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〜〜詩で遊ぼう!投稿梁山泊 3rd edition〜〜

1 :Canopus ◆j1h.j3e. :02/08/07 00:11 ID:UAF++CBe
関連リンク 1stスレ http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1020179950/l50
      2ndスレ http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1024587538/l50 
      歴代チャンプリンク http://poem2ch.tripod.co.jp/champ/champ_menu.html

あなたもチャンプを目指してみませんか?

[このスレの遊び方]

まず、お題が出ます。
皆さんには、そのお題をテーマにした詩を投稿してもらいます。
一人一作品で、期限は1週間です。
(名前欄には、「詩のタイトル」を入れてね!)
次の日の0:00が締め切りです。

審査員による審査の結果、その週のチャンプが決まります。
チャンプには次のお題を決める権利が与えられます。

そして、またチャンプを目指して投稿開始!
という具合に遊びます。

見事チャンプに輝いた作品は「歴代チャンプ作品」として残されていきます。

>>2 次にルールを。ルールを必ず読んで投稿してね。

2 :Canopus ◆j1h.j3e. :02/08/07 00:11 ID:UAF++CBe
[ルール]

一人一作品の投稿で、期間は一週間。次の日の0:00が締め切り。
※名前欄には「詩のタイトル」を入れる。

●投稿者に関すること
お題をテーマとした詩を投稿する。
名前欄にはHNその他ではなく、詩の題名を書き込む(匿名投稿制)。
コテハンは審査結果が出るまでは作品を投稿した事をほのめかしてはならない。
(しかし投稿した作品について名無しで会話することについては禁止しない。)
以上の規定を満たさない詩は無効となる。
遅刻は審査対象外。うっかりミス(名前欄にコテハン)は、はじめの1回に限り、セーフとする。

●審査員に関すること
審査員は必ずトリップをつけること。投稿締切前に宣言すれば誰でもなれる。
審査員の仕事は「自分の気に入った作品をチャンプ候補として挙げ、点をつけること」のみ。
審査員はチャンプ候補と次点候補を選ぶことができる。該当作品なしでもOK。
審査員はチャンプ候補、次点候補に任意の点を付ける(上限3点)。
任意で寸評をつけてくれると嬉しい。
審査員の作品投稿もOK。ただし、自作品をチャンプ候補に推薦するのは不可。

●審査、集計に関すること
審査員すべての発表があり次第、または締切時間から丸2日経った時点で、集計を開始する。
集計して最高得点をあげたものがその週のチャンプとなる。
集計後、二人が同点であった場合、双方チャンプとし、お題は投稿の早かった者が出すこととする。
三人以上が同点であった場合、審査期間を2日間延長し、協議を行う。
集計は、週番さん(審査員や依頼されたコテが持ち回りで担当)が行う。
週番さんの仕事は、その週のスレのヲチ(寸評はいらない)と、集計。
〆切の宣言も担当する(しかしこれらの仕事は手の空いている人も積極的に手伝う)。
集計後、次の週番さんを指名して、仕事は終わり。


3 :第一週Champ作品 :02/08/07 00:23 ID:UAF++CBe
ecnsan :02/05/08 01:20
「4月とは何だったのか」

遠い場所からの
古い友人の手紙
花見の誘い
何度目だろう

慣習は郷愁へと変わり
いつも
忙しい時節で都合が悪い
季節病で体調を崩した
などと嘘をついたのは
なぜだろう

美しいまま眼に焼き付いた
懐かしい古桜
手紙は一片の花びらを包み
最後の結び
桜の下で待っていると

4 :第二週Champ作品:02/08/07 00:26 ID:UAF++CBe
kanon :02/05/14 00:01
「若葉のように」

晩秋の
老葉の奏まるで詩人
歳月を辿り
苦汁を省みる

初夏に萌え
風任せに擦れ合う言の葉
余りに若すぎて

未だ
いかに謳うべきか知らない
俺の言の葉たち


時流れ
晩秋の
老葉の奏まるで詩人
歳月を辿り
苦汁を省みる

胸に秘めるは
未だ輝く若葉色


5 :第三週Champ作品「 火 」:02/08/07 00:29 ID:UAF++CBe
恩田朗 :02/05/24 23:19
「火蛙」

私という木は
草も生えない焦げた丘の上に 立ち
両手を枝として広げ
千の青い林檎を実らせて
待ち望んでいる
ついばむ嘴を
もぎとる手を。

私を仰ぐ蛙どもは
私に実っている林檎の蜜を狙って
喉を鳴らしてずっとそこにいるのだが
彼らのためにひとつとて
落としてやる気にはなれない
自慢の跳躍でもぎとってみろ
そのうち干物となる運命か?

しかし蛙とは
火を吐く動物であったか
丘を焦がしただけでは飽き足らず
私の根元は既に焦げている
しかし侮るな
私の逞しい千本の根は
貴様らごときの火では焦がし尽くせぬ。

6 : :02/08/07 00:31 ID:UAF++CBe
しかし私には見えている
蛙どもは木に登ることを覚えるだろう
怒りに我を忘れている蛙どもは
もはや蜜を啜ることなど意中に無く
千の林檎を焼き尽くしにかかるだろう
青い林檎は炎で内から赤く染まり
どす黒い灰を風に飛び散らすだろう。

もしも
私がもしも歩けたなら
前へ進み続ける人間であったなら
そして私の腕の林檎が
蛙の目につかぬところに実っていたなら
彼らは私を馬鹿にして
小便もひっかけぬただの蛙であったろうに。

7 :第四週Champ作品「 手 」:02/08/07 00:33 ID:UAF++CBe
Canopus :02/06/11 02:16
「ささやかなその両手につつまれて」

娘のおえかき画用紙に 黒いクレヨンでおおきく
ぼくはパウル・クレーの天使の絵をかいた。

単純なモノクロームの曲線。やさしく閉じたひとみ。かるくほころんだ口もと。
おおきな二つの翼。いつしかぼくはことばに出して絵をかいていた。
落書きにはもってこいの「優しい」絵だ。娘に言いきかせるようにしてぼくは
天使の絵をかく。どこに出してもおかしくないパウル・クレーの天使。
そして胸のまえで さりげなくかかげられた両方の手のひら。

ぼくはそこでクレヨンが止まった。天使がなにを大切そうに持っているのかが
わからなかったのだ。手のひらの間の微妙な距離にはじめて気付く。まっしろ
の透明な空間になにかが確かにあったのだ。妻は娘をだっこする。ぼくは妻を
だっこする。そしてぼくは誰かにだっこされる。だっこの陶酔感。

娘がぼくの天使の絵の上に 赤いクレヨンでおおきな円を何個もかいた。
天使の手のひらの間をはみだして 画用紙からもはみだして。

いつだったか ある評論家が「日本人はクレーが好きで困ったもんだ」
というようなことを言っていた。
おおきなお世話だ。

8 :第五週Champ作品「 本 」:02/08/07 00:36 ID:UAF++CBe
恩田朗 :02/06/24
「書物」

犬の後ろ脚した
黒い少年が
赤煉瓦で作られた迷路のような町を
月光に黒光りしながら歩き
家へ帰っていった

少年の家には
一冊も本がなかった
この町に本屋もなかった
だがそれでも本は
彼の人生に深く入り込んでいた

今日
星の間を歩いていた時
二階の窓からガラスを破って
放り投げられた人間を少年は見た
赤茶色の毛並みに
黄ばんだ牙をもつ女
頭部を赤煉瓦の敷石に
深く埋め
死んだまま泣いていた

9 : :02/08/07 00:39 ID:UAF++CBe
あの女を放り出したのは
誰だったんだろう?
部屋には彼女独りだった

少年は
机に座り
空の書棚に
彼の書物を
また一冊立てかける

さまざまな人間が
さまざまな世界が
空の書棚に並ぶたび
少年の黒い毛は
毛色を変えていく

白くなるのか
さらに黒くなるのか
あるいは犬の脚が床を蹴って
窓から少年を放り投げるかもしれない

星の間で躓くたび
少年の書棚には書物が並び
もはや少年はそいつらを
窓から放り投げることができなくなっている


10 :第五週Champ作品「 本 」 :02/08/07 00:41 ID:UAF++CBe
構造 :02/06/26
「    」

わたしはいつぞやのあなたのようにすっかりと
忘れてしまった

記憶を手繰ろうとしたロープで肉刺だらけの指
しめりけで頁のひとつひとつをダニを潰すように
みつめられる可読の染みは
無論、血もなく
匂いなどあるはずもない
すでに、違う場所の革命だった

首を落とされる筈の王は居酒屋でアヴサンを飲み
ついに陵辱されるはずの后は甲虫を収集した

夜と悲しみが支配したあなたの頭脳はそれを誤解し
俺は帝国だ!俺は皇帝だ!雷鳴そのものだ!と
全世界をみすえる山へと上り詰めて叫びだした

11 : :02/08/07 00:42 ID:UAF++CBe
おそろしいまでのけたたましさ!
いままで松葉で瞼を突付かれ
耳たぶを指で弾かれた記憶が
権勢を誇る鉄条網製の王座へと
いざなう警吏は
一秒単位でぐらりと廻って
いくらか酔いをさまさせた

それらは鼓膜がやぶれるように
かなしいけたたましさを均等し
ひろげて大音量の無音に

かろうじてみえる風になって
ひとつの音幕になりかわる

12 :第六週Champ作品「 音楽 」:02/08/07 00:45 ID:UAF++CBe
ななしくん :02/07/04
「スティールドラム」

深夜に
雨は止み
叩かれ続けた窓は
泣き止み
瓦屋根から
トタン屋根へ
未練の雨のように
一滴
一滴
見えないところで
打楽器の演奏がはじまる

ずっと続いてほしいようでもあり
すぐに止まってほしいようでもあり

意表をついて
リズムを
トーンを
気ままに変化させる
その演奏を聴いているうちに
僕は楽しくなっていた

彼女への気持ちを
洗い流して
明日には
笑えそうな気がしていた

13 :第七週Champ作品「 食べ物 」:02/08/07 00:51 ID:UAF++CBe
うたた寝死人 :02/07/17
「星型のケーキ」

皺だらけの手が帽子をのける 下から現れるだんまり
背広はハンガーに戻され また一年の眠りにつく
カフスが外されめくれるワイシャツ 腕の毛で拭う紅い顔
恐らく唇の上 薄く感じている 塩

陰の落ちるダイニング
腰掛けるあなたの 目の奥に 鮮烈な光 白十字
夏草の緑に とり残され 眠る 戦友の名前
 傷口はかさぶたすら剥がれ落ち 開くことも滲むこともしない
  鈍い痛みが時折 忘れた頃にぶり返す

オーブンの音で あなたと私は我にかえった
部屋中に流れ出すバニラ  膨らんだ スポンジケーキ

 何年前だったか あなたが初めて入れ歯にした年
 私はクッキーを ケーキに変更する事にした


14 : :02/08/07 00:53 ID:UAF++CBe
丸に刃を入れて切り取る 丁寧に作る 星型
見かけによらず甘党のあなた 年に1度 この日だけ
はけで塗る メイプルシロップ あなたのプライドの  色
あなたの大切な 星の


 And where is that band who so vauntingly swore
“黄色い猿”の一群を 火炎放射で追いつめた話
 That the havoc of war and the battle's confusion
 太平洋で船を沈められ 遺品もない2番目の兄のこと
 A home and a country should leave us no more?
 息子に孫に武勇を 正当性を叫んで  揮う
 Their blood has wash'd out their foul footsteps' pollution.
 けれど本当に説き伏せたいのは 慙愧に囚われた影
 No refuge could save the hireling and slave
 手に 目に 背に  残されたままの“あの時”
 From the terror of flight or the gloom of the grave:
 せり上がる黒を塗りつぶし 唱える正義 脆い興奮
 And the star-spangled banner in triumph doth wave
 星の勲章にすがって その肯定を救いにして立つ
 O'er the land of the free and the home of the brave
 50年が経過しても


ケーキをどうぞお義父さん 星の形をした
お友達の分までどうぞ 勇ある者に輝ける星
一緒に再生される苦味を グラニュー糖で打ち消して
楽しかった話でもして下さい ほおばりつつ

あなたにこそ相応しい ケーキをどうぞ お義父さん

15 : ☆星型のケーキ :02/08/07 00:55 ID:UAF++CBe
注)アメリカ合衆国国歌Star-Spangled Bannerの3番挿入
訳:あの軍隊はどこへ消えた 我らを自慢気に罵倒した者たちは
  この大混乱の戦争が戦闘の生む混乱が
  ふるさとと祖国に もはや何も残さないと
  彼らの血は洗い流される 彼らの足跡に残る穢れも
  傭兵や奴隷には逃れる場所などない
  恐怖からも 怯懦からも そして 薄暗い墓地からも
  星条旗よ 勝利に はためけ
  自由の祖国の空に 勇者のふるさとに


16 :第八週Champ作品「 冒険 」:02/08/07 00:57 ID:UAF++CBe
撫子さん :02/07/21
「生きろ!」

初めてだった時は 燃えるルージュで
くちびる紅く濡らして 震える舌を隠した

だけど服は重装備 ジャングルでも行くように
サバイバルブーツまで履いて 参る!あなたの部屋へ

見たこともない古いオーディオ装置
初めて見るスナフキン
真っ黒な革クッションの上に
注意書き [ 猛獣注意!]

生きろ生きて帰ろ
息が荒ぶる
生きろ生きて帰ろ
いっそ生まれかわっちゃえ!

ヒャクヨンジュウナナ回目ともなれば ナナナナナナロクナンバーの車で
乗りつける二人のあなたの部屋へ 決死の覚悟だ

スッピンでただのティーシャツに 髪は寝起きのままで
ブライダル臭まで匂わせて 参る!あなたの部屋へ

17 :            :02/08/07 00:58 ID:UAF++CBe
これが真実の恋ならば
飾る必要なんてない
でももし真実未満だったなら
今日で壊れるこの恋ね

三日履きっぱなしのブルージーンズで
あなたの部屋
生きろ生きて帰ろ
いっそ生まれかわっちゃえ!

生きろ今だ生きろ
生きろ急げ!
生きろそこだ生きろ
いっそ生まれかわっちゃえ!


18 :第九週Champ作品「 水 」(左) :02/08/07 01:00 ID:UAF++CBe
ましゅう :02/07/28
「不眠の水辺」

ぴちょん
「水が落ちる音がする」
窓の外
流しの下
大雑把な洗濯物

ぴちょん
「水が落ちる音がするわ」
シャワーの独り言
濡れたゴールデンレトリバー
風呂上りの長い髪

ぴちょん
「水の音で眠れない」

君は秒針の音でも 眠れないと言った
これ以上 君の眠りを
何が妨げるの
電話のベル
サイレン
ギターアンプの重低音
それとも流星群の音
アナログ時計のない部屋で
このまま朝を迎えるつもりか

19 :            :02/08/07 01:01 ID:UAF++CBe
ぴちょん
「眠れないわ」

眠れない君が 流す涙で
僕は 眠れない

ぴちょん


20 :第九週Champ作品「 水 」(右):02/08/07 01:02 ID:UAF++CBe
しいな まほろ 02/07/30
「水」

すべての物は 解(ほど)かれて
崩れ落ちるビルよりも あっけなく
地面に 音を叩きつけて
消えてしまうように 見えても

地底で 静かな渦を巻き
姿の見えない竜となり
そっと 大きく
海をめざす

21 :            :02/08/07 01:08 ID:UAF++CBe
庭を歩いていた雀が
前ぶれもなく 解けて
ただの地面の染みとなって
消えてしまったように 見えても

巨大な竜に
そっと 運ばれて
千切れた波頭のなかから
また青空に はばたく

もしも あなたと話している途中に
私の姿がふいに 解けて
衣服もろとも 滝壷へ落ちるように
虹だけを残して 消えてしまったら

悲しまないで
海へ来て

私たちは
母から 生まれてくるのではない
巨大な竜の
鱗の一枚一枚

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