあ、わかっとらんのかもしれんけどな、さっきだって、
   虎が生きとったら相当まずいことになったかもしれんのやぞ。
   まだ他にも猛獣がいるかもわからんのやし、ここで大人しくしとけや」
氷川「僕もそう思います。舞城君が一緒でも、女性が危険な場所へ行くのは
   避けたほうがいいんじゃないでしょうか」

舞城と氷川、二人に諭されて、高里は渋々ながら氷川と交代するのを承知した。

舞城「ほいじゃ行ってくるわ」
日明「気をつけて頂戴」

446 :名無しのオプ:03/08/28 18:03
ここは意外に女性人口が多いのですか?

447 :名無しのオプ:03/08/28 19:11
ここ数ヶ月のレス速度の遅さから
もうあんまり人いないのかと思ってたが
けっこう残ってたんだな。

448 :名無しのオプ:03/08/28 19:12
ところで公式が消滅してないか

449 :名無しのオプ:03/08/28 19:21
ない・・・想い出のアルバムだけ残ってる。

450 :名無しのオプ:03/08/28 19:37
人が居ないんじゃない。
展開によっては職人がそうホイホイと書けないだけだ。

451 :名無しのオプ:03/08/28 21:02
海ネタ自体はかなり長くやってるけど、始めの方は小ネタ集って感じで、
実際に話が動き始めたのは津波が来て(>>349)、屋敷に移動して(>>360)からなんだよな。
だから長いと思ってしまう。あと進みもゆっくりだし。
今のところ、まだ事件として大きな枠組みが見えてないので、急に進めるのは難しいだろうと思われ。
というわけでネタがある人はどんどん書き込むべし。結局小ネタ集で落ち着く可能性もあるけど、
それはそれでいいと思う。

とりあえず自分も、やたらと乙女な高里は萌えないのでハァハァさせてみましたが何か。
いつもはハァハァしてるのに、ちらっと乙女になるのが萌えなんだー。
やたらとときめくのは高里じゃないー、とか言ってみるテスト。

>446
別に意外にじゃないと思うが、どうなんだろう。

452 :名無しのオプ:03/08/28 22:25
雪山編以降はずっとこんな感じだ

舞台が設定される(今まで:遠足、花見、海)

最初は浅めのネタいろいろ。進み具合はまあ早い。

その中で事件の前兆ぽい書き込みが入る。「事件キター!」「ワクワク」と盛り上がりを見せる。

事件が展開していく。しかしだんだん失速してくる。数日に1レスとか。

このまま終わらないんじゃないかと心配になるが、少しずつ進む。マターリ?
たまに「いつまで続くんだ」等の文句が出るが、荒れることもない。でも盛り上がってるようにも見えない。

事件解決。イベント終了。

何か本格的に事件が起こると、書き込む職人の数が減っていくような気がする。
(ま今回の海の場合、最初から常駐の職人が2〜3人しかいなかったようだが)
雪山の時は事件発生後も複数人がどんどん話を進めていったのに、なんでだろう。
今も昔も職人は手抜きしてないだろうに。

453 :名無しのオプ:03/08/28 23:30
法月編の作者が悪いんだ、と逆恨みしてみる。

454 :名無しのオプ:03/08/29 00:10
何日もスレを占領した奴だって悪いだろ

455 :名無しのオプ:03/08/29 04:53
今、すごく書き難い雰囲気だと思うよ。はっきりいって書くの怖い。
前は気に入らない展開ならどんどん割り込んで軌道修正する人がいて、
結果的に多層的なストーリーになっていったわけだ。
でも今は人数が少ないせいか、自由に脱線しにくい状態。
ちなみに職人が減ったのは、一度絶頂を体験して燃え尽きたってのと、
読み手の方の要求が高くなった気がして気後れしているせいだと思う。
いちいち「好み」で駄目だしされたらきりがないし、
今まで気楽に楽しんで書いてたのが「義理」を感じるようになってくる。
ていうか、文化祭とかスキー編とかの頃の方が異常だったんだよね。
常に暇でいられるわけもなく、あの頃のペースを数人で維持するのは無理。
自分はこのスレ好きだし、続けてればその内面白くなると信じてるんで、
「この先何かあるはず」と思って一応道に沿って書いていくけど、
自分はしがない小ネタ職人なんで他の職人さんも戻ってきてください。
ここは書き込む人の色が多いほど面白くなっていくと思うんで。

456 :名無しのオプ:03/08/29 05:02
職人さん以外の人が色々と注文しすぎなんだよ。義理とか気の毒だ。
のりとかあるじゃん。文句があるなら自分で書こう。

457 :名無しのオプ:03/08/29 07:46
「う〜ん、ムニャムニャ」
いつのまにか眠っていた霧舎は、伸びをした。
足が当たって何かが鳴く。
「……カツ」
「ん?」
もう一回蹴りを入れてみる。
「トンカツ……」
どうやら増えたようだ。
「霧舎君、いい加減蹴るのはよしなよ。可哀想だろう」
「あ、殊能君だ。どうしてここに?」
「蘇部君と料理の味見をしている最中に意識を失ったんだ。
 恐らくあの館の飲み水には強力な眠り薬が入れられているね」
「館???」
館の存在を知らないまま海で拉致された霧舎は首を傾げた。

一方、高田も首をひねっていた。
「おかしい。どうあってもおかしい。効果がまったくないなんて」
どれだけ観察しても黒田の様子に変わりはない。
実は高田の薬を飲む際に眠り薬入りの水を飲んだせいで、
効果が相殺されてしまっているのをこの時の高田は知らない。
「調合が甘かったのかな。もっと強めにするか……」
そうして恐ろしい薬が生まれてしまうのだが、それは後の話(かもしれない)。

458 :名無しのオプ:03/08/29 08:07
佐藤は暖炉の前で鼻をひくつかせていた。
そこへニコニコと微笑みながら小路が寄って来る。
「佐藤君、暖炉の匂いが好きなの? 僕はパルプ工場の匂いとか気になるな」
「はぁ……」
「あ、インクの匂いとかいいよね。郷愁を誘うっていうか」
(……前から思ってたけど、この人臭いフェチなのかな)
「浅暮さんと気が合いそうですね。彼、海にいますよ」
「へえ、そうなんだ。海もいいよね。蟹とかホタテとか好きだな」
(……遠回しに追い払ったつもりだけど、この人天然だから気づかないのか)
「あれ? 佐藤君、服が違うね。着替えたの?」
「ああ、はい……ちょっと灰で汚れちゃって」
「火山灰かね!」
「うわ、石黒さん、いつのまに」
「火山灰なのかね!」
「えっと、スイマセン、暖炉の灰です」
「なんだ。紛らわしい」
石黒は口を尖らせて去っていった。小路は感心したように目を見開いている。
「暖炉に入ってまで匂いを嗅ぐなんて徹底してるねぇ」
「違いますよ。ちょっと気になることがあって……ホラ」
暖炉に頭を突っ込む佐藤を真似て、小路も屈む。
「あれ? 潮の香りだ。いい匂いだねぇ」
「そうじゃなくて……変でしょう」
「そうだね。変わった暖炉だね」
(駄目だ。この人じゃ話にならない。他に話すとしたら石崎さんとか?
でも僕から人に話し掛けるのって苦手だし、面倒臭いんだよな……)

459 :名無しのオプ:03/08/29 08:44
ヒソーリと>>453に同意してみるテスト。

460 :名無しのオプ:03/08/29 10:38
>>459
お前みたいな奴のせいだと言ってみるテスト
いちいちほじくり返すなアフォ

461 :名無しのオプ:03/08/29 11:10
やたら躍起になってる460は法月編の作者とみたw

462 :名無しのオプ:03/08/29 11:12
マターリいこうよ。
あとさ、ただ「こんなん嫌だ」って駄々こねるんじゃなくて、
せめて「こういうの書いて欲しい」って言い方にしたらどうか。
同じプレッシャーでも好意的な方がいいと思うんだが。
読む方に喧嘩腰でいられたら誰も書きたくなくなると思うよ。
それこそ、職人は義理で書かされてるみたいだ。

463 :名無しのオプ:03/08/29 11:26
そうそう、「こういうの書いてほしい」なら、ネタの素にもなるだろうし。
やっぱり文句ばかり言われると「じゃあ自分で書けよ」ってなっちゃうだろうし。

464 :名無しのオプ:03/08/29 21:22
あのときもそうだったがお前ら法月編のやつばっか責めんだな。

1ヶ月近く解決編を引っ張って、その途中で法月編が出てきたら「そちらのお手並み拝見」「じゃあお前が書け」「甘えるな」とキレて
「法月編無視すれば」の声にも「やる気が失せた」「もう書きません」、結局途中まで書いて「あとは適当にして」と去っていった解決編作者はどうなんだ。

その一方で「第二解決編引っ張りすぎ」と言われると「プレッシャーがきつい」「待っててくれなんて言ってないのに」。
あの流れじゃ他の職人は待つしかなかったんだろ、で待てなかった奴が法月編を書き込んだんだろ。
確かに「法月編のやつもあのまま大人しくしといてくれれば無事に解決編終わったのに」と自分も思ったけどな。
ただ、第二解決編が始まってからの1ヶ月近く書き込みのおあずけを喰らった他の職人の気持ちも考えてやれよ。
現在なら1ヶ月で殆ど進まなくても特におかしくないが、当時は毎日更新の状態だったんだ。

それに加えて外野の叩きの方が凄かったから、ああいうのを見たらその後のネタでストーリーの脱線や軌道修正なんて出来やしない。
今だって>>452みたいな現状を「法月編のせいだ」って言ってる奴らがいるが、自分らも原因の一端だって思わない?

465 :名無しのオプ:03/08/29 21:35
佐藤の暖炉のエピソード気になる。
どんなからくりが待ってるんだろ?
皆も落ち着いて職人さんに気持ちよく書いてもらおうよ!

466 :名無しのオプ:03/08/29 21:36
半年前のことはもういい。
前向きになろうよ、前向きに。

467 :名無しのオプ:03/08/29 21:39
つーかここは好きな奴が好きに書いていい場所のはずなんじゃないか?
金払って買ってる本ならともかくこんなスレの小説に文句つけるのは
いくらなんでもなあ…。

あいつが悪いこいつが悪い。あの展開が嫌だ。これも嫌だ。

じゃ本当に誰も書けなくなっちゃうよ。
せっかくの良スレだったのになあ…(´・ω・`)

468 :名無しのオプ:03/08/29 23:53
秋月は館から猛ダッシュで岩場へ向かった。
岩場には浅暮・浦賀・積木・中島がいた。先程岩場へ向かった津村・生垣の姿はもうない。

秋月「な、中島君…」
中島「秋月か、どうしたんだ?…お、砂浜をダッシュしてきたのか。なかなかやるな。
   砂地だと走りにくい分筋肉への負担が大きいが、良いトレーニングになる」
秋月「……ゼーゼー…(呼吸を整えている)」
中島「さっき津村に聞いたが、何だか妙なことになっているそうじゃないか。
   こういう時こそ、己の拳がものを言うんだ。確かお前はスキー合宿のとき凍死しかけたな。
   鋼の肉体は一朝一夕で出来上がるものではないが、しかし今からでも鍛えようというその心構えが重要だ」
秋月「…や、僕は…ゼェ…夏の海…で……ゼェ…相……方……さが…し……」
中島「その通りだ。格闘家のサガだな、例え夏の海であってもトレーニングしたくなるのは。
   わかっているじゃないか。よし、俺もつきあうか。腹筋にも飽きてきたところだ」
秋月「……え……ちょっと、待…」
中島「うーむ、腰まで海水に浸かってヒンズースクワットはどうだ。これはきくぞ」
秋月「いや、僕は相方キャンペーン……」
中島「さあ、いくぞ秋月!!」

浅暮「何だありゃ。さっきは『ひとりビーチフラッグ』とやらをしていたみたいだが、
   どうしちまったんだ、秋月の奴は。………積木、何をにやにや笑ってるんだ」
積木「いいや、別に」

キャンペーン対象者、残り18人。

中島「秋月!いきなり流されるな!根性だ、腹に力を入れろ!!こら、秋月!」

469 :名無しのオプ:03/08/30 00:36
>464
その感情的な書き込みが他のどんな書き込みよりも雰囲気悪くしてるのに気付け。
職人だか何だか知らんが、あんたが一番始末が悪い。

470 :名無しのオプ:03/08/30 00:54
つーか法月編のやつが叩かれてたのは、割り込み云々ではなく、
ただ単に出来が悪かったからだと思ったがどうか。

あんだけ何人もの職人が時間をかけて創りあげてきたストーリーが、
あんなオチになってしまって納得できるか?

どうも>>464は議論のすり替えをしてるような気がしてならん。


471 :名無しのオプ:03/08/30 01:01
とりあえず文句言うな。
荒んでくる。

472 :名無しのオプ:03/08/30 01:32
バトロワの終わりがグタグタに成っているのを見ているから
法月編だってそう悪いとは思わないし、
別にこの事件が途中で流れて、他の話しに移行したってそれはそれで
イイ!と思ってる。

473 :名無しのオプ:03/08/30 01:52
法月編の作者は別に悪くない。単に能力が足りなかっただけ。それでいいじゃん。
今更蒸し返す奴もウザいし、それに長文マジレス返す奴はもっとウザいよ。

474 :名無しのオプ:03/08/30 06:44
スレはポジティブに消費したいものですな

475 :名無しのオプ:03/08/30 09:40
つうか、最初に文句言い出したり
スレの流れについて長文するの
ほとんどが自分も職人なんじゃね?
どうでもいい事にこまけーし
ちょい前も自称職人長文登場でコエーし
そんなヤシラがネタ書いてると思うと萎えー。
あとレス伸びてるってのぞいたら
ほとんど文句レスでさらに萎え〜

476 :名無しのオプ:03/08/30 10:59
海中ヒンズースクワットってまじきつそう

477 :名無しのオプ:03/08/30 21:34
ネタスレとヲチスレ分けろよ、いっそ。

478 :名無しのオプ:03/08/31 02:16
>475
自分は451だけど、別に職人じゃないよ。今まで書いたことなかったし。
文句言うだけなのもなんだかなと思って書いてみた。
皆書いてみようよ。そりゃトリックとか考えられる人は少ないだろうけど(自分も到底無理)、
ちょっとした文章ならどうにかなると思う……。

479 :名無しのオプ:03/08/31 02:16
結局のところ、法月編の作者が悪いんだ、と逆恨みしてみる。

480 :名無しのオプ:03/08/31 03:54
積木「ふむ……荒れているな」
浅暮「? 海は穏やかだぞ」
積木「あっちの話さ。まあそれだけ我々の動向が注目されているということだな」
中島「あっちってどっちだ?」
積木「秋月よ。ログによると、高里は今日明と厨房で料理をしていると思われる。
   絡むチャンスだと思うぞ。次のターゲットなんだろう?」
秋月「うう、相方……でも今……肉離れ起こして動けな……」
積木「頑張れ、秋月。今こそお前の無邪気で哀れな空回りっぷりで場を和ますんだ」
秋月「うう、励まされているのか、馬鹿にされているのかわからない……」

481 :名無しのオプ:03/08/31 10:55
さかうらみ 【逆恨み】

(名)スル

(1)恨みに思う人から、逆に恨まれること。
「―を受ける」

(2)好意を曲解して相手を恨むこと。
「忠告したらかえって―された」

482 :名無しのオプ:03/08/31 17:59
高里「ああ、やっぱり気になるなあ…」
日明「それは私も同じよ。
   けれど状況が今ひとつはっきりしないのに、多人数で動いても仕方ないでしょう?」
高里「でも…」
日明「今の私たちに出来ることは、皆が帰ってきたときのために美味しいご飯を作っておくことよ」
高里「でも、『駆け落ちした二人の結末』、気になるじゃない!
   しかもそれを追ってるのは舞城くんなのよ?三人の心の内を想像すると、
   私、いてもたってもいられなくて…」
日明「…………」
高里「それと忘れちゃ駄目なのが、氷川くんよね。
   石崎くんが怪我で大変なのに、彼は敢えて石崎くんから離れたのよ?
   事件を解決するために、敢えて…その内なる葛藤を思うと…」
日明「…………」
高里「それから他にも…」
日明「高里さん、こっちのこれはどうすれば良いのかわかるかしら?」
高里「え?ええと、多分カレー用のスパイスかな。これはクローブで、これがカルダモンで…」
日明「あら、一目で良くわかるわね」
高里「スパイス…というか、ハーブはそこそこ知ってるから。…あ、シナモンがある…」
日明「これらを調合すれば良いのよね。加減がわからないけど…まあ、女の勘で良いかしら?」

意外と和やかに厨房での料理は進んでいた。

483 :名無しのオプ:03/09/03 03:24
じめじめとしたコンクリの一室。
霧舎と殊能は、唯一動かせる口をつかってお互いの縄を噛み切っていた。
殊能「よし。他の人も自由にしてあげよう。君はそっちを頼むよ」
当然のように殊能が蘇部に向かったので、霧舎は清涼院と古泉の傍に寄った。
清涼院「リュースイーリュースイー」
古泉 「ッラーッラーッラー」
鬱になりそうな寝言を延々と聞かされながら、霧舎は懸命に二人の縄を解いた。
霧舎「いい加減起きてくれないかなぁ。この二人なら超人的な技でここから
   抜け出す方法を見つけてくれそうだけど……」
古泉と清涼院の頬をべちべちと叩くが反応はない。
霧舎「それにしてもうざったい髪の毛だなあ。これじゃあまるで貞子だよ。
   仕方ない、どけてやるか……うわ??」
顔中に巻きついた髪の毛をほどいていると、うねうねと勝手に動き出した。
声もなく見守っていると、するすると壁を這い上がり始めた。
やがてカタッと小さな音をたて、バサリと髪の毛が落ちてきた。
霧舎「い、いったい何だったんだ? 何がしたかったんだ?」
殊能「あれ、なんか涼しい。風が入ってきたよ。もしかして窓があるのかな」
そう言われて高い天井を見上げる。
暗くてよくわからなかったけれど、確かに上の方に小さな光源がある。
空気が入れ替わったせいか、頭もはっきりしてきた。
霧舎「ようし、何だか希望が見えてきたぞ。絶対ここから抜け出してやる!」

484 :名無しのオプ:03/09/03 03:58
いつもどおりの殊能、蘇部。そしてがんばる霧舎。なんかいい。

485 :名無しのオプ:03/09/03 11:23
佐藤が思案気に暖炉を覗き込んでいるところに、西尾と竹が入ってきた。
暖炉の上に飾られた人形を掴み取って、竹は眉を顰める。
竹「お人形ってこれ? うにー、あんま可愛くないよー」
西尾「同感だね。これならまだチャッキーの方が愛嬌がある」
竹「チャッキーってなに? 可愛いの?」
西尾「可愛いよ。包丁持って人を襲うんだ」
竹「そんな人形やだよー。いーちゃんの意地悪ー」
西尾「ははは。ごめんごめん。戯言だよ」
佐藤「……ふう」
バカップルの会話に耐え切れず、佐藤は場を外そうとした。
竹「うに? なんかどこからかゴゴゴって音がするよ?」
西尾「そんなJOJOの登場シーンじゃあるまいし……あれ、ホントだ」
竹「暖炉の中からだよ。うわ、なんか塩くさい」
佐藤が振り返って駆け寄ると、そこからずぶ濡れの男が現われた。

古処「男一匹、登場である。……して、ここはどこだ?」

486 :名無しのオプ:03/09/03 11:47
古処が現われたのを聞きつけ、石崎達も居間に集った。
古処「説明しよう。私は行方不明者探索の為、ずっと海上にいた。
   一度決めたことはやり通さねばならんのである。それが男としての…」
西尾「はいはい、それで?」
古処「ある地点まで達した途端、急にボートの自由がきかなくなった。
   奇妙な潮の流れにのったようだった。もしや不明者達もこの潮流に
   巻き込まれたのかもしれんと思い、身を任せることにしたのだ」
石崎「男だな。俺なら身代わりを特攻させるけど」
乾 「それって俺か? 俺のことか?」
古処「やがてボートは島の裏側につき、洞窟の中に吸い込まれていった。
   私は身の危険を感じてボートから飛び降り、岩場に張り付いた。
   ボートは闇の中に消え、しばらくして海は正常に戻った。
   そこで私は、この奇妙な流れが人為的なものに違いないと踏んだ」
高田「となると、あの高波も人為的なものだったのかな? あれがなければ
   僕らはこの館に来ることはなかったろうけど……」
古処「私は様子を見てから、奥に進むことにした。すると中は、迷宮だった」
黒田「へえー。……ここに秋月君がいたら何か一言あるんだろうけど」
古処「後は延々と迷っていた。時折海水が流れ込んでくることもあった。
   分かれ道や扉に何度も出会ったが、すべてを確認する前にここに来た」
関田「ここに来たって状況をもう少し詳しくお願いできますか?」
古処「うむ。それがよくわからんのだが、突然ゴゴゴと床が持ち上がり、
   まるでエレベーターのように移動して、気づけばこの暖炉の中に」
竹「すごーい。楽しそー。いんでぃーじょーんずみたいだねっ」
佐藤「海に繋がってる暖炉……時化って使えなさそう……」
北山「もともとフェイクなのかもしれませんね。こんな常夏の島っぽい所に
   暖炉だなんて、不自然だとは思ってたんですよ」
石崎「しかしこれで『隠し通路』とやらがあることがわかってしまったな。
   やれやれ。俺のギブスに悪ふざけした奴もこの中にいるってことか?」

487 :名無しのオプ:03/09/04 09:17
古処カコ(・∀・)イイ!!

488 :名無しのオプ:03/09/04 10:37
石崎達は暖炉を調べてみたが、すっかり普通の暖炉に戻っていた。
色々試してみたが、びくとも動かない。

竹 「うにー。エレベーター乗りたいのにー」
北山「こちらからは動かせないのかな」
石崎「それじゃあこっちに来た落書き魔はどうやって帰ったんだ?」
関田「他にも仕掛けのある場所があるのかもしれませんね」
西尾「あるいはまだ館内にいるとかね」
古処「うむ。パトロールの必要があるのである」
高田「それじゃあ僕は館内のカメラで確認しましょうか」
乾 「カメラ? どうしてそんなものがあるんだ?」
高田「いや、生垣君が仕掛けていったんだよ。決して特定の誰かを見張る
   ためじゃないから安心してくれ」
黒田「何故僕の目を見ながら言うんだろう……」

489 :sage:03/09/05 19:13
メフィスト学園のHP落ちた??

490 :名無しのオプ:03/09/05 21:57
落ちたというか消滅した模様。
あれボランティアみたいなもんだったし。

今までの過去ログが全部html化してて良かった。

491 :名無しのオプ:03/09/05 22:24
いきなり消滅?何か気に触ったのか

492 :名無しのオプ:03/09/06 01:55
まあこの体たらくじゃあ、続ける気も失せるだろうね。

ああ、過去の栄光は今いずこ。

493 :名無しのオプ:03/09/06 08:43
粘着懐古ウゼー

494 :名無しのオプ:03/09/07 00:46
メフィスト学園の中身は見られるよ。
なぜかトップが消えてる。

495 :名無しのオプ:03/09/07 01:44
ただし検索をするのが面倒。
個人データが見たいのだが、上手にいかない。

496 :名無しのオプ:03/09/07 09:32
>494
トップと会議室しかブックマークしてなかったんだよね。
中身のアドレス教えてほしい・・・

497 :名無しのオプ:03/09/07 10:01
http://finito-web.com/athletic/
これかな?
ちなみに作っている人は別。

498 :名無しのオプ:03/09/07 10:58
>497
ありがとう。
あ、いつの間にか更新してるよ

499 :名無しのオプ:03/09/07 14:40
トップはとりあえずぐぐるのキャッシュで代用はできると思われ。
http://216.239.33.104/search?q=cache:TrqjUhrKOdUJ:finito-web.com/mephisto/entrance.htm+&hl=ja&inlang=ja

500 :名無しのオプ:03/09/09 21:56
ファウスト賞が出たら姉妹校という扱いになるんですか?

501 :名無しのオプ:03/09/09 22:26
意味的には付属校のが近いような気もする

502 :名無しのオプ:03/09/09 23:34
分校?

503 :名無しのオプ:03/09/10 12:23
クラスでいいような気もするが……。
ファウスト組。

504 :名無しのオプ:03/09/10 12:43
>>503
だね。メフィ学にすでにいる生徒がほとんどなんだから。
選択授業みたいな扱いで。

505 :名無しのオプ:03/09/10 19:23
>>504 J先生の授業を選択して媚びを売るってことか。

506 :名無しのオプ:03/09/10 20:51
どっちかというと、J先生が熱望して作ったクラスという感じだけど。
生徒の全員が熱望されてクラスに入ったのかはわからないけど(w

507 :名無しのオプ:03/09/17 17:59
ミ・д・ミホッシュホッシュ

508 :名無しのオプ:03/09/17 18:02
ミ●◇●ミセイリョーインセイリョーイン

509 :名無しのオプ:03/09/19 19:09
シュッ! ミ●◇●ミ三三三三三三三三三三三三三ミ セリョッ!!

510 :名無しのオプ:03/09/21 14:25

            ,. ''"´    ` ` 、
           ;'            ':..
          ;'     ´       `
        ./        ●   ●
        ./          ⌒  ▼⌒':  
  __  ./         彡  ∵◇∵ノミ___
    ̄ ./  _         ミ   ノ"ミ ̄ ̄ ̄
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ̄ ̄━━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


511 :名無しのオプ:03/09/21 14:26

            ,. ''"´    ` ` 、
           ;'            ':..
          ;'     ´       `
        ./        ●   ●
        ./          ⌒  ▼⌒':  セイリョーイン!!
  __  ./         彡  ∵◇∵ノミ___
    ̄ ./  _         ミ   ノ"ミ ̄ ̄ ̄
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ̄ ̄━━━ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


512 :名無しのオプ:03/09/22 00:49
すっかり寂れちゃったなぁ。でもまぁそれもアリか。
個人的には、ファウスト賞作家が出てきたらまた活性化されて面白くなりそうな●◇●リュースイ。
締め切りは11/15か。じゃあ発表はだいたい来年の5.6月?
……それまでこのスレもってるかな。

513 :名無しのオプ:03/09/22 20:38
>512
話の区切りはついてないよね?


514 :名無しのオプ:03/09/22 20:56
続ききぼーーん

515 :名無しのオプ:03/09/25 00:14
秋月の相方キャンペーンは?変な館?の行方は?
捕まっちゃった人達やその他の人達は?

みんなあぼーんですか?

516 :名無しのオプ:03/09/25 09:09
職人さんたちも、その気になったらまた書いてくれるよきっと。
お茶飲みながらマターリ待とう>>515

つ旦~

517 :名無しのオプ:03/09/25 19:07
>515
お菓子もドゾー

つ ● 

518 :名無しのオプ:03/09/25 22:56
 ) ) )        漏れのお茶も喰らうがいい!
 ( ( (    ∧_∧
┌───┐ ( ´・ω)  从/
│      ├ (つ旦と)──┐=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~
├───┤ `u―u' .   │−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~
│      ├──────┘=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~−=≡旦~
└───┘        W\
─────               ドドドドドドゾドゾー

519 :名無しのオプ:03/09/25 22:58
−=≡旦~)Д`)ノ  グハァ

520 :名無しのオプ:03/09/26 18:53

    \   \v/  /
   __ ヽ(●◇●)ノ ___ セイリョーイン!!
        (  回  )
      / / ヽ  \


521 :幕間(1/2):03/09/27 03:39
??「2003年9月4日。ざっと3週間以上前か……ふむ。
物語は停止したと見做して良さそうだな」

そう低く呟くと、彼は立ち上がった。そこは、島の最南端にある小さな砂浜だった。
すぐそばまでうっそうとした密林が迫っている。時間は夜。辺りを照らすのは、月
の光だけである。この上なく静かで平和な風景だった。
しかし、そんなささやかな平和など、辺りを包む異常の前には何の値打ちも無い。
ここには時間が無かった。
頭上で輝く月も、浜に寄せる波も、木々を揺らす風も、
全てが凍りついたように止まっている。

凍った風景の中を、彼はゆっくりと歩きだした。

                                スレ
??「さてと。まず消す必要があるのは、私以外に『物語を読む』能力を持つ『奴』か」

ざく。

ざく。

ざく。

と、特に急ぐ風でもなく歩みを進める彼の耳に、小さな声が飛び込んできた。

??「セ……セイ…リョ…-ォ…………イ……」

??「ほぉ、流れの停止した物語の中でも行動できるとはな。
流石は"流水"の名を冠するだけのことはある」


522 :幕間(2/3):03/09/27 03:43
ゆっくりと振り向いた彼の目の前に立っていたのは、清涼院だった。目を固く閉じてはいるが、
その顔は真っ直ぐに彼の方を向いている。

清涼院 「セイ……リョーイン!!!!」

一声叫ぶと、清涼院はかっと目を見開いた。その瞬間、青白い額に輝く流水紋が浮かび上がる。
清涼院の突然の登場にも全く動じなかった彼だが、これには少しに怯んだ。
七色に輝く流水紋の光は、確実に彼の肉体から力を奪い取ってゆく。

清涼院 「セイリョーイン!」

人差し指をびしっ! と彼に向け、清涼院は怒鳴った。彼は一瞬とまどいの表情を浮かべたが、
それはすぐに嘲るような笑いへと変わる。

??「私が何者か、だと? そうだな。貴様らの言葉で言うなら『すべての物語に終はりを齎す殺し屋』
とでも名乗るのが相応しいだろう。この物語は最早綴られる事を望んでいない。だから私はやってきた。
この物語に、終わりを齎すために……な」

そう言うと、彼は右手を密林の方へと向けた。


523 :幕間(3/3):03/09/27 03:45
「魂、一つ」

彼は静かにそう言うと、ぶん、と右手を振るった。
その瞬間、今までそこに在ったはずの木々が掻き消えた。
まるで、そんなものが初めから存在してなかったかのように。

「予定が狂ったが、まずは清涼院、貴様から消してやろう。綴られぬ物語に存在し続けても、
意味など無いだろう?」

ざく。

彼は七色の光を浴びながらも、清涼院に向かって一歩踏み出す。そして声高らかにこう叫んだ

     スレ                  レス
??「物語の終わりを望まぬならば、物語をもって私を止めてみよ!」


(行動可能:清涼院)

524 :名無しのオプ:03/09/27 09:03
>>521の(1/2)ってとこが気になるんだが。
揚げ足取りスマソ。


525 :名無しのオプ:03/09/27 11:39
>>524
ごめん、メモ帳で下書きしてて、2分割で張れると思ったら無理だったのよ。

526 :名無しのオプ:03/09/27 16:08
これは、元ネタがある?

527 :名無しのオプ:03/09/27 17:05
遠足でも花見でもどちらも終盤レス過疎だったが、しかしその時の職人はちゃんと解決をつけた。
今回は酷いよな。職人逃亡、話マジで放置。
遠足、花見の例があったのにまたシリアス系な事件を起こしたのはなぜだ?
始めの方の小ネタでまあまあ感想のレスがついたから調子に乗っちゃったか?>職人
で、話振るだけ振って展開と解決は途中で放棄かよ。じゃあ最初からシリアスに持っていくな。
お前のせいで今このスレ死にそうだよ。

雪山編が終わってからこっち、キレのあるネタというより二次創作風。
ドジンみたいというか、職人一人でご満悦か?というか、つまらん。
>>521-523も逃げた職人に義理立てして話を続けることないよ。シカトして無かったことにしとけ。

>526
途中の??のセリフは京極「魍魎の匣」に出てくる関口の小説が元ネタ

528 :名無しのオプ:03/09/27 21:43
こいつは職人が独りだと思ってるのか?

529 :.:03/09/27 22:44
継続が無理なら無関係の小ネタを書き散らした方がいいんじゃないかな。
別の話やってるうちに前のネタの続きを思いつくかもしれないし。

530 :名無しのオプ:03/09/27 23:51
こういうときこそ石崎の無邪気さがほしいとこだが、
石崎の小ネタでも書くかな。

531 :名無しのオプ:03/09/28 01:55
石崎カモーーン!!

532 :名無しのオプ:03/09/28 06:28
>531
俺としては 石崎新作カモーーン! と言いたい

533 :名無しのオプ:03/09/28 21:51
癒し系石崎щ(゚Д゚щ)カモォォォ……ン??

534 :名無しのオプ:03/09/28 22:07
石崎ってこんなに人気あったんだ…

535 :名無しのオプ:03/09/28 23:06
人気あるっていうか性格的に明るいキャラだから使いやすいし
場を和ませやすいんじゃなかろうか。
とっつきやすいっていうか。

探偵石崎も結構好きだけど基本的にはオヤジギャク言って周りに
突っ込まれてるのがおもしろくて自分は好きだよ。

536 :PTA1号(仮):03/09/29 12:05
ちょっとお邪魔させてください。
公式HPの「想い出のアルバム」を作っている者です。

PTA会長さんによる公式HPの復活を待っていたのですが、
どうやら復活はなさそうです・・・(会長さん、お疲れ様でした)。
こちらも削除しようかとも思いましたが、勿体ないので(w
残させてください。

会長さんのHPほどのことはできませんが、BBSを設置しました。
生徒達のアイコンも用意したので、よろしかったらお使い下さい。

想い出のアルバム:http://finito-web.com/athletic/index.html
BBS(新規作成):http://bbs5.cgiboy.com/p/55/01311/

537 :名無しのオプ:03/09/30 13:25
「リュースイ!!」
「リュースイ!!」
さわやかな朝の挨拶が、澄み切った朝にこだまする。
御大の分身たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けてゆく。
汚れを知らない心身を包むのは、白地に赤い縦縞のユニフォーム。
講談社のスケジュールを乱さないように、愛読者を待たせないように、きっちりと締め切りを守るのがここでのたしなみ。
もちろん、楽屋オチやネタの使い回しなどといった、はしたない行為など存在していようはずも無い。
メフィスト学園。
一九九六年創立のこの学園は、もとは森博嗣を売り出すための戦略から創立され密室本の失敗、ファウストへの分離を経て鍛えられたという、伝統ある講談社の学園である。
神田神保町。世界で最大の古本屋街を擁している緑の少ないこの地区で、Jに見守られ、受賞から三作目まで担当編集者の指導が受けられる学園。
時代は移り変わり、平成不況を迎えた今日でさえ、受賞さえすれば三作目まで無条件で出版される、という仕組みが未だ残っている貴重な文学賞である。

538 :名無しのオプ:03/09/30 21:08
たしなみ守ってない!たしなみ守ってないよおおおおお!

539 :名無しのオプ:03/10/01 00:13
   チョキ、チョキ、チョキとハサミ男が行く
   売れない作家を切り捨てるんだ
   チョキ、チョキ、チョキとハサミ男が行く
   秋月も彼の名簿に載ってるかもしれないよ
   佐藤も彼の名簿に載ってるかもしれないよ

 メフィスト賞の十七番目の受賞者は、古泉迦十と名乗っていた。
 ところで、わたしはこれまで古泉という名字を見たことも
聞いたこともなかったので、いったいこれがペンネームなのか、
どういう理由でこの名字をつけたのか、まったく見当がつかなかった。
 第一、この名字は「小泉」と書くとばかり思いこんでいた。もちろん
「小泉今日子」からの連想で、永瀬と仲むつまじく町を歩いていく、
チャーミーグリーンのCMのような光景が頭に浮かんだ。

540 :名無しのオプ:03/10/01 18:43
舞城高里霧舎ネタ好きだったんだけどその方向のネタ来ないかなあ

541 :名無しのオプ:03/10/01 19:43
その手のネタが発端で荒れたんだが…>>438-443
普通のネタの合間でたまーにやるのなら良いのかな


542 :名無しのオプ:03/10/01 22:23
生垣は編集を終え、壁に映し出された映像に見入っていた。
それは、夏の思い出。
クラスメートと孤島に出かけた際の、記録映像だ。
いろいろな事があった。
友達をつくろうと必死だった秋月の焦燥。
大物を釣りあげる浅暮。
相変わらずの清涼院。
館で起こった事件の真相は、思い出すたびに噴出してしまう。
タネが明かされてみれば、あっけないものだった。
あんな、先の事も考えずに事件を起こすなと言ってやりたい。
それも、今となっては笑い話だ。

夏は終わった。
明日からは通常通り、登校しなくてはならない。
忙しくなりそうだ。
生垣は映写機を止めた。

暗転。

もう、夏も終わる。
めっきり、肌寒くなってきた。

543 :名無しのオプ:03/10/02 22:08
あんな、先の事も考えずに事件を起こすなと言ってやりたい。
あんな、先の事も考えずに事件を起こすなと言ってやりたい。
あんな、先の事も考えずに事件を起こすなと言ってやりたい。


544 :名無しのオプ:03/10/02 22:24
ぶっちゃけ、綾辻もアリスミラー城も読んでないんで参加できんかった。

全員強制参加の事件にするなら、もちっと汎用性の高い設定にしろと言いたかったなあ。
つーか我田引水の展開にしたいなら、皆が乗ってこなければ自力でケリくらいつけろと。

545 :幕間2(1/3):03/10/03 02:05
??「────もう、そのあたりにしたらどうだ?」

"彼"の声には、最早憐憫の響きすらあった。
分身・変身・巨大化……清涼院のあらゆる攻撃は、ことごとく"彼"に弾き返された。
額の流水紋もとうに消え、疲れきった清涼院は、砂浜に身を横たえ、肩で息をしている。

??「抵抗らしい抵抗も見せなかったな……。もう少し楽しませてくれるものだと、期待
   していたのだが。『物語』をもって私をとめろと、そう言っただろう?」

清涼院「セイリョ……イ…………」

「何を言ってるんです、御大。御大の力はそんなもんじゃないでしょうに」
「そうそう。学園ではあれだけ大暴れしてた癖に、情け無いぞー清涼院」

??「誰だ!」

いつの間現れたのか、"彼"と清涼院の背後に2つの人影があった。


546 :幕間2(2/3):03/10/03 02:06
西尾「まあ、本当はぼくらだけじゃ無いんですがね……森の中ではぐれてしまって、
   ここまで来れたのはぼくらだけでした。
   それにしても、あの道でよく迷いませんでしたね、石崎さん」
石崎「バカ言うな。あの道で迷うのは、佐藤の奴くらいだろ」
西尾「あ、そういえば佐藤さんはどうなったんでしょうね? 倒木に潰されたり、
   崖から落ちたり、先住民に捕まったりしてなきゃいいですが……」
石崎「先住民って、この島にそんなもんいたっけ?」
西尾「ええ、勿論これは戯言ですよ。まあ、ひとまず佐藤さんのことは放っておいて、
   こっちを先に片付けましょうか。屋敷に置いてきた竹ちゃんの事も気になりますし。
   だって気がついたら窓の外がみんな止まっちゃってるんですよ?
   そんな訳の分からない、戯言ですらない、傑作ですらない状況に、これ以上竹ちゃんを
   晒す訳にはいかないでしょう」
石崎「……なんか、お前怒ってないか?」

自分を無視して話し続ける2人に痺れを切らせたのか、"彼"は声を張り上げた。

??「何故だ? 何故貴様等まで動ける!?」
西尾「解りませんか? 僕達がいたあの『館』は、綾辻先生に紹介されたもの。そしてその
   本当の名前は────『奇面館』」
??「そ、それは!」
西尾「そう。まだ書かれていない、『暗黒館』に続く第八の館。あの館は『未来』だったん
   ですよ。そしてその中にいた僕達は、『過去』や『現在』が停止しようとも、影響を
   受けなかった」
石崎「な、なんだってーーーーー!?」
西尾「なんでそこであなたが驚くんですか、石崎さん……。ともかく、物語が止まる前に
   "たまたま"屋敷にやって来た積木さんにログを見せてもらって、
   僕達はここまで来たんですよ」
??「積木……やはり消しておくべきだったか! いや、今からでも間に合う、貴様等
   まとめて消し去ってやる!! 魂、ひと────」

547 :幕間2(3/3):03/10/03 02:07
西尾「回復したようですね、御大」
??「な!?」

清涼院「セエエェエェエエエエイィーーーーーーーーーーーーーリョウウゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーイン!」

天まで届かんばかりの雄叫びを上げて、清涼院は復活した。額の流水紋に加えて、その両手
の甲にも謎の文様が浮き出ている。

西尾「手には『清涼印』、額には『流水紋』……古文書にあったとおりだ。御大は完全に
   覚醒しました。いかにあなたが物語を操作する能力を持とうとも、
   今の御大の足元にも及びませんよ」
??「────!! 貴様、さっきから良く喋ると思っていたが……こいつの回復を待って
   いたのか!!」
西尾「ええ、ご名答。『舌先三寸の時間稼ぎは、戯言遣いの十八番』と、いつかどこかで
   言いましたよね?」

最早怒りを隠そうともしない"彼"と、相変わらず無表情で戯言を吐く西尾の間で、
石崎は「古文書って何だろう……」と一人呟いていた。


548 :名無しのオプ:03/10/03 03:28
>>542-543
タイムスリップ?

549 :名無しのオプ:03/10/03 20:23
>544
しかしそれを言うなら、最初の方の小ネタ連発もどうかと思った。
動かしやすいキャラを次々使って『続く!』とシチュエーションに縛り付けて、
あれはあれで横から参加しにくくなかった?
事件を書いた人ばかり責めるのもちょっと…

550 :名無しのオプ:03/10/03 20:48
>手には『清涼印』、額には『流水紋』

なんかワロタ。

正直このスレは作家さんにとって書き込みにくい
と思う。読み手がレベルの高い物を要求してくる
からね。
それだけおもしろいものが多かったってことなんだ
ろうけど、もっと気軽に書き込める雰囲気にならない
ものかな。

551 :名無しのオプ:03/10/03 20:48
小ネタ連発はこのスレのそもそもの形だから

552 :名無しのオプ:03/10/03 21:42
小ネタ連発を否定するなら、もうこのスレは終わらせるしかないわな。
そもそも小ネタ連発の延長線上に長編事件ネタが存在してるんだから。

つーか、小ネタ連発ですら参加できない人間が、
更に縛りのきつい長編事件ネタに参加しやすいかどうかは自明の理。
過去のスレの推移や今回の事件の停滞っぽうでそれは証明されてるし。

正直、今回の事件起こした奴がひとりよがりだったのは否めないでしょ。

553 :名無しのオプ:03/10/03 23:16
額に紋章といえば、某漫画を思い出すなあ…>流水紋
(・∀・)ノメドローア!

板違いスマソ

554 :名無しのオプ:03/10/03 23:42
でしょ。
とか言われても批評家がこのスレで一番いらないわけだが。

555 :名無しのオプ:03/10/03 23:55
まあ554もこのスレに一番いらない批評家なわけだが。

556 :名無しのオプ:03/10/03 23:58
まあ555も(ry

557 :名無しのオプ:03/10/04 00:04
まあ556(ry

558 :名無しのオプ:03/10/04 00:27
石崎「……ふう」
氷川「どうしたんですか? 石崎さん」
石崎「秋だけに、ちょっとだけセンチメンタルジャーニーになっているんだ」
氷川「…………」
石崎「どうした? 訊いたくせに黙りやがって」
氷川「いや、秋月さんが『呼んだ?』とかいって出てくるかと」
石崎「そういうのしか出番ないからな」
氷川「もしくは、アニメゲーム好きの西尾・佐藤コンビ」
石崎「暗黒盆踊りのアニメ版はちゃんと方言使っていたな」
氷川「念のため訊きますけど、石崎さんは、昔のアイドルソングをネタにしたんですよね?」
石崎「説明ツッコミはつまらないぞ」
氷川「…………」
石崎「…………」
氷川「秋ですね」
石崎「秋だなぁ」
秋月「呼んだ?」
石崎・氷川「いやべつに」

559 :名無しのオプ:03/10/04 11:44
密室本「浦賀和宏殺人事件」69ページ参照。

「…なんでこの俺がミステリマニアに媚び売って
メフィスト学園なんてもんを考えなきゃいけないんだ!」
「浦賀さん、落ち着いてください」
「やかましいッ! 2ちゃんねるなんて、誰が書いたか
特定されないっていう保証がなければ他人のネタ
批判できない奴らばっかだから、大嫌いだっ。
ほいでもって偉そうに他人を批判するやつに限って、
『だったら自分が書け』なんて批判されると
無関係のふりをして黙りやがる。ほんと、どうしようもねえ。
お前がネタ書いたら真っ先に読んで批判しまくってやる。
なんでそんな奴らを喜ばすために、この浦賀和宏様が
メフィスト学園なんて書かなきゃなんねーんだ、ちきしょー!」

560 :名無しのオプ:03/10/04 14:58
浦賀さん、落ち着いて

561 :名無しのオプ:03/10/04 21:00
黒田「みんな、大変だ!大変だー!」
石崎「お、黒田」
乾「そのインラインスケート姿で『大変だ』とか言われても緊迫感がないな」
黒田「何言ってるのさ!スポーツ本番の秋じゃないか!」
秋月「呼んだ?」
石崎「呼んでない。…で、黒田、何が大変なんだ?なみへいの毛が一本になったか?」
関田「どうして僕が出てくるんですか…それよりもそれは某アニメの方…」
黒田「いやいやいや、本当に大変なんだ!浦賀が病院へ行ったらしい!」
霧舎「え。浦賀、どこか悪いのか?」

黒田「それが……どうも『クモ膜下出血』みたいなんだよ…!」
秋月「何だってー!?」
乾「おいおい、そりゃ洒落にならないぞ。過労か?あいつ今月新刊が出るんだろ」
石崎「新刊…早く人間になりたーい!ってあれだな」
氷川「石崎さん、それは『妖怪人間』です。彼の新刊は『透明人間』でしょう」
乾「冷静な説明突っ込み…いやに落ち着いてるな、氷川」
氷川「ええまあ。黒田君、その情報はこれで知ったんじゃありませんか?」

562 :名無しのオプ:03/10/04 21:01
秋月「あ、それは今月のメルマガっ!」
黒田「そう、それだよ!そこに浦賀のコメントがあったんだ!」
石崎「ん?何で浦賀本人のコメントが載ってるんだ?病気なんだろ?」
氷川「『今月の大広間』、このコーナーですね。確かに病院に行ったと書かれていますが…」
霧舎「……。『眼科』」
氷川「そうなんです。それで、ここを」
関田「『結膜下出血』…けつまくかしゅっけつ、ですか」
石崎「しかも『別にたいしたこっちゃない』って言われてるぞ」

黒田「あれれ、もしかして僕の見間違い?」
乾「『クモ膜下』と『結膜下』なんて、字面的に間違えようがねえよ!縁起でもない間違いするな!」
黒田「ごめんごめん。でも勘違いで良かったよ。さ、これで心置きなく滑りまくれるぞー!」
関田「…行ってしまいました」
乾「まったく、人騒がせな奴だな」

563 :561-562:03/10/04 21:35
メルマガ読んだときに素で本当に見間違えたのでネタにしたけど
冷静になって読み返すと本当に縁起でもない。
不謹慎すぎだったかも。ウラガーに喰われてくる…

564 :名無しのオプ:03/10/05 14:08
あ、でもエージェントにはちょっとあこがれるかも。
だって百人に増殖できたら、原稿が今より百倍書けるじゃん! ――浦賀和宏(メルマガ10月号より)

メフィスト学園、エージェント・ウラガ(×100人)の場合

乾「何だって浦賀が100人もいるんだ?
  しかも全員肉切り包丁装備かよ!どういうエージェントだよ!」
石崎「目を合わせるな。襲いかかってくるぞ」
北山「浦賀さんは猛獣か何かですか」
霧舎「あ!向こうでは浦賀が別の浦賀を襲ってる!…う…グロ…」
乾「新堂と中島はどこだ?古処でも津村でもいい、誰か止め……って一人こっち来たぞ!」
石崎「よし、行け!秋月!囮になるんだ!」
秋月「うわっ」
北山「囮になれって、そんなストレートな」
霧舎「血も涙もない」
石崎「いいんだよ、秋は秋月の季節だからな!つまりはオータム・ヒーローだ!」
乾「わけわかんねえよ!お前、適当に喋ってるだろ!」
秋月「とか言いながら皆一斉に逃げてるじゃないかー!……ちょっ…浦賀さ…ぎゃー!」

565 :名無しのオプ:03/10/05 14:09
メフィスト学園、エージェント・モリ(×100人)の場合

森A「100人の森それぞれが何をするかは、既に『100人の森博嗣』に書きました。
   気になる方はそちらをご覧下さい。それでは、森Aも忙しいのでこれで…」
黒田「ちょっと待って委員長、何で森『A』なのさ?
   アルファベットじゃ26人までしか数えられないよ?」
森A「ああ、それは十六進数のAです。つまり、森Aは10人目の森というわけですね」
黒田「ふーん…?」
森A「それでは失礼します(にっこり)」
蘇部「さすが森くん、落ち着いてるねぇ」
殊能「100人居てもまったくいつも通りだね…」

566 :名無しのオプ:03/10/05 16:59
メフィスト学園、エージェント・ツミキ(×100人)の場合

積木10「……」
積木20「……」
積木30「……」
積木40「……」
積木50「……」
積木60「……」
積木70「……」
積木80「……」
積木90「……日常編だと何の存在感も無い俺が幾ら集まっても──」
積木「言うな」

メフィスト学園は、今日も平和である。

567 :名無しのオプ:03/10/05 18:19
メフィスト学園、エージェント・セーリョーイン(×100人)の場合

清涼院1「セーリョーイーーン!」
西尾「あ、御大。こんにちは、今日も良い天気ですね」
清涼院2「リューースイ!」
佐藤「…さっきJ先生が探してましたよ。次の打ち合わせがどうとか」
清涼院3「セーリョー!」
舞城「うるせえ。騒ぐ暇があったら魂込めた新作の一つでも書けや」
清涼院4「エーーージェント!リュースイ!!」

エージェント・セーリョーインが百人現れても、今更誰も驚かなかった。

568 :名無しのオプ:03/10/05 20:56
そーだよな。
エージェント・スミス以前から彼は…

569 :名無しのオプ:03/10/05 21:32
>エージェント・セーリョーイン

ワロタw


570 :名無しのオプ:03/10/05 21:53
まさか浦賀がこのスレの救世主になるとはな……。気が早い?

571 :名無しのオプ:03/10/06 14:27
世界征服、ただし世界がもし
百人の浦賀だったらみたいな……

572 :名無しのオプ:03/10/09 02:09
今日、電車乗ってたら、前にメフィ学の生徒が二人乗ってきた。

なんか一人がデカイ声で「貴様は〜〜〜!!だから笠井に馬鹿に
されるというのだ〜〜〜!!この〜〜〜!」
ともう片方の首を絞めました。
絞められた方は「ぐええぇーー!六枚のとんかつ!!六枚のとんかつ!!」と十字を切っていた。
割と絞められているらしく、顔がドンドンピンクになっていった。

渋谷でもう一人、仲間らしい奴が乗り込んできてその二人に声をかけた。
「お!蘇部さんと殊能さん!奇遇ですね!」 「おお!そういう君は****(聞き取れず。何か御大ぽい名前)ではないか!
 流水大説!」
「流水大説!出た!流水大説出た!得意技!流水大説出た!流水大説!これ!流水大説出たよ〜〜!」
俺は限界だと思った。


↓元ネタ
http://that.2ch.net/test/read.cgi/gline/1045931926/

573 :名無しのオプ:03/10/09 07:30
>>572  ソブタン(゚∀゚;)!

574 :1/2:03/10/11 00:51
浅暮が清流釣りを楽しんでいると、上流から
サングラスをかけた流水が流れてきた。
「リュースイ!!」
「やれやれ、またお前か」
「セイリョーイン!!」
「すまん、お前の言葉はいまいちわからないんだ。
ここに西尾か竹嬢がいればなあ」
「リュースイ!!」流水は、左手で拳を作り、
右手はびしょぬれの本を握りしめていた。
「お、これは俺が書いた『左眼を忘れた男』じゃないか。
読んでくれたのか。ありがとう…。ところで、何の用だい?」
「セイリョーイン!!」流水は、左手の拳をゆっくりと開いた。

手のひらの上に、目玉が乗っていた。

575 :2/2:03/10/11 00:52
「お前…まさか」
「リュースイ!!」清涼院は、その目玉をむりやり
浅暮に持たせた。「まさかこれ、お前の?」
浅暮は、よく見ようとして、目玉を顔の前に近づけた。
目玉と浅暮がにらめっこをするような格好になる。
「リュースイ!!」突然、清涼院が笑い出した。
浅暮は、目玉を上にポーンと投げてみた。
「リュースイーーー!!」清涼院は腹を抱えている。
浅暮は、目玉をそっと川に浮かべてみた。
「セイリョーーーインーーー!!」笑いすぎて
呼吸困難になっていた。
「…お前はホント、なんでもありだなぁ」

576 :名無しのオプ:03/10/11 02:09
「校長先生、お呼びですか」
「うむ、石持くん。きみも知っての通り、
わがカッパ・ワン学園はまだまだ
あのメフィスト学園に追いついていない」
「はい」
「きみには期待しているんだよ。
『月の扉』、素晴らしいできじゃないか」
「ありがとうございます」
「それに比べ、林くんと加賀美くんは二冊目を
出すのに手こずっている。まったく、きみの爪の垢でも
煎じて飲ませてやりたいくらいだ。…いや、いっそのこと、
きみの脳味噌を食べさせてやるっていうのは、どうだろう?」
「…」
「冗談だよ。ところできみは、格闘技をやっているのかね?」
「は?」
「隠すことはない。『月の扉』の参考文献に
夢枕獏先生の『餓狼伝』を挙げていたじゃないか。
いつか、メフィスト学園と雌雄を決する日が来るだろうから、
備えておきたまえ。あそこには、元自衛官や
現役ヤクザもいるからね」
「肝に銘じておきます」

577 :名無しのオプ:03/10/11 08:33
>>576
東川が忘れられてないか。
一番メフィストに近いのに。

578 :名無しのオプ:03/10/11 09:12
「そこなんだよ、>>577くん」
「…は?」
「東川くんの作風、いや、
ダジャレのセンスは、メフィストに近いと思わないかね。
私は、東川くんのことを疑っているんだよ」
「まさか」
「そんなはずはない、と言い切れるかね?
一期生の四人(石持、加賀美、林、東川)は
二階堂先生の御指導を受けている。二階堂先生は、
われわれ光文とも、」
「…講談ともつきあいがある」
「わかってるじゃないか。
もし、二階堂先生と東川くんが、そう、なにか
『いかがわしい』ことを考えているのなら、
君の技術を駆使して、事故死か、自然死に見せかけて
殺してほしい。事故でも病気でもいい。できるだけあっけなく、
みっともない死に方がいい。ところで、君の呼び名はどうしようか?」
「そうですね…
私のことは『ブッシュミルズ』と呼んでください」

579 :名無しのオプ:03/10/12 14:11
「きたな」
「ああ、ついにきたな」
「新作が出ないと思っていたら、」
「二作同時」
「しかも、七月は浴衣で」
「八月は水着だって?」
「二月はどうするつもりだ?」
「バレンタインデーか」
「まさか、体にリボンを巻いて」
「チョコの代わりに私を食べて、か」

「きやぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーっっっ!!
殊能クン、大胆ーーーっっっ!!」

「頼むから、お前は話しに加わらないでくれ…」


580 :名無しのオプ:03/10/14 20:23
メフィスト学園、エージェント・コイズミ(×100人)の場合

アッラーアッラーアッラーアッラーアッラー
アッラーアッラーアッラーアッラーアッラー
アッラーアッラーアッラーアッラーアッラー……

生垣「ワオ、これは壮観だ。早速キャメラに収めなければ!」
森「まるで一人曼陀羅ですね。何というか…いやはや(笑)」
西尾「何かを召喚できそうですね」
乾「一人くらい二作目書いてる古泉がいてもいいのにな」

581 :名無しのオプ:03/10/14 20:27
石崎「うりゃっ!」

ばし。

乾「お、やるな」
西尾「二人とも、何をやってるんですか?」
石崎「おう西尾。何って…ああ、お前くらいの世代になるとやったことないのか?
   そうだよな、お前はバーコードバトラーな世代だもんなあ」
西尾「…その言い方だと微妙な世代みたいですね」
乾「メンコだよ。知らないか?」
石崎「これを地面に投げつけて、裏返った他のメンコを自分のものにするわけだ。
   勝つためのポイントはだな、こうやって足を…」
西尾「別に必勝法とかは良いんですけど…
   何だって急にそんな遊びをしてるんですか?」
乾「ああ…ほら、霧舎が来月待望の新刊を出すだろ?限定でおまけ付きの」
石崎「んで、そのおまけの中にトレーディングカードがあるらしいんだよ」
西尾「はあ…トレカですか」

582 :名無しのオプ:03/10/14 20:28
石崎「表紙諸々がイラストだとそういう展開もありなんだなあ。俺の場合は無理だもんなー」
乾「西尾もそのうちやったりしてな。竹ちゃんのイラストで」
西尾「……僕のことは良いですよ。
   それで、霧舎先輩の新刊とメンコ遊びに何の因果関係があるんですか?」
乾「ん?だから、霧舎がカードを作るんだよ」
石崎「そうそう。だから今から練習してるわけだ」
西尾「………」
石崎「やってみるか?やり出したら結構楽しいぞ」
西尾「いえ今は…また機会が合ったら」
乾「そうか。それじゃな」

西尾(霧舎先輩への二人なりの祝福の行動…なわけはないか。
   やっぱり嫌がらせか…どちらにしても、傑作にはほど遠いな)

583 :名無しのオプ:03/10/16 07:15
西尾「あ,霧舎先輩」
霧舎「ん,何?何かあったの?」
西尾「あっちで乾さんたちがメンコで遊んでますよ」
霧舎「え,ホント!俺も行ってみよ」
西尾「ええ,ホントですよ,それはこの西尾めが一片の澱みもなく保証致します。」
  (あとで竹ちゃんと生垣君つれて見に来よう)


584 :名無しのオプ:03/10/17 21:59
あげ

585 :名無しのオプ:03/10/22 22:21
秋月「あれ、こんなところに服が落ちてるよ」
乾「これは確か、浦賀が着ていたやつだな」
霧舎「まさか! 透明人間!!」
秋月「人喰いだけでもキャラがたってるのにずるいや!」
積木「キャラをたてたければ、新刊を出すことだな」
乾「あんたに言われてもねぇ」

586 :名無しのオプ:03/10/22 23:04
「きぃーーーやぁーーあ!!
浦賀クン、いま、全裸で歩いてるの!?」

「見えないけどな…」

587 :名無しのオプ:03/10/23 21:58
皆が集まっている中で、突然、清涼院が普通の言葉で語りかけた
「『彩紋家』はメフィスト賞作家によるリレー小説ということにしないか」

森は露骨に嫌な顔をした
積木はこれに乗じようかと考えた
蘇部はどうするか真剣に悩んでいた
殊能は蘇部をなだめていた
高里は萌えていた
新堂は自分には関係ないという顔をしていた
黒田は乗り気だった
古泉は呪文をとなえた
舞城はせせら笑っていた
津村は自分が入れてもらえるかが心配だった
生垣は成り行きに期待をしていた
石崎は自分の番で止めてやろうとたくらんでいた
乾「いやがらせかよ!」
乾は突っ込むしかなかった

西尾「結局、戯言に終わりそうですね」
西尾は少し御大のことが心配になった

588 :名無しのオプ:03/10/23 22:42
浦賀は透明人間になるスキルを手に入れた
「しかし、透明人間になったからといって何をする?」
覗き見するような趣味はない
このままふらふらしていたら気配を察知した古処や中島に攻撃されるおそれもある
さらに調子にのった清涼院がマネをしだす可能性もある
(百人の透明な清涼院)
「・・・元に戻ることにするか・・・って、あれ?」
どうやって、元に戻るんだっけ??

589 :名無しのオプ:03/10/24 18:49
>>588 発展の予感!


590 :名無しのオプ:03/10/24 23:12
浦賀は少し困っていた
透明人間になったはいいが、どうすれば元に戻れるかがわからない
「さて、どうするか」
早期解決を試みるならば、誰かに相談するというのもいいかもしれない
しかし、浦賀は学園内に親しいといえるような相手などはいなかった
「いや、とりあえず彼にでも・・・」

591 :名無しのオプ:03/10/24 23:35
sageでやらないか

592 :名無しのオプ:03/10/25 00:24
ウホッ(ry

593 :名無しのオプ:03/10/25 22:09
「佐藤君、佐藤君」
佐藤「うぁ! その声は浦賀先輩?」
浦賀「あぁ」
佐藤「姿がって、まさか透明人間!?」
浦賀「あぁ。ただ困ったことに元に戻れなくなってね」
佐藤「・・・それで僕に何か?」
浦賀「いや・・・どうしようかと思って・・・」
佐藤(まさか相談されている? “人生相談”!!)

594 :名無しのオプ:03/10/26 00:43
>>589
発展しないじゃないか…

595 :名無しのオプ:03/10/26 08:02
正直、浦賀のキャラが違いすぎで話にならん。

596 :名無しのオプ:03/10/26 08:35
佐藤(困った…僕の「人生相談」は他人のそれではなく
   僕自身の「人生」を他人に相談することなのに…)

597 :名無しのオプ:03/10/26 11:14
「ああ、何だ。返り血を浴びれば良いんじゃないか……」
 浦賀は包丁を握りしめた。目の前には佐藤友哉がいた。
 さて、どうやって料理しようか……。

598 :名無しのオプ:03/10/26 13:01
乾「見えりゃ良いだけなら服着ろよ!」

599 :名無しのオプ:03/10/26 13:19
殊能「さっき浦賀君が生肉の調理法を聞いてきたんだけど何でだろう?」
蘇部「うーん・・・そうだ!きっとみんなに何かごちそうしてくれるんだよ!
みんなにも教えてあげよ〜っと!」
そう言うと蘇部は駆けだしていった。
殊能(蘇部君はすごいなぁ,何の肉か気になるけど・・・あっ蘇部君が行っちゃう)
  「待ってよ蘇部君!」
殊能と蘇部は一緒にみんなの所へ走っていった。 

600 :名無しのオプ:03/10/26 16:55
竹「ちゃっおー。みんな元気?ナゾナゾの時間なんだよ。

  問題! 学園の中で、お休みの日なのに大人しーくしてるのだーれだ?

  難易度は星一つ半、簡単だね。答えはまた後なんだよ。それじゃばいびー」

601 :名無しのオプ:03/10/26 17:11
佐藤の切り刻んだ生肉・・・
浦賀はハッと我に返る。何を考えているんだ
体が透明になってから不思議と食欲が減衰したはず
なのになんでまた・・・
目の前では、何故か相談するはずの佐藤が悩んでいる
すると何を思いついたか佐藤が話し始めようとする
とりあえず、話を聞いてみるか

602 :名無しのオプ:03/10/27 15:06
積木「『佐藤の切り刻んだ生肉』ではなくて、『切り刻んだ佐藤の生肉』の方が、
正しいと思う……」

霧舎「積木が何か悩んでるぞ」
石黒「放っとけって。どうせメタなんだし。な、津山」
津村「津村です!!」

603 :名無しのオプ:03/10/27 17:30
こんな掲示板があったよ〜♪
結構楽しめたんでよかったらのぞいてみて〜♪
http://jbbs.shitaraba.com/game/6771/kakuhenn.html


604 :名無しのオプ:03/10/27 20:58
602>>スマン  確かに『切り刻んだ佐藤の生肉』が正しい

秋月「あーぁ、おかげで津山君にまでとばっちりが」
津村「お前、出たかっただけだろ」

605 :名無しのオプ:03/10/27 21:03
蘇部「うーーん、うーーん」
殊能「蘇部君、どうしたの」
蘇部「>>600の竹ちゃんの問題を考えているんだけどわからないんだ」
殊能「休みの日におとなしくしているねぇ」
蘇部「わかった! 答えは佐藤君だ。彼なら休みの日でも家に居そうだよ」
殊能「いや、それは本当の話で、ナゾナゾじゃないから」

高里「きゃぁぁぁぁー、今度は佐藤君と三角関係!」
竹「うにー。しいちゃんもナゾナゾ考えてよ」

606 :名無しのオプ:03/10/27 23:21
竹「そんじゃ一日経ったし、答えを発表するんだよ。正解は…」
石崎「呼ばれて飛び出て、石崎幸二だ!」
竹「ざっきゅんでしたー。みんなわかった?残念ながらゆーちゃんじゃないんだよ」
乾「何で石崎が休みの日に大人しいんだよ。プラモデルでも作ってんのか?」
氷川「『せっかくの休日くらい寝かせてくれ』ってことですか?石崎さんサラリーマンですからね」
石崎「ちっちっち。これだから駄目だなー、頭の固いおじさんと年齢不詳は。もっとエレガントに考えろ」
乾「お前も俺と同じ歳だろ!」
氷川「エレガント…普段から駄洒落を連発してるのは誰でしたっけ」

竹「うにー。ナゾナゾだから、シャレみたいなもんだけどね。
  それじゃ解説。ざっきゅんのデビュー作は何だったかな?」
氷川「……ああ、『日曜日の沈黙』ですか。なるほど」
竹「そう。お休みの日=『日曜日』に、大人しくしてる=『沈黙』してる、ってことだね。つまり『石崎幸二』。
  正確に言うなら、日曜日『に』沈黙なんだけど、そこはシャレってことで許してほしいんだよ。
  それじゃナゾナゾの時間は終わり!またねー」

西尾「ちなみに正解した方の中から抽選で一名様に戯言一年分を差し上げます。
   どしどしご応募下さい。宛先はこちら」
乾「どちらだよ!ていうかそういう募集は出題時にやるだろ!」

607 :名無しのオプ:03/10/28 20:56
>>593
これだよ、こういうのを待っていたんだよ
佐藤は静かに燃えて(萌えて)いた
本当は誰かの人生相談をやりたかった。決して自分の人生の相談などではなく。
ここで結果を残すことができれば、
ファウスト誌上で真の「佐藤友哉の人生相談」が始まるはず!

浦賀先輩を必ず元に戻してみせる

積木「結局は自分のためか」
佐藤「心の声に突っ込むなー!」

608 :名無しのオプ:03/10/28 21:01
秋月「うーーん、うーーん」
黒田「何、悩んでるんだい」
秋月「>>600の竹ちゃんの問題を考えているんだけどわからないんだ」
黒田「休みの日におとなしくしているねぇ」
秋月「これに正解すれば、僕自身をもっとアピールできるはず・・・」
乾「そのナゾナゾの答えなら、もう出てるよ」
秋月「うそ!」

609 :名無しのオプ:03/10/28 22:59
霧舎「ナゾナゾといえば>>243の問題はどうなったんだろう」
乾「だいたい予想はつくから、もういいんじゃないのか」
石崎「『2004年も危ないかも、西尾氏』ってところか」
西尾「あんまり御大をいじめないでくださいよ」

610 :名無しのオプ:03/10/29 17:42
>>608
久しぶりにワラタ

611 :名無しのオプ:03/10/29 21:35
久しぶりがなんとなく余計

612 :名無しのオプ:03/10/29 22:11
佐藤「ところで先輩はどういう過程で透明人間になったんですか?」
浦賀「・・・いや、突然」
佐藤「ということは先輩には何故透明人間になったかという心当たりがないのですか」
浦賀「・・・あぁ」
佐藤「なるほど、それならまず最初に、透明人間になった原因をつきとめるべきだと思います」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「原因がわかれば、元に戻る方法もおのずと見えてくるはずですよ」

613 :名無しのオプ:03/10/29 22:21
佐藤「最近、先輩の身の周りで何か変わったこととかありませんでしたか」
浦賀「・・・いや、特に」
佐藤「他の学園の生徒にいたずらされたとか、変な薬を飲まされたということはなかったですか」
浦賀「・・・いや、なかったな」
佐藤「なるほど、それならば原因は一つしか考えられないですね」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「先輩が透明人間になった原因は、ずばり先輩が『透明人間』という本を書いたからですよ」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「・・・・・・」
浦賀「・・・わけがわからない」


614 :名無しのオプ:03/10/30 07:26
(゚∀゚)/ワクワク

615 :名無しのオプ:03/10/30 10:20
頑張らんと食べられちゃうよーユヤタン

616 :名無しのオプ:03/10/30 16:24
高里「きゃぁぁぁあ!!!!浦賀君が佐藤君を食べるですって!?」

乾「そっちの意味じゃねぇよ!!」

617 :名無しのオプ:03/10/30 17:37
古泉「何?浦賀が佐藤を喰うだと」
高里「そうなのよ!浦賀君もやるわねぇ」
古泉「それはいかん!止めに行かねば!」
乾「おお,ようやくまともな人間がいた」
古泉「肉を喰ってはアッラーのもとへ近づけぬ」
乾「そっちかよ!!」
高里「古泉君待って!あせっちゃいけないわ!恋は焦らずよ!」
乾「お前もそんなんかよ!!」
高里「分かったわよもう,冗談よ」
蘇部「みんなー聞いてー浦賀君がごちそうしてくれるらしいよぉー!!」
古泉・高里・乾(ビクッ!!)

618 :名無しのオプ:03/10/30 18:32
>>616
積木「ヤオイとツッコミのためなら何でも有りなのか
   こいつら……メタと言えば積木な筈なのに……」

霧舎「積木が何か悩んでるぞ」
石黒「放っとけって。どうせメタなんだし。な、津村」
津村「津山です!! って、あ」

619 :名無しのオプ:03/10/30 19:30

編集担当者(8社約20名)を森邸に招待した500万部突破記念のパーティの席上、

編集者A「森先生、次回作は文学賞を狙いましょう!」
森「この森博嗣が、名誉やちやほやされるために小説を書いていると思っていたのかァーーーーーーーッ(笑)!!
 森は『金を稼ぐため』に小説を書いている(笑)! 『金を稼ぐため』ただそれだけのためだ。 単純なただひとつの理由だがそれ以外はどうでもいいのだ(笑)!」
森「ハイホー・ゴールド! ハイホー・マネー! 稼げない君は、死んで、死んで! ……君には失望しました(にっこり)」


620 :名無しのオプ:03/10/30 21:08
他のところで、ごちそう(いろいろな意味で)扱いされているのも知らず、佐藤の熱弁は続く

佐藤「先輩、僕たち学園の生徒の特徴は何によって決められていると思います」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「それは僕たちが出版した本の内容によって決められてると考えられませんか」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「ヤクザなキャラクター、格闘サイボーグ、自衛官、宗教家などと、キャラクターの濃い人たちほど、そのキャラクターを特徴付けるような作品を書いているわけですよ」
(さりげなく、マンイーターは省略)
浦賀「・・・なるほど」
佐藤「逆にキャラクターの薄い人たちは、それを特徴付けるような本を書いていないということになります」
(具体的な人物例も省略)
浦賀「・・・・・・」
佐藤「中には、著者自身の経歴やHPなどによって、特徴が付加される人たちもいますが、ここでは例外ということにしておきます」

621 :名無しのオプ:03/10/30 22:15
秋月「ハクショーーン!」
石崎「おっ、風邪か? 最近寒くなってきたからな」
秋月「なんか唐突に心が寒くなった」

622 :名無しのオプ:03/10/31 00:06
佐藤「ゆえに、先輩が『透明人間』という本を書いたことによって、その内容が先輩のキャラクターに反映してしまったのですよ」
浦賀「・・・なんとなく、わかったような、わからないような」
佐藤「とりあえず、今の話を前提として、今度は解決方法について考えてみたいと思います」
浦賀「・・・話を続けてくれ」

623 :名無しのオプ:03/10/31 07:25
佐藤「結論から言うと先輩はインパクトの強い事をするしかありません」
浦賀「・・・たとえばどんな事だ」
佐藤「しかしそれが難しいんです。実在する透明人間よりインパクトの凄い物はそうそうありません」
浦賀「・・・」
佐藤「となれば方法は一つです」
浦賀「・・・何だ?」
佐藤「今までの基となっていた事を強調す・・・ハッ!」
浦賀「・・・どうした佐藤,どうするって?」
佐藤「いえ,あの〜,今までやってた事を強調すれば〜,いいのかな〜なんて」
浦賀「・・・そうか」
佐藤「あの〜先輩なんで包丁を出したまま近寄って来るのでしょうか?」
浦賀「・・・教えてくれてありがとう佐藤」


蘇部「ごちそう楽しみだね〜」
殊能「そうだね蘇部君」(ちょっと心配だけど)

そのころ何が起こっているか誰も(一部除いて)知らなかった。


624 :名無しのオプ:03/10/31 11:46
空中に包丁だけ浮かんだ状態か? 恐いぞ!

625 :名無しのオプ:03/10/31 17:13
佐藤「ちょちょちょちょっと待ってください、浦賀先輩!!」
 しまった、話が長すぎたか。しかし、ここは“佐藤友哉の人生相談”のためにもなんとしても説得しなければ
 “佐藤友哉の人生終焉”なんてしゃれにもならない

佐藤「違いました、訂正します。小説です! 小説!」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「小説によって、“透明人間”となったならば、それに反する小説を書けばいいのですよ」
浦賀「???」
佐藤「しかし、いくら小説といっても『透明人間』だからといって、『実体人間』なんていうのはナンセンスでしょう」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「そこで、視点を変えて見てみましょう」

626 :名無しのオプ:03/10/31 18:04
佐藤「メフィスト学園の生徒の代表的なジャンルといえば、講談社ノベルスの流れを継ぐ、新本格ミステリといえるでしょう。
  そして浦賀先輩の書いた『透明人間』も新本格ミステリのジャンルに属するものです」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「先輩、新本格推理小説の特徴というと何があげられると思います」
浦賀「・・・人間が書けてない」
佐藤「そうです、それがよく言われる新本格の特徴です」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「すると、このように考えることができないでしょうか。
  人間が書けていない→人間がかけていない→人間が欠けて、いない。
  そう、つまり透明人間です!!」
浦賀「・・・・・・(そうか?)」
佐藤「よって、『透明人間』=新本格として、それに反する本といえば!」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「社会派推理小説です」
浦賀「・・・・・・(本気か?)」

627 :名無しのオプ:03/10/31 18:09
とある部屋の一室

西尾「では御大お願いします」
流水「セリョッ!セイリョッ!リュースイッ!」
西尾「『佐藤友哉は食べれるの?』だそうです。それについて意見は,ハイ古泉先輩」
古泉「我が思うにアッラーへ近づくためには肉をた・・・」
西尾「ハイ!ありがとうございました。次,乾先輩」
乾「普通にやめた方がいいと思うぞ。」
西尾「この意見に賛成または反対意見がある方」
蘇部「は〜い!」
西尾「では蘇部先輩」
蘇部「トンカツならいいと思うよ〜」
舞城「黙っとけやアホ」
西尾「では舞城先輩は?」
舞城「あ〜,駄目や駄目やあんなん,どうせ喰っても不味いだけや。」
西尾「『人間は肉喰ってるからマズイんだッッ!』と言う訳ですか」
津村「お〜い,あのさ〜」
西尾「津山先輩どうしました?」
津村「うんとな,このままだとな・・・ってわざとだろ!」

628 :名無しのオプ:03/10/31 18:10
西尾「まぁまぁいいですから」
津村「よくないって,まぁ今はいいや,佐藤を食べるかもしれない大切な時だからな
それはそうと今思ったんだが,こんなことするより助けに行った方が良くないか?」
西尾「それもそうですねどうします御大?」
流水「セリョーイン!リュ,リュースイッ!!」
西尾「『秋月君,君が助けに行って』だそうです。」
秋月「は?」
西尾「では多数決をとります。この意見に賛成な人」
一同「はーい!」
秋月「は?」
西尾「では秋月さん宜しくお願いしますね。」
秋月「え?は?何で?」
西尾「決定事項ですから」
秋月「・・・・」



629 :名無しのオプ:03/10/31 18:11
西尾「まぁまぁいいですから」
津村「よくないって,まぁ今はいいや,佐藤を食べるかもしれない大切な時だからな
それはそうと今思ったんだが,こんなことするより助けに行った方が良くないか?」
西尾「それもそうですねどうします御大?」
流水「セリョーイン!リュ,リュースイッ!!」
西尾「『秋月君,君が助けに行って』だそうです。」
秋月「は?」
西尾「では多数決をとります。この意見に賛成な人」
一同「はーい!」
秋月「は?」
西尾「では秋月さん宜しくお願いしますね。」
秋月「え?は?何で?」
西尾「決定事項ですから」
秋月「・・・・」



630 :名無しのオプ:03/10/31 18:11
http://www.geocities.com/kokokofeeh2001/

631 :名無しのオプ:03/10/31 18:11
西尾「まぁまぁいいですから」
津村「よくないって,まぁ今はいいや,佐藤を食べるかもしれない大切な時だからな
それはそうと今思ったんだが,こんなことするより助けに行った方が良くないか?」
西尾「それもそうですねどうします御大?」
流水「セリョーイン!リュ,リュースイッ!!」
西尾「『秋月君,君が助けに行って』だそうです。」
秋月「は?」
西尾「では多数決をとります。この意見に賛成な人」
一同「はーい!」
秋月「は?」
西尾「では秋月さん宜しくお願いしますね。」
秋月「え?は?何で?」
西尾「決定事項ですから」
秋月「・・・・」



632 :名無しのオプ:03/10/31 18:13
ハゲしく間違いスマソ

633 :名無しのオプ:03/10/31 18:53
何気に蘇部が怖いよ……

634 :名無しのオプ:03/11/01 02:41
トンカツならなんでもいいのかよ...
でも「トン」カツじゃないんだけどな...

635 :名無しのオプ:03/11/01 12:36
佐藤「というわけで、社会派推理小説を書けば元に戻ることができますよ先輩!」
浦賀「・・・社会派なんて書いたことがない」
佐藤「大丈夫です。学園の中にも社会派を書いている人がいますからレクチャーしてもらいましょう」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「学園の中で社会派を書いている人といえば、新堂さん、古処さん、日明さん、石黒さんですかね」
浦賀「・・・ずいぶん偏った社会だな」

636 :名無しのオプ:03/11/01 12:40
浦賀は内心ため息をついていた
本が出るまで待っていてもしょうがない
ましてや、社会派なんて書く気もしない
とはいうものの、佐藤に相談したのは自分自身だ
浦賀はもうひとつ深いため息をついた

そのため息にも気づかず、佐藤の心の昂ぶりは絶頂の極みにあった
なんて論理的な展開なんだ! 完璧だ! 申し分ない!
これで晴れて僕もファウスト誌で、「真佐藤友哉の人生相談」を

そのとき、佐藤の背中がゾクッとした
なんだ、この感覚は!? 今までにも覚えがあるような
そう、まるで“おこづかいをもらった後にジャイアンに出くわしたかのような”この感覚

舞城「ゴラァ! そんなとこで何ニヤニヤしとるんや」
佐藤「まいじょーーーっ!!」

637 :名無しのオプ:03/11/01 16:12
舞城の語尾は「や」より「じゃ」のほうがそれっぽい。
ツッコミスマソ。

638 :名無しのオプ:03/11/01 19:39
>>637 ツッコミ サンクス

639 :名無しのオプ:03/11/01 19:41
秋月「いたた、舞城離せよ」
舞城がなぜか秋月を引きずりながら佐藤の元へやってくる
佐藤「舞城なんで・・・」
秋月「よくわからないけど、佐藤の様子を見てこいって皆にいわれたんだよ」
舞城「こいつ一人じゃ、役に立ちそうもないから俺もついてきたんじゃ」
佐藤(余計なことを。いや、今なら浦賀先輩は透明で見えないからなんとか逃げられるかも)

秋月「そういえば、浦賀さんは?」
佐藤(うっ、いやなタイミングで余計なこと)
舞城「佐藤、お前何か隠してるだろう。いってみぃ、このボケ、カス、うんこたれが」
佐藤「い、いたいって。やめろよ舞城」

結局佐藤は、舞城にヘッドロックされたまま、これまでの経緯を話すことに

640 :名無しのオプ:03/11/02 07:18
>>635>>636 禿しくワロタ

641 :名無しのオプ:03/11/02 08:20
メル欄なおってないよ

642 :名無しのオプ:03/11/02 13:46
佐藤が浦賀とリアル鬼ごっこをしたら、五秒くらいで終わるかな…。

643 :名無しのオプ:03/11/02 14:14
舞城「けっ、そんなことかい。なら浦賀のダンナ、俺が元に戻したるわ」
佐藤「待て、舞城。先輩は僕が・・・」
舞城「じゃかましいわい、ボケ! 新刊が出るまで待ってられるかい!」
佐藤「・・・・・・」
舞城「おう、したら秋月、ちょっと手伝えや」
秋月「なんで僕が・・・」(といいつつも準備を手伝う秋月)

644 :名無しのオプ:03/11/02 14:20
舞城「おう、浦賀のダンナ準備できたで。そこにいるんか? ほならこの上でスタンバっててくれや」
どこから用意したのか、地面には火がたかれている
その上では牛の一部分、かなり大きな部位の生肉が置かれ、火であぶられている
(その付近にて浦賀が待機しているもよう)
舞城はニワトリを片手に、もう一方の手には浦賀のものと思われる出刃包丁を握っている
舞城「ほな、いくで」
固唾を呑んで見守る、佐藤と秋月

すると舞城は突然、出刃包丁にてニワトリの首を刎ねる
そしてその血飛沫を浦賀がいると思われるほうへかける
その血によって、ぼんやりと浦賀の姿が浮かび上がる

・・・・・・肉・・・・・・汁・・・・・・血・・・・・・
・・・肉・・・汁・・・血・・・肉・・・汁・・・血・・・
・肉・汁・血・肉・汁・血・肉・汁・血・肉・汁・血・肉・ジュルリ
浦賀「ウガァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

645 :名無しのオプ:03/11/02 14:31
佐藤・秋月「ヒィーーーッ!」
透明だった浦賀の体が浮かび上がってきた。“浦賀”が復活した!!
浦賀は舞城から出刃包丁と首を落とされたニワトリを奪い取る
浦賀は口にニワトリを咥え、右手に出刃包丁を握りしめ、そして右脇に牛の肉をかかえる
そしてなぜか左脇に秋月をかかえて、突然すごいスピードでどこかへと消え去る
全裸のままで

腰を抜かして、呆然とただ見送るだけの佐藤
その佐藤の様子を見て、舞城がニヤリ
舞城「どや、ざっとこんなもんやわ」

646 :名無しのオプ:03/11/02 18:38
西尾「寒くなってきましたね、御大」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「秋深し。京都の紅葉は今が見頃…それが終われば厳しい冬がやってきます」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「それはそうと、今月は霧舎先輩が二冊を同時刊行するらしいです。凄いですね。
   森先輩は秋だというのに『四季・夏』を出すそうです。あと高田先輩と、僕も新刊を」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「あれ、出ませんでしたね…」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「いえ、良いんです。だってこの秋ファウストで御大の元気そうな姿が見られたんですから。
   『やっぱりね』なんて誰も思ってないですよ」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「実はこのネタ、三番煎じでもう耐用ギリギリなんです。だから、最後にこの質問だけして終わろうと思います。
   彩紋家は…彩紋家は必ず出ますよね、御大?」
清涼院「リュースイ」
西尾「そうですか…そうですよね……御大フォーエバー!!」

[設問]会話中の「リュースイ」の意味を推測しなさい。(時間制限:なし、配点100点)


竹「いーちゃん、なんか最終回みたいなノリだね。うーん…難しいなあ…」
殊能「最後の西尾君のセリフから推して知るべしって感じだね。…でもフォーエバーなんて、まるで…」

西尾「ちなみに、前回(>>243)の正解は『いや。秋ではないよ、西尾氏』でした。
   でも>>609も正解になるのも時間の…いやしかし…一年十二ヶ月三百六十五日…それだけ時間があれば」
竹「うにー、いーちゃんが戯言も遣わないで頭抱えてるー」

647 :名無しのオプ:03/11/03 02:30
>>京都の紅葉は今が見頃
いくらなんでも、まだ、ちょと早いですよw >紅葉

648 :名無しのオプ:03/11/03 07:51
>647
そうそう
ネタだからていいかげんな事書くもんじゃないよねーw

649 :名無しのオプ:03/11/03 08:47
>647-648
まだ紅葉していないんだ。
でも雰囲気でてるからいいじゃん。
by 関東住民

650 :名無しのオプ:03/11/03 09:28
648は他人に便乗して叩くアホだから相手にすんな

651 :名無しのオプ:03/11/03 13:15
秋月「……おい、佐藤」

暫く腰を抜かしていた秋月が、はっとして佐藤を振り返った。
その顔は蒼褪めている。

秋月「浦賀さん、元に戻ったよな?」
佐藤「……ああ」
秋月「もう、見えてるよな?」
佐藤「……ああ」
秋月「……全裸、だったよな?」
佐藤「……ああ……ああ!?」

その時、遠くから「キャー」という女性の悲鳴が聞こえた。

秋月「……どっち意味での悲鳴だと思う?」
佐藤「違う意味で犯罪者になっちゃうよ……浦賀先輩」

652 :名無しのオプ:03/11/03 13:50
>>647,648
えっ、結構な紅葉だよ
おかしいな、ここも京都な筈なのに…
いえ、646ではないんだけどね

653 :名無しのオプ:03/11/03 14:24
秋月は攫われた(?)んじゃないの?

654 :651:03/11/03 14:41
>>653
あ、ホントだ。スマソ。
あー……じゃあどうしよっかなー。

655 :651だが改訂版作ったので。:03/11/03 14:47
浦賀は全裸で走っていた。
左脇に秋月を抱えて。

浦賀「肉肉肉肉肉肉ー!!!!!」

秋月は焦っていた。
全裸の浦賀に抱えられながら。

秋月(やばい!!このままじゃ食われる!!
   食われなくても高里の妄想の餌食だ!!)

佐藤は走っていた。
全裸の浦賀を追って。

佐藤「浦賀先輩!!服を着てください!!
   このままじゃ二つの意味で犯罪者にー!!」

高里は叫んだ。
全裸の浦賀を見て。

高里「ああ!!佐藤君ったら、あんなに必死に浦賀君を追って!!
   でも浦賀君は秋月君と逃避行中!?三角関係ね!?」

乾は突っ込んだ。
「そっちかよ!!」

656 :653:03/11/03 15:40
ありがとう。651さん。

657 :名無しのオプ:03/11/03 16:14
一方、ごちそうを待っていた一行は
蘇部「秋月君もどってこないねー」
石崎「舞城も後を追っていったから大丈夫だろって、ほら来たみたいだぜ」

と一同が待ち受けていたところに突入してきたのは出刃包丁をかまえ、秋月をかかえた、全裸の浦賀
そしてなぜかその浦賀にすがりついている佐藤に、叫びながら(喜びながら)並走する高里

高里「きゃぁぁぁーーーーーーー。浦賀君だ・い・た・ん」
霧舎「それどころじゃないって! うわぁーー、浦賀さん危ないって」
流水「セリョッ!!」
西尾「あっ、御大が踏み潰された」
中島「浦賀落ち着け!」
石崎「よーーし、俺も脱ぐぞ」
氷川「石崎さん、混乱させてどうするんですかって、すでに酔っ払ってるし」
蘇部「こわいよー」
殊能「蘇部君、危ないから下がって」
北山「秋月君はぼろぼろになってますね」
関田「もはや助けに行ける状況ではないですね」
古泉「アッラー アッラー アッラー」
乾 「どさくさにまぎれて、ニワトリに変な呪文かけるなよ!」
生垣「うーーん、すごい良い絵が撮れてるよ。もっと、みんな動いて!」

そして一人離れたところから傍観する委員長
森 「みなさん相変わらず元気ですね。これならメフィスト学園もまだまだ大丈夫でしょう
  もっとも、森にはあまり関係ありませんけどね(笑)」

658 :名無しのオプ:03/11/03 20:56
佐藤は大混乱の中ただ一人、呆然としていた・・・そんな馬鹿な・・・
真の「佐藤友哉の人生相談」が始まるはずだったのに
それにあわよくば、おだやかになった浦賀先輩とコンビになるのも夢じゃなかったのに
それなのに・・・それなのに・・・
これも何もかも・・・
「ま・い・じょ・う」のせいだ!!
そうだ、あいつを見つけてこの仕返しを・・・

佐藤「ヘベッ」(プチッ)

舞城「おう、始まっとるな」
地べたで座り込んで悩んでいた佐藤を踏みつけて舞城帰還
舞城はさきほど浦賀復活の際に焼いていた肉を料理してもらおうと蘇部のもとへと駆け寄る

佐藤「なんで僕だけがーー」
佐藤の声がむなしく響きわたるのであった(ほたーるのひかーり まーどーのゆきー・・・)


「“透明人間”浦賀とユヤタンの野望編」 だいたいこんなところかな!?

659 :いきなり小ネタ:03/11/03 22:36
秋月「西尾、佐藤、舞城でゼロの波の新人かあ……僕らもゼロ年代デビュー
   なんだから、ファウストに書けるかもしれないね」
津村「そうだね……書けるかもね」
突き抜けるような孤独が二人を襲った。

660 :名無しのオプ:03/11/03 22:36
佐藤「……。ついに、ついにこの時がやってきた…。
   この間の副題を見たときも少し身構えたけど、あれはフェイクだった。
   でも今度は正面から来た。正真正銘、真っ向勝負になる。
   いいだろう、逃げずに受けてたとうじゃないか。覇王の直系としてッ!
   僕は手加減しない。しようもない。例え、僕より人気者で潤っているとしても!
   『チーズの盛り合わせ注文、ただしクラッカー目当て』な君であっても!

   兄妹萌えを制するのはどちらか…勝負だ、西尾維新!」

舞城「おめえ、もっと別に勝負する事ねえんか」

『きみとぼくの壊れた世界』 西尾維新 980 11/10 ―――決戦(?)まであと1週間…

661 : :03/11/04 01:03
>>659 禿ワラ
受賞順が 舞城、秋月、佐藤、津村、西尾 だっての忘れてたよ。
J組って結構良い環境なんだろか?
割と生徒が自由出来る教育方針みたいだし。清涼院とか……

662 :名無しのオプ:03/11/04 01:58
>659
石崎「ちっちっち。波は交互に立つから波なんだぜ」
乾「また巧いことを……」
森「つまりこういうことですね(笑)」

   _/舞城\_秋月_/佐藤\_津村_/西尾\_ ザザーン

663 :名無しのオプ:03/11/04 02:40
>>662
秋月「舞城の前の受賞者って……」
と言ってみても虚しさは拭えなかった。

664 :名無しのオプ:03/11/04 22:14
>660 禿藁
いーたんのクラッカー姿萌え
きみとぼくはいつでるの?

665 :名無しのオプ:03/11/05 07:17
>>664>>660を読めと言ってみるテスd

666 :1/2:03/11/06 15:17
男は悩んでいた。
自分について。
折角憧れのメフィスト学園に入学したのに、何一つ行動を起こしていない。
そればかりか、忘れ去られているようだ。
さっきだって、他の生徒がご馳走を待っている中、自分だけは何も知らされず、
ずっと教室で授業が始まるのを待っていた。

……何でこんな……

そりゃあ、僕はまだ新入生だ。この学校にもまだ少し慣れていない。
けど、けど!!
僕には『天然』という確りした個性があるのに、何で、秋月みたいな
『個性がないのが個性』みたいな奴よりも出番がないんだ!!

「……こんな所で何してるんだろう、僕……」
何か行動を起こさなければ。
何か事件を起こさなければ。
このままでは、クラスメイトどころか、先生にも忘れ去られてしまう。
何か……何かを起こさなければ。

667 :2/2:03/11/06 16:30
その時、不意にドアが開いた。
そこに立っていたのは、佐藤だった。
「こんな所に居たのか」
佐藤は教室の中へ入ってきて、僕の前に立った。
「……何の用ですか」
「外で浦賀先輩と蘇部君がバーベキュー作ってるんだ。材料は何か分からないけど……
 お前が居ないのに気付いたから、呼びに来た」
「僕を呼びに?……何を今更!!今まで散々無視しておいて、僕のことを忘れておいて、
 何を今更!!何でもっと早く呼んでくれなかったんですか!!」
「……何言ってるのか分からないけど、早く行こう。全部食べられちゃうぞ」
「食べられる!?僕はとっくの昔に出番を食われてます!!」
「落ち着けよ。皆待ってるぞ。」

「とうきびもあるから――早く行こう、小路」

668 :3/2:03/11/06 17:03
久しぶりに名前を呼ばれた気がした。
とうもろこし。
夏の旅行で、僕は佐藤にとうもろこしの焼き方を教わった。
あの頃の僕は、もっと自由だった気がする。
出番を気にすることもなく。のびのびと。思うままに。

僕はこんな所で何をしてるんだ?
うじうじと悩んで、恨んで。
勝手に忘れられてると思って。無視されてると思って。
佐藤は僕のことを忘れてなかったのに。

「……うん、そうだね。早く行こう!!」
「え……あ……」
「ああ、そうだ。佐藤君」

「呼んでくれて、有難う」


小路は教室から勢いよく飛び出して行った。
佐藤は一人取り残された。

「そんなに好きなのかな……とうもろこし……」

669 :666:03/11/06 17:04
ごめん、改行が多くて結局三回になった。

小路のキャラが未だ掴めてないんだけど、これでいいのかな……?

670 :名無しのオプ:03/11/06 19:02
最近何気にユヤタンが活躍してるなー。

671 :名無しのオプ:03/11/06 21:20
>669
むしろ佐藤のキャラが掴めてないような

672 :名無しのオプ:03/11/07 00:41
>671
それは思ったよ…

673 :666:03/11/07 15:54
あー……それは書いてる途中に思った。

むしろ ソブタン じゃんって。

674 :名無しのオプ:03/11/07 20:28
いい加減なヤシだな

675 :名無しのオプ:03/11/07 20:51
>674
まあまあ、折角書いてくれたんだから

676 :名無しのオプ:03/11/08 02:11
職人への一歩は言い訳せずに書き込み続けることだ。
出来が悪いと判断する力は、その過程で磨かれていき、
……そして書かなくなるんだよ。

677 :名無しのオプ:03/11/08 08:32
いやーん。そんな。

678 :666:03/11/08 13:52
666です。
>>673での発言は、自分で見てもかなりいい加減な発言でした。
>>674さんのように、ご気分を害された方どうもすいませんでした。
自分自身、『2ちゃんねる』の匿名性に甘えていた節がありました。
これからは自分の発言には気をつけ、また、他の職人さん達にも負けないような
レスが書けるよう、精進いたします。

679 :名無しのオプ:03/11/08 16:06
うむ おまえいい奴だな 精進に期待する!

680 :名無しのオプ:03/11/08 18:07
前向きだな。ガンガレ。

681 :名無しのオプ:03/11/09 16:48
ここはどこだろう。どうして自分はこんな所にいるのだろう
乾は見知らぬ建物の中をさまよっていた
歩いているうちに廊下に並ぶドアの中に一つだけ半開きのドアがあるのを発見する
部屋の中から廊下に明かりがもれている
おそるおそる、乾はその部屋の中へと入ってみると・・・
乾「秋月!」
部屋のソファには秋月が一人ポツンと
乾は秋月に駆け寄り、体をゆさぶる
乾「おい、秋月、ここはいったい・・・」

秋月の顔を見ると、とてつもなく不可解なできごとが起こっていた
振動とともに、秋月の顔がゆるゆると後ろを向きはじめていた
体はソファに横たわったままなのに、頭がゆるゆると回転して、豊かな髪を持った後頭部をみせた
そうして次の瞬間、頭はぽろりと肩からはずれ、どさと音をたてて床に落ちた
それからころころと、目の前を転がっていった
秋月の首、見るとそれは、溝を刻んだ大きなネジになっていた
秋月の頭は、ネジで体にうずまっていたのだ

乾「ネジ式アキツキー!?」


乾はそこで目が覚め、ガバッと飛び起きる
乾「夢かよ!」 しかし、それにしてもリアルな夢だった・・・

682 :名無しのオプ:03/11/12 04:40
>>681
すまん、すんげーくだらないんだけどワロたよw

683 :名無しのオプ:03/11/12 16:41
積木「>>681を読むまで、ずっと秋月のことを『アキヅキ』と読んでいた……
   どうしよう……」


霧舎「積木が何か考え込んでるぞ」
石崎「放っとけって。メタなんだし。なぁ、なみへい」
関田「えっ?僕ですか?……てっきり津山先輩に振られると思ったのに」

684 :名無しのオプ:03/11/12 17:23
森「こちらの世界で秋月といえば>>ttp://www.akizuki.ne.jpですからね」
乾「どんな世界だよ!」

685 :名無しのオプ:03/11/12 18:11
津村は叫んだ。泣きながら叫んだ。
スレを超えて、世界中の全ての人間に届くように。



「津村でっっっっっす!!!」

686 :名無しのオプ:03/11/12 22:24
っていうか、秋月って『アキヅキ』じゃなかったの?
いや、マジな話

687 :名無しのオプ:03/11/13 07:24
乾「なぁアキヅキとアキツキどっちなんだアキヅキ?」
秋月「お前わざとだろ!」

その時二人をのぞき見ている人影があった

???「なっ!ヤツは俺の存在理由を無くす気か!」
西尾「あれ?何してるんです津村先輩?」
津村「や,やばい存在理由が!」

688 :名無しのオプ:03/11/15 13:45
朝のホームルーム。
森「多数決をとります。櫃内夜月萌えの人」
クラスの約半数が手を上げた。
森「じゃあ、鏡佐奈萌えの人」
クラスの約半数が手を上げた。
佐藤(五分五分、といったところか……)
霧舎「じゃあじゃあ琴葉たん萌えの人ッ!ユイたんでも可!挙手っ!」
一人を除いて全員が沈黙した。

689 :名無しのオプ:03/11/15 16:57
森「多数決を取ります。アキヅキと呼んでいた人」
2、3人が手を上げる。
森「じゃあ、アキツキと呼んでいた人」
2、3人が手を上げる。
秋月「えっ?どういうこと?」

森「じゃあ、呼んだことがない人」
クラスの殆どが手を上げた。

690 :名無しのオプ:03/11/15 20:36
>>689
ウマい! 可哀相な秋月……。

691 :名無しのオプ:03/11/17 00:42
http://plaza.rakuten.co.jp/tsumuratakumi/
津村さんHPを開設したそうな。

692 :名無しのオプ:03/11/17 01:28
>>691
津村君はカメラ属性をgetしました、か。

693 :名無しのオプ:03/11/17 18:05
津村「秋月に奪われた『あれ?お前の名前なんだっけ?キャラ』はもう諦める!
   これからの僕は『カメラオタキャラ』だ!」
西尾「けどそれって、生垣さんと被ってませんか?」
津村「 ! 」

694 :名無しのオプ:03/11/17 23:20
石崎「アキヅキだかアキツキだか知らんが、みんな苗字で呼び合うからこんな
   ややこしい事になるんじゃないか。
   そこで提案なんだが、みんな試しに下の名前で呼び合ってみるという
   のはどうだ?名前の間違いを無くすと同時、どこか若々しさの漂う
   スクールライフが満喫できるとは思わないか?よし!そうと決まれば
   レッツビギンだ!」
関田「石崎さん、別にまだ決まってませんけど……」
石崎「こらこら。俺の事は幸二さんと呼ばなきゃダメだろうが涙クン」
乾 「まーた石崎が馬鹿な事やってるな」
石崎「おっ何だくる…………」
関田「…………」
石崎「…………」
乾 「何だよ?何だよその顔は……おいどこ行くんだお前ら。おい。おーい」

695 :名無しのオプ:03/11/18 16:33
石崎「おい、巧」
霧舎・津村「はい?」
石崎「……」

696 :名無しのオプ:03/11/18 22:07
ひそかにこのネタ待ってますた>>695

697 :名無しのオプ:03/11/20 23:35
石崎「さすがにくるみ君は反則だよな」
関田「名前だと印象が変わる人が結構いますよね」
中島「よう、何の話してんだ」
石崎「・・・・・・」
関田「・・・・・・」
中島「?」

698 :名無しのオプ:03/11/21 16:29
生垣「Oh!!太郎!!」
乾「いやそれ違うし」

699 :名無しのオプ:03/11/21 17:53
殊能「舞城君はOh!太郎!!じゃないよ、王太郎だよ。ね、ソベ君」
舞城「!!!」
蘇部「!!!」
高里「!!!」

700 :名無しのオプ:03/11/21 22:52
>>697
石崎「・・・・・・」
中島「な、なんだよ」
石崎「の、のぞみちゃん」
中島「俺はのぞむだ!!」

701 :名無しのオプ:03/11/21 23:41
生垣「調べてきたよ。秋月の読み方」
秋月「そんな読みかたって、いまさら」
乾「で、結論はどうなったんだよ」
生垣「秋月はアキツキでもアキヅキでもなく“アキズキ”が正解だ」
秋月「そんな! 月だからヅキが正しいだろ」
生垣「秋月の著書の表紙に“akizuki”と表記してあった」
秋月「・・・・・・」
生垣「“ヅ”であるならば表記は“akiduki”となるはずだ」
乾「なるほど、それならばアキズキだ」
秋月「そんなーー」
乾「お前って、名前まで微妙だな」

702 :名無しのオプ:03/11/21 23:43
積木:学園のあちこちで、下の名前で呼び合うようになっている。
   今までと違ってどこか柔らかい雰囲気がある。

日明「椎奈さんったらまたそんなこと考えてんの」
高里「当然じゃない恩さん」

積木:女達の可愛らしい会話だ。

中島「やあ冬樹」
新堂「よう望」

積木:二人共普通の名前なので会話だけ聞くと仲の良い少年達のようにも聞こえる。
   巧問題は相変わらずだが、これはこれで良い影響かもしれない。
   あ、今僕の名前が呼ばれた。行かなくちゃ。

積木「何?」
石崎「あ?何だ?」
秋月「どうしたの?」
積木「えっ?今僕の名前を呼ばなかった?」
石崎「呼んでねえよ。俺は…、ああ、リョウスケとキョウスケ」
秋月「巧とほぼ変わらないな」
霧舎・津村「はい?」
積木「……」

703 :名無しのオプ:03/11/21 23:49
関田「西尾君のことを維新君と呼ぶのも違和感ありませんか?」
竹「うにー、それより僕様ちゃんのことはどう呼ぶの?」
石崎「竹ちゃんは・・・えっと・・・あれ?」

704 :名無しのオプ:03/11/22 11:13
>699
懐かしいw

705 :名無しのオプ:03/11/22 19:17
石崎「しかしお前らいいかげんややこしいなーこの巧組め」
乾 「何だよ巧組って!こいつら極道かよ!」
氷川「でもややこしいのは事実ですよ」
霧者・津村「そんなこと言われても…」
氷川「こうなるとどっちかを苗字で呼ぶしかないようですね」
乾 「かわいそうだがそれしかないな」
霧舎「僕の方が巧歴長いんだから、当然僕が巧君だよね?」   
津村「ええっ!で、でもそしたらまた津山コールが復活しちゃうじゃないですか!
   そんなの困りますよう!」
霧舎「後輩なら先輩に譲れよ津山君」
津村「ああっ早速…!……じゃあ僕の事は普通に呼んで、霧舎先輩の方を
   『恥ずかしい方の巧』と呼ぶのはどうですか!?一発でどっちの事だか
   解りますよ!」
霧舎「な、何だと!?ふん、君のほうを『三冊の掟から外れた巧』と呼んだ方が
   もっと解りやすいよ!」
津村「な、何いい!?出したからって偉い訳じゃありませんよ!恥の上塗りって
   言葉知ってますか!?」
霧舎「出さないよりも出した方が偉いに決まってるじゃないか!あ、ごめん
   出せないんだっけ?大体今更HP作って復活した奴に恥をどうこう
   言われてもね!」
石崎「端的に『津山』と『パンチラ』でいいんじゃねえの」
氷川・乾「採用」
霧者・津村「そんな!」

706 :名無しのオプ:03/11/23 07:32
??「ゲコ」
??「ケロケロ」
??「ゲロゲロ」

生垣「Oh!大量のカエルが!! 日本版マグノリア?」
西尾「いや・・・これはおそらく御大ですね」
生垣「What?! なぜリュースイがカエルに?」
西尾「日常的に分裂しているのは御大だけ、そしてあそこに委員長がいるからですよ」
生垣「Sorry、維新が言わんとしていることが全く分からないのだが・・・」
西尾「百聞は一見に如かず、かな。ほら、次の御大が」

清涼院「ヒロシー!・・・リュッ・・・ゲコゲコ」
森「やれやれ、またですか・・・。客観的に見て森に責任はないと思いますが、少々胸が痛みますね(にっこり)」

707 :名無しのオプ:03/11/23 08:16
乾「ど根性ガエルかよ!」

708 :名無しのオプ:03/11/23 10:43
あ、ど根性ガエルなのか。
意味わからんかった。乾に感謝。

709 :名無しのオプ:03/11/23 11:11
生垣「フウン、巧問題か……『キリタク』『ツムタク』と略して呼んだら、
   問題解決ついでになかなかファッショナブルじゃないデスカ?」
津村「と、言う事は…」
霧舎「二人合わせて…」
乾 「『キムタク』とか言うつもりじゃねえだろうな!」   

710 :名無しのオプ:03/11/23 12:49
「先輩は、どう呼ばれるのが
いちばんいいですか?」
「浦賀…」
「ウラガ !? 」
「…さん」
「……浦賀、さん」
「浦賀さん」


浦賀さん、
浦賀さん、
うらがっさぁぁん


「…介錯して欲しいか? 椎奈」

711 :名無しのオプ:03/11/23 14:48
石崎「ええいもう邪魔臭い!こうなりゃ全員あだ名で呼ぶぞ!」
乾 「発案者はお前だろうが!」
石崎「うるさい『ツッコミ』!」

712 :名無しのオプ:03/11/23 14:56
石崎「よう、ロリコン!」
佐藤、西尾、霧舎、北山、関田「えっ!」
石崎「・・・・・・」

713 :名無しのオプ:03/11/23 17:22
とあるアフレコ現場。

京極「ん? 誰かに呼ばれたような気がしたが……気のせいか」

714 :名無しのオプ:03/11/23 20:18
石崎「よし、俺が全員のあだ名を考えた!これからは皆、これで呼び合うこと!」

・森  『委員長』
・清涼院『彩文家』
・蘇部 『とんかつ』
・乾  『ツッコミ』
・浦賀 『包丁』
・積木 『メタ』
・新堂 『893』
・浅暮 『絶版』
・高田 『薬』
・中島 『道着』
・高里 『801』

715 :続き。:03/11/23 20:22
・霧舎 『パンチラ』
・殊能 『ソベ』
・古処 『燻し銀』
・氷川 『本格』
・黒田 『娘。』
・古泉 『アッラー』
・舞城 『マザファッカ』
・秋月 『アキツキ』
・佐藤 『妹』
・津村 『津山』
・西尾 『戯言』
・北山 『館』
・関田 『ミスコン』
・小路 『天然』
・竹  『ロリッ娘』

石崎「どうだ!」
乾 「あだ名っていうより悪口だな。苦情が出そうだぞ。浦賀と新堂とかから」
氷川「明日も石崎さんが生きてますように……」


716 :名無しのオプ:03/11/23 21:51
舞城のがーあーうー。

717 :名無しのオプ:03/11/23 21:58
石黒が、あだ名どころか下の名前の時も全く出てこない。
誰も呼んでくれていないよう。
つっても彼はそのまま『火山』だが。

718 :名無しのオプ:03/11/23 22:05
「おい、津山だけ本名だぞ」
「だから津村だっt (略

719 :名無しのオプ:03/11/23 22:14
717さんので気が付いた。石崎、石黒と日明を忘れてる……
日明「まあ、私は言うまでもなく美人秘書だからいいわ」

720 :名無しのオプ:03/11/23 22:40
「……忘れられていることすら忘れられているのか」
やはり日本に戻るべきかと真剣に悩む生垣だった。

721 :名無しのオプ:03/11/23 23:46
石崎自身の呼び名はどうなるんだ?

722 :名無しのオプ:03/11/24 00:03
>>714 >>715
乾「抜けているのはまとめて
 『火山』『秘書』『キャメラ』『おっさん』ってとこでどうだ」
石崎「んー、俺がはいってないんじゃないか」
乾「入ってるよ! そのままだろ!」
関田「説明をつけなくても簡単に誰が誰だかわかりますね」

723 :名無しのオプ:03/11/24 00:04
>>720
生垣アワレw

724 :名無しのオプ:03/11/24 00:09
>>721
霧舎「窓際?」
氷川「負け組?」
乾 「マゾヒスト?」
石崎「ははは!お前ら律儀に韻踏みやがってー!」
関田「泣いてるんですか?石崎さん」

725 :名無しのオプ:03/11/24 10:51
何だこの流れ

726 :名無しのオプ:03/11/24 11:39
殊能「蘇部君も苗字だよ」

蘇部「!!!」
舞城「!!!」
高里「!!!」

727 :名無しのオプ:03/11/24 15:26
最初に言っておく。別にこれは煽りではない。

良くも悪くも雪山編がスイッチにだったんだろう。
それまでは笑えるネタが多かったけど、それ以降はどうにもこうにもシリアス路線に傾き勝ちになった。
そして「事件」を起こすも結局回収できずに荒れてうやむやの内に終わっていく。
キャラも良くも悪くも「キャラ立ち」してしまいネタ先行よりキャラ先行になってしまった。
このキャラ先行展開を決定付けたのは雪山の後(正確には最中)のバレンタインネタだろう。
あれは読んでいて鳥肌が立った。悪い意味での鳥肌だ。他の人達は大丈夫だったのだろうか。
カップルどうこうと騒ぐ一部の人間がやけに出しゃばり始めたのもこの頃だ。(雪山編に原因はあると思うけど)
これで文化祭あたりにいたキレのあるネタ職人たちは去っていったと思われる。

そしてその後の古処がメインの話。清涼院が巨大化してからすぐ中途半端に終わった話。
キャラが万遍なく登場した点は評価するが、そのせいでまた各キャラの「キャラ性」が固着してしまった感がある。
そして何より、この話は(おそらく)一人の職人が延々と書き続け、正味一週間ほどスレを独占した。
最後にそれに関して謝っていたが、謝るくらいなら最初から計画性を持てと言いたかった。
たまに「駄目だったらスルーしてくれ」という書き込みもあるが、あれも断りを入れるくらいの自信ならやめておけと言いたかった。

728 :名無しのオプ:03/11/24 15:27
その次の遠足編くらいから何となくスレが荒み初めてきた。
笑いのある小ネタでいきたい職人と、シリアスな事件を起こしたい職人がぶつかっているように見て取れた。
生産スピードは小ネタの方が速いが、ストーリーを縛るのはシリアス側だ。
その結果、小ネタ側の職人がだんだん手を引き始めて終盤にいくにつれて閑散としてきた。
小ネタと事件が共存するのは難しい。雪山編のあれがむしろ奇跡的な例であると言える。

花見編もやはり事件ものだった。しかもキャラが刺されるとか切り裂かれるとかのシリアスもシリアスな路線だ。
しかも狙われるのが受賞順という縛りがいきなり登場した。笑いの入り込む余地はなさそうだった。
しかし、実はこれをどう展開させていくのか期待していたのだが、だんだんグダグダになってきた。
終盤近くは遠足編以上に閑散とし、ちゃんと解決したのが救いだと言える。

次の海編。これは最悪の終わり方だ。何といっても職人が逃げ出した。
最初の方の小ネタは(おそらく)一人の職人がどんどん書いて行っていたのだろう。
横やりを入れられそうな余地も考える時間もなかった。その書くスピードは評価したいが。特に面白くないネタもあったが。
だからある意味事件を起こした職人(最初の職人とは別人だと思う)は偉いと思う。うまく隙間をついていた。
だがどうせ始めたのなら、きちんとやって欲しかった。

729 :名無しのオプ:03/11/24 15:27
おそらくこれが原因で、長々と書く職人が去っていったと思われる。
今は小ネタで流れているが、実は小ネタの方が書くのが難しいのだと思う。
短い一つのネタでオチをつけ読み手に理解され且つ「面白い」と思わせるのは文章力構成力が必要なのだ。
ネタに対してレスを貰えるのは容易なことではない。
だから、今書いている職人には頑張ってもらいたい。
別に派手な事件が起こらなくてもいい。現実のメフィスト関連の動きを取り入れつつ、キレのあるネタを投下して貰えればいいのだ。
「キャラが違う」などという的はずれな批評は気にするな。

730 :名無しのオプ:03/11/24 15:46
蘇部「うわぁああああーん!!!」
殊能「どうしたんだい、ソベ君」
乾「まずい! 早く止めないと」
石崎「おい、ソベ! どこへ行くんだ、待て!」
乾「違う! 高里を抑えとけ!! 
 アイツが首を突っ込むとロクなことにならない」
高里「ああぁっ、殊能君と蘇部君の
 ロマンスが見たいー」

731 :名無しのオプ:03/11/24 15:51
石崎「ツッコミ!
 あだ名で呼ぶのを忘れてるぞ!」
乾「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」

732 :名無しのオプ:03/11/24 15:55
>>727-729
要するに前までの流れが嫌いで今のがマンセーってこと?
言っちゃ悪いけど今もおもしろいか?
文は理解できるけど意味わからんの多いし

733 :名無しのオプ:03/11/24 15:56
どうでもいいけど長文うざい

734 :名無しのオプ:03/11/24 15:59
石崎「しまった!
 ソベのあだ名は 『とんかつ』 だった!!」
乾「お前は何にこだわってるんだ!!」

735 :名無しのオプ:03/11/24 17:40
関田「石崎さん、今度はあだ名を自己申告してもらったらどうです」
石崎「というと?」
関田「ある程度、相手側の了解もとったほうが呼びやすいですしね」
石崎「なるほど」
関田「それに自分自身をどんな目で見ているかっていうのもおもしろそうじゃないですか」
石崎「いつのまにか、性格悪くなってきたなミスコン」
乾「誰かさんといつもいっしょにいるせいだな」

736 :名無しのオプ:03/11/24 17:42
関田「さっそく森さんに聞いてきましたよ」
石崎「森は委員長としか呼びようがないと思うけどな」
乾「で、なんていってた」
関田「・・・・・・教授」
・・・・・・・・・・
石崎「狙ってるな」
乾「あぁ、絶対狙ってる」

737 :名無しのオプ:03/11/24 20:10
清涼院「リュースイリュースイリュースイ!」
古泉「アッラーアッラーアッラーアッラー!」
石崎「あいつらには聞く必要無いんじゃないか?」
関田「そうですね……」

738 :名無しのオプ:03/11/24 23:06
活気づいてるね。
でも御大は半角カタカナの方が…>737
とか言ったらまたキャラ性云々とかって怒られるかな


739 :名無しのオプ:03/11/25 00:19
「リュースイッ、リュ?」
「…その方がお前らしい、って
>>738は言ってるんだよ」

740 :737:03/11/25 18:58
>>738さんありがとう。うっかりしとった。



741 :名無しのオプ:03/11/25 19:08
石崎「じゃ、お前ら名前間違われトリオは何か希望あるか?」
乾 「またどうしようも無いトリオつくりやがって……」
蘇部・津村・秋月「僕らはもう名前を間違わないでくれればそれだけで……」
石崎「何だよ謙虚だな。よし、安心しろソブ、ツムラ、アキズキ!皆にもよく言っとくからな!」
乾 「早速軒並み間違えてるじゃねえかよ!」
一同「え?」
乾 「……あれ?」

積木「しかしソベじゃないと蘇部に変換できないしなあ……」
霧舎「積木が何か悩んでるぞ」
石黒「ほっとけって、メタなんだし。な…あれ、名前がややこしい奴が近くにいないな…」


742 :名無しのオプ:03/11/25 22:57
法月「やあみんな、なんだか賑やかだね」
氷川「あ法月先生、このたびはおめでとうございます」
石崎「どうしたんだ法月先生。珍しく悩んでないぞ」
乾「今度EQMMに載るから機嫌がいいんだろ、きっと」
石崎「いい子のQちゃんマラソン負けた、の略か?」
乾「なんでそうなるんだよ! しかも全然面白くないぞ!」
関田「エラリークイーンミステリマガジンですよ」
石崎「なんだそんなことか。それなら俺だってちゃんと東京創元社に原稿渡したぞ」
乾「アメリカのEQMMだよ! 絶対解ってないだろお前!」
法月「ああそれでね、ちょうど見本が送られてきたところなんだ。よかったら見るかい?」
氷川「あ、はい、喜んで」

“An Urban Legend Puzzle”Norizuki Rintaro

氷川「あ」
乾「あっ」
法月「えっ?」
関田「微妙、で、すね…」

法月先生もやっぱりノリズキだった。

743 :名無しのオプ:03/11/25 23:23
森「ヘボン式ローマ字綴りにおいては"づ"は"zu"ですよ。
  "du"ではネイティブには"デュ"としかよめないのでは?
  みなさん、一つ賢くなりましたね(にっこり)」

744 :名無しのオプ:03/11/26 07:06
石黒「アキデュキにノリデュキか・・・ふん、悪くないな」
秋月「セレブな香りが漂ってるだろ?」
乾「無理矢理出るな! 文脈読め!」

745 :名無しのオプ:03/11/26 16:49
秋月「僕の本の表紙、名前の表記がakizukiなんだよね?
   という事は僕の本も法月先生と同じようにネイチブを対象にしたものなんだね!
   という事は僕の本がウケなかったのはもしや日本人向けじゃなかったから?
   という事は外国で出版してたら売れっ子になれてたかも!?わはは参ったなあー!
   ……誰か聞いてる奴はいないのかっ!」

746 :世界がもし29人のメフィスト作家だったら:03/11/26 17:30

2人が女性です
27人が男性です


26人が人間で
清涼院,浦賀,積木は?です


28人が無宗教の人で
一人がイスラム教徒です


1人が学園の金の75%を所有し、
その1人が金融業をしています


佐藤は標準以下の居住環境に住み
蘇部は文字が読めません


佐藤は栄養失調に苦しみ
古泉が瀕死の状態にあります


そして森だけがコンピューターを所有しています


もしこのように、縮小された全体図から私達の世界を見るなら、
相手をあるがままに受け入れること、自分と違う人を理解すること、そして、そういう事実
を知るための小説がいかに必要かは火をみるよりあきらかです。


747 :名無しのオプ:03/11/26 18:01
佐藤必死だ

748 :名無しのオプ:03/11/26 18:14
>>746
27人が同性愛者です

「……楽しそうだな、椎奈」
「先輩、もう名前で呼ぶのは終りになったみたいですよ」

1人はいま、生まれようとしています(小路以降まだかなあ……)

749 :世界がもし29人のメフィスト作家だったら:03/11/26 20:33
もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を感じることなしに
原稿を仕上げることができるなら・・・
あなたはそんな佐藤(ry)より恵まれています。


もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場所があるのなら・・・
あなたは佐(ry)より裕福で恵まれています。


もし銀行に預金があり、お財布にお金があり、家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら・・
あなたはs(ry)より裕福な殆どの人のうちの一人です。


佐藤「・・・・・・・・」

750 :名無しのオプ:03/11/26 22:28
>>749
1、2行目……Jは鬼でつか(w

751 :津村:03/11/27 12:54
もしあなたがしつこく名前を間違えられることがないなら、
あなたは僕より恵まれています。

……あれ……?この頬を伝う熱いものは何……?

752 :名無しのオプ:03/11/27 22:26
A「やぁ、会うのもひさしぶりだね」
B「秋はイベントで色々と忙しいからねって、どうしたんだい突然呼び出したりして」
A「いや、そろそろ学園にイベントでも起こしたいなー、なんてね」
B「へぇー」
A「僕らはいつも巻き込まれるだけだろ。だったらたまには事件を起こすほうにまわってみたいと思わないかい」
B「んー、確かに。って、でもこの二人で事件を起こすって言ったってねぇ」
A「それなら大丈夫。もう一人の協力者とすでに一人の被害者もキープしてあるから」
B「・・・やる気まんまんだねぇ。で、何を起こすつもりなんだい」
A「こんなものを用意してみたんだ」
B「わっ、これは等身大の秋月の人形?」
A「そう、乾さんの夢の話を再現しようと思ってね」

753 :名無しのオプ:03/11/27 22:27
西尾「散歩をするにも、さすがにこの時期だと寒いね」
竹「うにー。晴れれば暖かいんだけどね」

そして二人は学園内を散歩の途中、日陰のベンチでひとりたたずむ秋月を目にする
竹「リョウちん、こんなところで寝てると風邪ひくよ」
竹が秋月の体に触れると秋月の首が・・・
竹「うわわわわ! いーちゃん、リョウちんの首がとれたよー」
西尾「竹ちゃん、落ち着いて。これは人形だよ」
竹「えっ」
西尾「もしやこれが名前の論争の元となった『ネジ式アキツキー』、あれアキヅキーだっけ?」
竹「でも、それって夢の話じゃなかったっけ」
西尾「わざわざ誰がこんな人形を・・・」

そのときすでに秋月が何者かに誘拐されたことをまだ誰も知らなかった
というか、誰も秋月のことなど気にしてなかった


754 :名無しのオプ:03/11/28 00:01
イベント=事件なんだね
ところで少し前からたまに書き込んでる人かな?>752
ネタは句読点をちゃんとつけたほうがいいと思うな

755 :名無しのオプ:03/11/28 00:08
最近、スレの具合が良くなってきました。
そこに事件。
もし、最後のオチまで構想してあるのならいいですが、
勢いだけで書いたのなら、続けないで下さい。
切実に、そう願います。

756 :名無しのオプ:03/11/28 00:53
まあ、途中で放置したらスレに閑古鳥鳴くか文句を発端に荒れるし、
展開によっちゃ「ていうかいつまで続くの?これ」「つまらん」とか書き手的にぐさっとくる書き込みが出たり
そういう流れは今まで散々繰り返してるし
それがわかってるならいーんじゃないの
書くなってのは酷いよ。何様?

757 :名無しのオプ:03/11/28 01:03
俺様。
あ、ごめん。漏れも>>756に綾辻しく同意。

758 :名無しのオプ:03/11/28 02:21
構想かっちり決めて一人で書くのならSSと変わらん。
別に完結がぐだぐだでもいいじゃないか。
大人数で繋げて書かれていくのが面白い。
雪山だって、よく思い出せば結構ぐだぐだだったんだ。
それを一人の職人が流れるようにまとめたことが凄いだけで、
ピクニックだって花見だって、最後に展開が詰まったときに、
上手くまとめて締めようととしていた職人がいた。
海は、それがいなかっただけで、このスレはそういう所だ。

759 :名無しのオプ:03/11/28 03:28
「…なんでこの俺がミステリマニアに媚び売って
メフィスト学園なんてもんを考えなきゃいけないんだ!」
「浦賀さん、落ち着いてください」
「やかましいッ! 2ちゃんねるなんて、誰が書いたか
特定されないっていう保証がなければ他人のネタ
批判できない奴らばっかだから、大嫌いだっ。
ほいでもって偉そうに他人を批判するやつに限って、
『だったら自分が書け』なんて批判されると
無関係のふりをして黙りやがる。ほんと、どうしようもねえ。
お前がネタ書いたら真っ先に読んで批判しまくってやる。
なんでそんな奴らを喜ばすために、この浦賀和宏様が
メフィスト学園なんて書かなきゃなんねーんだ、ちきしょー!」

760 :名無しのオプ:03/11/28 06:59
>759
前のコピペなのはわかってるけど
この流れでそれは違うんじゃないか?
つーか苛々するくらいなら無理に書いたり読んだりしない方がいいよ。

761 :名無しのオプ:03/11/28 10:11
>759は「浦賀和弘殺人事件」の改変じゃないか?
あれワロタな、うすた京介みたいで。

762 :名無しのオプ:03/11/28 22:58
石崎「へぇー、これが秋月の模型か。よくできてるなぁ」
乾「こ、これだよ。夢で見たの。こんなやつだったよ」
氷川「それにしても誰がこんなものを作ったんですかね」
石崎「西尾、他には何か置いてなかったのか」
西尾「えぇ、その人形だけでした。って石崎さん、不気味ですから首で遊ばないでくださいよ」
竹「うにー、リョウちゃん、くびちょんぱだよー」
霧舎「そういえば、今日秋月の姿を見てないような・・・」
乾「どっかそのへんにいるだろ。必要なときには出てこないやつだからな」

高里「きゃー、秋月君のダッチワイフを作るなんて。そこまで秋月君のことを」
氷川「男ですからワイフではないのでは?」
乾「突っ込むとこは、そこかよ!」

763 :名無しのオプ:03/11/28 23:33
蘇部「たいへんだー、掲示板にこんなものが貼ってあったよ」
石崎「どれどれ『メフィスト学園生への挑戦状』だって?」

 メフィスト学園の諸君
 君たちの盟友・秋月涼介の身柄は我々が預かった。
 もしも返してもらいたいければ、君らがとるべき行動は唯ひとつ。
 こちらの居所を特定し、秋月の身柄を君たち自身の手で奪還せよ!
 もしそれができなければ、秋月涼介は永遠に闇の中に葬られることとなる。
 さぁ、この挑戦を受けてみよ!
 『胆汁未完共和国』の使者より

一同「・・・・・・・・・・・・」
西尾「センスの欠けらもないですね」
石崎「・・・・・・ほっとくか?」

764 :名無しのオプ:03/11/28 23:43
乾のツッコミってなんか好きだ

765 :名無しのオプ:03/11/28 23:46
たんじゅうみかん???

766 :名無しのオプ:03/11/29 12:11
蘇部「ねぇねぇ、『たんじゅうみかん』って何のこと」
殊能「たぶん『ネジ式ザゼツキー』にでてくる童話『タンジール蜜柑共和国の帰還』にかけてるんだと思うよ」
乾「タンジールミカン・・・・・・だからって胆汁(たんじる)はないよな」


767 :名無しのオプ:03/11/29 12:13
A「というわけで第一段階は完了と」
B「でも皆がわざわざ労力を使って秋月のことなんか捜しに行くかなぁー」
A「そりゃあ、捜しに行くさ」
B「どうして?」
A「皆どうせ暇だろ」
B「・・・・・・・・・・・・」
A「さて、もう一人の仲間のCのほうも準備ができたようだし、もう一押しといったところかな」
B「ところで僕は何をすればいいの」
A「君の役割は皆をうまく誘導してくれればいいのさ。あっちの世界にね」


768 :名無しのオプ:03/11/29 13:45
>秋月涼介は永遠に闇の中に葬られることとなる。
ある意味、既に闇に葬り去られている罠

769 :名無しのオプ:03/11/29 21:02
メフィスト学園の一教室にめずらしく全ての生徒が集まっている。ただし、秋月を除いて。
石崎「というわけで、どうやら秋月が誘拐されたらしい」
新堂「あほらしい。ほっとけそんなもん」
中島「いや、売られた喧嘩は買うべきだろ」
森「ほっておいたからといって、どうなることでもないように思えますが(笑)」
日明「あんがい、秋月君の狂言なんじゃない」
氷川「いや、さすがにここまで手の込んだことはやらないでしょう」
黒田「そうだ皆で助けに行くべきだよ」
蘇部「殊能君。どうする」
殊能「もう少し、成り行きを見てみようよ」
舞城「(マザファッカ! 二人でこそこそしやがって)」
高里「キャーー。舞城君の視線が熱いわ」
霧舎「ハニー、落ち着いて(僕もハニーに注目されるように何かするべきかな)」

新堂「石崎、お前はどうするつもりだよ」
石崎「このままほっとくと、俺も含めて本当に秋月のこと忘れちまいそうだからな。
  まぁ、他にすることもないし、この挑戦にのってみようと思ってるよ」
新堂「・・・・・・・・・・・・」
石崎「他のやつも強制はしないから残りたいやつは残ってくれ。
  もし興味のないって奴はここで帰ってもらってかまわないぜ」

770 :名無しのオプ:03/11/29 21:07
そして興味のないものは本当に教室から出て行った。

残ったもの
 清涼院 蘇部 乾 積木 浅暮 高田 中島 高里 霧舎
 殊能 氷川 黒田 石崎 西尾 北山 日明 生垣 関田 竹

教室から出たもの
 森 浦賀 新堂 古処 古泉 舞城 佐藤 津村 石黒 小路

誘拐されたもの
 秋月

ということでここに『胆汁未完共和国からの秋月奪還作戦』が開始される。

771 :名無しのオプ:03/11/30 17:27
乾「『奪還作戦』! なんて言うのはいいけど、実際何をするんだよ」
石崎「いや、べつにそこまでは・・・」
乾「考えとけよ!」
殊能「まぁまぁ。とりあえず何をするのかをこれから考えていけばいいんじゃないですか」
中島「考えるも何も秋月を連れ戻してくりゃいいんだろ」
日明「その秋月君がどこにいるかがわからないんでしょ」
氷川「そうですね、そうするとまず場所の特定というところから始めましょうか」
石崎「場所っていうと『胆汁未完共和国』となるわけだな」
蘇部「ヒントが少なすぎるよー」

772 :名無しのオプ:03/11/30 23:48
石崎「情報は少ないけど、とりあえずわかりそうなことだけでも考えてみようぜ」
殊能「監禁されている場所は学園の外まで考えなければならないのかな」
関田「それだと考えてもきりがないですよ」
氷川「いや、そもそもこれは学園内部、もしくはその関係者による犯行とみていいのではないでしょうか」
石崎「そのこころは」
氷川「誘拐されたのが秋月君だからです」
石崎「???」
氷川「そもそも学園外の人が秋月君のことを気にかけたり、知っていたりするでしょうか」
一同「・・・・・・・・・・・・」
生垣「OH! 氷川、それは非情の論理だ」

773 :名無しのオプ:03/12/01 00:13
非情の論理ワロタ

774 :名無しのオプ:03/12/01 21:35
氷川「まぁ、それは冗談としまして」
石崎「わかりにくいうえに、きつい冗談だな(しかも冗談になってない)」
氷川「なぜ、学園関係者の犯行であるかというと、乾さんの夢の「ネジ式アキヅキー」がモチーフとされているからですよ」
乾「あっ、そうか」
氷川「その夢の話を知っている人でなければ、このような人形を作ろうとは思わないでしょう」
石崎「なるほどね」
氷川「さらに、犯人はこの誘拐に対して学園生に何の要求もしていない。つまりこれは愉快犯といっていいでしょう」
関田「それで、学園関係者による犯行と考えられるわけですか」
氷川「そのとおり。で、乾さん」
乾「へっ」
氷川「『ネジ式アキヅキー』の夢のことは誰に話しましたか」
乾「・・・・・・ほとんど全員」
一同「・・・・・・・・・・・・」

775 :名無しのオプ:03/12/01 22:20
B「ねぇ、ところでこの事件って何か謎の要素があるの?」
A「とりあえず、秋月がどこに監禁されているのかということと、誰が誘拐したのかということかな」
B「それだけ?」
A「・・・まぁね」
B「それだけだと簡単すぎない?」
A「だから極力情報は少なめにしてるんだよ。それに種さえまいておけばあとは彼等が勝手に事件をややこしくしてくれるさ」
B「ふーん。あと、この事件の目的って何?」
A「それはまだ言えないね」
B「この事件の首謀者って君なの?」
A「まぁまぁ、今はこのくらいでいいじゃないか。ほらほら彼らの成り行きを見守ろうよ」

776 :名無しのオプ:03/12/01 23:18
石崎「よし、とりあえず事件の首謀者は学園内のものであると仮定しておこう」
殊能「とすると、秋月君はこの学園の中に?」
氷川「いや、それはないと思う。学園の中ならば発見される可能性がかなり高いですからね」
石崎「特殊能力を持っている者もいるしな。グレさん、秋月の匂いとか感じられないか?」
浅暮「一応注意はしてるんだが、いまのところなにも」
西尾「御大のようにどこにでも出没する人もいますからね」
清涼院「リュースイ」
氷川「学園には神出鬼没の人が多々いますから学園の中には隠さないと思います」
関田「そうすると処置なしじゃないですか」
氷川「そこで、次のヒントとなる『胆汁未完共和国』について検討してみましょう」

777 :名無しのオプ:03/12/02 21:43
石崎「挑戦状の文章自体には怪しいところはなさそうだな」
殊能「そうすると『胆汁未完共和国』というセンテンスのみですかね」
蘇部「うーーん、これだけじゃ場所なんて特定できないよ」
一同「・・・・・・・・・・・・」
黒田「ひ、ひょっとして、か、仮空の場所なんじゃないかな」
石崎「なるほど、実在の場所じゃなくて仮想空間を作って、そこに閉じ込めたというわけか」
日明「でも、それはあまりにも否現実的じゃない?」
氷川「いや、そう考えるほうが現実的ではないにしても、いかにもメフィスト学園的と考えられませんか」

霧舎「奇人・変人や変態が多いからな」
生垣「たぶん youもその中の一人ね」

778 :名無しのオプ:03/12/02 23:20
中島「おい、おい、おい。仮想空間って、わけがわからねぇぞ」
日明「“仮想空間”って特定しちゃっていいのかしら?」
石崎「ちょうど、検討も行き詰まっていたところだから、とりあえずこのままの流れで話を進めてみよう」
氷川「仮想空間のことなんですが、メフィスト学園、いやミステリ界においては荒唐無稽な話とは言えないと思うんですよ」
西尾「確かに最近のミステリは世界やルールを自分で構築してしまうというものが多いですね」
氷川「メフィスト賞作家の作品ではもはや珍しくもない設定ではないでしょうか」

中島「まぁ、俺には関係のない世界だけどね」
霧舎「(中島君の小説って絶対仮想空間の話だと思うけどな)」

779 :名無しのオプ:03/12/03 00:00
中島「じゃぁ、さっそくその仮想空間とやらに踏み込んじまおうぜ」
石崎「確かにディスカッションもそろそろ飽きてきたな」
氷川「まぁ、“どこの仮想空間か”なんていうことを話していてもらちがあきませんからね」
乾「よし、じゃぁ仮想空間へ入ろうって、どうやって入るんだよ! って入れるもんなのかよ!」
清涼院「セイリョウーイーーーン!」
西尾「もう少し具体的に仮想空間を特定してくれたら御大がなんとかするそうです」
乾「できるのかよ!」

高田「それなら一つ提案がある」

780 :名無しのオプ:03/12/03 22:10
石崎「どんな提案だ。高田」
高田「そもそもの発端は乾の夢から始まったことだろ。だったらその乾の夢を通して仮想空間へ入っていけばいいじゃないか」
乾「げっ!」
石崎「なるほどな」
高田「そしてここに、眠り薬+夢見(悪夢限定)のよくなるという新薬があるんだな」
乾「おまえ、ただ単に実験したいだけだろう!」
石崎「とりあえず、それでいってみるか」
氷川「そうですね。そろそろ行動を起こしましょうか」
乾「まじかよ!」

781 :名無しのオプ:03/12/03 23:11
B「あの挑戦状だけで、本当にこちらの計画どおりにのってきちゃったよ」
A「なっ、適当に彼らにまかせておけば、なるようになるのさ」
B「でっ、これからどうするの」
A「僕はこの場から消えて、Cと合流しようと思う。君はこのままこちらの様子をうかがっていてくれ」
B「連絡はどうやってとればいいの?」
A「申し訳ないがそちらからは連絡をとることはできない。用事のあるときはCを介してこちらから連絡するよ」

782 :名無しのオプ:03/12/03 23:58
一同は保健室に場所を移す。
石崎「さすがに全員で行くというわけにもいかないだろう」
清涼院「セリョッ!」
西尾「御大は4,5人くらいがいいといっています」
石崎「まずは清涼院が当然行くとして、もうひとりは西尾が決定だな」
西尾「えっ、僕ですか!」
石崎「清涼院の通訳だ」
西尾「・・・・・・」
竹「いーちゃん、がんばってね」

783 :名無しのオプ:03/12/04 00:00
中島「俺も行くぞ。こんなところでぐだぐだ話していてもつまらないからな」
石崎「護衛役にはぴったりだな」
浅暮「よし、それじゃぁ俺も行くか」
石崎「おっ、グレさんがこういうのに参加するのは珍しいな」
浅暮「なに、一応ファンタジーも得意ジャンルの一つだからな」
氷川「『ダブ(エ)ストン』御礼といったところですかね」
石崎「よし、じゃぁメンバーはこんなところでいいだろ」
氷川「清涼院さん、浅暮さん、中島君に西尾君というオーダーですね」
西尾「仮想空間にはいったらどうやって連絡とります?」
石崎「あぁ、それなら積木の“積木ボンバイエ通信”を使えばいいさ」
乾「なつかしいな。いつ以来だろう」
積木「(そのためだけにここに残されていたのか・・・)」

784 :名無しのオプ:03/12/04 11:53
>>782
有無をいわさぬ理由にワロタ

785 :名無しのオプ:03/12/04 22:15
高田「それじゃぁ、この薬を飲んでくれ」
乾は薬を飲んだとたん苦悶の表情を浮かべ、喉をかきむしり始める。
高田「フッフッフッ、きいてるきいてる」
一同は絶対、高田の新薬の実験台にはならないようにと心に誓う。

そして乾は(眉間にしわをよせたまま)眠りについた。
その乾の周りを囲むように4人が配置につく。
西尾「それでは御大、よろしくお願いします」
清涼院「セリョッ! リューーースイ、リュ、リュ、リュ、リューーーーー」
禍々しいというか、いつもの流水語が飛び交い、あたりは心なしか暗くなる。
清涼院「リューーー、スイーーー、リューーー、スイーーー、リューーー、スイーーー」
儀式が徐々に進むにつれ、皆の緊張は一様に高ぶり・・・そして!
清涼院「サーーーーイイーーーーーモンンンンンンンンン、、、、、ケーーーーーーーッ!!!」

ボッ、という音共に周りを囲んでいた四人の姿が消えうせる。
残されたのは悪夢にうなされている乾のみであった。

石崎「それにしても最後の呪文、不吉じゃないか?」
氷川「触れないほうがいいと思いますよ」

786 :名無しのオプ:03/12/04 22:54
一同は寝ている乾を高田にまかせて、教室に戻る。
石崎「あれ、人数だいぶへったな」
氷川「北山君や日明さんは飽きてしまったんですかね」
関田「高里さんも萌える展開がないから興味なくなったみたいですね」
石崎「霧舎はそれを追っていったか? 生垣はシャッターチャンスがないからどっかいっちまったか」

というわけで、現在は
教室
 蘇部 積木 殊能 氷川 黒田 石崎 関田 竹

保健室
 乾 高田

仮想空間へ
 清涼院 浅暮 中島 西尾

誘拐されたもの
 秋月

787 :名無しのオプ:03/12/05 23:39
そして乾の夢の中に入った一行。
西尾「どうやら乾さんの夢の中に無事に入れたようですね」
中島「建物の中みたいだな」
浅暮「乾が夢で見た『ネジ式アキヅキー』の現場なんだろうな。ほら」
扉が並ぶ廊下の中で一つだけ開いたドアがある。
その開いたドアから中を見てみると、首のはずれた秋月の人形がおいてある。
中島「へぇー、本当に学園にあったのと似てるな」
西尾「夢の中だけあってか、こちらのほうが精巧にできているように見えますね」
浅暮「人形自体に何か意味はありそうか?」
西尾「いえ、特に仕掛けとかはないようです」
浅暮「よし、じゃぁ廊下に出て先へ進んでみるか」
清涼院「セリョッ!」

仮想空間に入り込むことのできた四人は先へと進み始める。

788 :名無しのオプ:03/12/05 23:40
四人が先へと進み始めたそのとき!
中島「積木ボンバイエ、積木ボンバイエ」
西尾「うわっ、びっくりした」
中島(石崎)「よう、皆無事か?」
西尾「えぇ、無事に夢の中へ入れたようです」
中島(石崎)「こっちは積木のそばに常時待機しているから、何かあったら連絡してくれ」
西尾「わかりました。こちらはとりあえず、先に進んでみようと思います」
中島(竹)「うにー、いーちゃん気をつけてね」
そして通信は切れる。

中島「なんか身体をのっとられたみたいで変な気分だな」
西尾「(中島さんの口を通して“うにー”っていわれるのはちょっと・・・)」

789 :名無しのオプ:03/12/06 00:25
石崎「しかし俺達も待機してるだけじゃあ暇だな」
氷川「暇つぶしと言っちゃぁなんですが、ここでこの事件の首謀者を推測してみませんか」
関田「推測っていっても、ほとんど手がかりがないですよ」
氷川「ええ、そこで消去法で犯人を特定していくというのはどうでしょう」
殊能「こんな犯行を行いそうな者、やらなそうな者といった具合にですか」
氷川「そうです」
石崎「じゃぁ、この部屋にいるものは除外してか?」
氷川「いえ、この部屋にいるからといって事件に関わっていないとはいいきれませんよ」
B「(ギクッ!)」
殊能「そうするとメフィスト学園生29人と竹ちゃんをいれた30人が容疑者ということですか」


790 :名無しのオプ:03/12/06 17:26
長く暗い廊下を進んでいくと、なにかいわくありげな扉が一行の前に現れる。
浅暮「どうやら先に何かありそうだな」
中島「ともかく開けてみようぜ」
中島が押すと扉は音も無くスッと動き出す。
そして彼らが目にしたものは・・・・・・・・・
ひらかれた野外の風景がひろがっていた。
清涼院「リュッ」
西尾「これは別の場所につながったようですね」
中島「おっ、なにか看板があるぜ」
 <ダブストンにようこそ>
一同「・・・・・・・・・・・・」
浅暮「できれば(エ)もつけてもらいたかったな」
西尾「(モーニング娘。の『。』みたいなものですかね)」

791 :名無しのオプ:03/12/06 17:43
A「舞台はうってかわって『ダブストン街道』!」
C「・・・・・・・・・」
A「準備は万端だろうな!」
C「大丈夫そうですよ」
A「のこのこと出向いてきた連中に目にもの見せてやる!」
C「そうですね」
A「・・・・・・・・・」
C「・・・・・・・・・」
A「(も、もりあがらない・・・)」

792 :名無しのオプ:03/12/06 17:48
街道とはいうものの特に道らしきものは見当たらない。
西尾「浅暮さん、原作ではどうなっているんでしたっけ」
浅暮「主人公が『ダブ(エ)ストン』の世界の中を恋人を探して旅するっていう話だ」
西尾「とりあえず、当てもなくですけど適当に進んでみましょうか」
浅暮「それでいいと思うぜ。清涼院、お前さんが適当に決めてくれよ」
清涼院「リュッ! リュースィーーー」
一行は清涼院の本能にしたがって歩き出す。
浅暮「まぁ、恋人ではないにしろ人探しっていうのは原作と同じだな」
中島「そうだな、ってそういえば誰を捜してたんだっけ?」
浅暮「おいおい、何いってんだよ。・・・・・・あれ、ツムラだったっけ?」
西尾「(この人たち本気で忘れてるよ)」

793 :名無しのオプ:03/12/06 17:50
積木「積木ボンバイエ、積木ボンバイエ」
石崎「おっと冒険班から連絡だ。どうだそっちの様子は」
積木(浅暮)「おう、今『ダブストン』ってところに入ったぜ。順調だ」
石崎「へぇー、お次は『ダブ(エ)ストン街道』か。ますますメフィストじみてきたな」
積木(浅暮)「ところで確認なんだけどよぉ。俺たちって誰を捜しているんだっけ?」
石崎「おいおい、グレさんそんなこと忘れてどうするんだよ。佐藤を捜しているんだろ」
氷川「グレさん違います。秋月君ですよ。石崎さん間違えないでください」
石崎「何言ってんだよ氷川。秋月ならそこにいるだろ」
氷川「あれは等身大の人形ですよ」
殊能「まずい! 話が長くなって秋月君のことを普通に忘れる人が出始めている」

794 :名無しのオプ:03/12/06 23:11
石崎「そもそも、秋月って誰だっけ?」
氷川「何言ってるんですか石崎さん。秋月君はほら……えっと……」
関田「えっと……秋月……」
殊能「秋月……秋月……」
蘇部「秋月……宝石?」
黒田「アキツキじゃなかったっけ?」
竹「うにー。思い出せないんだよ」

石崎(冗談のつもりだったのに……乾がいないからツッコミがいない……)


795 :名無しのオプ:03/12/07 02:19
氷川「えっと、確かタック&タカチシリーズの」
石崎「それは西澤先生だろ!」
関田「えっと、憑き物落としの」
石崎「それは京極先生!」
殊能「新作が出ないから思い出せないんじゃないかな」
石崎「・・・・・・」


一同「・・・・・・」


蘇部「あ! 分かったよ。あの髪が薄くて」
石崎「それは(ピー)先生! 散々考えてそれかよ! しかも俺はツッコミじゃねえ!!」

796 :名無しのオプ:03/12/07 20:17
今の流れとは関係ないと思いつつも、今日は12/7なので

森「森は模型が欲しいです(笑)」
佐藤「……僕ももう23なんだし、来年こそ……」

何はともあれ誕生日おめでとう、委員長、ユヤタン。

797 :名無しのオプ:03/12/07 20:47
浅暮「そうだ、そうだ秋月を捜すんだったか」
中島「まぁ、誰でもいいわな。とりあえず先に進んでいこうぜ」
清涼院「リュースイ!」
西尾「(どうでもいいんですか? そうですか)」

と、一行は進み始めたものの行けども行けどもそこは平原が続くばかり。
中島「なんか、まったりしてるな」
浅暮「ほんとに何もないなって、あれって落とし穴のつもりなのか」
西尾「穴が開いているだけで隠していませんね」
中島「あそこにあるのは何かの罠なのかな」
西尾「あれも隠されてませんし、仕掛けもついてないですね」
浅暮「放置プレイっていう罠だったりしてな」

798 :名無しのオプ:03/12/07 22:07
氷川「えーーと、秋月君がいないところで秋月君をいじめるのはこのくらいにして本題に戻りましょう」
石崎「ゴホン! 気を取り直してっと、消去法による首謀者の特定だったな」
氷川「まず、学園生のなかでこのようなことを絶対にやりそうもないという人を挙げてみましょうか」
石崎「それなら清涼院は除外だな。奴がかかわっていたらもっと変なことになっていそうな気がする」
殊能「浦賀さんと古泉さんはこういうことには無関心でしょう。共犯者という感じでもないですし」
関田「秋月さんと乾さんは除外してもいいのではないでしょうか」
石崎「乾はさすがに今動けないしな」
殊能「秋月さん単独ではこの犯行はできないと思いますし、だからといって秋月さんに仲間が・・・」
石崎「またもや非情の論理で秋月の無罪は確定」
竹「うにー、リョウちんともだちいないんだねー」

799 :名無しのオプ:03/12/07 22:07
氷川「他に除外するならば、首謀者になりそうもなく、嘘がすぐ顔に出やすい人ですかね」
殊能「なるほど。共犯者の可能性があったとしても、皆顔をあわせているわけですからそこでばれてしまうような人は除外というわけですね」
石崎「例えば?」
氷川「蘇部君が該当しますね」
蘇部「僕?」
氷川「首謀者にはならないと思いますし、かつ犯行にかかわっているならばそれらしいそぶりが出てしまうでしょう」
石崎「なるほどな。それに該当しそうなのは、高里、中島といったところかな」
関田「まだまだ絞りきれていませんね」
積木「犯罪者の属性を持つ奴がこれほど多いというのも問題があるんじゃないか」

800 :名無しのオプ:03/12/08 00:02
新堂「どうだ、秋月は見つかったか?」
氷川「あれ、新堂君どうし…」

新堂の手には秋月の借用書(海でのキャンペーン中>>342)が握られていた。

石崎(さすが新堂、顧客がどんな状況でも決して見逃さない)
関田(もしかしたらこのまま見つからないほうが幸せかも)

801 :高里:03/12/08 00:51
801をゲトさせていただきますわよ。

802 :名無しのオプ:03/12/08 22:00
一行は歩き続け、地面に大きな穴があいている場所を見つける。
中島「なんか、あからさまに怪しいな」
清涼院「セリョッ、リュースイ!」
西尾「御大がこの穴の中に何かの反応があるといっています」
中島「ということは次がセカンドステージか?」
浅暮「なんか『ダブ(エ)ストン』を満喫した気がしないんだが・・・」
中島「その本には、こんな大穴のこと書かれているのか?」
浅暮「いや、ない!」
中島「これを作った奴はたぶんダブなんとかなんて読んでないんだろうよ。ハハハ」
浅暮「文庫になったんだから読め! 中島おまえもだ」
西尾「以上、宣伝が終わったところでそろそろ次に行きますか」

803 :名無しのオプ:03/12/08 22:03
清涼院「リュースイーーーー!」
全くためらわずに穴に飛び込む清涼院。
浅暮「本当に大丈夫なんだろうな?」
中島「行けばわかるさ。ってね」
西尾「何かあったら御大が巨大化するなり、空を飛ぶなりして助けてくれますよ」
中島「それじゃぁ、行くぞ」
三人は清涼院の後を追って、穴の中へ飛び込む。
すると急速に意識が薄れ始め落下していくはずの身体が浮いていくような感覚が体中に・・・・・・

西尾の意識がはっきりしてきた。
気づいてみると、どうやら地べたに横たわっていたようだ。
清涼院はすでに立ち上がっており、他の二人も西尾と同様意識を取り戻したばかりのようだ。
浅暮「みんな怪我はないか?」
西尾「身体はなんともないようですね。頭が少しボーッとするくらいで」
清涼院「リュー、リュッ、リュースイ」
西尾「空間を越えたときに少し意識が飛んだだけでなんともないそうです。時間もそれほど経っていないと御大はいっています」
とあたりを見渡してみると・・・そこは・・・

804 :名無しのオプ:03/12/08 22:05
新堂「おう、俺のことなら気にしないで勝手に進めてくれ。何やってるか知らんけどな」
と秋月人形にもたれかかりながら一人くつろぐ新堂。
関田「(担保だ。あの人形を担保に持っていくつもりだ)」

石崎「よーし、首謀者特定の続きをすすめるぞ」
竹「いーんちょう、なんかはやらなそうに思えるけど」
氷川「森さんは利害関係によってはどう行動するかわかりませんからね」
石崎「過去の事件で前例もあるしな」
竹「たいちょうちゃんは?」
殊能「古処さんは悪いことには加担しないと思いますけど、条件次第ではわからないですね」
石崎「古処がやれば津村も当然いっしょだろうしな」
氷川「新堂さん、舞城君らはやらなそうで、ありそうだという感じもしますしね」
ニヤリ、と笑顔で返す新堂。

関田「そうすると絞るといってもこんなところですか・・・・・・」
氷川「いえ、実は1点、大事な要素が残っています」
石崎「というと?」
氷川「“仮想空間の構築”です」

805 :名無しのオプ:03/12/08 23:22
>>800以降>>804以前

石崎「ところで、純然たる好奇心から訊くけど、秋月の借金ってどれくらいなんだ?」
氷川「石崎さん…彼の借金は元々は夏の罰ゲームが発端なの忘れてませんか」
関田「そうですよ。秋月さんは僕を庇って」
積木(いや、秋月の行動は別に関田を庇ったわけじゃなかったんだが)

新堂「あー…元金がこれだけで、利息を入れるとこれだけだな」
竹「うに…なんか利息の所で金額が跳ね上がったんだよ…」
新堂「加えて返済期限をとっくの昔に過ぎちまってるから、
   利率がこうなって……今ンとこ奴の返済額は……しめてこれだけだな」
蘇部「ゼロが多いねえ。えーと、いち、じゅう、ひゃく、せん…」
石崎「おいおい、倍率ドンじゃないか」
殊能「これは年末ジャンボ宝クジに賭けるしかないかもね」

新堂「ま、奴の財産を計算に入れたら猶予はあるからな。まだ大丈夫だ。余裕よ余裕」
一同「………」

新堂の言う『財産』がどこからどこまでを指すのか、一体何が『大丈夫』なのか、
怖くて誰も突っ込むことは出来なかった。

806 :名無しのオプ:03/12/09 21:59
西尾「セカンドステージは日本が舞台のようですね」
浅暮「あぁ、ただ、少々古くさい感じがするな」
西尾「昭和期のうらぶれた街並とでもいったところでしょうか」

あたりには廃屋という表現がぴったりな家がいくつか建っている
誰もいないのかと思いきや、こちらに向かってくる人影が見えた

清涼院「リュッ?」
西尾「ここの世界の住人ですかね」
浅暮「さぁな。とりあえず話を聞いて・・・・・・って、なんだありゃあ!」

なんと彼らの周りに集まってきた人々は皆“のっぺらぼう”であった!
そして“のっぺらぼう”はそのまま4人に襲い掛かってきた!!

807 :名無しのオプ:03/12/09 23:02
石崎「それもそうだ。怪しい奴が多いとはいえ、“仮想空間”を創れそうな奴は限られてくる」
氷川「メフィスト学園生で“仮想空間”を創ることができそうな人といえば誰でしょう?」
殊能「まず、清涼院さん。ひょっとすると古泉さんも可能かもしれないですね」
石崎「あと、可能性としてはグレさんあたりもいけるんじゃないのか」
関田「作風から考えてみるとそんなところですかね」
氷川「いや、もうひとりここに上がっていない人物が怪しいのではないかと思うんですよ」
蘇部「えっ、あと誰かいたっけ??」
氷川「小路君です」
石崎「小路か!? うーーん、どうだろう。たしかに処女作はファンタジー系ミステリーだったような気がするが・・・」
氷川「おそらく彼は首謀者ではなく、協力者でしょう。その真偽は向こう側からの報告によってわかると思います」
殊能「しかし、なぜ彼が怪しいと考えたんですか?」

808 :名無しのオプ:03/12/09 23:04
氷川「そこがこの事件の首謀者を絞る鍵になることだと思うんですよ」
一同「・・・・・・・・・」
氷川「秋月君を誘拐するメリットって何だと思います」
石崎「・・・・・・ない!」
氷川「そこですよ」
石崎「???」
氷川「秋月君を誘拐することによって波及する効果はないとすれば、逆にいえば一番誘拐しやすい人物だということです」
殊能「なるほど、利点よりも、より危険性がすくないということか」
氷川「そうです。肉体的な面や内面的な面からいっても彼は他の人より誘拐しやすいでしょう」
関田「(確かに日明さんや高里さんをさらうよりも簡単かも)」
氷川「さらにはたとえ彼を誘拐したとしても誰の怒りもかわないということがポイントだと思います」
石崎「いくら誘拐しやすいといっても蘇部をさらえば、怒って捜しにかかるやつがいるだろうしな」
殊能「・・・・・・・・・」
積木「それに女性陣を誘拐なんかしたら非難にさらされるだろうしな」
氷川「そういうところに犯人の気の弱さというものが見えてくるんですよ」
石崎「それで小路を選んだというわけか」
氷川「えぇ、“仮想空間”を創れそうな人物で一番頼みやすそうな人ということでね」


809 :名無しのオプ:03/12/10 06:58
ごめん、まだ途中だけど推理の意味がよくわからない
誰かわかりやすく解説キボン

810 :名無しのオプ:03/12/10 07:35
それにしても殊能のキャラって一定しないな。
その掴みがたいところが萌えなわけだが。

811 :名無しのオプ:03/12/10 16:48
ああ、小路タンにようやく日の目が……
秋月よりも目立ってないんだよなーよく考えたら

812 :名無しのオプ:03/12/10 19:43
秋月は目立てないのを理由に目立ってるからな。

813 :名無しのオプ:03/12/10 20:11
ここの奴等って本文進行中は何もカキコしないくせに
変な電波レスや嵐っぽいレスがついたらわざとらしく感想カキコや雑談するよな―普段より短い間隔で
結果スルーできてるけどちょっとなあ
日頃感想カキコないのって『見守ってる』ってやつ?w

814 :名無しのオプ:03/12/10 20:25
続きはどうなる(・∀・)ワクワク

815 :名無しのオプ:03/12/10 22:13
 おう、新堂だ。みんな元気にやってるか?
 おれもここに来たばかりなんで、積木のおっさんに経過を吐かせたところだ。
 >>809からの依頼もあったんで簡単にまとめてみると、

 事件の経過から、主犯格の者は「気が弱い人物」と推測。
 (秋月という最もさらいやすい学園生を狙ったため)
 そして“仮想空間”を創ることができそうな者として「小路」の名が挙げられる。
 (「小路」は「気の弱い主犯格」が仲間にしやすそうな人物である)

 今のところ推測(あくまで推測だ)が進められているのはこれだけらしい。
 あとは、消去法によって数人が犯人の対象からはずされたという程度。
 結局のところたいして何も決まってないってところだ。
 氷川の野郎が小難しいことしゃべってるからって、いちいち真剣に聞くこたぁねぇさ。


 あと最後に、積木だけが知っているという、無理やり吐かせた“積木のメタ情報”だ。
 犯人はA、B、Cと呼ばれる三人の人物が現在登場しているらしい。
 A:主犯格(←本当に首謀者??)
 B:?(←おまけ? ひょっとして皆と一緒に教室に??)
 C:小路(だろうと推測)

 と、こんなところだ。どうだ>>809、わかったか?
 解説の料金は安くしとくから安心してくれ。じゃあな。

816 :名無しのオプ:03/12/10 22:50
大変だ!!彩紋家が来年1・2月に上下巻で出るぞ・・・!
メルマガ(ファウストの方)からなのでほぼ確定かと。

817 :名無しのオプ:03/12/10 23:05
一行は無数にわいてくる“のっぺらぼう”との戦闘に突入していた。
浅暮「に、西尾・・・こいつら・・・」
西尾「えぇ、本当に・・・・・・」

浅暮・西尾「こいつら弱すぎ」

戦闘といっても、戦っているのは中島と清涼院。
中島はちぎっては投げ、殴り、蹴散らしと“のっぺらぼう”をものともしない。
清涼院はその長い髪の毛で敵を捕らえて、それを振り回し、全く相手を寄せ付けない。
その二人をかいくぐってきたものでさえも、浅暮の蹴りで簡単に蹴散らされてしまう。

中島「おい、おい、こいつら全然相手にならねぇぞ」
またたくまに“のっぺらぼう”は掃討されてゆく。


818 :名無しのオプ:03/12/10 23:06
A「おいおい、簡単にやられてるぞ!」
C「あれぇーー??」
A「あれぇー、じゃないだろう」
C「む、むこうが強すぎるんじゃないですか?」
A「確かに中島がこのイベントに参加してくるなんて思ってもいなかったけど・・・」
C「相手が中島さんじゃぁ、しょうがないですよね」
A「しょうがないとかじゃなくて、あっ、いまの“のっぺらぼう”西尾に投げ飛ばされたぞ!」
C「・・・に、西尾君じゃあ、しょうがないですよね」
A「しょうがなくない!!」

819 :809:03/12/10 23:20
ありがとう。なるほど、すっきりした>新堂
料金…これでいい? つ[1000]

あと、別に荒らしのつもりじゃなかったよ
でもそう見える聞き方してごめん>all

820 :名無しのオプ:03/12/11 00:36
氷川が小路単独犯の可能性を否定してしまってるのだが
その根拠は? 一人でそういうことやるキャラじゃないだろうってだけ?

821 :名無しのオプ:03/12/11 12:45
まあ、それ以前に「犯人だったら顔に出そう」って理由で蘇部、中島、高里が犯人候補から外されてるし
今回はそういう感じでいくってことじゃない?
今回のメイン職人は、事件ものであって推理(ミステリ)中心のものが書きたいわけじゃないんじゃないかな。


822 :名無しのオプ:03/12/11 15:51
つまりあれだ。

              『誘拐犯は愉快犯』

823 :名無しのオプ:03/12/11 17:04
そして素敵に無敵

824 :名無しのオプ:03/12/11 17:43
そのタイトルだと彼になってしまうではないか!

825 :名無しのオプ:03/12/11 20:33
しかし、秋月は今回主役といっても良い筈なのに出てすらない(?)ね。
自演だったらさらに可哀相だけど。

826 :名無しのオプ:03/12/11 21:13
>>819
809はちっとも嵐に見えなかったよ キニ(・∀・)シナイ!

827 :名無しのオプ:03/12/11 21:52
積木「積木ボンバイエ、積木ボンバイエ」
氷川「あっ、冒険班からの連絡のようですね。どうですかそちらは」
積木(浅暮)「『ダブ(エ)ストン』を越えて、次のステージに入ったところだ」
石崎「次のステージってどんなとこだ?」
積木(浅暮)「場所は特定できないが、昭和風の日本の風景がひろがっていて、のっぺらぼうが襲ってきた」
蘇部「のっぺらぼう!? 皆だいじょーぶ?」
積木(浅暮)「その、のっぺらぼうがやけに弱くてな、あっという間に倒しちまったよ」
蘇部「・・・・・・」
積木(浅暮)「『ダブ(エ)ストン』の設定もいい加減だったし、どうなってんだろうないったい」
氷川「他に何か変わったところはありませんか?」
積木(浅暮)「いや、特にこれといって・・・。おっ、また誰か来たみたいだ。いったん通信を切るぜ」
・・・・・・・・・・・・
氷川「“のっぺらぼう”というと」
殊能「小路君の作品に出てきましたね」
氷川「これで今回の事件に小路君が関与しているという可能性がますます高くなってきましたね」

828 :名無しのオプ:03/12/11 21:53
新堂「小路の単独犯という可能性はないのか?」
氷川「そういわれると微妙なんですけどね」
石崎「俺の知ってる限りでは、主体性のあるタイプじゃないんだけどな」
殊能「小路君がどういう人なのか、いまいちはっきりしてませんからね」
石崎「ここで小路の単独犯と決めてしまうと議論も終わっちまうな」
氷川「“小路君の単独犯”というのは一つの説として置いておきましょう」
殊能「そうですね。それとは別に他に主犯格がいるというパターンで推論を続けていきましょうか」
氷川「また冒険班から連絡があれば徐々にはっきりしてくるでしょう」
石崎「あーあ、酒でも飲みながらやりたいね」

829 :名無しのオプ:03/12/11 22:17
小路読んだこと無いからてっきりぬっへっほうなんだと思っていた

830 :名無しのオプ:03/12/11 22:56
B「ま、まずくないか。だんだんこいつら真相にせまってきているよ。
 (もう一人の共犯者が小路だとは知らなかったけど)
 って、ここでばれたら僕の立場は・・・・・・

 いや、だいたい僕は何をしているんだ?
 この事件の犯人役のはずなのに全く役に立ってないじゃないか!
 本当は僕なんか仲間にいれなくてもいいはずなのに、わざわざAはさそってくれた。
 それはこの機会を利用してキャラ立ちしようぜ! っていうメッセージだったんじゃないのか。
 待っているのではなく、自分で切り開く。それが今の僕に必要なことのはずだ!
 そうなんだ。それしかないんだよ。
 よし、この場の議論の流れを僕の力で一気に変えてみせる!!」

831 :名無しのオプ:03/12/11 23:00
石崎「確かに小路なら、わけもわからず、ひょいひょいと引き受けそうだもんな」
氷川「えぇ、ですから・・・・・・
黒田「皆、ちょっと聞いてくれないか」
関田「どうしたんですか黒田さん。さっきまでずっと黙りこくっていたのに」
黒田「みんなの意見を聞かせてもらいたいんだが・・・」
一同「・・・・・・」
黒田「11月のハロプロ運動会、あれはどんなもんだったかな」
一同「はぁ??」

黒田「確かに見せ場はいろいろとあったものの、皆が怪我だらけの満身創痍の状態でどれほどのパフォーマンスが期待できたというのだろう。
 フットサルで盛り上げようにも、やはりあの練習期間では結果を出すというのは難しいと思うんだ。
 まぁ、逆にそこで何とか点をとることができたからこそ一つの感動ものとして取り上げることはできたみたいだけれどもそれだけというのはどうだろう。
 ヨッシーがリーダーシップをとり始めたという動きについてはファンとしては見るべきところだったのかもしれない。
 しかし、これではあまりにも内側ばかりに目が向けられすぎて、外側から見た大衆の目にはどう映っているんだろう。
 やはりそういったところも含めてもっと一般の人たちにもアピールできるよう・・・・・・・・・」

竹「うにー、くろちゃん壊れちゃったよ」
殊能「別にいつもどおりといえば、いつもどおりですけど」
石崎「最初からあからさまにこいつだけは怪しいと思ってたんだが結局なんだったんだ」
氷川「ゴホン、エェーー、気を取り直して先に進みましょうか」

黒田は流れを変えるどころか完全に放置プレイとなっていた。(←精神的に事件から落伍)

832 :名無しのオプ:03/12/12 21:44
公式HP更新されてるね PTA1号(雁)さん乙です

833 :名無しのオプ:03/12/12 22:38
“のっぺらぼう”をあっという間に蹴散らした一行。
蹴散らされた“のっぺらぼう”は次々と消え失せてしまう。
待機班に連絡をとる浅暮。

するとそのとき、遠くから何かがスピードを上げて近づいてくる。
中島「なんだ、あれは! バイクか?」
清涼院「セリョッ!」

徐々に、バイクの乗った人の姿が明らかに・・・
西尾「なんだ、あの格好は?」
バイクに乗った人(?)は身体は人間だが、頭は犬、いやむしろ狼とでもいうような形をしていた。
西尾「まるでアヌビスのような・・・」
一行の近くでバイクを止め、異形の人物が彼らの前に降り立つ。
頭は奇妙でもそれ以外は間違いなく人間の姿である。
「やぁ、こんにちは。異世界へようこそ」

834 :名無しのオプ:03/12/12 23:36
よく見ると、その狼の頭はよくできたかぶりもののようだ。
たぶんその男は狼のかぶりものをした、普通の人間なのだろう。
浅暮「あんた、誰だ?」
X「私のことは“Mr.X”とでも呼んでくれたまえ」
西尾「(ださ!)」
X「見ているだけというのも退屈でね。たまには体を動かさないとと思ってね」
中島「ほう、それじゃぁ、俺と一戦交えてみるかい?」
X「望むところさ」

西尾「浅暮さん。誰ですかあれ?」
浅暮「くそ、俺に匂いで特定されないように変な香水を付けてやがる」
西尾「でも体格や声からすると、学園生ではないですよね」
浅暮「誰なんだいったい。ただものではなさそうだが」

835 :名無しのオプ:03/12/12 23:36
C「あっ、“Mr.X”だ!」
A「な、何その呼び方」
C「本人がそう呼んでくれって」
A「・・・・・・って、もう先に来てたのか」
C「えぇ。Aさんが来る前に先に仮想空間の舞台へ行きたいってことだったんで」
A「(くそ、これじゃあ、ますます醜態は見せられないぞ)・・・・・・そういえばBとは連絡取れた?」
C「それが、何か変な雑音が入ってくるだけで、連絡が取れないんですよ」
A「変な雑音?」
C「運動会がどうだこうだとか」
A「・・・・・・まぁ、いい。“Mr.X”の成り行きを見守りつつ、最後のステージの確認をしよう」

836 :名無しのオプ:03/12/13 09:05
ふーん、小路もメタ通信能力が使えるんだ

837 :名無しのオプ:03/12/13 19:31
>>836
メタ通信というよりも、異世界通信かな

838 :名無しのオプ:03/12/13 19:32
殊能「今の段階のところまでで、容疑者候補を絞りながら整理してみませんか」
氷川「そうですね。事件の展開も冒険班のほうが進んでいるようですので少し検討しましょうか」
石崎「そうすると、さっきの“犯人は気の弱そうな人物”という点で絞ると・・・」
氷川「新堂さん、舞城さん、あたりを除外できますね」
石崎「それと弱者を狙ったという観点でみると、古処あたりも除外できるんじゃないかな」
殊能「それにそろそろ冒険班の人たちも除外していいと思いますけどね」
氷川「さっきの連絡で『ダブ(エ)ストン』の描写がいい加減というところからも浅暮さんは除外できそうですしね」
石崎「うーーん、全体的にどれも根拠薄弱な気がするけど、これで整理してみるか」

839 :名無しのオプ:03/12/13 19:34
今回の事件を実行しそうもない人物
 清涼院 浦賀 古泉

首班格ではなく、共犯者にも相当しなそうな(嘘がばれやすい)人物
 蘇部 高里 中島

今回の事件の性格から除外されそうな人物
 新堂 舞城 古処

行動班ということで除外
 浅暮 西尾

その他の除外
 秋月(被害者) 乾(強制睡眠) 黒田(??)


容疑者その1(教室にいる待機班)
 積木 殊能 氷川 石崎 関田 竹 高田(保健室)

容疑者その2(ここにはいない人物)
 霧舎 北山 日明 生垣 森 佐藤 津村 石黒

実行犯
 小路(共犯者と仮定)

840 :名無しのオプ:03/12/14 14:45
中島は“Mr.X”と対峙していた。(こいつなかなかできるな)
中島は思わず笑みをこぼしてしまう。
(このメフィスト学園に来て以来、たいした相手と出会わなかったからな)
中島はじりじりと間合いを詰めていく。
“Mr.X”は微動だにせず、自然体で立っている。
徐々に二人の間隔は狭まれて行く。
(楽しませてもらうぜ!)

中島の右足が大きく跳ね上がり、Xの頭を狙う。
Xは軽く後ろにさがり、それをかわす。
中島は前に出る。さらに間合いを詰め、左ジャブを繰り出す。
Xは腕でガードをしてそれを避ける。
中島がさらに出ようとすると、Xは中島の右側に回りこみ、次の攻撃を避ける。
中島はそれに反応しつつ、左足でローをはなつ。
Xはバックステップでそれもかわす。
そこで中島は蹴りをはなった勢いで回転しつつ、右のバックブローでXに襲い掛かる。
Xはかがんでそれも難なくかわす。
「ちょろちょろしてんじゃねぇ!!」
Xとの距離が詰まった中島が左の拳をくりだそうとしたそのとき!
至近距離であるにもかかわらず、Xの左足が下から顔面へと突き上げられる。
「ちぃぃっ!」
とっさに両手で顔面をガードしたものの、思わず、しりもちを突いてしまう中島。
「くそっ!」
すぐに立ち上がる中島であったが、Xはすでに間合いを広げていた。

841 :名無しのオプ:03/12/14 22:30
体育座りをして眺めている西尾、浅暮、清涼院。
西尾「取り残されてますね」
浅暮「あぁ、取り残されてるな」
清涼院「セリョー」
西尾「世界が違いますね」
浅暮「あぁ、違う世界だな」
清涼院「リューーー」
西尾「異世界にいるのに、中島さんがさらに違う世界を創ってますね」
浅暮「あぁ、あいつもある意味変な能力もってんじゃねぇのか」
清涼院「インーー」

842 :名無しのオプ:03/12/14 22:49
中島「やるじゃねぇか」
X「さてと、顔見せはこれくらいでいいだろう」
中島「おい、てめぇ逃げる気か!」
X「ふふっ、最後のステージで待ってるよ」
西尾「というと、あなたがこの事件の首謀者ですか(やっと、話に入れた)」
X「さぁ、どうだろう。それも自分の目で確かめるといい」
中島「あ! 待て!」
X「アディオス」
“Mr.X”はすばやくバイクにまたがり、あっという間に去っていく。

中島「くそ、狼男の野郎。いいところだったのによう」
浅暮「何はともあれ、事件も大詰めといったところのようだな」
西尾「そうですね。そろそろ次のステージへ進みましょうか」
清涼院「リュースイ!」

843 :名無しのオプ:03/12/15 22:40
石崎「容疑者を絞ったっていっても穴だらけのような気がするな」
氷川「推測の域を超えてませんから、しょうがないですね」
関田「でも今までの事件の流れからすると、さほどはずれてないと思いますけど」
石崎「問題はここからだな」
殊能「しかし、もうこれ以上絞る要素はなさそうですね」
新堂「で、どうするんだ」
氷川「方法は二つ。一つは冒険班の報告を待つこと。もうひとつは・・・・・・」
氷川の視線の先には一人熱弁を奮い続ける黒田の姿が。

844 :名無しのオプ:03/12/15 22:43
新堂「おう、いい加減、やめねぇか!」
新堂に蹴りをいれられ、黒田は我にかえる。
黒田「な、な、なんだよ。僕は犯人なんかじゃないぞ!」
一同「・・・・・・・・・」
石崎「どうも最初から言動が怪しいと思ったんだよな」
黒田「ギクッ!」
石崎「だいたい、なんで教室に残ってたんだ?」
黒田「そ、それはその・・・」
新堂「あぁー、うざったい。ほらもういい加減吐いちまえ」
黒田「あっ、やめろよ、待ってくれ、痛い、痛いって」
新堂「イタイのはてめぇだろ!」

蘇部「新堂さん、状況がわかっててやってるのかなぁ?」
殊能「いや、関係なく、いじめて楽しんでるだけだと思う」

845 :名無しのオプ:03/12/15 22:46
結局、黒田は新堂にいたぶられ知っていることを吐いてしまう。
しかし、黒田は主犯の人物の名前だけは決してしゃべろうとはしなかった。
氷川「それだけ聞けば十分でしょう」
石崎「そうだなって、ほとんど何の情報も得られなかったような気がするぞ」
積木「なんのために犯人役を引き受けたんだか・・・」
氷川「いえ少なくとも黒田さんはこちらの様子を探るため、連絡係りとして残ったということがわかりました」
殊能「なるほど、すると主犯格の人物は“ここにはいない”ということが明らかになりますね」
氷川「そう考えると >>839 で整理したなかで、容疑者1(教室にいる待機班)を除外すると」

容疑者その2(ここにはいない人物)
 霧舎 北山 日明 生垣 森 佐藤 津村 石黒

846 :名無しのオプ:03/12/16 21:47
 Mr.X が去った後は妨害らしい妨害は何も無かった。
 その後すぐに、御大が次のステージへの反応を感知。
 いかにも怪しいトンネルが次のステージへの中継点となっていた。
 自ら先頭にたち僕達を導く、我らが御大。
 その後を淡々と歩き続ける浅暮さん。
 闘ったばかりなのに、すでに体力をもてあましてる中島さん。
 そして記録者でもあり通訳も務める、僕、西尾。
 さて、次はどこへとつながるのか。
 我々の前に立ちふさがる敵の正体とは。
 そろそろ全てが明らかになる頃・・・・・・
 などと、心の中でひとり考える。
 これも戯言かな。ハハ

847 :名無しのオプ:03/12/16 22:31
浅暮「どうやら次のステージに着いたようだぜ」
次のステージは建築物であった。

 その建物はやや横に長い直方体のような屋敷であった。およそ4、5階程度の高さだ。
 繊細とは云い難い外装ではあるが、むしろ豪放さが異様な存在感を与えている。
 壁は長年の風雨に耐え切れずに剥離し、内側の醜い素地を曝していた。
 よく見れば、地面に近い場所には既に蔓の侵食が始まっていた。
 外壁が緑で覆われるのも時間の問題かもしれない。
 屋根は尖っていて、西洋の教会を思わせる。
 窓が小さいのは、実用性を考えたうえでのことだろう。
「それにしても」
 巨大な時計だ。
 灰色の闇に浮かび上がる、三つの大時計。
 正面の外壁に、とてつもなく巨大な時計が張りついていた。

浅暮「これは・・・・・・『時計館』だな」
西尾「『時計館』・・・・・・ですかね?」
清涼院「リュー??」
浅暮「あてはまりそうなのは『時計館』くらいしかないだろ」
中島「おう、なんなんだか知らねぇけど、さっさと中に入ろうぜ」
西尾「あっ、待ってください。ここらで待機班に報告をいれときましょう」

848 :名無しのオプ:03/12/16 22:32
A「く、くそっ、あいつらめ!」
C「ど、どうしたんですか、急に」
A「・・・・・・許すわけにはいかない!!」
C「ス、ステージの創り方がまずかったですか?」
A「こうなったら自分の手であいつらを排除してやる」
C「えっ、ど、どこに行くんですかーー」
・・・・・・・・・
C「どうしたんだろう、いきなり怒り出して。でも1人で大丈夫かなぁ」

849 :名無しのオプ:03/12/16 22:58
>>847-848
ワラタw


850 :名無しのオプ:03/12/18 22:18
積木「積木ボンバイエ、積木ボンバイエ」
石崎「おっ、通信がきたぞ」
氷川「どうですか、そちらの様子は」
積木(西尾)「新しいステージに到着しました」

西尾は新しいステージに着いたことや、“のっぺらぼう”の襲撃から
“Mr.X”の登場などの経過を報告する。

積木(西尾)「では、これから『時計館』へ入ります」
蘇部「気をつけてねぇ」
竹「いーちゃん、がんばってねぇ」
氷川「(時計館? 本当に時計館なのか?)」

851 :名無しのオプ:03/12/18 22:19
殊能「報告では“Mr.X”とかいう新しいキャラクターが出てきたようですね」
石崎「しかもどの学園生にもあてはまらない人物だってな」
竹「うにー、せっかく容疑者が絞られたのにーー」
蘇部「全く見当違いの推理だったのかなぁ」
関田「そして次のステージが『時計館』」
石崎「わかったぞ! Mr.Xの正体は綾辻先生だ!」
関田「な、何でですか?」
石崎「仮面では頭が出ちまうから、フルフェイスで全体を隠したっていうわけだ!」
一同「・・・・・・・・・」
石崎「おい、だれか突っ込んでくれよ」

乾「禿は全然関係ないだろ!」
高田「ん! 寝言か?」

852 :名無しのオプ:03/12/18 22:21
一行は『時計館?』の中へと入っていく。入口の扉は易々と彼らを受け入れる。
奥に入ると、そこは広大なホールになっていた。
横幅はあまりなく、奥に広い構造になっている。
床は大理石調で、歩くと足音が高く響いた。
天井に下げられた豪奢な照明は明るすぎず、むしろ薄暗いほどである。
ホールの一番奥には階段があった。

浅暮「人の気配がしないなぁ」
中島「おーーい、狼男、出てこーーい!」
清涼院「リュッ!!」
西尾「御大が何かが来ると警告しています」

するとそのとき、彼らの背後の壁に矢のようなものが突き刺さる!
彼らの前に、その建物に巣くう亡霊たちが姿を表した。
その亡霊たちは皆、小さな弓矢を携帯している。
そしてその矢が一斉に一行に向けて放たれる。
浅暮「全員散らばれ!」

853 :名無しのオプ:03/12/19 22:59
亡霊の弓矢の襲撃から慌てて身をかわそうとする一行。
しかし、無常にもその一本が!
西尾「うわっ!」
浅暮「西尾!」
西尾「い、い・・・・・・痛くない」
浅暮「へっ?」
中島「なんだこの矢は、一瞬ビリッとするだけだぞ」

その亡霊の矢は実態というほどのものがないようで、
身体に当たった瞬間ビリッと来た後、消えてしまうという代物だった。
西尾「なんか静電気というか、軽い放電というか・・・」
中島「結局、これもこけおどしか」
と、そのとき彼らの足元に本物の弓矢が突き刺さる!

854 :名無しのオプ:03/12/19 23:03
中島「わっ、危ねぇ! 今度は本物の矢が飛んできたぞ」
西尾「隠れましょう」

亡霊たちの群れをよく見てみると、その中に1人だけ違う格好をしたものが交じっている。
それは白い仮面と白い服でカモフラージュしているが、明らかに人間のようである。
その人間らしきものはボウガンを持ち、侵入者達に狙いを定めている。

西尾「気をつけてください。1人だけ人間がいるようです」
中島「くそ、亡霊がじゃまだぜ」
浅暮「さっきの狼男とは違う奴みたいだ。あれがこのステージのボスか」
一行は本物の弓矢の襲撃と、こちらの攻撃が全く効かない亡霊の群れの相手をすることに。

855 :名無しのオプ:03/12/19 23:04
石崎「氷川、さっきから何考え込んでんだよ」
氷川「冒険班が入った建物なんですけど、本当に『時計館』なのでしょうか」
関田「綾辻先生の『時計館』じゃなくて、大時計があるから便宜的に『時計館』と呼んでいるとか」
殊能「しかし、最初が『ダブ(エ)ストン街道』、次が小路君の作品の舞台らしき場所とくれば」
石崎「今度のステージもなにかモチーフがなければおかしいか」
蘇部「じゃぁ、やっぱり『時計館』でいいんじゃないのかなぁ」
氷川「いえ、ひとつだけメフィスト賞作家にも該当する建物があるじゃないですか」
石崎「それは?」
氷川「『クロック城』です」
・・・・・・・・・・・・
新堂「なんだ、そりゃ?」
蘇部「もしかして秋月君の新作の?」
竹「えーー、そんなのあったかなぁ」
関田「そういえば、浦賀さんの新作に大きな建造物が出てきたような・・・」
石崎「いや、津村の最新作のやつだろ」
積木「えっ、津村に最新作なんてあったか? 俺が言うのもなんだけど」

殊能「(デビュー作くらい読んであげればいいのに・・・)」
突っ込み役のいない教室では彼らの暴言は留まることなく続く

856 :名無しのオプ:03/12/20 17:28
亡霊たちに対しては、中島たちの物理的な攻撃は一切効かなかった。
しかし、何故か清涼院だけは亡霊にも反撃することができた。
亡霊たちに絡み付いていく清涼院の髪の毛。
そしてその髪の毛によって捕らえられた亡霊たちは次々と消滅していく。
徐々に亡霊の数が少なくなり、落ち着きを取り戻した浅暮はあることに気がつく。
(この匂い、白仮面の正体がわかった!)

浅暮「おい、いい加減攻撃をやめろ! もうお前の正体は見破った」
白仮面「だれが止めるか! この屈辱、たっぷりと仕返しさせてもらう」
西尾「仕返しって、なんのことですか?」
白仮面「ここは『時計館』じゃない!」
一同「・・・・・・・・・」
白仮面「『クロック城』だ!」
・・・・・・・・・・・・
中島「なんだ? クロ、なんだって?」
浅暮「何、わけのわからんことを言ってんだ!」
清涼院「リュッ??」
西尾「・・・・・・」(←知ってるけど何も言わない)

白仮面「・・・・・・うわぁーーーん」

857 :名無しのオプ:03/12/20 23:36
白仮面「くそっ! どいつも、こいつも僕を馬鹿にして」
 白仮面は西尾に向かってボウガンを放つ。
西尾「うわっ、危ない」
 西尾の頭すれすれに矢は音をたてて飛んでいく。
白仮面「くそっ、次こそは」
中島「いい加減にしろ!」
 ボウガンをセットしている最中に中島の正拳が白仮面の顔にめり込む。
 さすがに、亡霊たちの援護がなければ無防備な状態であった。
白仮面「うーーん」
 まっぷたつに割れた白仮面から出てきた顔は北山のものだった。
西尾「まさか北山さんがねぇ」
北山「『クロック城』じゃなくて『アルファベット荘』にしておけばよかった」

 もっとわからねぇだろ! という突っ込みは誰からも入れられなかった。
西尾「まっ、北山さんの戯言ですね」

858 :名無しのオプ:03/12/21 01:02
ひでえ。けど激しくウケました。

859 :名無しのオプ:03/12/21 21:51
C「あぁーー、だから危ないっていったのに」
Mr.X「結局、北山もここまでか」
C「あっ、Mr.X。いらしてたんですか」
Mr.X「まぁ、彼にしてはよくやったほうかな。それなりに皆も楽しめただろう」
C「ハァ・・・。それよりこの後はどうするんですか?」
Mr.X「よし、そろそろ幕を引くことにしようか。ゴールで彼らを待つことにしようか」
C「あっ、はい、わかりました」

Mr.XとCは冒険班の一同を迎えるためにゴールへと向かう。

860 :名無しのオプ:03/12/21 22:55
西尾「さぁ、行きましょうか」
捕らえた北山を先頭にたてて、建物の奥へと進んでいく一同。
西尾「それにしても、何でこんなことをしたんですか。北山さん」
北山「んーー、特に何の理由もなくというか、何もないからというか・・・」
浅暮「結局ただの人騒がせかよ」
西尾「北山さんが今回の事件の首謀者だったんですか」
北山「一応、ほぼ、だいたいは・・・」
中島「あの狼のマスクをしてた奴は誰なんだ」
北山「たぶん、この先へ行けば会えると思う」
もはや北山はがっかりした様子でうなだれるばかり。完全に覇気を失っている。
西尾「(北山さん、なんでこんなに元気がないんだろう)」

そして一向は、Mr.Xが待ち受けていると思われる部屋へと続くドアの前にたどり着く。

861 :名無しのオプ:03/12/22 20:53
中島「よし、開けるぞ」
中島は勢いよくドアを開けはなつ。

するとその部屋では3人の人物が一同を待ち受けていた。
椅子に縛られている秋月。
その横に立つ、狼のマスクをかぶった“Mr.X”。
そして後ろで控えめにたっている小路の姿があった。

浅暮「小路、おまえも北山の仲間だったのか」
小路「えぇ、まぁ、なりゆきで」
西尾「秋月さん、大丈夫ですか」
秋月「うん、なんとか・・・・・・って、遅いよーー」
中島「おぅ、狼男! そろそろ正体を表しな」
Mr.X「ようやく一同そろったなようだな」
清涼院「リュースイ!」

862 :名無しのオプ:03/12/22 23:36
Mr.X「と、その前に、待機組にもこちらの話が聞けるようにしたほうがいいな」
“Mr.X”は小路に積木と連絡をとるように指示する。
そして待機班もその場の会話に参加することができるようになった。
とりあえず、氷川と西尾は互いにこれまでの経過の情報交換を行う。

西尾「つまり今回の事件は北山さんが黒田さんと小路さんをさそって犯行を行ったということですね」
氷川「その北山さんは“Mr.X”からこの事件を起こすことをそそのかされたのではないですか?」
北山「えぇーーと、そのーー」
Mr.X「北山、もう全部話してもかまわないぞ」
北山「はぁ・・・」
Mr.X「それと、例の件に関してはたとえ捕まったといえ君はよくやった。合格だ」
北山「えっ! 本当ですか!」
目に見えて、突然元気が出た様子の北山。
中島「えぇーーい、結局てめえは誰なんだよ。狼男のおっさんよ!」

863 :名無しのオプ:03/12/23 16:18
先生?

864 :名無しのオプ:03/12/23 23:03
Mr.X「どうだい、君たちの中に私の正体がわかった人はいるかな」
氷川「予想にすぎませんが・・・」
西尾「なんとなくですが・・・」
Mr.X「ほぅ、では私の正体は?」

氷川・西尾「島田先生」
Mr.X「正解だ」

狼男は頭から覆面を取り外した。そこには皆の見知った顔があった。
そもそも「ネジ式ザゼツキー」といえば島田荘司の作品であり、
狼の仮面は「水晶のピラミッド」からのネタであったのだろう。

865 :名無しのオプ:03/12/23 23:16
氷川「結局この一連の事件というかイベントはいったいなんだったんですか」
島田「うん。このイベントの目的は君たちを試す試験。つまり選定をかけるためのものだったんだ」
西尾「選定? いったい何のですか?」
島田「それはおいおい話していこうと思う」
西尾「・・・・・・」
島田「その選定を行うにあたって、私の観点から見て有力に思えた北山に声をかけたわけだ」
氷川「(北山さん? 有力?)」
島田「このメフィスト学園のなかで特に有力と思われる者をイベントを通して捜したかったんだ」
一同「・・・・・・」
島田「北山、この続きは君が話したほうがいいだろう」


866 :名無しのオプ:03/12/24 22:23
北山
「島田先生からこの話を持ちかけられたあと、乾さんから例の夢の話を聞きました。
 この話を利用して学園生をふるいにかけるイベントを行おうと考えたんです。
 まずはその場所を創るために、仮想空間を創れそうな人を探したところ、小路君がなんとかできそうとのことだったので(話し掛け易かったし)、仲間にしました。
 秋月君をさらうのは簡単でした。キャラ立ちしそうなイベントがあるといったらホイホイとついてきたので、麻酔を嗅がせて監禁しました。
 今考えたら、わざわざ監禁までする必要はなかったようにも思いますが・・・
 あぁ、あの人形は島田先生が用意してくれたものです。なかなか良くできていたでしょう。
 連絡係等の予備要員として黒田君も仲間にひきいれたのは皆さん知ってのとおりです。
 そして学園宛に挑戦状を出して準備完了と。

 あとは、皆さん知っての通りです。」

867 :名無しのオプ:03/12/24 22:27
島田「しかし、結局のところふるいにかけるつもりが脱落者も無く皆がたどり着いてしまったというわけだ」
北山「すみません・・・」
島田「とはいうものの、今回のイベントに参加しなかった者もいるから人数としてはちょうどいいかもしれないな」
石崎「で、島田先生、そのふるいにかけた目的というのは?」
島田「北山、発表してくれ」
北山「はい、今回のイベントにて島田先生に選ばれた者は」
一同「・・・・・・」
北山「『21世紀本格 2004年度版 島田荘司責任編集』の執筆陣として参加できる権利が与えられるのです!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
石崎「・・・・・・マジ?」
西尾「(あの21世紀病気シリーズ)」
殊能「(書きたいか?)」
新堂「(書きたくねぇ)」

868 :名無しのオプ:03/12/25 22:17
島田「そういうわけで、ここで聞いている皆が新たなる執筆者となったわけだ」
一同「・・・・・・・・・」
島田「氷川君、君は前回も参加してくれているから趣旨はわかっているね。頼んだぞ」
氷川「は、はぁ・・・」
島田「西尾君、2004年度は他の出版社からも本を出してステップアップだ」
西尾「え、えぇと・・・」
島田「殊能君、君とはミステリーランドを同時期に発売した仲だ。期待しているぞ」
殊能「え、い、いや、あの・・・」
島田「蘇部君、これを利用して笠井先生を見返してやりたまえ」
蘇部「え、僕もいいんですか」
島田「積木君、密室本に続いての仕事だ。はりきって書きたまえ」
積木「・・・・・・」
島田「石崎君、おやじギャグと21世紀本格を融合させた小説を期待しているぞ」
石崎「どんなのだよ・・・」
島田「関田君、ベッキーちゃんいいね、うんいいよ」
関田「・・・・・・」
島田「新堂君、ヤクザと21世紀本格、すばらしいコラボレーションだ」
新堂「(そうか?)」
島田「中島君、君の熱いハートで書き倒してくれたまえ。ハハハ」
中島「(オイオイ)」

869 :名無しのオプ:03/12/25 22:17
島田「浅暮君、超感覚と21世紀本格はものすごくマッチすると思うよ」
浅暮「(ぜったいミスマッチだ)」
島田「北山、今回のことは良い経験になっただろう。執筆のほうもがんばってくれよ」
北山「はい、がんばります!」
島田「小路君、君にも期待しているぞ」
小路「はい、なんとかがんばってみます」
島田「黒田君、君ももちろん参加してくれたまえ。モーニング娘。と21世紀本格。いいねぇ、いいよ」
黒田「はい、モーニング娘。のことならまかせてください」
島田「秋月君、今回は被害者にしてしまったが、君もぜひ、参加してくれたまえ」
秋月「は、はい、もちろんです(←よくわかってないらしい)」
島田「竹ちゃんには、21世紀本格の表紙でも書いてもらおうかな」
竹「(うにー、俺様ちゃんの絵柄とは合わないような・・・)」
島田「あ、清涼院君、君は『彩門家』が忙しいだろうから無理しなくてもいいぞ」
清涼院「リュゥーーーーーー!!!」

870 :名無しのオプ:03/12/26 18:43
>>868
>>869
ワラタw

871 :名無しのオプ:03/12/26 21:32
細かいことを突っ込むが、竹の一人称は「僕様ちゃん」のはずだ。

872 :名無しのオプ:03/12/26 23:05
事件後談

大団円となるはずが急転直下の盛り下がりで事件の幕が引かれました。
あの後、僕ら冒険班は島田先生らと共に無事こちらの世界に帰ってくることができました。
その際、秋月さんを連れてくるのを忘れたりとか、
乾さんが1週間目を覚まさなかったりといったことがありましたが、普段の平和な退屈な日々に戻ることができました。

「21世紀本格」執筆の件に関しては、皆、年末のどさくさにまぎれて逃げようとしているようです。
島田先生のことだから、ほっとけば忘れてしまうだろうという声もありますので、僕はあまり気にしてません。
北山さんや黒田さんなどは本気ではりきって書いているようです。
うわさでは、さっそく書き上げた秋月さんと蘇部さんの作品が没になってしまったという話も・・・(←あくまでも噂です)。

それと最後に秋月君の例の人形は本当に新堂さんが担保として持っていってしまいました。
いったい何に使うんでしょうか? 怖くてとても聞けたものではありません。

以上で「ネジ式アキヅキー」の話は終わるようです。
あ、あとこの件で発奮して御大が「彩門家」を書き上げたとか・・・
まぁ当日発売してみなければわかりませんけどね。これは本当に戯言でした。
それでは皆さんよいお年を

873 :名無しのオプ:03/12/26 23:54
「ネジ式」終了、お疲れ様。

874 :名無しのオプ:03/12/26 23:58
職人様もよいお年を。
こういう話好きですよ。


875 :名無しのオプ:03/12/27 08:01
最後の島田先生と各生徒のやり取りには禿げワラ。キレがある。
でもその分それまでの推理や冒険が冗長に見える
犯人消去法辺りはなくても良かったんでは‥

でもモツカレ。なんだかんだ思いつつほぼ毎日見に来てたよ
毎日休まずネタアップしてたあなたはエライ!

876 :名無しのオプ:03/12/29 08:25
オモチロカター(・∀・)!!
最後の清涼院が可愛かったw
職人さんサンクス!新年も期待してます。

877 :新堂の独り言:03/12/30 20:16
やっと今年最後の仕事が終わった。
フン。借りたもんをさっさと返せば、なにも年末に
あんなザマにならなくてよかったのになぁ(笑)
まぁ馬鹿のおかげで金が入ったからいい年が開けられそうだ。



さて・・・。
明日は犬用おせち(松)でも買ってくるか。

878 :新堂の独り言:03/12/31 17:46
      ∧_∧      .∧_∧
     _( #´∀`)    (´∀` )
  三(⌒),  新堂ノ⊃   (   )   なんで
     ̄/ /)  )      | |  |
    . 〈_)\_)      (__(___)

         ∧_∧  .∧_∧
         ( #´∀) (´∀` )
       ≡≡三 三ニ⌒)  .)    「犬用」おせちに
        /  /)  )  ̄.| |  |
        〈__)__)  (__(___)

           ∧_∧  ,__ ∧_∧
          (  # ´)ノ ):;:;)∀`)
          /    ̄,ノ''    )   玉ねぎが
         C   /~ / /   /
         /   / 〉 (__(__./
         \__)\)
                      ヽ l //
            ∧_∧(⌒) ―― ★ ―――
            (   #) /|l  // | ヽ   入ってんだゴルァーーー!!
           (/     ノl|ll / / |  ヽ
            (O  ノ 彡''   /  .|
            /  ./ 〉
            \__)_)

879 :名無しのオプ:04/01/01 12:47
高田「一応解説しておくと、
犬に玉葱を食べさせるのは厳禁なんだよ。
玉葱中毒を引き起こしてしまうからね。
まあ、愛犬家の人には常識だろうね。
プチアンジェは無事におせちを買って貰えたのかな。
…新堂君なら抜かりはないか。

さて、僕も妻の手作りおせちを食べるかな。
それじゃ今年もよろしく頼むよ。
ああ、今月新刊が出るからそれもよろしく」


880 :名無しのオプ:04/01/03 19:24
音速遅いが言わせて貰う。

おまいら明けましておめでとう!!

881 :名無しのオプ:04/01/03 21:34
西尾「あ、877,878はネジ式とは関係ないです。紛らわしかったですね。
そういえば秋月くんの借金はどうなったのでしょう。
そして秋月人形は何に使われたのでしょう。
そしてそして、いよいよ彩文家事件発売ですね。
御大、おめでとうございます。おつかれさまでした」

職人の方々も、昨年は楽しませていただきました。
>>880 あけましておめでとう。
皆様今年も盛り上がっていきましょー

882 :名無しのオプ:04/01/06 21:04
短編・メフィスト学園版<まだらの紐> 1/3

 新刊の書けない津村は編集者の提案により、ホテルの一室に閉じこもり執筆作業を行っていた。
(厳密にいえば、新刊を書いても刊行できないだが)
津村「ここでやらなきゃ、男がすたる。そして何より隊長に顔向けできない」
 とはいうものの、遅々として筆は進まず、一人悶々と一日を過ごしてしまう。
津村「とりあえず今日は寝て、また明日続けるとしよう」

 そしてその晩、津村が寝付いてからしばらくたって・・・
 津村は突然、目を覚ました。首に何かが巻きついている!
 不覚を取った。いくらホテルの中とはいえ、熟睡してしまうとは。
 首に巻きついているものに、だんだんと力が込められてゆく。
 このままやられては「紳士倶楽部(仮)」隊員の名がすたる。
 津村は全身の力をこめ、首にまとわりついているものからなんとか逃れる。
 助かったか・・・そうだ、明かりを!
 津村が部屋の明かりを付けた時、部屋には人はおろか何も見当たらなかった・・・

883 :名無しのオプ:04/01/06 21:08
短編・メフィスト学園版<まだらの紐> 2/3

 夜が明けた後、津村は深夜の奇妙な出来事の検討を始めた。
 この部屋はホテルの7階。ベランダはなく、はめごろしの窓。
 ホテルのドアの鍵は内側から閉められている。
 ただし小さな通風孔が部屋の上部に空いており、両隣とつながっているようであった。
 人が出入りした形跡はない。とするとこの通風孔を利用して・・・
 すると、津村は床に落ちている一本の体毛を発見する。
 その体毛は髪の毛のようである。なぜならば、とても長く・・・
 まさか!
 津村はドアを開け、隣の部屋の様子をうかがおうと廊下に出る。
 するとそこで、

津村「西尾!」
西尾「あれ、津村さんじゃないですか。ひょっとして津村さんも缶詰ですか」

884 :名無しのオプ:04/01/06 23:44
一発目キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
流水の悪寒・・・w首絞めの理由が気になる

885 :名無しのオプ:04/01/07 21:53
短編・メフィスト学園版<まだらの紐> 3/3

 津村は西尾に深夜の事件の事を話す。
西尾「ええ、そうです津村さんの予想通り、隣の部屋にいるのは御大です」
津村「やはり」
 西尾は御大に差し入れを渡すためにやってきたのだった。

西尾「たぶん、夜中に御大の髪の毛がかってに伸びて、津村さんの部屋に入り込んだのでしょう」
津村「ミステリーというより、もうほとんどホラーの世界だな」
西尾「御大のことですから悪意があったわけではなく偶然首に絡まったんだと思いますよ」
津村「いくら悪意がないからといっても、こっちは死ぬところだったぞ」
西尾「勘弁してあげてください。御大もようやく彩門家の追い込みに入ったみたいですから」

 津村は納得がいかないものの、ここで清涼院に何かいったところでどうなるわけでもない。
 これは運が悪いと思ってあきらめるしかないだろう。

津村「しかしこの短編のタイトル、<まだらの紐>となってるけど、“まだら”は関係ないんじゃないか」
西尾「あぁ、それなら執筆に追い込まれた御大の顔が“まだら”模様になってるんですよ」
津村「うそ!」

886 :名無しのオプ:04/01/07 21:54
短編・メフィスト学園版<まだらの紐> 後日談

 津村は今回のこの話を小説として執筆することにした。
 完成した後、編集者に渡したら・・・やはり没になった。
 2004年こそ、良い年でありますように。津村はそう祈った。

887 :名無しのオプ:04/01/07 23:22
<戯言シリーズ>スクールカレンダー/二月発売予定

石崎「霧舎のトレーディングカードに引き続いて今度は西尾のカレンダーか…
   西尾の奴、今年も絶好調だなあ」
乾「霧舎がカード作った時点で西尾も何かやるだろうとは思ったけどな。
  まあ、カードと違ってカレンダーは日常の役に立つけど」
霧舎「どういう意味だよ!失礼だな、萌え萌えアイテムじゃないかっ!」
石崎「(無視)この調子で他にもグッズ展開出来そうな奴はいるかな?」
乾「イラストと言えば佐藤とか。ほら、笹井さんが描いてるだろ。
  あと舞城は自分で描ける…って、そういや、前にTシャツ出してたっけな」
北山「森先輩は既に色々展開してますよね。ピンバッジなんかがあるみたいですよ」

888 :名無しのオプ:04/01/07 23:23
石崎「うーむ、何にしてもグッズ展開はまずイラストありきなのか?」
氷川「……。いや、イラストがなくても、強烈な個性さえあれば展開も可能なのではないでしょうか」
   例えば、『赤地に水玉Tシャツ』。個性がにじみ出ていませんか」
石崎「はは、それなら『トンカツセット』ってのはどうだ。奥様大喜びだぞ。
   あと浦賀の『肉調理セット(包丁付き)』なんてもありだな」
氷川「『ステンレスのハサミ』というのも良いのでは」
北山「『クロック城クロック』。あの、時計が3つ嵌ってる置き時計で」
石崎「じゃあ『格闘技入門ビデオ』とか」
氷川「『月長石のアクセサリー』」
霧舎「ト…『トレカ第二弾』」
石崎「『百人一首』」
氷川「『美味い酒』」
北山「『ハロプログッズ詰め合わせ』」
石崎「『火山灰』」
乾「もうわけわかんねえよ!」

889 :名無しのオプ:04/01/08 11:58
氷川「『カメラ』って、これじゃ生垣君と津村君の二人がいますね」
石崎「2タイプ出せばいいんじゃないか?生垣タイプと津村タイプ」
北山「『ヴィッキーちゃん抱き枕』」
石崎「何か、ミステリとは無関係な人が買いそうだな」
氷川「『のっぺらぼう』」
乾「まだやってんのかよ!何の相談だよ!ってか最後のはグッズじゃねぇ!」

890 :名無しのオプ:04/01/10 08:41
海編あたりにいた職人さん達最近書き込まれてないですねぇ……
軽い感じで面白くて好きだったんですが…
ここまだ見ていると思って呼びかけます。
また書き込みして下さい。待ってます。

891 :名無しのオプ:04/01/10 15:22
ss

892 :名無しのオプ:04/01/10 17:07
ssって何じゃらほい
一体どういう意図が

893 :名無しのオプ:04/01/10 20:22
>>892
スーパー佐藤君

894 :名無しのオプ:04/01/10 20:57
あんまおもしろくない
ボッシュート

895 :名無しのオプ:04/01/10 21:44
Saimonke Series

ほら。実は全2巻どころじゃ無かったし。

896 :名無しのオプ:04/01/11 06:42
http://pink.jpg-gif.net/bbs/11/img2/17161.jpg

897 :名無しのオプ:04/01/16 20:36
黒田「僕は誕生日プレゼント欲しいとかあんまし思わないんですが、
   なんで世の中は誕生日とかを珍重するのでしょうか。
   わかんない。バースディケーキとかもわかんない。カロリー以外に得るものがないと思います。
   したがって誕生日に集まってバースディパーティーもよくわかりません。飲み会です。

   さらにそもそも誕生日はなぜめでたいのですか。
   たかが歳が一つふえるだけじゃないですか。
   辻ちゃん、加護ちゃんがモーニング娘。を卒業しちゃうし。
   いや卒業は関係ないです。メロン記念日の今後のほうが心配です。
   僕はメロン記念日とかそういうものは大好きです。

   いや問題なのはメロン記念日ではなくて誕生日です。
   歳をとってもかまいませんが、よく考えると四捨五入したら40だと思います。

   いやそうではなくて、誕生日は必要ということです。

   すいません。まちがいました。もういいです」

殊能「・・・・・・つまり誕生日を祝って欲しいんだね?」
黒田「そうです」

ネタ元
http://that.2ch.net/test/read.cgi/gline/1073231808
パンツは布ですのガイドライン

898 :名無しのオプ:04/01/16 22:55
新堂、中島、舞城、浦賀「黒田くん、誕生日おめでとーーう」
黒田「・・・・・・・・・・」
新堂「ほれ、このカードを使えば無制限に金をひきおとすことができるからな」
黒田「あ、ありがとう・・・」
中島「このトレーニングセットでそのぶくぶくした体を引きしめな」
黒田「ど、どうも・・・」
舞城「おう、俺の描いたイラストじゃ。遠慮するな」
黒田「ハハハ(何が描いてあるのかわからない)」
浦賀「ハッ、ハッ、ハッ(ジュルリ)」
黒田「浦賀さん、この箱から滴っている赤い液体は何・・・・・」
新堂「よし、俺たちが黒田のために『LOVE マシーン』を熱唱して・・・」
黒田「イヤー、もうやめてぇ!!」

・・・・・・
ハッ! 夢か! って、今年もこんな始まりかたかよ。シクシク・・・

899 :名無しのオプ:04/01/16 23:35
ttp://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/violence.html?d=16kyodo2004011601001133&cat=38&typ=t

石崎「おい・・・」
氷川「これってもしかして・・・」

蘇部「殊能くーん!『ハサミ男』春に公開だってね!一緒にみにいこうよ」
殊能「うん、いいよ。えへへ、でもちょっと恥ずかしいな・・・」
蘇部「あっ!殊能くん照れてる〜!あははおもしろ〜い」

舞城「くそおぉぉぉ・・・!!俺もつれてけぇぇぇ・・・!!!」
北山「お、おい舞城。これってもしかして殊能じゃねえか?」
舞城「ぁあん!?はっ!んなわけねぇだろ。あいつはアリスみてぇで賢そうな女子が好みなんだからな
  しかも165なんてチビでもねぇよ」
石崎「へぇ、そうなのか?(ってさすが舞城、殊能のことは詳しいな。)ま、それなら安心だな」

カシャン

乾「おい、あれ・・・」

蘇部「あ、殊能くんハサミ落としたよ。・・・あれ?これって・・・」
殊能「あぁ、気にしないで。さっきご飯作ってるときにケチャップがついちゃってねー」
蘇部「・・・殊能くんっておっちょこちょいなんだね」

西尾「いいかげん蘇部君もそろそろ気付き始めたようですね。映画は楽しみにしてますよ。ま、戯言ですけどね」
佐藤「そしてどうすれば食事の準備中にハサミにケチャップがつくというのユヤ。・・・次のネタにするユヤ」

ttp://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1070869653/l50
>>899ユヤ

900 :名無しのオプ:04/01/17 10:51
趣味悪

901 :名無しのオプ:04/01/17 11:28
海編のぐだぐだで完全に崩壊したなこのスレ
今の廃れ振りは海編の職人のせいだと言ってみるテスト

あとむかつくのがその海編書いてた職人と思われるネタが
海編の後にも書き込まれていること
謝りもせすに知らん顔でなにネタ投下してんだよってカンジ

当時楽しみに読んでいた人達に、申し訳ないとか失礼だとか
そういう反省全然してないだろ

902 :名無しのオプ:04/01/17 15:15
真面目にそう思うならテスト、とかつけない方が良いんじゃないカナ?
                                 良いんじゃないカナ?

903 :名無しのオプ:04/01/17 17:18
なんでも職人のせいにするのはいくないんじゃないかと言ってみるテスト。

904 :名無しのオプ:04/01/17 21:36
謝って欲しいだけなのか?それが本当に海編の職人方なら、ネタを投下してるってことが謝罪の表れなのではと言っ(ry そろそろ新入生こないかな。ワクワク

905 :名無しのオプ:04/01/18 20:04
石崎「う〜ん……」
霧舎(おい、石崎がなんか悩んでるぞ)
乾(放っておけって。どうせ下らないことを考えてるんだろ?)

石崎「う〜ん……」
霧舎(おい、構って欲しそうにこっちをみてるぞ)
乾(放っておけって。関わると後が面倒だ)

石崎「ようし、決めた!」
霧舎「うわっ、びっくりした。いきなり大声出すなよ!」
乾「何を決めたんだ?下らないことなら怒るぞ」
石崎「いや、ほら最近さ、なんか学園らしいことしてなかっただろ?」
乾「なんだよ学園らしいことって!」
石崎「ほら、色々あるだろ?運動会とか文化祭とか……」
霧舎「ああ、そういうこと」
乾「けど、めぼしいものは大抵やったんじゃないか?運動会も文化祭も」
霧舎「遠足、なんてのもあったよな」
石崎「ふふん。そんな発想しか出てこないのが、お前がパンチラである所以だよ」
乾「関係ねぇだろ!」
霧舎「そ、そうだ!ぼくはパンチラじゃないぞ!だ、大体、お前はどんな発想が出てきたんだよ!」
石崎「ふっ、聞いて驚くなよ……俺が思いついたのは、壮大にしえ感動的で、涙と笑いに溢れ、尚且つ俺たちの
本職である小説家という点も生かせる……」
乾「前置きはいいからさっさと話せ!」
霧舎「そうだ!さ、さっさと話せ!ぼくはパンチラじゃない!」

石崎「学芸会だ!」

乾&霧舎「普通じゃん!」

906 :名無しのオプ:04/01/19 13:53
プロと違って職人は完全にボランティアで書いてくれてるのに読んでる人のことも考えろって何様なんだろう、と言ってみるテスト。
タダで楽しんだあげくにお客様気分?

ところで、新入生が来るのはもう決定事項だよね?
実際に来るのは本が出てからになるんだろうけど。

907 :名無しのオプ:04/01/19 19:27
テストはもういいよ…

>906
本誌掲載分の反響によるとか言ってたよ>メルマガ
多分出るんだろうけど

908 :名無しのオプ:04/01/20 13:00
>606
お客様を気取ってはいないよ。
ただ1ネタ完結の小ネタならともかくモロ『続く』の状態で放置は良くないんじゃねーのって話。

別に一人で最後までかっちり決めてから書けなんて言わない。
行き当りばったりでもいい。
その結果ちょっと変な結末になったっていい。
ただ、他の書き手が絡んでこなかったからって
「じゃぁ自分もやめた」とばかりに完全放置はいくないと思わないか?
ネジ式職人を見習えと思う。

それでほとぼりが冷めた頃に戻ってきても何だかな。
その内また適当に事件起こすだけ起こして消えんじゃね?

909 :名無しのオプ:04/01/20 13:23
あと事件が起こったからって急に書くのやめる職人もどうなんだ?
以上、半年も前のことについてでした

910 :名無しのオプ:04/01/22 00:15
いちいち昔のことを掘り返すなよ。
俺はなんで放置になったのか知らんけど、「行き当たりばったり」でネタが尽きたんじゃねーの?
「完全放置」や「海編書いてた職人と思われるネタ」は勘違いなんじゃねーの?
本当に「他の書き手が絡んでこなかった」からなのか?しかもどうして「ぐだぐだ→崩壊=今の廃れ」と考えられるのか本気で理解できない。
なんでそんなケチつけてんだ?大人になろうぜブラザー ここはメフィ学の前に2ちゃんなんだから

横槍入れててなんだけど、誰も読みたくねーよこんなん。この俺らのレスが廃れさせてんじゃん。この話やめよーよ。

911 :名無しのオプ:04/01/22 07:45
新作待ってるよん。学芸会も期待

912 :名無しのオプ:04/01/22 22:32
初期の頃みたいな軽いネタが読みたい。
「○○する××」ってやつ。

バトロワ前の雰囲気が好きだったな。

913 :名無しのオプ:04/01/22 22:40
森「学芸会のポスタを描いてくれる人を決めたいのですが。
  デザインは三種類にするそうです。
  一人で複数描いても良いし、数名で一枚仕上げるのもかまいません」

914 :名無しのオプ:04/01/24 19:45
乾「結局決定なのか……」
石崎「俺が委員長を口説き落としたんだ!」
氷川「森委員長、『森には関係の無いことですから(笑)』って言ってましたよ」
霧舎「あと、『実行委員長は石崎君に決定しました』とも言ってたぞ」
石崎「えっ!?俺?」
乾「まぁ、言い出しっぺだしな」
霧舎「秋月あたりを誘えば、喜んで協力すると思うけど」
氷川「あと、最近出番のない北山君とか津村くんとか」
乾「佐藤とか浦賀とかも、最近見ないな」
霧舎「新堂とか舞城とか高里さんとか……」
氷川「石黒さんとか」
乾「良かったな。協力者は結構いそうだぞ」
石崎「……なんか、すでに心配になってきた……」

915 :名無しのオプ:04/02/03 21:56
乾は目を覚ました。どうやら長いこと眠っていたらしい。
そういえば、この前の事件の時に高田に薬を飲まされたような気がする。
どのくらい眠っていたのだろうか・・・・・・。
乾はその長い眠りの間、夢を見ていた。それはとてもくだらない夢だった。
夢の中までメフィスト学園による影響がでるなんて・・・・・・。
その夢はとてもとても長い物語であった。
くだらない話なのだが聞いてもらいたい。
他の話が進行しているかもしれないが、それとは別に気楽に聞いてもらえたらと思う。
それはこんな話だった。

916 :名無しのオプ:04/02/03 21:57
「イヌイ、イヌイ、起きなさい」
乾「うーん」
「イヌイ。今日はお城に行かなければならない大切な日よ」

目を開けると、そこには見知らぬ女が立っていた。
城? 城っていったいなんなんだ?
女は有無を言わさず、乾に服を着せてゆく。
女「さぁ、早く行きましょう」

乾は何がなんだかわからずに女に手を引かれるまま、後についていく。
そもそもここはどこなんだ。見知らぬ町、見知らぬ人々。
ここは日本じゃない! まるで中世の西洋の町であるかのようだった。
そして乾の目の前には城がそびえ立っていた。
乾「こ、これは」
女「もう、いつまで寝ぼけてるの。ほら王様がお待ちかねよ」
乾はわけもわからず、女の後について城へと入っていく。

917 :名無しのオプ:04/02/03 21:58
王様「よく来たな勇者イヌイよ」
乾「(へっ? 勇者??)」
王様「そなたも今日で15歳だ。とうとう冒険に旅立つときが来たようだ」
乾「・・・・・・」
王様「そなたの目的はただ一つ!」
乾「(ゴクリ)」
王様「世界の果ての悪の城にひそむ“竜水”を倒すのだ!」
乾「竜王じゃねぇのかよ! なんだよ竜水って! 御大かよ!!」

パーパーパーパーパーパーパーパーー(オープニング音楽)
乾「ドラクエかよ! って、パーだけじゃ誰もわからねぇよ!」

本当に続くらしい。

918 :名無しのオプ:04/02/04 00:02
パンツ一丁の親父は誰なんだろうか。

919 :名無しのオプ:04/02/04 20:48
15歳のくるみ・・・・・ハァハァ

920 :名無しのオプ:04/02/04 21:25
乾は成り行きにより、宝箱と50ゴールドをもらい、城の外に放り出される。
乾「後は自分の力でやれってことか」
とりあえず、道具を装備することにした。
宝箱の中は・・・・・・ハリセン、帽子、たびびとの服、やくそう
乾「って、武器はハリセンかよ! こんな私服みないな装備で放り出すなよ!!」
乾の突っ込みがむなしく響きわたる。

勇者イヌイ Lev.1
装備:ハリセン、帽子、たびびとの服
アイテム:やくそう
特殊技能:ツッコミ(相手の呪文や特殊攻撃を10%の確率で無効にできる)

921 :名無しのオプ:04/02/04 21:28
町の真ん中に突っ立っていてもしょうがないので情報収集をすることにした。
今いる町はローレンシアという城下町ということが判明。
この城の近くにはサマルトリアという城があり、次の目的地はそこらしい。
そして町のなかで、こんな店を見つけた。
道具屋「QED」
乾「あいつか?、いやあいつだ!、間違いない」
乾は店の中に入ってみた。

店主「いらっしゃい」
乾「高田! こんなことになったのもお前のせいだぞ!」
店主「??? 高田? なんのことですか?」
どうみても高田にしか見えない道具屋であるが、こちらのことはわからないらしい。
どうやら高田に似ているという設定だけであって、現世の記憶を持っているわけではないようだ。
店主「さぁ、何を買ってくれるんですか?」
乾はしょうがないので、“やくそう”だけを買い、店を後にする。
道具やでは他にめぼしいものは売っていなかったので、とりあえずこの装備で我慢するしかない。
乾「しょうがない。次の町を目指すか」

922 :918:04/02/05 00:48
パンツ一丁の親父は出てこない話か。残念だが、ガンガレ。

923 :名無しのオプ:04/02/05 21:45
この町では特にイベントもないようなので次の町をめざすことにする。
乾「確かこういうゲームでは最初はレベル上げをすればいいはずだったな」
乾は町の外に出て、町の周辺を歩き回ることにする。
乾「怪物と闘うなんて、なんか怖いな」
するとそのとき!!
乾「秋月! お前、こんなところで何やってんだ・・・・・・」

アキツキがあらわれた

乾「敵かよ!」
まとわりついてくるアキツキをなんとかハリセンで撃退する。2回くらい叩けば相手は倒れるようだ。
乾「ハァ、ハァ。びっくりした。でも敵が秋月なら倒しやすいや」

924 :名無しのオプ:04/02/05 21:46
乾はその後も町の周辺に次々と現れるアキツキを倒し、着実にレベルを上げていった。
そして町からすこし離れた所まで歩いてみたとき・・・・・・
乾「ん? 新しい敵か? 赤い色??」

アキツキベスがあらわれた

乾「色がちがうだけじゃねぇか! って、アキツキはスライム扱いかよ!!」
結局なんなく倒すことができた。
そんなこんなでレベルを5まで上げる勇者イヌイであった。

925 :名無しのオプ:04/02/05 22:36
メタルアキツキは経験値が沢山手に入るけれども逃げやすいのですね!

926 :名無しのオプ:04/02/05 23:46
メタルアキツキはときメモの製作で忙しいのです

927 :名無しのオプ:04/02/06 06:13
アキツキベス激藁
「I」だと、アキツキが仲間になりたそうにこっちを見たりしないのかな

928 :名無しのオプ:04/02/06 12:50
スライムベスはUでは出てこないのか。

929 :名無しのオプ:04/02/06 22:01
回復アイテムを買い込んで次の目的地サマルトリアを目指すことにした。
途中に出現する敵はアキツキとアキツキベスしかいなく、難なくサマルトリアにたどり着く。
乾「さっそく、新しい情報を仕入れることにするか」

町の人たちに聞いて得た情報では、
・近くにリリザという町があるらしい
・近くに泉があり、そこに勇者の仲間になるべき人物がいるらしい

乾「これは仲間を優先させたほうがいいだろう」
どうも、実際のゲームの展開とは少しずれているような気がするのだが・・・・・・
乾「まぁ、とりあえず泉に行ってみよう」

930 :名無しのオプ:04/02/06 22:02
城の近くにある泉を乾はすぐに見つけることができた。

泉のそばにいた人にさっそく情報収集を試みる。
乾「すいません。この辺りに勇者とか冒険者風の人が誰かいませんか?」
男「勇者とかは知らないけど、僧侶なら1人、そこの洞窟のなかで修行してるよ」
洞窟の中から声が聞こえてきた。
「アッラー、アッラー、アッラー」
乾はものすごく嫌な予感がした・・・・・・って、もはや待っているのは圧倒的な現実でしかないようだ。

931 :名無しのオプ:04/02/07 21:09
恐る恐る洞窟の中に入ってみたが特に何の妨害もなく進むことができた。
そして洞窟の奥には予想通り古泉がいた。
乾「古泉!」
カジュー「古泉? 私は修行僧のカジューというものである」
乾「・・・・・・」
こいつを仲間にしても・・・と思うのだがさすがに1人では心細かったので仲間に誘う。

カジュー「うむ、皆までいわなくてもわかっている」
乾「・・・・・・」
カジュー「アッラーが夢の中に出てきて、勇者を名乗る男についていくようにと啓示を受けた」

カジューが仲間になった。
修行僧カジュー Lev.5
装備:素手、皮の腰巻
呪文:アッラー(HPを小回復)

932 :名無しのオプ:04/02/07 21:10
乾「サマルトリアの城の近くのリリザの町へ行って装備を整えよう」
カジュー「・・・・・・」

カジューは自分からはしゃべらないので、旅の指針の役にはたちそうもない。
話すという点では役に立たないカジューであったが、戦闘ではかなり重宝する。
道すがら、アキツキだけでなく、色々なモンスターがでるようになったが難なく進むことができた。
カジューは素手にもかかわらず、バッタバッタと敵をなぎ倒していく。
それにやはり回復呪文があると楽である。
これで回復アイテムは補助用に少しだけ持っている程度でよいだろう。
既にリリザの町は目の前である。

933 :名無しのオプ:04/02/07 22:03
ベースが2・・・・・。
ハッ!!軍隊蟻の召喚速度を持つリュースイ!?

934 :名無しのオプ:04/02/07 23:47
お前ら、暗号のような言葉で会話して
俺を置いていかないでください

935 :名無しのオプ:04/02/07 23:58
リリザの町でもやはり道具屋の名前は「QED」であった。
店に入るとやっぱり高田の顔をした親爺がカウンターに立っている。
なんかむかついてしょうがないが、そこを抑えてたまった金で装備を整える。

イヌイ:厚紙のハリセン、木の帽子、皮鎧、木の盾
カジュー:皮の腰巻

カジューはそのままでいいそうである。修行僧は裸が命だそうだ。
なんのことやら。
次に目指すはムーンブルクの城である。

936 :名無しのオプ:04/02/08 03:42
武闘家は金かからないからいいね。

937 :名無しのオプ:04/02/08 22:09
ムーンブルクの城を目指そうとしたとき、思わぬじゃまが入った。

バブルアキツキがあらわれた

戦闘力はたいしたことがないのだが、やっかいなのは毒を持っていることだ。
乾は戦闘中に毒にやられた。
カジュー「毒を消す呪文はまだ覚えていない。リリザの町へ戻ろう」
カジューの肩をかりて乾はリリザの町へ引き返した。

乾「リリザの町で教会に入ればいいんだな」
カジュー「いや、教会じゃなくてあれだ」
そこにあるのは教会ではなく神社だった。

938 :名無しのオプ:04/02/08 22:09
……中島?


939 :名無しのオプ:04/02/08 22:10
古泉に連れられておそるおそる神社に入ると、そこには!!
乾「京極先生!」
神主「さぁ、何を落としてもらいたい」
乾「憑き物落としかよ!」

何か違和感があるものの、お金を払ったら本当に毒の効果を落としてくれた。
何でも神社では毒、麻痺、呪いの効果を落としてくれるとのこと。
さらには死体に魂をおとすことさえしてくれるらしい。
神主「困ったときは、また来るといい」
乾「・・・(それにしてもあの黒い着物はなんとかならないのかよ)」
神主「今後ともよろしく」
乾「ゲームが違うだろ!!」

940 :名無しのオプ:04/02/08 22:11
済まん。938は936だ。

941 :名無しのオプ:04/02/09 00:07
神主「まぁ細かい事は無しだ、頑張ってコトワリを啓いてくれ」
乾「更にシリーズまで違うじゃないかよ!」

942 :名無しのオプ:04/02/09 21:39
毒消し草を買い込んで再びムーンブルクの城を目指す。
バブルアキツキの毒攻撃をかわしながら、やっとのことで城にたどり着く。
そして恒例の情報収集。
・魔法使いが“竜水”の魔力によって動物の姿に変えられたとのこと。
・その動物はムーンペタの町をさまよい歩いているらしい。
・元に戻すための“ラーの鏡”というアイテムが湿原にあるという噂。

乾「よし、その魔法使いを元に戻して、仲間になってもらおう」
カジュー「うむ」
二人は“ラーの鏡”を入手するべく、湿原へと向かう。

943 :名無しのオプ:04/02/09 21:40
乾「どうやらここにあるらしいな」
カジュー「うむ」
敵による妨害はないものの、そこは毒の沼地まっただなか。
その毒の沼地の真ん中らへんに“ラーの鏡”があるらしい。

乾「どうやってとってくるか」
カジュー「・・・・・・」
乾「よし、カジュー、頼む取ってきてくれ」
カジュー「いやいや、ここは勇者殿の出番」
乾「たまには役に立つようなことをしてみろよ!」
カジュー「勇者殿こそ、戦闘では足をひっぱるだけなのでは!」

なんやかやと言い争いをしたあげく、もつれあって沼地に突っ込む二人。
その後二人仲良く(互いの腕や服を握りしめたまま)沼地の真ん中で“ラーの鏡”を入手。
沼地を脱出した後に毒消し草を使い、毒の効力を消し、体力は呪文で回復。

乾「なんとか取ることができたな」
カジュー「そうですな」
乾「はははははは」
カジュー「ハハハハハハ」
二人の仲は微妙に険悪になっていった。

944 :名無しのオプ:04/02/10 22:31
“ラーの鏡”を手に入れた二人はムーンペタの町に到着。
乾「さて、動物になっている魔法使いを探せばいいんだな」
とはいっても、実は何の動物になっているのかがわからない。
乾「よし、手当たりしだい鏡に映していこう」
かたっぱしから動物を見つけては鏡に映してみる二人組み。

そしてとうとう、一匹の薄汚れた犬に鏡を向けたとき、
その鏡に映っていたのは人の姿であった!!

945 :名無しのオプ:04/02/10 22:32
見る見るうちに犬が人間の姿になっていく。
乾「(西尾!)」
魔法使い風の格好をした男は紛れもなく西尾そのものであった。
乾「えーと、西尾じゃなくて、イシンって呼べばいいのかな」
イシン「何故、私の名前を? もしかしてあなたは勇者さまでは!」
何か微妙な勘違いはあるものの、人に戻してくれたお礼にイシンは仲間になることを誓う。
乾「イシンの職業は魔法使い、かな?」
イシン「いいえ、戯言使いです」
乾「・・・・・・」

イシンが仲間になった。
戯言使いイシン Lev.8
装備:クビキリの杖、サイクル・ローブ
呪文:戯言(戦闘終了後、気の利いた戯言を言うと経験値+1)
   毒舌(攻撃戯言、相手の弱みをついて糾弾する)

946 :名無しのオプ:04/02/10 23:15
漏れ、FF派だから話が分かんないよ……

947 :名無しのオプ:04/02/11 00:13
俺はナイトガンダム派だけどな

948 :名無しのオプ:04/02/11 01:21
俺はドラえもんギガゾンビの逆襲派だけどな

949 :名無しのオプ:04/02/11 11:52
秋月「・・・・・・」
乾「・・・・・・」
秋月「実は僕、白樺派だったんだ」
乾「うそつけ!」

950 :名無しのオプ:04/02/11 18:04
簡単にわかる範囲でDQの解説

今回のベースはDQ2 但しラスボス竜水はDQ1の竜王から
DQ2の仲間は僧侶系の王子と魔法使い系の王女
王子の方は洞窟の泉やら町やらをフラフラしているのを追いかけて仲間にする
王女は呪いで犬になってるのラーの鏡で助ける
毒消しや蘇生は、本当は教会でしてもらう
もっともザコなのはスライムでバリエーションでスライムベスやバブルスライムがいる
今後ともよろしくは女神転生の有名セリフ(ゲームが違う)


951 :名無しのオプ:04/02/11 22:15
3人はムーンペタの町で装備を整えた。
イヌイ:厚紙のハリセン、木の帽子、皮鎧、木の盾
カジュー:ステテコパンツ
イシン:クビキリの杖、サイクル・ローブ

乾はちょっとグレードアップ。
カジューは風通しの良いカジュアルなステテコパンツ。
イシンはそのまま。

イシン「世界を全て周るには船が必要です。南の町へ行き船を手に入れましょう」
乾「(さすが西尾の分身。そつがない)」
一行は次の目的地を目指す。

952 :名無しのオプ:04/02/11 22:17
レベルが上がっていることに加え、パーティーも3人になり、戦闘は格段に楽になった。
乾の特殊技“ツッコミ”のレベルがあがり、
敵の呪文などを無効化するタイミングが徐々にわかるようになってきた。
また、カジューの回復と戦闘力に加え、イシンの戯言も役に立っている。
“戯言”はともかくとして、相手の弱点を糾弾する“毒舌”はかなり効果がある。

アキツキがあらわれた
イシンは“毒舌”を唱えた
「新作を出さないからキャラ立ちできねぇんだろうが!」
痛恨の一撃!!
アキツキをたおした

イシンだけは敵にまわしたくない。
次の目的地、風の塔はもうすぐだ。

953 :名無しのオプ:04/02/12 22:06
風の塔に到着した一行。
乾「西尾・・・じゃなくてイシン、この塔には何があるんだ」
イシン「南へ向かうには“ドラゴンの角”と呼ばれる塔を利用する必要があります」
乾「うんうん」
イシン「その際、この塔にある“風のマント”を使うと対岸にある塔へ渡ることができるのです」
乾「なるほど、その“風のマント”とやらを手に入れないといけないわけか」
イシン「たぶん、マントは塔の最上階にあるでしょう。そしてアイテムを守るボスが・・・」
乾「(さて、何がというか、誰が待ち受けているのやら)」

954 :名無しのオプ:04/02/12 22:08
風の塔はそれほど高い建物ではなかった。
向かってくる敵をハリセンで蹴散らしながら最上階へと駆け上る。
もちろん途中に落ちている宝箱の回収は忘れない。
宝箱の中はゴールド(お金)ばかりで、たいしたアイテムは見つからず。

乾「よし、ここが最上階だ!」
最上階はしきりのない、広いフロアとなっていた。
その部屋の中央にて、敵が待ち構えていた。

ユヤタンがあらわれた

乾「(佐藤かよ・・・・・・楽に勝てる・・・・・・かな?)」

955 :名無しのオプ:04/02/12 23:21
次スレたてるの?

956 :名無しのオプ:04/02/13 07:15
46

957 :名無しのオプ:04/02/13 21:36
ユヤタン「フフフ、お前らに“風のマント”は渡さない!」
乾「あぁ、やっぱりお前が持ってるんだな」
ユヤタン「・・・・・・」
乾「・・・・・・」
ユヤタン「ハハハハ、お前らなんぞ、蹴散らしてやる」
乾「(ごまかしたな)」

ユヤタンはおもむろに黒い四角い箱のようなものを取り出す。
その箱を操作することにより、イナズマを操ることができるようだ。
イシン「あれはブラック・ボックス!」
乾「(現代風にいえば、パソコンとかコンピュータってところか)」

ユヤタン「くらえ!!」
イナズマの直撃を避ける3人。
乾「奴は精神攻撃に弱いはずだ。イシン、毒舌だ!」
イシン「了解」

958 :名無しのオプ:04/02/13 21:40
イシン「本が売れてねぇくせに、名前だけ売ろうとするんじゃねぇ!」
ユヤタン「売れりゃいいってもんじゃねぇ! 内容のない本ばかり量産しやがって!」
イシン「てめぇの本に内容があると思ってんのか!」
ユヤタン「あれは文学なんだよ! 高尚な人間にしか理解できないんだよ!!」
イシン「ファウストに義理で載せてもらったからって勘違いしてるんじゃねぇのか!」
ユヤタン「なんだ、あの新刊は! おまけのCD-ROMのほうが高いんじゃねぇのか?」

カジュー「なんかよくわからんがすごい精神攻撃合戦だな」
乾「とりあえず、このまま両者が力尽きるまで傍観だな」

959 :名無しのオプ:04/02/14 16:13
ユヤタン「萌えりゃいいってもんじゃねぇんだよ!」
イシン「萌えられない奴の僻みにしか聞こえないな!」


カジュー「どれだけ本音が混ざってるんだ?」
乾「ノーコメント」

960 :名無しのオプ:04/02/14 22:55
イシン「・・・お前の母ちゃんデベソ」
ユヤタン「・・・バカ、アホ」
二人とも疲れてきて、精神攻撃に精彩がなくなってきている。

乾「よし、カジュー、隙をついて、あのブラックボックスを奪い取ってくれ」
カジュー「うむ」

ユヤタン「ハァ、ハァ・・・ええと、こんちくしょうめ・・・ええと」
疲れきったユヤタンの後ろからカジューが忍び寄り、一瞬でブラックボックスを奪い取る。
ユヤタン「あっ! か、返せ」
すかさず、正面から乾が攻撃する。
乾「どおりゃーー!」
ジャンプしてのハリセン攻撃がユヤタンの頭に直撃!
改心の一撃!

ユヤタンをたおした

961 :名無しのオプ:04/02/14 22:55
思ったよりもてこずったものの(イシン1人の奮戦)ユヤタンを倒すことができた。
乾「あった、あった。これが“風のマント”だな」
カジュー「勇者殿、このブラック・ボックスはどうします?」
乾「何かに使えそうだから一応持っていくことにしよう」
消耗したイシンに手をかしながら風の塔を去る一行。

そして、残された男が一人・・・・・・
ユヤタン「くそぉー、このままで終わると思うなよ」
復讐を誓うユヤタンであった。
彼は再び一行の前に立ちはだかることができるのか!?

962 :名無しのオプ:04/02/15 22:18
さっそく“ドラゴンの角”を渡る一行。
ドラゴンの角とは、海を挟んで、北と南にそびえる塔のことである。
北と南の塔はつながっているわけではないので、
本来ならば渡るということはできないのだが、“風のマント”があればそれが可能となる。

この塔の中には特にボスキャラもなく、普通に敵を倒して進む3人。
イシン「ここが頂上のようですね」
対岸に同様にそびえ立つ塔が見える。
乾「よし、それじゃぁ行くか」
乾が“風のマント”をはおり、その乾の両腕にイシンとカジューがしがみつく。
イシン「OKです」
乾「いっせいの、せ!」
掛け声を上げて、3人は同時に塔の頂上から飛び降りる。
すると、マントが風を受け、対岸の塔までフワッと流される。
ころげ落ちるように対岸の塔の頂上に着地する3人。
乾「よし! “ドラゴンの角”制覇!!」

963 :名無しのオプ:04/02/15 22:19
イシン「この塔を降りると、すぐ近くにルプガナの町があります」
乾「よし、そこで装備を整えよう」
イシン「それと、船が手に入るかどうか聞いて回りましょう」

カジュー「(ん?)」
塔を下る途中でカジューはフロアの隅の何かに目をとめる。
手にとってみると、それは一見ゴミくずのようであるが、光輝いているようにも見える。
カジュー「(いちおう、拾っておくか)」

カジューがさりげなくアイテム“雨露の糸”をゲット。

964 :名無しのオプ:04/02/16 22:00
一行はルプガナの町に到着。
さっそく3人は体力を回復し、道具屋「QED」にて装備を整える。
イヌイ:鋼のハリセン、木の帽子、鎖かたびら、木の盾
イシン:クビシメの杖、ロマンチスト・ローブ

乾とイシンは装備をレベルアップさせ、カジューはそのまま。

そして3人が情報収集をしようとした矢先、町人から話し掛けられる。
町人「あ、あなたがたは、もしかして、勇者の御一行様では?」
乾「うむ、まぁ、そんなところだ」(心持ち、調子に乗っている)
町人「あぁー勇者様! お願いします。この町を救ってください」
イシン「どうしたというのですか?」
町人「実は最近、この町がモンスターに襲われるようになったのです」
乾「!」
イシン「それはどんなモンスターですか」
町人「奴らは、“紳士倶楽部ライダー”と名乗っています」
乾「(どんな形態で現れるかはわからんが、あいつらか)」

965 :名無しのオプ:04/02/16 22:02
町人達に請われ、一行はモンスター“紳士倶楽部ライダー”討伐を請け負う。
町人からモンスターが現れるという町のはずれに案内され、そこで待機をする。
イシン「どんなモンスターなんでしょうか?」
乾「・・・・・・(想像がつくような、つかないような)」
カジュー「来た!!」

(どこだ?) 一見、モンスターが現れた様子はない。すると・・・・・・
カジュー「上だ!」
上空に何かが見える。大きな鳥のようなものに乗った何かが・・・・・・
よく目をこらしてみると、

鳥というよりもベースは人間の鳥人間といったような形態のモンスターの上で男が銃を構えている。
鳥人間は津村のようで、上に乗っているのは間違いなく古処だ。

「ヨロスク」
紳士倶楽部ライダーがあらわれた

966 :名無しのオプ:04/02/16 23:17
紳士倶楽部ライダー(ズ?) キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

967 :名無しのオプ:04/02/16 23:41
そうだよな、ドラクエでライダーつったらそういうのだよな
バイクに乗ってるのかと思った。首無しライダーみたいなやつ。

968 :名無しのオプ:04/02/17 17:35
津村ワラタ

969 :名無しのオプ:04/02/17 20:38
紳士が町を襲うのか?
紳士的な町の襲い方ってどんなの?

970 :名無しのオプ:04/02/17 22:21
乾「危ない! みんな散らばれ!!」
ファンタジーの設定を無視して、古処は銃を乱射する。
マシンガンでないだけ幸運である。
そして鳥人間・津村は火を吐いて攻撃してくる。
乾「(くそっ、古処だけは味方につけたかったのに)」

イシン「だめです。こちらが攻撃する暇がありません」
敵はヒット&ウェイで攻撃してくる。
攻撃が終わったら、そのまま上空へ上がり、旋回してさらにまた攻撃を仕掛けてくる。
乾「よし、俺がここで盾となって援護するから、二人は鳥人間を攻撃してくれ」
イシン「でも、どうやって?」
乾「あの、火の見やぐらに登って、風のマントとブラックボックスを使うんだ」
イシン「なるほど!!」

971 :名無しのオプ:04/02/17 22:24
乾は地上でひとり紳士倶楽部ライダーに立ち向かう。
古処の拳銃攻撃が炸裂する。
乾「ファンタジーの設定から外れてるだろ!」
乾はすかさず、特殊技ツッコミ(ハリセンで銃弾を叩き落す)で応戦。

津村の口から炎が吐かれる。
乾はラーの鏡を使って跳ね返す。
乾「(いろいろとやってみるもんだな)」

イシン「カジューさん、早く勇者殿を助けないと」
カジュー「うむ」
隙をついて、火の見やぐらのてっぺんに登った二人。
カジューは風のマントをはおり、背中にイシンを背負う。
イシン「では、行きましょう」
カジュー「うむ」
カジューは“紳士倶楽部ライダー”にタイミングを合わせて飛ぶ。
イシン「行っけー、合体!“アッラー・ライダー”」

乾「(イシン、ごろが悪いぞ)」
必死に応戦しながら心の中で突っ込む乾であった。

972 :名無しのオプ:04/02/18 22:02
乾「ほら、こっちだ!」
“紳士倶楽部ライダー”が乾に集中している隙に、上空からカジューがせまる。
イシン「くらえ、ブラック・ボックス・稲妻攻撃!」(←ドラクエ風だと“イオラ”)
稲妻がもろに直撃し、“紳士倶楽部ライダー”は落下する。
その隙を逃さず、乾のハリセン攻撃が炸裂する。
乾「くらえ!!」
鳥人間・津村に“改心の一撃”! 残るは古処のみ。

少し離れたところに着地する古処、そしてカジューとイシン。
古処は弾丸が尽きたようで、サバイバルナイフを構えて距離を詰めてくる。
乾「よし、三人がかりだ!」
・・・・・・・・・・・・・
苦戦はしたものの、多勢に無勢で三人がかりでなんとか古処を倒す。
イシン「はぁはぁ、苦戦しましたね」
乾「あぁ、燻し銀だったな」

「津山じゃないよ・・・・・・・」
「今後とも ヨロスク・・・・・・」
紳士倶楽部ライダーをたおした

973 :名無しのオプ:04/02/18 22:04
3人は今の戦いで多くの経験値を得て、新しい技や呪文が使えるようになった。

イヌイ:ツッコミLev3(相手の呪文や特殊攻撃を30%の確率で無効にできる)
カジュー:アッラーアッラー(HPを中回復)、アララッラー(毒の効果を無効)
イシン:暴言(敵グループにダメージ)、
    虚言(敵は惑わされ、攻撃が当たりにくくなる)

乾「みんな役に立ちそうな呪文を覚えてるのに俺はツッコミだけか」
イシン「それにしてもカジューの呪文の違いってわかります?」
乾「わからなくていいんじゃないのか」
カジュー「アッラー、アッラー、アッラー」
乾・イシン「おおっ、回復してる回復してる」

974 :名無しのオプ:04/02/19 17:52
>カジュー「アッラー、アッラー、アッラー」
 乾・イシン「おおっ、回復してる回復してる」

かなり笑ったw

975 :名無しのオプ:04/02/19 22:36
“紳士倶楽部ライダー”を倒した3人は町の人たちから感謝された。
乾「(感謝されるだけで、宴とかはないのかい)」

町人「勇者殿ありがとうございました」
乾「ハイハイ(宴、宴、宴)」
町人「お礼といってはなんですが」
乾「おっ!」
町人「船を勇者様一行に進呈したいと考えております」
乾「うむ、ありがたくいただこう(宴はーー)」

イシン「情報収集するまでもなく、ただでもらうことができましたね」
乾「まぁ、ラッキーといえば、ラッキーだな。宴はあきらめるか」
イシン「はい?」
乾「いや、こっちの話」

976 :名無しのオプ:04/02/19 22:41
宿に泊まって疲れた体を癒し、一夜明けた次の日の朝。
イシン「この船だそうですよ」
乾「おぉーーっ、思ったよりも立派な船じゃないか」
イシン「さっそく船長に会ってみましょう」

乾「(船長って・・・・・・法月先生・・・・・・)」
ノリヅキ「私が船長のノリヅキだよろしく」
イシン「勇者殿、次は海路でザハンという町へ向かいましょう」
乾「あ、あぁ、そうだな。じゃあ船長、目的地はザハンの町で」
ノリヅキ「よし、それではザハンの町へ、出航!」
乾「(別に法月先生が船長だからといって不都合はないよな)」

ノリヅキ「進め! ゲーデル号!!」
乾「すいませーん、この船今から取り替えることできませんか」

ゲーデル号はゆっくりと港から離れ、航海へとおもむくのであった。
そう、ゆっくりと。

977 :名無しのオプ:04/02/19 23:26
大丈夫かゲーデル号w

978 :名無しのオプ:04/02/20 22:40
ゲーデル号による、まったりとした航海の最中、一行は無人島を発見する。
島といっても一目で島の全てを見渡せるくらいの本当に小さな島である。
イシン「あれ? 誰か倒れてるみたいですよ」
乾「どれどれ? あっ、本当だ。船長ーっ、あの島に船をつけてくれ」

島に船をつけてもらい、島に上陸する一行。
そして、倒れている者へと駆け寄ってみると・・・・・・
乾「こ、これは!」

その男は宝箱の横に横たわっていた。
倒れている男が身にまとっているものはビキニパンツ一丁だけであった。
その水着はきわどく、金の鎖でヒモパン状態の、大変ホモホモしい・・・・・・
乾「霧舎・・・・・・」

979 :名無しのオプ:04/02/20 22:42
イシン「漂着したんですかね。早く助けないと・・・・・・」
乾「いや、このままにしておこう」
イシン「え? どうしてです・・・・・・」
乾「いいんだ!(キッパリ)」
イシン「そ、そうですか・・・・・・そこまでいうならば」

乾は男の横にある宝箱の中身だけを回収して引き上げることにした。
その宝箱は倒れている男のものなのかもしれないが、
人のものを無断でいただくことこそ勇者の特権である。
アイテム「山彦の笛」「眠くなる教科書」をゲット。
イシン「この“山彦の笛”は我々の冒険に必要な紋章のありかを示してくれるものです」
“眠くなる教科書”は何に使うのかわからないが眠れない夜にはもってこいである。

乾「さぁ、気を取り直してゲーデル号、出航!」
霧舎を放置したまま、島からゆっくりと離れていくゲーデル号。
乾「夏のなごりってとこだな」
彼らの冒険はまだまだ続く。

980 :名無しのオプ:04/02/21 19:28
流れに関係ない小ネタ

ある愛の詩/新堂冬樹

(前略)
小笠原の海で育った拓海のもとに現われたのは、イルカを魅了する歌姫・流香だった。
彼らはあまりに純粋で思いを伝えられず…。せつなく涙する恋愛小説

黒田「つまり夏の海での僕からヒントを得たわけだ!
   役に立ったみたいで嬉しいなぁ」
新堂「誰もテメエの事なんぞヒントにしてねえ」
黒田「いやー、イルカは可愛いよね。頭もいいし」
新堂「聞いてんのかコラ」
黒田「あ、でもそういえば、あの時のはイルカじゃなくて鮫だったんだっけ。
   まあ、鮫を魅了する歌姫じゃ何か恐いもんね。そこはアレンジだよねー」
新堂「だから関係ないって言ってンだろうが」
黒田「それで、僕は出てくるのかな。海の上を走る超人役みたいな感じでさ!」
新堂「勝手に登場人物創ってんじゃねェ」

石崎「何だ?新堂にしては大人しいじゃないか。いつもなら撃つか殴るかしそうなのにな」
中島「出したのが恋愛小説だから調子が出んのだろ。
   ……新堂は取り込み中みたいだし、今日は俺と走るか、プチアンジェ」

981 :次スレ用テンプレ:04/02/21 19:41
<前スレ>
【連作短編劇場】メフィスト学園6期目です!
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1051577108/l50

<過去スレ>
メフィスト学園・開校です!
http://book.2ch.net/mystery/kako/999/999959666.html
メフィスト学園・2年生です!
http://book.2ch.net/mystery/kako/1032/10321/1032164105.html
【まだまだ】メフィスト学園3期目です!【2年生】
http://book.2ch.net/mystery/kako/1038/10384/1038403799.html
【ますます】メフィスト学園4期目です!【絶好調】
http://book.2ch.net/mystery/kako/1042/10425/1042543989.html
【連作短編劇場】メフィスト学園5期目です!
http://book.2ch.net/mystery/kako/1045/10452/1045212961.html

公式HP・私立メフィスト学園
http://athletic.finito-web.com/index.html

関連スレ
メフィスト賞と講談社ノベルズの愉快な仲間達9
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1068020878/l50

982 :名無しのオプ:04/02/21 21:38
ようやくゲーデル号がザハンの町に到着。町に上陸する一行。
乾「さてと、まずは情報収集か? イシン」
イシン「あそこに酒場がありますけど、この時間ではまだ開いてないですね」
乾「じゃあ、買い物でもして時間をつぶすか」
イシン「そうしましょう」

というわけで、いつもの道具屋「QED」を探すが、この町では見つからない。
かわりに見つかったのは・・・・・・「ボッタクル商店」。
イシン「あからさまにボラれそうですね」
乾「(他のゲームに似たような名前の店が・・・・・・)」
怪しいとはわかっているものの、入らずにはいられない一行であった。

983 :名無しのオプ:04/02/21 21:40
店主「いらっしゃい」
乾「(あぁ・・・・・・店主は新堂だよ。ぼったくり決定だよ・・・・・・)」
サングラスをかけた、いかにも怪しそうな風体の店主は一行を見てニヤリと笑う。
店主「あんたら、只者じゃないね。まぁ、見ればわかるさ」
店主の笑みはますます大きくなり、不気味さが一層ましてゆく。
店主「ここにはあんたらが必要になるはずの物が置いてある」
彼が差し出したものは一本の鍵であった。
店主「どうだいこの“金の鍵”、買っていってくれるだろうね」
乾「で、いくらなんだ」
店主「30,000ゴールド」
乾「えぇーーっ」
店主が示した金額は現在もっているゴールドのほとんどである。

984 :名無しのオプ:04/02/21 22:32
>>981そのまま使って次スレ立ててもいい?
テンプレについて何かあったらヨロスク。

985 :名無しのオプ:04/02/22 10:50
>>984
次スレお願いします。ヨロスク。

986 :984:04/02/22 12:30
ごめん、ホスト規制で立てられなかった。誰かお願いします。

987 :名無しのオプ:04/02/22 16:28
>>980
新堂作詞作曲のテーマソングCD付き

988 :名無しのオプ:04/02/23 00:35
立ててきました。
【連作短編劇場】メフィスト学園7期目です!
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1077464003/l50

…すみませんsage忘れてました。今気付きました、ほんとゴメンナサイ。

989 :名無しのオプ:04/02/23 21:45
>>983
以後、続きは次スレにて

990 :名無しのオプ:04/02/23 21:59
〉〉980
男は悩んでいた。手には一冊の本。
桃色の表紙で、帯には金色の文字で「ある愛の詩」と印刷されている。
???「……表紙はピンク。サインはラメペン……巻末には作詞作曲のCD付き……」
男は無言で本を棚に戻し、本屋を後にする。

中島(……アイドルにでもなるのかよ)

自警団の結束が500ポイント弱まった!!


991 :名無しのオプ:04/02/23 22:02
↑つい書いてしましたが、サインがピンクのラメペンだったのはマジです。

992 :名無しのオプ:04/02/23 22:04
↑989に気付かずに書いてしまいました。済みません。
ちなみにサインがピンクのラメペンだったのはマジです。



993 :名無しのオプ:04/02/24 20:39
それにしても950過ぎても970過ぎても
次スレ立ての次の字も出てこずに延々ネタカキコってどうよ
確かにここ進行遅いし結果的にちゃんと新スレ立ってるけど
そこらへん、ちゃんとやった方がいいんじゃないの

994 :名無しのオプ:04/02/24 21:39
落ち目だし

995 :名無しのオプ:04/02/24 22:06
生め。

996 :名無しのオプ:04/02/25 16:49


997 :名無しのオプ:04/02/25 17:15


998 :名無しのオプ:04/02/25 18:24
998

999 :名無しのオプ:04/02/25 18:57
1000ドゾー↓

1000 :名無しのオプ:04/02/25 18:59
10000000000

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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